静脈認証システム 開発プラットフォームの製作

静脈認証システム
開発プラットフォームの製作
情報システム工学科
信号処理研究室
藤原 泰
目次
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
背景(静脈認証とは)
位相限定相関法
位相限定相関法
目的
開発環境(MATLAB)
プラットフォームの機能
まとめ
1
背景(静脈認証とは)
•
•
•
•
経年変化が少ない
誤認識率が低い
盗撮が困難
非接触により心理的な違和感が低く,衛
生面の要求が高い場合に適用可能
• レンズが汚れず,認識率の低下を招か
ない
2
位相限定相関法
• フーリエ変換後の位相情報を用いて2つ
の画像の相関(類似度)を算出
ただし
は画像
位相限定相関
は
• 平行移動量
のフーリエ変換
の逆フーリエ変換
の検出
3
位相限定相関法
標準画像レナ
ピークあり
ピーク値
(類似度)
同じ画像のマッチング
座標(平行
移動量)
標準画像マンドリル
ピークなし
異なる画像のマッチング
(原画像)
(相関ドメイン)
4
目的
• 開発プラットフォームの製作
• 研究のデモンストレーション
• アプリケーション開発の支援
• システムの評価
5
開発環境(MATLAB)
• 数値解析ソフトウェア
– 行列演算
– フーリエ変換
• 画像処理ツール
• アプリケーション開発
– グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)
– コンパイラ
6
プラットフォームの機能
• 画像ファイルの入力
• 位相限定相関の算出
• 相関ドメインとその鳥瞰図の表示
• 類似度(ピーク値)の表示
• 被写体の平行移動量の表示
7
まとめ
• まとめ
– MATLABを用いた
開発プラットフォームの製作
– デモンストレーション
• 今後の課題
– 画像の二値化機能を付加
8
(資料)フーリエ変換
• 画像信号は整った
サイン波とコサイン波の
集積であると考える
• 元の画像信号関数を
扱う代わりに、分解された
サイン波とコサイン波の集合を同等のものとし
て扱う
• 位相情報は濃淡変化、すなわち画像の形状
• 振幅情報は濃淡強度、すなわち画像の明度
9