シナリオ概要 - SAP Help Portal

仕入先直送受注とMRPエリアを使用した外注
処理
SAP Best Practices for Automotive Package
(日本)
SAP Best Practices
シナリオ概要 – 1
目的と利点:
目的


このビジネスシナリオは外注先の調達品目の仕入先直送調達および供給と品目供給
による外注に必要なアクションを扱います
プラントレベル (MRP エリア: プラント) での資材所要量計画および仕入先の外注先レ
ベル (MRP エリア: 外注先) での外注に関する個別の資材所要量計画
利点
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


仕入先直送調達により、Tier2サプライヤーは直接、構成品目を外注先へ出荷先とし
て届けます。これにより、Tier1サプライヤーの在庫を減らすことができ、構成品目の
調達期間も短縮できます。
別々のMRPエリアで資材所要量計画の実行によりプラント内の透過性が向上すると
ともに、より多くのレベルで資材所要量計画を実行できるようになります。
特殊調達タイプ「プラントから MRP エリアへの在庫転送」の設定により、システムは
自動的にプラントMRPエリアから外注先MRPエリアに在庫転送入出庫予定を生成し、
後続のロジスティクス処理をサポートします。
OEMはEDI IDocを介して、自動的にサプライヤーから請求書を受領します。
シナリオ概要 – 2
必須 SAP アプリケーション:

Enhancement Package 4 for SAP ERP 6.0
プロセスフローに関連するロール:
OEM クライアント:
 戦略計画者
 購買担当者
 生産計画者
 倉庫担当者
 IT管理者（プロフェッショナルユーザ）
 債務管理マネージャ
サプライヤークライアント:
 IT管理者（プロフェッショナルユーザ）
 販売管理者
 購買担当者
 生産計画者
 倉庫担当者
 請求管理者
 製造管理スペシャリスト
シナリオ概要 – 2
主要なプロセスフロー範囲(1):
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OEM プロセス: 計画独立所要量の登録
OEM プロセス: 計画独立所要量の処理
OEM プロセス: 供給元一覧の更新
OEM プロセス: 得意先 (OEM) の資材所要量計画 (MRP)
OEM プロセス: 分納契約納入日程行の処理
OEM プロセス: 予定納入日程/JIT 納入日程の登録
OEM プロセス: 予定納入日程の出力
OEM プロセス: IDoc 出力の監視
サプライヤープロセス: EDI 受信処理リリース
サプライヤープロセス: 分納契約の予定納入日程のプロセス
サプライヤープロセス: 供給元一覧の更新
サプライヤープロセス: プラントレベルの資材所要量計画
サプライヤープロセス: 分納契約の変更
サプライヤープロセス: 在庫/所要量一覧の評価
サプライヤープロセス: 外注先 A-V6003 および A-V6004、構成品仕入先 A-V6005 の予定納入日程の登録
サプライヤープロセス: MRP エリアレベル (外注先 A-V6003 および A-V6004) の資材所要量計画
サプライヤープロセス: 分納契約の変更
シナリオ概要 – 2
主要なプロセスフロー範囲(2):
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サプライヤープロセス: MRP エリアレベル A-V6003 の在庫/所要量一覧の評価
サプライヤープロセス: 仕入先直送受注仕入先の予定納入日程の登録
サプライヤープロセス: 入庫転記
サプライヤープロセス: 生産 - A-60-1120_SUP からのバックフラッシュを通じた在庫の構築
サプライヤープロセス: 支給品目の出荷の生成
サプライヤープロセス: 支給品目の出庫転記 (SD 出荷)
サプライヤープロセス: 外注品目の入庫転記
サプライヤープロセス: 購買品目の入庫転記
サプライヤープロセス: 生産のバックフラッシュ
サプライヤープロセス: 出荷の生成
サプライヤープロセス: 出荷通知を使用する出荷の照会
OEM プロセス: 入庫転記
サプライヤープロセス: 一括請求の処理および出力
OEM プロセス: 請求書受領
シナリオ概要 – 3
プロセスの詳細説明:
仕入先直送受注とMRPエリアを使用した外注処理
OEM により品目所要量の計画、MRP の実行、およびサプライヤ
(Tier 1) に送信される予定/JIT 納入日程の登録が行われます。
Tier 1 サプライヤは、発注品目を組み立てる必要があります。したがって、
Tier 1 サプライヤはまず品目所要量の計画をします。その結果、納入日程
が、Tier 2 サプライヤ、仕入先直送仕入先、および外注先へ送信されます。
仕入先直送仕入先から発注された副構成品目が、外注先に納入されます。
外注先で副構成品目が組み立てられ、その結果、構成品目が Tier 1 サプ
ライヤに納入されます。
Tier 1 サプライヤにより追加の組立が行われ、最終製品が OEM に納入さ
れます。
プロセスフローダイアグラム
仕入先直送受注とMRPエリアを使用した外注処理
OEM クライアント / プラント1000
サプライヤークライアント/ プラント1000
計画独立所要量の処理
資材所要量計画
DELFOR
予定納入日程／JIT納入日程
DELJIT
予定納入日程／JIT納入日程
資材所要量計画
A-60_1100_SUP の外注先への予定納入日程の登録
A-60_1200_SUP の外注先への予定納入日程の登録
構成品A-60-1300_SUPの仕入先への予定納入日程の登録
外注品目A-60-1100_SUPの資材所要量計画
仕入先直送受注仕入先の予定納入日程の登録（支給品目A-60-1110_SUP)
支給品目A-60-1110_SUPの入庫転記
バックフラッシュを通して半製品A-60-1120_SUPの入庫
A-60-1120_SUPを外注先に出荷
A-60-1100_SUP, A-60-1200_SUP, A-60-1300_SUPの入庫転記
最終製品A-60-1000_SUPの生産
DESADV
入庫
請求書照合
出荷の生成
INVOIC
請求処理
リレーションシップダイアグラム
仕入先直送受注とMRPエリアを使用した外注処理
予定/JIT 納入日程
組立済コンソール
A-60-1000_SUP の納入
サプライヤ (Tier 1)
得意先
A-V6001
サプライヤ (Tier 2)
A-V6005
外注先 A-V6003
外注先 A-V6004
分納契約5600006004
分納契約5600006005
分納契約5600006003
仕入先直送受注仕入先
A-V6002
分納契約5600006001
構成品目: A60-1110_SUP
マスターデータ
仕入先直送受注とMRPエリアを使用した外注処理
OEM クライアント
/ プラント 1000
サプライヤークライアント/ プラント1000
A-60-1000_OEM
コンソールモデル
A-60-1000_SUP
コンソールモデル
A-60-1100_SUP
塗装部品（エクステンション含）
A-60-1110_SUP
ドリンクホルダー
A-60-1120_SUP
ドリンクカバー
（エクステンション含）
A-60-1121_SUP
パレット
A-60-1200_SUP
灰皿
A-60-1300_SUP
アームレスト内部
A-60-1210_SUP
灰皿カバー
A-60-1220_SUP
灰皿下部パーツ
製品、品目タイプ = FERT
半製品、品目タイプ = HALB
原材料、品目タイプ = ROH
凡例
<機能>
シンボル
内容説明
用途のコメント
バンド: 債務管理担当者や営業員などのユーザロールを示
します。このバンドを使用して、特定ロールではなく、組織ユ
ニットやグループを示すこともできます。
ロールバンドには、
そのロールに共
通するタスクが含
まれます。
この表の他のプロセスフローシンボルは、これらの行に記入
します。シナリオのすべてのロールをカバーするために必要
な行を使用します。
フロー線 (実線): 線は、シナリオにおけるステップの標準順
序とフローの方向を示します。
フロー線 (点線): 線は、シナリオでほとんど使用されないタス
クまたは条件付きタスクへのフローを示します。線は、プロセ
スフローに含まれる文書にもつなげることができます。
シナリオプロセス
またはステップの
ないイベント内の
2 つのタスクを接
続します。
業務活動/イベント: シナリオに入る/シナリオから出るアク
ション、またはシナリオ中に発生する外部プロセスを示しま
す。
文書内のタスクス
テップには対応し
ません。
SAP 以外
単一プロセス
サブプロセ
ス参照
プロセ
ス決
定
内容説明
用途のコメント
次のダイアグラムへ/前のダイアグラム
から: ダイアグラムの次/前ページにつ
ながります。
フローチャートは前/次ページで継続し
ます。
ハードコピー/文書: 印刷された文書、レ
ポート、またはフォームを示します。
文書内のタスクステップに対応しませ
ん。タスクステップで生成された文書の
反映に使用されます。この形状には、
出力フロー線はありません。
財務会計の実績: 財務会計転記伝票
を表します。
文書内のタスクステップに対応しませ
ん。タスクステップで生成された文書の
反映に使用されます。この形状には、
出力フロー線はありません。
予算計画: 予算計画伝票を表します。
文書内のタスクステップに対応しませ
ん。タスクステップで生成された文書の
反映に使用されます。この形状には、
出力フロー線はありません。
マニュアルプロセス: マニュアルで行う
タスクを扱います。
通常、文書内のタスクステップに対応し
ません。倉庫でのトラックの荷渡など、
マニュアルで実行されるタスクの反映
に使用され、プロセスフローに影響しま
す。
既存のバージョン/データ: このブロック
では外部プロセスから送信されるデー
タを扱います。
通常、文書内のタスクステップに対応し
ません。この形状は外部ソースからの
データを反映します。このステップには
、入力フロー線はありません。
システムパス/エラー判定: このブロック
では、ソフトウェアによって行われる自
動判定を扱います。
通常、文書内のタスクステップに対応し
ません。ステップ実行後のシステムに
よる自動判定を反映するために使用さ
れます。
財務会計の実績
予算計画
単一プロセス: シナリオにおいて段階的に扱われるタスクを
示します。
プロセス参
照
ダイアグラム
接続
ハードコピー/
文書
外部イベント: シナリオを開始または終了するイベントや、シ
ナリオにおけるイベントの過程に影響を及ぼすイベントが含
まれます。
業務活動/
イベント
シンボル
文書内のタスクス
テップに対応しま
す。
マニュアル
プロセス
プロセス参照: シナリオが別のシナリオ全体を参照する場合、
シナリオ番号と名前をここに記入します。
サブプロセス参照: シナリオが別のシナリオを部分的に参照
する場合、そのシナリオのシナリオ番号、名前、ステップ番
号をここに記入します。
プロセス決定: 決定/分岐点を示し、エンドユーザによる選択
を表します。線は、菱形の各部分から生じる各種選択肢を示
します。
文書内のタスクス
テップに対応しま
す。
文書内のタスクス
テップに対応しま
す。
通常、文書内のタ
スクステップに対
応しません。ステ
ップ実行後に行わ
れる選択を反映し
ます。
既存のバー
ジョン/データ
システ
ムパス/
エラー
判定

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