埼玉県立総合教育センター 特別支援教育担当 ケース会議をしましょう と,元気よく旗を振ってみても 実際の学校現場では・・・ 忙しくて時間が取れない・・・ 資料の準備が負担・・・ 自分の指導の問題点を指摘されるようで・・・ やってもあまり役に立たないし・・・ できるケース会議,生きるケース会議を 「1時間でできるケース会議」 こ の 方 法 の 利 点 は ・ ・ ・ 短時間でできる 事前の資料準備がほとんど不要 事例提供者が自分の実践を批判されている気に なりにくく,みんなで前向きに子どもの支援策を考 えることができる 主体的に参加しているという意識が持てる すぐに支援や指導に生かせる インシデントプロセス法~実施方法と留意点~ 1 事前準備 事例提供シートの作成 主訴は一点に絞り,具体的に ごく簡単でよい 場合によっては会議の最初に時間 を設けてその場で記入しても可 インシデントプロセス法~実施方法と留意点~ 2 事例提供(状況説明) 短時間で簡潔に これまで行ってきた教員の配慮・ かかわり方とその効果を中心に インシデントプロセス法~実施方法と留意点~ 3 情報収集 (質疑応答で事例児の実態を明確にしていく) 一問一答で簡潔に 参加者全員が質問する 質問には事実のみを答える 事例提供者のこれまでの取組を批判しな い 他の質問や,質問への会等に対して批判 的・否定的な発言をしない インシデントプロセス法~実施方法と留意点~ 4 個人での検討 得られた情報の中で,かかわり方 や支援策を考える (ワークシートを使用する場合) すべて埋まらなくても可 すぐにできそうな具体的な支援策 を考える インシデントプロセス法~実施方法と留意点~ 5 小グループでの検討 4~7人程度の小グループで検討 グループとして具体的な支援策を 検討し,A3判程度の用紙にまと める 箇条書きやキーワードのみで可 書くことは目的ではない(この後の 発表の補助手段として活用) インシデントプロセス法~実施方法と留意点~ 6 全体での検討 A3判用紙を提示しながら,各小グループの 検討結果を簡潔に発表する。 具体的で,すぐにできそうな支援 策を提案 無理のない目標を インシデントプロセス法~実施方法と留意点~ 7 まとめ 各小グループの発表について,事例提供者が 感想を述べる。 「できそうな支援策か」という視 点で 高すぎる目標や抽象的な支援策に なっていないか? 『明日からやってみよう』『来学期から できそう』等と思えるような支援策を インシデントプロセス法 ~全体を通じての留意点~ 主訴は一点に絞り,具体的に 他の参加者や事例提供者の発言に対し て批判的・否定的な発言をしない 「すぐにできそうな支援」を挙げる それぞれのプロセスは時間を区切る 全体の時間短縮だけでなく,時間を区切 られている緊張感からよい結果を出せる という効果も (例)
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