講演スライド - 奈良女子大学

UIUCへの研究訪問について
ュ イ
于 漪
イニシャテッブ報告会
2008年3月11日
D2
訪問の概況
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訪問期間:2007年5月30日-2007年7月5日
訪問先:イリノイ大学アーバナー・シャンペンーン校(UIUC)
– 図書館情報科学研究科
– International Music Information Retrieval System Evaluation
情報検索システム評価研究室、教員1名、学生7名
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(IMIRSEL)/国際音楽
研究テーマ:音楽情報検索、特にデータベースの設計とウェブ向きの技術
に関する研究とその評価
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UIUC Campusイメージ
研究室イメージ
研究環境・図書館情報科学研究科
• 共通教室
– パソコン、プリンター、電子レンジ、本棚
• 勉強と学術的交流
– IMIRSELの論文を読む
– 自分の研究を紹介
– 活発な論議
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UIUC学部生さんとのシンポジウム
• IlliniTowerアパート(学生寮)
– 学生さんから奈良女への興味
• 奈良女はすべて女の子ですか、
• 奈良女に男も自由に入れますか、
– 音楽情報検索研究について紹介
• Query-by-Example 検索方式
• ユーザがある楽曲を指定すると、システムはそ
の楽曲構成の近い楽曲を探します。
ラウンジ PM:8:00 6月7日
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音楽検索システムのscalability問題
とその解決案
• 音楽検索(曲の一部分を用いてdatabaseの中に全
曲を検索する技術)
– Databaseの中のすべての曲の特徴を事前に抽出
– Query曲の特徴を抽出して、 database中のすべての曲
の特徴に一つずつ比べる
• 問題点
– 曲の少ない場合が速く検索可能ですが、数万の曲があ
る場合、検索はずいぶん時間がかかる
• 実時間で検索可能なシステムを作ろうとする課題
– 適当な特徴の選択
– Databaseにおける特徴管理
– 特徴の比較手法
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特徴分析(Stephen研究室と)
• 音楽信号
– Score, regular spectral structure
– 特徴:曲を表現でき、異なる曲を区別できるもの
• Pitch, STFT, MFCCなど
• 曲が長くなると、特徴の数が増えて、比較の時間も増える
– 特徴を減らす可能性と必要性
• Spectral Correlation基づいた特徴の減らす手法を提案した
MFCCとSTFTがPitchに
対する相対検索時間
Pitch:Fundamental Frequency Component
STFT:Short Time Fourier Transform
MFCC:Mel-Frequency Cepstrum Coefficient
Paper @ (ISMW) 2007
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検索システム(Stephen研究室と)
•
特徴の管理
– Hash-tableを用いて
pairwise比較の数を減ら
す
– Locality sensitive
hash(LSH)
検索Option
• 似てる特徴が同じ
bucketに属するように
• Query曲の特徴からHash
Value を算出し、似て
る特徴を特定できる
用意したQuery曲
•
特徴比較の所要時間
–
検索結果
Paper @ Accepted by IEICE transaction. 2008
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大幅に短縮できる
自分のプレゼンテーション
• 日時:7月2日午後3時
– @UIUC図書館情報科学研究科セミナールーム(10人)
• プレゼンテーション内容について
– ハッシュテーブルに基づくコンテンツ指向音楽検索
• 音楽情報の特徴からハッシュを算出する手法
• 相似(そうじ)な曲のハッシュが同じようにする手法
• ハッシュテーブルから取得した曲の各部分を効率的に組
み合わせて比較する手法
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まとめ
• 収穫
– 音楽情報検索に関する広い研究分野とアメリカ文化に触れる
– 将来の研究方向が指導される
– 将来のキャリアに役立つ
• Downie研究室との共同研究成果
– Yi Yu, J. Stephen Downie, Kazuki Joe, "An Evaluation of Feature Extraction for
Query-by-Content Audio Information Retrieval," pp. 297-302, Ninth IEEE
International Symposium on Multimedia Workshops (ISMW) 2007
– Yi Yu, Kazuki Joe, and J.Stephen Downie. “Efficient Query-by-Content Audio
Retrieval by Locality Sensitive Hashing and Partial Sequence Comparison”
Accepted by IEICE transaction. 2008.
– Yi Yu, J. Stephen Downie, Fabian.moerchen and Kazuki Joe. A full paper being
double blind review at ACMSIGIR08.
• 希望
– 2008年はイニアテッブプロジェクトから支援して頂くことを期待中
• GHC2008にPhD ForumとPosterを投稿する予定(3月16日)
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