中国から日本への期待 - 北京日丰泰达国际医药科技有限公司

日中企業の橋渡しを通して見えたもの
-中国から日本への期待-
北京日豊泰達国際医薬科技有限公司
正田 豊
北京日豊泰達の取り組み
瀋陽薬科大学
中国医科大学
北京大学医学部
中山大学薬学院
輸入申請代理会社
CRO会社
医薬研究開発研究所
医療サービス会社
健康管理診断所
顧客
北京日豊泰達
国際医薬科技有限会社
中・日医学会
中・日薬学会
中・日医学科学技術交流協会
中国化学製薬工業協会
中国医薬企業管理協会
日本国内事業提携パートナー
北京事務所
瀋陽事務所
名古屋連絡所
・ファルママーケティング
サーベイ研究所
・川本バイオ・ビジネス
弁理士事務所
中国政府関連部門の顧問役割
北京市投資管理局
国家遼寧(本渓)生物医薬産業基地
遼寧省桓仁県経済発展促進局
広東華南新薬創制中心(SCCIP)
4年間の活動
2007年~10年の4年間日本の製薬関係企業
からの業務依頼内容
総計
16社
製品導出
11件
技術導出
8件
情報交流
2件
原薬購入
3件
共同開発(研究) 3件
北京中日製薬企業合同商談会
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2010年1月28日
北京市投資推進局 中国化学製薬工業協会
中国医薬企業管理協会の共催を得て実施
日本のベンチャー企業15社が参加
中国の企業約100社が参加して交流会を実施
現在5社が交渉継続中
2010年1月28日北京商談会
商談会で感じた問題点

日本のベンチャー企業の提案した案件で中国企
業の要望にマッチしていない物が有った。
この時の彼らの求める案件は?
前臨床から更に進んだ臨床試験に入った案件
に人気が集中した。
今後の取り組み
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短期・中期・長期の戦略を考えた時、この時点
(2010年1月)では短期戦略しか中国企業に
は興味がない様に思えた。
中国政府の出す政策がこれからの中国国内
の情勢を大きく変え、短期戦略では生き残れ
ない状況になって来ている。
中国政府の方針
・2010年中国政府の発表した方針
「バイオ医薬産業を国の基幹産業に育成する」
・12次中期計画(2011~15年)の5カ年計画が
現在制定されている、この中に政府方針が明記
されている
簡単に新製品が生まれる背景にない
では如何するのか?
では如何するのか?
日本への期待
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医薬品の開発が直ぐに実現する事はない。
過去の研究成果の蓄積の上に次世代の進
歩が存在する。 過去の研究成果の蓄積
のない中国が求めるものは?
日本の蓄積された成果が欲しい。
日本の蓄積された成果が欲しい
中国の求めるもの

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今までは、短期的戦略の製品そのもの
政策変更を見越して
製品から技術移転
技術移転から共同開発に進化している
技術の取得が政府の求める再重点事項
最新技術の導入が優先される。
中国から日本への期待
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再先端技術のライセンスアウト
「種」の段階から中国企業を巻き込み共同研究の枠組
みに取り入れ一緒に研究開発を進める
お互いの足りない部分をカバーして、「早い」展開を
進めアジア発の新薬の創製を目指す
中国企業のスタンスが変化し、積極的に共同研究を
進める方向性が出てきた
(弊社の共同研究の案件3件は全て2010年以降に
締結した案件である)
商談会の案内
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広東華南新薬創制中心(SCCIP)と共催で計画中
内容
日本のバイオベンチャーが研究開発中の製品を
広東省の製薬会社に紹介をする
日時・場所
2011年4月後半を予定
広東華南新薬創制センター(広州市)会議室
広東華南新薬創制中心(SCCIP)は中国科学技術省と広東省が出資して
設立、主に省内の製薬会社の研究開発を資金面で支援をしている