意見を述べる 判断(断定、推定)する、 主張する、 感想を述べる 1. ~と思う / ~であろう • 今後、高齢化の問題はますます深刻になっているであろう。 • 結婚費用は親に出してもらって当然だという現代の若者の考 えは、どこか間違っていると思う。 • 日本の企業経営者は、従業員の福祉向上にに努力する一方、 その見返りとして、従業員の企業に対する帰属意識を求め、 それによって労使関係が安定することを期待しているように思 われる。 事実 事実に対する意見・感想 意見の修正・主張 1970年代半ば以後、世界的に男女平等の制度が、特に雇用の分野で、 整備されてきている。確かに、男性・女性という、自分自身の洗濯によっ て決められたのではない性別を理由に、両者が平等に扱われていないこ とは不公平であり、また、そのような差別によって女性の能力が活用され ないのは、社会にとって労働資源の大きな損失であろう。このような男女 の差別が法律によって禁止されることは、社会の大きな進歩だと思う。し かし、差別というものは人々の意識とも深く関わっているので、平等を実 現するためには、法律に頼るだけではなく、男女が互いに一人の人間とし て尊重し合うことがまず必要であると思う。 問題点 比較・検討 意見・主張(解決案) 親子心中は、日本などアジア諸国に多く、欧米ではほとんど見られないと言わ れているが、特に日本ではこの種の自殺が多いようだ。これは、日本では子供 を大切にして家族の中心に据えるが、その反面、親が人生に行き詰まった時は 子供も親と運命を共にするのが自然と考えられているからのようだ。 これに対し、欧米諸国では、小さな子供にも一個人としての人権を認めている ので、親が無理やり子供を道連れにして死ぬようなことはしないらしい。欧米の 親子関係にも多くの問題点があるだろうが、たとえ親であっても子供の運命は 決定できないという考え方には、我々の学ぶべき点があるように思う。 アジア的な親子関係のよさは認めるとしても、子供の人権を無視するような関 係は改善されなければならない。そのためには、社会が積極的に人権保護を 推し進めるべきであり、社会的に子供がもっと保護されるようになれば、親子の 関係も今とは違ったものになるはずである。そして親子心中という悲しい出来 事ももっと減少するにちがいない。
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