雲南市立病院における 地域医療を担う人材育成事業 ホームページ http://unnan-hp.jp/ フェイスブック https://www.facebook.com/unnan.city.hospital 雲南市のご紹介 雲南市立病院は ここです。 松江・出雲から車で 30分 雲南市基本情報(H28.2現在) 人口 :40,415人 世帯数:13,886世帯 桜・温泉・ヤマタノオロチ伝説で有名 雲南市立病院の基本理念 「地域に親しまれ、 信頼され、 愛される病院」 雲南市立病院の紹介① 1.開 設 日 昭和23年3月1日 2.開 設 者 雲南市長 速水雄一 3.管 理 者 病院事業管理者 松井 譲(整形外科医) 4.病 院 長 大谷 順(外科医) 5.基本理念 「地域に親しまれ、信頼され、愛される病院」 • 雲南市立病院の紹介② 1.病床数 ・一般病床 160床 ・地域包括ケア病床 43床 ・感染症病床 4床 ・回復期リハビリテーション病床 30床 ・介護療養病床 48床 合計 281床 2.診療科 内科・小児科・外科・整形外科・脳神経外科・皮膚科・泌尿器科・眼科 産婦人科・耳鼻咽喉科・放射線科・麻酔科・精神科・リハビリテーション科 合計 14科 3.職員数(H28.4現在) ・常勤医師 21名 ・看護師 195名 ・その他 154名 合計 370名 雲南市立病院の沿革 当病院設立のはじまりは、昭和10年代初期、貧困なる 農村の中に医療を求める人たちが生命の尊さを知り、「共存 」を合言葉に産業活動の中で芽生え、戦後間もない昭和2 3年3月1日雲南地区の請願に応えて島根県農業会が 岡山大学医学部の指導のもとに雲南共存病院として病床 数50床により開設しました。 昭和40年頃の病院周辺の風景 雲南市立病院の沿革の歴史 ・昭和23年3月 島根県農業会により設立 「雲南共存病院」開院病床数:一般50床 ・昭和33年1月 総合病院の名称使用許可 ・昭和42年7月 現在の本館竣工 ・昭和45年4月 救急指定病院 ・平成元年 3月 雲南共存病院から 「公立雲南総合病院」へ名称変更 ・平成 9年4月 訪問看護ステーション開設 ・平成14年4月 介護療養病床(48床)開設 ・平成21年4月 地域医療人育成センター開設 ・平成21年9月 院内保育所「ほたるキッズ」開設 ・平成23年4月 「雲南市立病院」へ経営移管 ・平成23年8月 電子カルテシステム稼動 ・平成26年4月 公立みつぎ総合病院と姉妹提携 ・平成26年9月 地域包括ケア病床(43床)開設 ・平成26年12月 特定非営利活動法人GLOWと提携 現在の雲南市立病院 地域医療人育成センター開設による研修体制 地域医療人育成センター設置の背景① 2004年 新臨床研修制度 大学医局で研修する医師が減少 医局人事に頼っていた地域医療に大きな打撃 当院も大学医局からの引き揚げにより常勤医師減少 常勤医師 平成14年度 34人 平成22年度 17人 常勤医師数 40 35 34 33 29 30 28 25 25 23 20 20 20 18 17 18 18 18 24.4 25.4 26.4 21 21 27.4 28.4 15 10 5 0 14.4 15.4 16.4 17.4 18.4 19.4 20.4 21.4 22.4 23.4 地域医療人育成センター設置の背景② 医師不足を解決すべく、医学部の定員増や地域枠推薦の増設など 、医師総数を増やす施策を実施 しかし、研修医の多くは大都市の有名病院や大規模病院などの研 修指定病院へ! 大学からの派遣だけに頼ってはいられない! 「地域に必要な医療人は地域で生み、育てる」 地域医療人育成センターの開設 地域医療人育成センター 【目的】 医師、看護師を始めとする医療職を育成すること を目的に「地域医療人育成センター」を設置。平 成21年4月開設。 【体制】 センター所 長 森脇 義弘(副院長) 副所長 板持 さとみ(看護部長) 奥田 淳三(外科医長) 永瀬 正樹(内科医長) 研修医の研修、医学系学生の実習や中学生・高校生の医療現 場体験などを、雲南市立病院「地域医療人育成センター」で実施 しています。 「地域医療人育成センター」の事業内容 ①地域医療を目指す医師、看護師を始めとする医療職の育成に 関すること ②島根大学医学部との連携に関すること ③医学生による地域医療研修及び地域医療実習に関すること ④初期・後期臨床研修医の募集及び指導に関すること ⑤初期・後期臨床研修プログラム作成に関すること ⑥小学生・中学生・高校生の職場体験に関すること 簡単に言うと、 「地域医療人育成センター」のしごと ①後期研修医の研修(卒後3年目以降の医師) ②初期研修医の研修(卒後1~2年目の医師) ③医学生・看護学生等の実習 ④中学生・高校生の医療現場体験 ⑤小学生などの病院見学 ⑥その他(地域枠推薦学生との交流など) 雲南市立病院 3つの『地域』人材育成事業 地 育域 成医 セ療 ン人 タ ー 平成21年4月開設。このセンター では、独自の研修プログラムを作 成し、研修医の指導、医学生、看 護学生の研修、高校生・中学生等 の職場体験セミナーなどの事業を 実施し、医師、看護師を始めとす る地域医療を担う医療職を育成を しています。 地 域 総 合 診 療 科 平成22年12月設置。地域に 根ざした総合診療を中心に 地域医療の現場で活躍す ることを志す医師が現場で 要求される知識や技術を学 ぶ場。 持続可能な地域医療をささ える医師の人材育成を目指 しています。 構 想 中 ※構想中 教育関連 雲南市立病院総合医・家庭医教育プログラムVer.2 モデルとなるローテーション例 4月 5月 6月 1年目 7月 8月 9月 当院のプログラムの特徴は、一般的な総合医養成プ ログラムが内科系医師養成のものであるのに対し、外 科系の知識や技術も兼ね備えた総合医・家庭医の育成 を目指しています。 10月 11月 12月 1月 内 科 2月 3月 小児科 週1回救急研修 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 11月 12月 1月 2月 3月 2年目 総合診療Ⅱ 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 3年目 総合診療Ⅰ 選 択 協力施設 内 科・・・島根大学医学部附属病院、島根県立中央病院、松江赤十字病院、松江市立病院 小児科・・・島根県立中央病院、松江赤十字病院、松江市立病院 救 急 ・・・島根大学医学部附属病院、島根県立中央病院 総合診療Ⅰ・・・田井診療所・西村医院、大曲診療所、浜田市国民健康保険弥栄診療所・波佐 診療所・あさひ診療所、飯南町立飯南病院、隠岐島前病院、加藤病院 選 択 ・・・奥出雲コスモ病院(精神科)、松江市立病院(緩和ケア) ※上記3年間の研修の他、国際保健に従事できる機会(1年間)も設けています。 2014.12.26 地域医療人育成センター GLOW研修受入れについて 雲南市立病院は特定非営利活動法人G L O Wと 提携し 、 地域医療・ 国際保健に貢献でき る 人材の 研修を 受け入れま す! 1.GLOWとは 地域医療と国際保健の保健医療人材の育成と派遣を中心に事業を展開する特定非営利活動法 人。 プログラムの特徴 当院のプログラムの特徴は、一般的な総合医養成プログ ラムが内科系医師養成のものであるのに対し、外科系の 知識や技術も兼ね備えた総合医・家庭医の育成を目指し ています。 当院では、 ①地域の特性を十分に理解した上で、内科系・外科系を 問わず診療を始めとした医療上のあらゆる問題に対応で きる医師 ②疾病に関わる身体状況のみだけでなく、心のケアや療 養環境まで気を配り、患者・家族とのパートナーシップを構 築できる医師 を育成していきます。 GLOW ホームページ http://npo-glow.org/ GLOW の名称について Global and Local health for Our World の略語であり、類似音である「GROW(育てる)」の 意味を持ち合わせた名称。 2.GLOWの主な活動 ◎医師長期研修プログラム 地域医療と国際保健の両方に取り組める長期のプログラム(4年) ※また本プログラムの特徴として、中山間地域の限られた 医療資源の中で、NPO/行政/住民自治組織等と連携 しながら、地域包括ケアシステムのマネジメントやリーダー シップが取れる医師を質高く育成することを目標にしてい ます。中山間地域での研修だけでなく、国際保健に従事で きる期間も設け、医療資源やマンパワー不足の現場で活 躍できるマインドと実践能力を伸ばし、地域医療を担う第 一線者として活躍できるよう育成していきます。 ※総合医・家庭医の後期研修及びセカンドキャリアとして 総合医・家庭医を目指す医師のサポート体制を整え、院内 の各専門科の医師との相談や連携により必要な知識や技 術の向上を支援します。 受入診療科 地域総合診療科、外科、整形外科 プログラム概要 上記の通り、原則、まず国内の地域病院で 2 年間臨床に従事し、3 年目に 1 年間の海 外研修を受けます。4 年目は再度国内の病院に戻り、臨床を行います。対象者は後期研修 医以降。(研修終了後のキャリア選択は自由となっています) 取得可能な資格 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医 日本外科学会 外科専門医 日本整形外科学会 整形外科専門医 雲南市立病院を中心とした「外科系総合診療医」育成方式の提案 目指す人物像 • 外科系総合診療医として地域医療に貢献できる医師 • 地域包括ケアシステムのリーダーシップを取れる医師 • 地域医療、地域福祉を推進するマインドを持つ医師 医師会 医師 派遣 研修連携 専門機関 キャリア 支援 しまね 地域医療 支援センター 雲南市立病院 診療所 住民自治組織 (地域自主組織) 研修連携 プライマリにおける リーダーシップ育成 キャリア 支援 福祉委員 介護 県内医療機関 (県立中央病院など) NPO法人 在宅医療を支える 機能に対する理解 雲南市立病院でカバーできない研修のフォロー 市役所 保健所 行政 地域住民 地域福祉、予防医療、公 衆衛生に関する意識醸成 初期・後期臨床研修医の募集及び指導 【初期臨床研修 「地域医療」研修】 医師2年目の研修です。 島根大学医学部付属病院(協力病院として受入れ) 島根県立中央病院、松江赤十字病院、松江市立病院、松江生協病院 浜田医療センター、益田赤十字病院、鳥取大学医学部付属病院 (協力施設として受入れ) 【平成27年度研修実績】 島根大学附属病院:3名 松江赤十字病院:3名 松江市立病院:1名 浜田医療センター:2名 合計 9名 研修医 研修医 研修実績 平成22年度 7名 (内訳 2ヶ月:3名 1ヶ月:4名) 平成23年度 9名 (内訳 3ヶ月:1名 1ヶ月:8名) 平成24年度 11名 (内訳 6ヶ月:1名 4ヶ月:1名 1ヶ月:9名 ) 平成25年度 14名 (内訳 2ヶ月:1名 1ヶ月:13名) 平成26年度 13名 (内訳 2ヶ月:1名 1ヶ月:12名) 初期研修を行った2名が、 現在常勤医(外科医)として活躍中! 医学生による地域医療研修及び地域医療実習 【島根大学医学部 地域医療病院実習】 医学部6年生:県内の地域医療機関で実習(選択実習) 医学部5年生: 〃 (必修実習) ★平成27年度実習実績 5年生14名 医学生 医学生 6年生3名 合計17名 (総実習期間 32週) 「スチューデントドクター」 診療参加型臨床実習を行う上で、医師を目指す医学生に、医師として の自覚、心構え、医療に携わる者としての責任感や使命感を再認識し てもらうこと、患者さんや地域社会からも医学生であっても医療に関して 一定レベルの知識と技量を有しているとの理解を図るため、学生の診療 行為を病院が保証することを目的としてその称号を与えられます。称号を 与えられた学生は、医師と同様な態度・心構えで患者さんと接することが 求められます! 認定証授与式のようす 中学生・高校生の職場体験活動 【高校生職場体験活動】 ・高校生医療体験セミナー 年2回 ・三刀屋高校職場体験 ・一日助産師体験活動 ほか 【中学生職場体験活動】 ・雲南市「夢」発見ウィーク ・一日看護体験活動 ほか 阿用小学生ふるさと教育 医師や看護師になるまでの話、体験談、地域医療の実状などを聞いた後、注射や縫合体 験などをしたり、聴診器で友達の心臓の音を聞いたりと、医療を身近に感じてもらいます。 西日登小学生の病院見学 救急車乗車体験 BLS体験 模擬検査体験 白衣の試着 【島根大学医学部医学科・石見高等看護学院特別選抜事業】 島大等地域枠推薦学生意見交換会(2回/年) 3月、10月 研修者専用の研修室・宿泊施設 完備 研修者専用研修室(院内) 研修者宿泊施設(敷地内) いつでも研修ができます。ご利用ください。 女性医師の環境整備 女性医師専用当直室 院内保育所(24時間対応) (シャワー付) 「地域に親しまれ、信頼され、愛される病院」を目指して 研修医 地域住民と職員が親睦を深める「病院祭」 地域に密着した活動「出前講座」 研修医 地域住民と共に活動「病院ボランティアの会」 ボランティアさんと定期的に交流会を開催! 「地域に親しまれ、信頼され、愛される病院」を目指して 地域に密着した活動「出前講座」 高齢者サロン、婦人会、老人会、集会所での集いや交流センターのイベントなど地域に出向いて、出前 講座″を行っています。雲南市立病院の医師、看護師、薬剤師、リハビリスタッフなど、様々な専門職が 分かりやすくお話をします。 病院ボランティアの会との連携 地域住民と共に活動「病院ボランティアの会」 ・・・毎日の車いす介助、毎月の美化作業(職員や高校生と一緒に) ボランティアさんと定期的に交流会を開催! 研修医 地域暮らし体験 農作業体験 サロンに参加し、 血圧測定!! 作業体験をした後に 医学生による出前講座実施 最後に指導医や 関係者と一緒に 振り返り おじいちゃん、おばあちゃんに大人気に! 地域との連携 ~うんなん医療見学ツアー~ 龍頭ヶ滝観光 平成27年度まで計4回実施 ツアー参加者やツアー参加者の口コミで雲南市と出会った医療職の中から、医師、看護師、保健師、 薬剤師をはじめ12名が雲南に移住、または通いで医療保健福祉の仕事に従事するに至りました。 病 院 見 学 雲南市長と懇談 地元医療従事者との交流 地域住民との交流会 グループ ワーク 稲刈り体験 みんくるcaféうんなん 昼食(地元食材を堪能) (地域づくり・健康づくりについてcafé型トーク) たくさんの地域の 皆さまに支えられ 雲南市立病院は成 り立っているので す 雲南市立病院 平成30年3月 完成予定
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