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添付文書
改訂のプロセス
PMS担当者研修テキスト(12)
PMSフォーラム作製
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改訂のプロセスとは

添付文書概要
 法的根拠
 記載項目/使用上の注意項目
添付文書作成概要
 改訂要件
 使用上の注意改訂

 安全管理情報の評価
 改訂決定のフロー
 PMDA相談
 改訂決定後の措置
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添付文書概要

法的根拠
 薬事法第52条(添付文書等の記載事項)

用法・用量その他使用及び取扱い上の必要な注意
 薬事法第54条(記載禁止事項)



虚偽又は誤解を招くおそれのある事項
承認を受けていない効能又は効果
保健衛生上危険がある用法、用量又は使用期間
 医療用医薬品添付文書の記載要領について
(平成9年4月25日 薬発606号)
 医療用医薬品の使用上の注意記載要領について
(平成9年4月25日 薬発第607号、薬安第59号)
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添付文書記載項目
1.作成又は改訂年月
2.日本標準商品分類番号等
3.薬効分類名
4.規制区分
5.名称
6.警告
7.禁忌
(原則禁忌)
併用禁忌
8.組成・性状
9.効能・効果
効能・効果に関連する使用上の注意
10.用法・用量
用法・用量に関連する使用上の注意
11.使用上の注意
使用上の注意に該当の各項目は次ページ
12.薬物動態
13.臨床成績
14.薬効薬理
15.有効成分に関する理化学的知見
16.取扱い上の注意
17.承認条件
18.包装
19.主要文献及び文献請求先
長期投与医薬品に関する情報
20.製造販売業者の氏名又は名称及び住所
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11.使用上の注意
6.警告
7.禁忌
(原則禁忌)
慎重投与
重要な基本的注意
相互作用
併用禁忌
併用注意
副作用
重大な副作用
その他の副作用
効能・効果に関連する使用上の注意
用法・用量に関連する使用上の注意
高齢者への投与
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
小児等への投与
(特別な患者群への投与)
臨床検査結果に及ぼす影響
過量投与
適用上の注意
その他の注意
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添付文書作成上の留意点
•項目毎の作成のポイント
•添付文書記載要領について
•使用上の注意記載要領について
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1.作成又は改訂年月
•作成又は改訂の年月日及び版数を記載、又履歴が分かるようにし継続性を担保
•改訂した箇所に「*」や「**」印を付記するなどし、わかりやすくする
2.日本標準商品分類番号等
日本標準商品分類番号、承認番号、薬価基準収載年月、販売開始年月、再審査
結果の公表年月、再評価結果の公表年月、効能又は効果の追加承認年月
3.薬効分類名
•使用者に誤解を招かない表現であれば、自由に記載する
•基本的には薬理作用、薬効を考慮し理解されやすく性格を正しくあらわす
4.規制区分
毒薬,劇薬、麻薬、向精神薬、覚せい剤、覚せい剤原料,習慣性医薬品,指定医薬品,
処方せん医薬品及び生物等の該当区分を記載する
5.名称
•販売名を記載し、略称・愛称等使用者を混乱させるおそれがある名称は記載しない
•遺伝子組換え技術を応用し製造した場合は、その旨を記載
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6.警告
•致死的又は極めて重篤かつ非可逆的な副作用が発現する場合に記載
•副作用が発現する結果極めて重大な事故につながる可能性があって、 特に注意
を喚起する必要がある場合に記載
7.禁忌
•患者の症状、原疾患、合併症、既往歴、家族歴、体質、併用薬剤等からみて投与
すべきでない患者を禁忌理由ごとに項を分けi記載
•本項以外にも、禁忌に該当する内容のある場合は、本項に重複記載
原則禁忌
•本来、適用禁忌とすべきものであるが、診断あるいは治療上特に必要とする場合
に記載
•むやみに記載すべきではなく「診断あるいは治療上、特に必要とする場合」に限定
併用禁忌
•相互作用のため、併用してはいけない医薬品や食物等を記載
•相互作用の項に、禁忌の詳細を簡潔に記載
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8.組成・性状
•
•
•
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
•
•
有効成分の名称及びその分量を記載
医薬品添加物については:::記載
特定生物由来製品及び生物由来製品(次の③~⑤を適用しない。)
については、以下の事項を記載
特定生物又は生物由来製品の原料又は材料のうちヒトその他の生
物に由来する成分の名称
特定生物又は生物由来製品の原材料であるヒトその他の生物の部
位等の名称
原材料に由来する感染症伝播リスクを完全には排除できない旨
感染症の伝播を防止するために実施している安全対策の概要
治療上の必要性を十分検討し、その使用を最小限とすべき旨
ヒトの血液又有効成分とする場合及びヒトの血液を原材料の場合は、
血液が採取された国名及び採血方法(献血又は非献血の別)
その他当該特定生物又は生物由来製品を適正使用するために必要
な事項
識別上に必要な色、味、におい、形状(散剤、顆粒剤等の別)、識別
コードなどを記載
水性注射液は、pH及び浸透圧比を、無菌製剤(注射剤を除く)は、
その旨を記載
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9.効能・効果
•承認を受けた(又は再審査・再評価結果の)効能又は効果を記載
•承認を要しない医薬品は、医学薬学上認められた範囲内で記載
効能・効果に関連する使用上の注意
•重要な副作用又は事故を防止する上で関連する注意を記載
10.用法又は用量
•承認を受けた(又は再審査・再評価結果の)用法又は用量を記載
•効能又は効果に応じ用法及び用量が定められている場合は書分けて記載
•承認を要しない医薬品は、医学薬学上認められた範囲内で記載
用法・用量に関連する使用上の注意
•重要な副作用又は事故を防止する上で関連する注意を記載
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11.使用上の注意
•効能又は効果、用法及び用量に関連する事項は、それぞれの項目に続
けて承認内容と明確に区別して記載
•警告、禁忌及び前2項については、原則としてこの項目に重複記載不要
•特定生物由来製品については、医療関係者は必要な事項に関して、使用
対象者に説明する必要性がある旨を記載
記載項目
小児等への投与
慎重投与
副作用
(特別な患者群への投与)
重要な基本的注意
相互作用
併用禁忌
併用注意
重大な副作用
臨床検査結果に及ぼす影響
その他の副作用
過量投与
高齢者への適用
適用上の注意
妊婦,産婦,授乳婦等への投
与
その他の注意
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慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
11.使用上の注意
患者の症状、原疾患、合併症、既往歴、家族歴、体質等からみて、他の
患者よりも副作用による危険性が高いとき記載
• 適用の可否の判断、使用方法の決定等に特に注意が必要である場合
• 臨床検査の実施や患者に対する細かい観察が必要とされる場合
他の患者と比較して危険性が高いと考えられる場合とは
① 副作用が早く発現する場合
② 副作用の発現率が高い場合
③ より重篤な副作用が現れる場合
④ 非可逆性の副作用が現れる場合
⑤ 蓄積する又は長期使用の結果、副作用が現れる場合
⑥ 耐性が変化する場合
⑦ その他
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重要な基本的注意
11.使用上の注意
重大な副作用又は事故を防止する上で、
•用法及び用量
•効能又は効果等
•投与期間
•投与すべき患者の選択
•検査の実施等
に関する重要な基本的注意事項があれば内容を具
体的に記載
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相互作用
11.使用上の注意
•当該医薬品又は併用薬の薬理作用の増強又は減弱、副作用の増強、
新しい副作用の出現又は原疾患の増悪等が生じる場合で、臨床上注意
を要する組合せを記載
•物理療法、飲食物等との相性)のうちの重要なものを含む
•記載様式は可能な限り表形式等にして分かりやすく
•相互作用の種類(機序等)毎に、相互作用を生じる薬剤名・薬効群名を
挙げ、相互作用の内容(臨床症状・措置方法・機序・危険因子等)を簡
潔に記載(※)
•内容により措置概略として「併用禁忌(併用しないこと)」と「併用注意
(併用に注意すること)」に分けて記載すること
併用禁忌(併用しないこと)
•「禁忌」の項にも簡潔に記載し「相互作用の項参照」と記載
•併用禁忌の記載は一般的名称と販売名を併記
併用注意(併用に注意すること)
併用注意では、場合により記述方式で記載しても差し支えない
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相互作用代謝酵素の関与記載方法
11.使用上の注意
発現機序において、医薬品の代謝酵素が関与する場合は少なくなく、ま
た、医薬品代謝に関わる酵素の分子種の解明も進歩していることから、こ
れらの情報を可能な範囲で記載し、内容を充実させるため、最新の科学
的知見に基づき、以下のことに注意して記載
•代謝酵素の分子種の種類のみではなく、その寄与割合の目安も記載す
るよう努力
•当該医薬品が、代謝酵素の分子種への誘導作用あるいは阻害作用など
をもつ場合には、その旨記載
•代謝酵素以外に、相互作用に関連する事項(例えば腎排泄における薬
物輸送機序等)があれば記載
•関連するin vitroの実験結果等、詳細に関しては「薬物動態」の項に記
載し、[「薬物動態」の項参照]と記載
•具体的な他の薬剤との併用に関する情報については、従来どおり、その
臨床症状、措置方法、作用機序等を記載
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副作用
11.使用上の注意
•前段に副作用発生状況の概要を記載
•医薬品の使用に伴って生じる副作用等を「重要な副
作用」と「その他の副作用」に区分して記載
•副作用等の発生状況の記載に当たっては調査症例
数、調査の情報源、記載時期(承認時、安全性定期報
告時、再審査終了時、再評価結果等)を明記
•発現頻度については調査症例数が明確な調査結果
に基づいて記載
•「重大な副作用」を記載するに当たっては、8ポイント
以上の活字を使用
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11.使用上の注意
重大な副作用
副作用
特に注意する必要があるものを記載
発現頻度は、出来る限り具体的な数値を記載し、副詞によっ
て頻度を表す場合には、「まれに(0.1%未満)」、「ときに(5%以
下)」等、数値の目安を可能な限り併記
副作用の発現機序、発生までの期間、具体的防止策、処置方
法等が判明している場合には、必要に応じて( )書き
初期症状(臨床検査値の異常を含む)が認められた時点で投
与を中止する等の措置をとることにより症状の進展を防止でき
ることが判明している場合には、その初期症状を( )書き
海外のみで知られている副作用については、原則として、国
内の副作用に準じて記載
類薬で知られているものについては、必要に応じ本項に記載
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11.使用上の注意
その他の副作用
副作用
•「重大な副作用」以外の副作用については発現部位別、投与
方法別、薬理学的作用機序又は発現機序別等に分類し、発現
頻度を設定して表形式にする等分かりやすく記載
•海外のみで知られているものについても、原則として、国内の
副作用に準じて記載
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高齢者への投与
11.使用上の注意
•高齢者は腎機能、肝機能等の生理機能が低下していることが
多く、医薬品の副作用が発現し易い傾向があり、一般的に、投与
に当たっては常に十分な注意が必要なため、高齢者に用いられ
る可能性のある医薬品の場合は、他の患者と比べて高齢者で特
に注意する必要がないと考えられるもの意外は、原則として「高
齢者への投与」の項を設け、必要な注意を記載
•具体的なデータから高齢者に投与した場合の問題が示唆され
る場合はその内容を簡潔に記載
•同種同効品等の臨床での使用経験から、高齢者へ投与する場
合に注意すべき問題が示唆される場合はその内容を簡潔に記
載
•当該薬剤の特徴、高齢者の特徴、当該薬剤を高齢者に投与し
た場合の問題点、必要な注意・処置の内容を簡潔かつ適切に記
載
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妊婦、産婦、授乳婦等への投与
11.使用上の注意
•妊婦、産婦、授乳婦等の患者に用いられる可能性があって、
他の患者と比べて、特に注意する必要がある場合や、適正
使用に関する情報がある場合には、必要な注意を記載
•投与してはならない場合は「禁忌」の項にも記載
•動物実験、臨床使用経験、疫学的調査等で得られている情
報に基づき、必要な事項を記載
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小児等への投与
11.使用上の注意
1. 「未熟児、新生児、乳児、幼児又は小児(以下「小児等」という)」の用法及
び用量は承認されていないが、小児等に用いられる可能性のある医薬品
であって「小児等」に対する臨床試験データが十分でない場合には、原則
として次のように記載
「未熟児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していな
い。」
なお、「使用経験がない」、「使用経験が少ない」等の理由を( )書きで付
記しても可
2. 小児等に特殊な有害性を有すると考えられる場合は、その旨を記載
3. 小児等の薬物代謝に関する文献等を参考として、できるだけ情報を記載
する方向で検討し、類似薬から類推できるものは、その旨を記載
4. 特に記載すべき情報
①解毒機能が未発達な乳児以下の者に関する情報
②成人と薬物代謝が異なる場合の情報(例えば、解毒・排泄機能が未発達
であるために生ずる血中薬物濃度低下の遅延等)
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臨床検査結果に及ぼす影響
11.使用上の注意
•医薬品を使用することによって、臨床検査値が見かけ上変動し、しかも明らか
に器質障害又は機能障害と結びつかない場合に記載
(器質障害又は機能障害との関係が否定できない場合には、「副作用」の項に記載)
過量投与
•過剰投与の例があれば記載
•過剰使用時(自殺企図、誤用を含む)に出現する傷害・中毒症状等を記載し、
適切な処置方法があれば併せて記載
適用上の注意
•過剰投与の例があれば記載
•過剰使用時(自殺企図、誤用を含む)に出現する傷害・中毒症状等を記載し
その他の注意
•評価の確立していない文献、報告であっても重要な情報はこれを正確に要約
して、「・・・との報告がある」と記載
•必要な注意(例えば、動物実験の毒性に関する記載等の必要事項)はこの項
に記載
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12.薬物動態
記載方針
•ヒトでの吸収、分布、代謝及び排泄に関するデータを記載
•ヒトでのデータが得られないものは、これを補足するために本項に動物実験の結果
を記載
•データの根拠がある場合には、腎機能、肝機能等の程度に応じた投与量、投与間
隔の解説を記載し、慎重投与等の対象患者の記載の後に「薬物動態の項参照」と記
載
記載方法
•対象の健康人・患者の区分を記載し、必要により、患者の状態についても付記
•TDMが必要とされる医薬品の場合はTDMを充足するために血中薬物濃度、主要
な消失経路及び薬物代謝等に関する重要なパラメータを記載
•薬物間等の相互作用を防止するために併用される可能性の高い医薬品やアル
コール等から優先的に記載し、その程度が定量的に判断できるように症状や血中濃
度の増減等の程度を数量的に記載
•他剤との比較を記載する場合は、十分な客観性のある比較データがあり、かつ、そ
の対照医薬品が原則として繁用医薬品である場合にのみ一般的名称で記載
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13.臨床成績
•精密かつ客観的に行われた臨床試験の結果について、投与量、投与期
間、症例数、有効率等を承認を受けた用法及び用量に従って記載
•他剤との比較を記載する場合には、その対照が繁用医薬品であり、精
密かつ客観的に行われた比較試験の成績がある場合にのみ記載
14.薬効薬理
•ヒトによる薬効薬理試験等の結果を記載する場合には、対象の健康
人・患者、性別、成人・小児等の区分を記載
•動物実験の結果を記載する場合は、動物種を記載
•in vitro試験の結果を記載する場合には、その旨を記載
•他剤との比較を記載する場合には、十分な客観性のある比較データ
があり、かつ、その対照医薬品が原則として繁用医薬品である場合に
のみ一般的名称にて記載
•配合剤における個々の有効成分の薬理作用を説明する場合
•薬理作用等により、承認を受けた効能又は効果以外の効能又は
効果に使用できるような印象を与える表現はしない
•相乗作用を表現する場合には、十分な客観性のあるデータのあ
る場合にのみ記載
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15.有効成分に関する理化学的知見
•一般的名称
•化学名
•分子式
•化学構造式
•核物理学的特性(放射性物質に限る。)
等必要に応じて記載
16.取扱い上の注意
•日本薬局方、基準又は承認の中で取扱い上の注意事項が定められて
いるものにあっては、少なくともそれぞれの当該注意事項を記載
•その他の医薬品にあっては、取扱い上の注意事項があればそれを記載
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17.承認条件
•承認条件が付された場合に記載
18.包装
•包装単位を記載
19.主要文献及び文献請求先
•臨床成績の記載(比較試験成績、副作用等)の裏付けとなる文献は優先的
に記載
•主要文献として記載した文献の内容を引用している該当部分については、
当該文献を検索できるように引用番号を付記
•文献請求先の氏名又は名称及び住所を記載
20.製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称及び住所等
•製造販売業者の氏名又は名称、住所及び電話番号を記載
•製造業者の氏名又は名称を記載
•外国製造所で製造される場合は外国製造所の国名、製造業者の英名
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各項目における改訂の要件
承認

効能・効果/用法・用量
指示

組成・性状

剤型

使用上の注意

その他の項目
届出
了解
許可
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各項目における改訂の要件

効能・効果/用法・用量
承認

組成・性状
承認

剤型
承認

使用上の注意
指示
了解

その他の項目
届出
許可
届出
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使用上の注意改訂
安全管理情報の評価
 改訂決定のフロー
 PMDA相談
 改訂決定後の措置
 改訂プロセスの自己点検

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使用上の注意改訂
安全管理情報の評価
重大な副作用による改訂
(含:重大な国外措置報告)
 累積による改訂

 副作用報告
 安全性定期報告
 未知・軽微定期報告

その他による改訂
 類薬による改訂
 新薬による相互作用追加
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使用上の注意改訂【情報の評価】
重大な副作用による改訂
未知重篤な副作用症例
 類薬で認められていた重篤な副作用
 外国で認められていた重篤な副作用
 重大な転帰が認められた副作用
 症状の急激な変化が認められた副作用
etc.

※副作用名のみにとらわれない!
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使用上の注意改訂【情報の評価】
(含:重大な国外措置報告)
*
外国でドクターレター の発出された注意
喚起の措置
*日本での緊急安全性情報(イエロー・レ
ター)レベルの緊急措置が取られたもの

※類似薬効全般にかかわる一般的注意の
全面改訂の措置は、必要に応じ対応
(重大な措置報告には本来該当しない)
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累積による改訂

使用上の注意改訂【情報の評価】
副作用報告
 類似報告症例が集積された
 類似報告症例が急に増加した

安全性定期報告
 発生傾向の変化(率・要因)
 集積報告数の変化
 CCDS等の検討

未知・軽微定期報告
 類似報告症例の集積
PMS Forum
その他による改訂

使用上の注意改訂【情報の評価】
類薬による改訂
 再審査、再評価結果による類薬全般に係わ
る、重大な注意等の改訂
 類薬における副作用発現機序からの予測

新薬による相互作用追加
 新薬の併用禁忌薬剤として記載される
 記載根拠が明確である
 医療上、併用されることが予測される
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使用上の注意改訂
改訂決定のフロー
安全管理統括部門
検討会
諮問
-情報の収集・評価-
専門委員
安全対策課
-改訂要否の検討-
答申
検討結果
総合機構
(検討会)
相談
安全性評価委員会
相談
検
討
許
可
・
指
示
対策案の決定
(総括又は安責)
使用上の注意改訂
改訂添付文書作成
PMS Forum
総合機構(PMDA)相談

安全部への相談申込(相談票FAX)
 改訂案を起案している場合


使用上の注意改訂案
資料添付
 相談内容の提示

使用上の注意改訂
安全部との面談(ヒヤリング)
 根拠資料の持参


相互作用根拠文献
症例報告書等(写)、一覧
 今後の対応の検討
PMS Forum
PMS Forum
改訂時における留意事項
-文案作成上の注意すべき点-
 副作用等の発現の防止
 副作用等の重篤化の防止
 副作用との発現時の対処法
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使用上の注意改訂
改訂決定後の流れ(措置グレード)
総合機構
自主改訂
安全対策課
事務連絡
その他の副作用
併用注意
慎重投与
口頭指示
薬食安指示書
重大な副作用
禁忌
併用禁忌
警告
日薬連/安全性委員会
当該企業・関連企業
PMS Forum
安全確保措置の実施
総括製造販売責任者
(措置の決定)
注:総括業務の
一部を安全管理
責任者に委任可
指示
報告
安全管理部門
品質部門
医療機関
連携
安全管理責任者
指示
連携
記録・保存
指揮
伝達
安全管理実施責任者
その他の
関係者
PMS Forum
情報の検討と安全確保措置の立案
海外情報、文献
学会情報
安全管理責任者
評価・検討
支店など
安全管理実施責任者
報告
連携
品質
保証
部門
措置の立案
措置の決定
総括権限委譲
医療機関
総括製造販売責任者への報告
製造業者
PMS Forum
改訂プロセスの自己点検
1.
安全部門による収集・評価
11.
薬食安指示書・事務連絡の受領及び内容確認
2.
安全性評価委員会開催
12.
改訂添付文書作成
3.
改訂の決定
13.
改訂文書、情報提供資料等作成
4.
改訂案の作成
14.
MR教育資料作成及び教育実施
5.
関連企業(提携先、海外本社)等への連絡
15.
情報提供開始及び必要に応じた出荷体制
6.
総合機構安全部への相談
16.
添付文書情報各様式総合機構提出(3週以内*)
7.
口頭指示の受領(自主改訂の決定)
17.
根拠症例総合機構提出(事務連絡・指示書)
8.
社内関連部署への自主改訂決定の連絡
18.
「使用上の注意変更届」日薬連提出(指示書)
9.
DSU掲載申込み(後発会社等への連絡)
19.
改訂添付文書総合機構提出
20.
伝達完了報告入手及び記録保存
10. 根拠症例の掲載許可取得対応
(例示:東薬工PMS研修講座資料より改作)
PMS Forum
改訂プロセスの質の確保
検討のための情報収集が、十分であったか
 評価の手順が、妥当であったか
 評価の結果・措置が、妥当であったか
 検討記録等が、的確に保存されているか
 措置を講じない場合の妥当性は、十分検討さ
れた結果であることが、明白になっているか

※症例報告や措置を講じないときほど企業とし
ての見解を明確に記録保存
PMS Forum
情報の流れ
情報の入手
情報の分類・振り分け
しかるべき対応
部署へ
医薬関係者
医師、薬剤師等
自社内
海外製造元
自社外
他の製造販売業者
官公庁
外国政府
文献・学会
報道機関
患者、患者の家族
etc.
苦情処理情報
修理情報
副作用情報
不具合情報
安全関連か?
Yes
No
その他
品質保証
部門へ
品質関連か?
感染症情報
医療事故情報
安全管理
部門へ
Yes
No
それとも???
PMS Forum
Output
Input
学会
論文
患
医
者
師
研究開発
学会
論文
製薬会社
PMS
MR
厚労省
MR
添付文書
海外情報
厚労省
医
患
師
者