佐賀県営住宅条例の改正内容(案)

佐賀県営住宅条例の改正内容(案)
(県営住宅における暴力団排除について)
県営住宅における暴力団排除について
○平成19年 4月20日、東京都町田市の公営住宅での立てこもり発砲事件発生。
○公営住宅における暴力団員による事件・トラブル(家賃滞納・不法占用等)が、
地域的な偏在はあるものの、ほぼ全国的に多数発生。
○公営住宅からの暴力団排除に関する社会的要請の高まりを受け、
国土交通省が公営住宅における暴力団排除の基本方針等を示す。
○県営住宅における暴力団員を排除し、入居者の安全で平穏な生活の
確保を図る。
県内においても、暴力団員による事件が発生。
平成19年5月15日、県では行政対象暴力対策庁内連絡会議を設置。
○暴力団員は入居させない。暴力団員であることが判明した場合には、明渡
請求や損害賠償請求を行う。
○暴力団員に関する情報提供依頼等について、警察本部との連携強化を図る。
入居者の資格の追加 (第6条関係)
(現行条例)
○同居親族要件
(老人・身体障害者等、
政令で定める者は単身可)
○入居収入基準
本来階層:月収20万円
裁量階層:月収26.8万円
暴力団員の排除規定を
入居者の資格に追加
○ その者又は同居親族が
暴力団員による不当な行為
の防止に関する法律第2条
第6号に規定する暴力団員
でないこと。
○住宅困窮要件
○県税及び市町村民税等の
滞納がないこと
入居手続き時に、暴力団員で
ないことを確約する書面を提出。
同居承認及び入居承継承認要件の追加
(第12条、第13条関係)
(現行条例)
○同居の収入基準
本来階層:月収20万円
裁量階層:月収26.8万円
○入居承継の収入基準
月収39.7万円
○入居承継する親族は同居
期間1年以上
○明渡事由に該当しないこと
暴力団員の排除規定を
同居承認及び入居承継
承認要件に追加
○ 知事は、入居者が同居
(入居承継)をさせようと
する者が暴力団員であ
るときは、承認をしては
ならない。
明渡請求事由の追加 (第40条関係)
(現行条例)
○不正行為による入居
○家賃滞納
○故意による住宅等の
き損
○正当な理由によらな
い住宅 の不使用
○保管義務等の違反
○借り上げ期間の満了
○ 暴力団員であるのに偽って入居
していた事実が判明したとき(同居
者 が該当する場合を含む。)。
暴力団員の排除規定を
明渡請求事由に追加
○ 暴力団員であることが判明
したとき(同居者が該当する場合
を含む。)。
明渡請求・損害賠償請求
入居者の保管義務等の追加
(第22条~第26条関係)
(現行条例)
○入居者の保管義務
○住宅不使用の届出
○入居権の譲渡、転貸
の禁止
○住宅の用途の制限
○住宅の増築等の制限
迷惑行為等の禁止を追加
(迷惑行為等の禁止)
○ 入居者(その同居者を含
む。)は、周辺 の環境を乱
し、又は他に迷惑を及ぼ
す行為をしてはな らない。
明渡請求事由に
迷惑行為等を追加