新しい原子力規制 ※1「状態把握・プラント管理機能の強化」 緊急時の通信手段の確保、監視用計器の直流電源の強化をはじめ、 がれき除去を行う重機や高線量下に備えた防護服の配備、放射線 管理体制の整備のほか、シビアアクシデント時の指揮所となる緊急 時対策所、テロなどを想定した特定重大事故等対処施設の整備が 含まれ、シビアアクシデントに備える訓練の継続的な実施も対象。 【シビアアクシデント対策の新設】 事業者の自主的なシビアアクシデント対策を規制対象に変更。 ・設計想定を超える事象を対象(複数の機器の故障を想定した炉心 損傷防止対策、格納容器破損防止対策、格納容器破損による放射 性物質の拡散抑制、使用済燃料貯蔵プールの冷却対策) ・テロ対策としての特定重大事故等対処施設の整備) 【設計基準の強化】 ・地震対策:重要な安全機能を有する施設は活動性のある活断層 (約12〜13万年前or約40万年前以降)の露頭がない地盤に設置。 ・津波対策:「基準津波」の策定。 ・自然現象・火災などへの対応の充実 ・多重・多様・独立・信頼性のある設計や電源・冷却設備の機能強化 新しい原子力規制への対応 【炉心損傷防止】 震災前の多重防護 ・異常発生防止 ・異常拡大防止 ・事故影響緩和 出典:電気事業連合会、enelog、vol.3、2013 【格納容器破損防止・放射性物質の拡散抑制】 震災後の深層防護 ・異常・故障の発生防止 ・事故への拡大防止 ・著しい炉心損傷防止 ・格納容器破損防止 ・放出抑制・拡散緩和 ・人的被害防止・環境回復 新しい原子力規制への対応 地震対策 津波対策 新しい原子力規制への対応 震災前の多重防護 ・異常発生防止 ・異常拡大防止 ・事故影響緩和 震災後の深層防護 地震対策 ・異常・故障の発生防止 ・事故への拡大防止 ・著しい炉心損傷防止 ・格納容器破損防止 ・放出抑制・拡散緩和 ・人的被害防止・環境回復 津波対策 停電対策 福島第一原発事故を踏まえた新規制基準に基づく安全対策の例 A 地 震 発 生 外鉄 部塔 かが ら倒 電壊 気し がた 届こ かと な等 いの 状理 態由 にで ( 原制 子御 炉棒 はを 停挿 止入 ) 地震や津波などに 対する耐性強化 非 炉常 心用 を発 冷電 や機 しが 始作 め動 るし 、 C 炉心損傷防止 非常用電源及び 炉心冷却系の強化 非 常 用 発 電 機 が 使 用 不 可 に 津 波 発 生 炉 心 を 冷 や す 機 能 が 停 止 D 格納容器 破損防止 被格 覆納 管容 が器 水が と破 反損 応し (て 水水 素素 のが 発漏 生洩 ) 炉 心 ( 燃 料 棒 ) が 溶 融 し て 損 傷 B 長時間の 電源喪失の防止 C 貯水タンク の設置 B 電源の 確保 水素爆発の防止 (水素の発生前に E 水素を燃焼させる) D 防潮堤の設置 扉の水密化 電源車 A 基準津波 の策定 A 防潮壁の 設置 常設非常用 発電機 原子炉 タービン建屋 原子炉建屋 B 非常用電源 設備の設置 C 海水ポンプモータ 予備品の確保 C 貯水池の 設置 D フィルタ・ ベントの設置 D A 基準地震動の策定 炉心冷却設備の 設置 C ポンプ車の 配置 E 放射性物質の 拡散抑制 原 子 炉 建 屋 の 水 素 爆 発 放 射 性 物 質 の 放 出
© Copyright 2024 ExpyDoc