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平成23年1月4日
専門医療LOD
個人と医療機関、医師を繋ぐ情報網
本多 裕美
専門医療LOD
個人と医療機関、医師を繋ぐ情報網
■背景:
誰にもおこりえるはずの病気や事故による怪我は、予測が困難と言えます。若し、急な症状が自宅ないしは
地理的情報に詳しい場所で生じたならば、新たに情報を探すことなく、すぐに周知の医療機関へ問い合わせ
をする行動に移すことが出来ます。
しかし、数日間や数週間程度の短期出張や国内外の旅行など、日常的な行動範囲外での急病等、医師の診察
を必要とする場合、ウェブ検索で得る情報は、利用者のITリテラシーによって得られる内容が変動するかも
知れません。
又、医療機関のプロフィール公開といった受診者にとって、選択の鍵とも言える診療科目や専門医師、先端
医療への取り組みレベルなど、少しでも最新の情報を入手し、理解した上で診察を受けたいと考えるのでは
ないでしょうか。
現在、『食』の面でも、食材の生産者プロフィールを付加情報として提供された上で、消費者が購入先を選
択するという、個人の主体性を生かす取り組みが浸透しています。
既に、医療機関も、そうした患者側に配慮された設備や専属医師のプロフィール紹介などの情報提供を開始
されていらっしゃるかも知れません。
それでも、専門医師の治療を必要とされていらっしゃる方々をはじめ、全ての方々に対し、少しでもタイミ
ングを逃さず、又医療技術者側の視点による安全な情報が届く仕組みが世の中に浸透してゆければとの想い
から、アイデア部門へ応募に至りました。
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個人と医療機関、医師を繋ぐ情報網
■目的:
データが自らサービスをその意味に基づいて相互連携させるとともに、新しいサービスを
創造に繋げ、それを他の利用者と共有します。
又、情報家電等の機器をオントロジーに基づいて相互連携させるとともに、感情表現インタ
フェース等による意味に基づく操作も可能にします。
最終的に一方向に検索した情報を享受するのみでない、《社会的繋がり》、を具現化するサ
ービスを利用者に提供することを目的としています。
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個人と医療機関、医師を繋ぐ情報網
■取り組み:
1.医療情報のLOD化
-エリア単位の医療情報(医師プロフィール・専門認定有無・医療機関)
-国内(世界)標準認定期間による各専門領域における認定医師情報
-行政の先端医療、専門医療機関に関する情報
2.LODの活用
-TVなど情報家電による活用
-ウェブサイト間でのデータ相互活用
医院HP
医師プロフィール
医療機関口コミサイト
スケジュール
認定医師及び機関情報※
行政機関サイト
患者
※e.g. (但し、リスト検索は現在Googleサーチによる)
日本矯正歯科専門医名鑑http://www.nichikyosen.com/
旅サイト
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■最後に:
これらのデータが国内各地域、又、海外拠点、旅サイトなどと繋がることで、
誰でも、いつでも、どこからでも安定した、
質のよい医療サービスを享受する為の、情報を得、
尚且つ自ら選択できることの社会インフラとして、
このLODが
発展してゆける様に様々なデータと繋がり、
有効活用出来る可能性を
今後も考え続けて行きます。