著作権と肖像権 画像取り込み時の注意 慶応義塾湘南藤沢高等部 非常勤講師 石川直太 著作権 無体財産のひとつである。 – – – 日本が輸出できる数少ない財産である。 残念ながら、あまり守られていない。 みんなで大切にしよう。 「著作権法」で保護されている。 – – 著作者人格権 --- 名誉を保護する。 狭義の著作権 --- 財産として保護する。 著作物の引用 著作物を引用できる。(著32条) – – 公表された著作物は、引用して利用するこ とができる。 この場合において、その引用は、 » » – – 公正な慣行に合致するものであり、 かつ、報道、批評、研究、その他の 引用の目的上正当な範囲内で 行われるものでなければならない。 著作物の引用(続き) 引用の規則 – – 出所(書名、著者名等)を明示する。 内容を変更しない。 » » » – 著20条の同一性保持権による。 教育上の必要で、難しい漢字を変えてよい。 慣習で、ワープロにない漢字を代用してよい。 どこが引用部分か判るように記述する。 参考文献の表記 原則は、著者名、書名、出版社名、年 – 例:犬伏茂之、大野幸夫、名和小太郎、吉 田正夫、「コンピュータと法律」、共立出 版、1992年 特に有名な本は、一部分省略可能 – – 例:広辞苑第4版 例:新共同訳聖書「知恵の書」7:13 書名をスライドに、残りをノートに 肖像権 芸能人は「顔」が財産である。 他人の顔の無断取り込みはいけない。 – – 写真 似顔絵 アニメキャラクターも同様。 取り込んでよい画像 自分、家族、自宅の写真、絵 作者の死後50年以上たったもの 作者の許可を得たもの 取り込んでいけない画像 芸能人の写真、似顔絵 アニメキャラクター 商標、ロゴ わいせつな画像 有価証券(紙幣、商品券、チケット等)
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