途上国の子どもたちの様子 ~ネパールの事例を通して~ 2003年9月10日 国津小学校 元青年海外協力隊員 野田 珠輝 途上国ってどんなところだろう? どんな国がある? どんなことを知ってる? どこで見たことがある? 行ったことある? Ice Breaking! 今日はネパールの子どもたちを みてみよう! ネパールってどこだろう? ネパールってどんな国? 面積14万平方キロメートル(日本の5分の 2) 人口 2,400万人(日本の5分の1) 所得 1年に250ドル(日本の130分の1) 平均寿命 59歳(日本は81歳) 成人識字率 41%(日本は100%) 主な産業:全人口の8割が農業に従事 それでは・・・ ネパールの子どもたちは どんな生活をしているんだろう? ちょっと のぞいてみよう。 学校の生活はどうだろう? ネパール王国マハカリ県ダデルドゥラ郡ライ村 サハサリンガ小学校 1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 50人(うち女の子25人) 30人(うち女の子10人) 28人 25人 18人 学校の問題は何だろう? どんなことが 問題なんだろ う? ネパールの教育上の問題点 学校の設備が悪い 学校へ通うための家庭環境がよくない 教員の質が悪い 退学者が多い ネパールと日本の学校の比較 ネパール 図書室はない 理科実験道具が整っ ていない 体育・音楽・図工の授 業もほとんどない 保健室がない 机・イスが足りない 日本 図書室がある 理科室がある 体育館・プールがある 保健・体育の授業が ある 保健室がある 机・イスが足りている もっと掘り下げてみると・・・ 学校へ行けないのは・・・ 1.学校から帰ったら家の仕事をしなければならない。 2.親の教育への理解がない。 3.家のお金が少ないので子どもの学用品を買ってあげら れない。 4.留年したらさらに学費がかかるので学校を辞めざるをえ ない。 5.女の子は早くお嫁さんにいくのだから、教育は必要ない と考えている。 青年海外協力隊員は これらの問題解決のために・・・ 小学校・中学校で算数・理科を教えている 理科室を作り、実験道具を整える 図書室を作り、本を揃える 校舎を増築する 教員に研修を行う 母親学級を開いて、字の読み書き・栄養や健康のことを 教える 運動会を開く 予防接種のことを親たちに呼びかける 健康診断・小さなこどもの体重測定を行う それでは・・・ わたしたちに 何ができるのだろう? ひとつの方法・・・ みんなでこれからも途上国のことにつ いて勉強を続けていく NGO(エヌ・ジー・オー)の活動につい ても勉強してみる できる活動(募金・ハガキ・プリペイド カード集め)をみんなで協力してやっ てみる 大人になったら・・・ 青年海外協力隊になる 途上国に自分で行ってみる 途上国で仕事をする NGO・政府組織・国際機関 について ユニセフ(UNICEF:国連児童基金) ユネスコ(UNESCO:国連教育科学文化機関) シャプラニール(NGO)http://www.shaplaneer.org/ ハンガー・フリー・ワールド(NGO) http://www.hungerfree.net/ アジア保健研修所AHI(NGO)愛知県日進市 オイスカ(NGO) セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(NGO) JICA(国際協力事業団) 今日のお話はこれでおしまい。 どんなことがわかりましたか? 何ができると思いましたか? これからどうしたいですか?
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