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不登校データ
・不登校人数(小学校・中学校・高等学校)
・不登校になったきっかけと考えられる状況
・いじめられた児童生徒の相談の状況の推移
・不登校にたいする学校の措置
※2011年度文部科学省児童生徒「問題行動等生徒指導上の諸問題
に関する調査」から抜粋
作成
NPO法人教育研究所
1
小学校児童数と不登校数の推移
小学校児童数と不登校数の推移
小学校児童数
10,000,000
30,000
8,000,000
25,000
小学校不登校数
20,000
6,000,000
15,000
4,000,000
10,000
2,000,000
0
1992 1995 1998 2001 2004 2007 2010
5,000
小学校児童数
0
小学校不登校数
年度
2
中学校生徒数と不登校数の推移
中学校生徒数
中学校生徒数と不登校数の推移
6,000,000
5,000,000
4,000,000
120,000
100,000
80,000
3,000,000
2,000,000
1,000,000
0
60,000
40,000
20,000
0
1992 1995 1998 2001 2004 2007 2010
中学校不登校数
中学校生徒数
中学校不登校数
年度
3
高校生徒数と不登校数の推移
高校生徒数と不登校数の推移
高校生徒数
80,000
3,800,000
3,700,000
3,600,000
3,500,000
3,400,000
3,300,000
3,200,000
3,100,000
高校不登校数
60,000
40,000
20,000
0
20042005200620072008200920102011
高校生徒数
高校不登校数
年度
4
不登校になったきっかけと考えられる状況・上位7項目
(小学校・中学校)
不登校になったきっかけと考えられる状況(小・中)
%
30
25
20
15
10
5
0
2010
2011
不
安
な
乱ど
情
緒
混
無
気
力
い
じ
人め
関を
係除
く
友
親
子
る関
問係
題を
め
ぐ
遊
び
非
行
学
業
の
不
振
病
気
に
よ
る
欠
席
5
不登校になったきっかけと考えられる状況・上位7項目
(高等学校)
不登校になったきっかけと考えられる状況(高校)
%
30
25
20
15
10
5
0
2010
2011
無
気
力
不
安
混な
乱ど
情
緒
い
友じ
人め
関を
係除
く
学
業
の
不
振
病
気
席に
よ
る
欠
遊
び
非
行
親
ぐ子
る関
問係
題を
め
6
不登校理由

不登校数は横ばいであり、不登校の問題はすで
に、解決したという誤った認識が一部にあるため
、その認識には誤りがあり、不登校の問題は依
然として大きな問題であることに、気づいてもらう
ために、2011年度文部科学省児童生徒「問題行
動等生徒指導上の諸問題に関する研究」のデー
タから総児童・生徒数と不登校生徒の比較を使
い資料を作成した。
7
不登校理由




1、小学校の比較
2、中学校の比較
3、高等学校の比較
いずれの学校種においても、総生徒数は減少傾
向にあるが、不登校数は横ばいであり、相対的
には増加傾向を示している。
8
不登校理由


4、不登校になったきっかけ、2010年度と2011年
度の比較においても、理由別でも増加傾向にあ
る。その中でも、多いのは情緒混乱と無気力で
ある。
5~8、小学校、中学校、高等学校において、校
種が上がるほど、無気力の割合が多くなってい
る。10年ほど前は、情緒混乱が多かったが近年
において、無気力が完全に逆転状態にある。
9
不登校理由


9、高等学校不登校の理由、公立校では無気力
が多く、私立校では情緒混乱と無気力は同じ割
合である。公立校で情緒混乱のため、不登校に
なる高校は進学校に多く、課題集中校に無気力
が多い。
10、いじめられた生徒の相談先、高校では担任
、保護者に相談数が下がるが、友人だけが相談
件数が増える。いじめを受けた高校生で相談す
る友人が少ないと、不登校になる確率が高くなる
。
10
不登校理由

11、小中学校での効果が上がる指導は、登校刺
激、家庭訪問、家族関係改善が上位である。こ
のことからも、悩んでいる高校生や若者に対して
、悩みを共有し(受容し)、不登校やひきこもりへ
の改善に家庭訪問(アウトリーチ)の有効性が証
明される。
11
不登校理由
(小学校 情緒混乱と無気力の推移)
不登校理由(小学校)
%
50
40
30
20
10
0
2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011
無気力
情緒混乱
年度
文部科学省児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査から
2008年度までは、不登校状態の継続または継続していた理由
2010年・11年は不登校になったきっかけとして調査
2009年度は情緒混乱と無気力の調査は実施していない
12
不登校理由
(中学校 情緒混乱と無気力の推移)
不登校理由(中学校)
40
35
%
30
25
20
15
10
無気力
情緒混乱
5
0
2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011
文部科学省児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査から
2008年度までは、不登校状態の継続または継続していた理由
2010年・11年は不登校になったきっかけとして調査
2009年度は情緒混乱と無気力の調査は実施していない
年度
13
不登校理由
(高校 情緒混乱と無気力の推移)
不登校理由(高校)
40
%
30
20
無気力(高)
情緒混乱(高)
10
0
2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011
年度
文部科学省児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査から
高校の不登校調査は2007年度から実施
2007・2008年度は、不登校状態の継続または継続していた理由
2010年・11年は不登校になったきっかけとして調査
2009年度は情緒混乱と無気力の調査は実施していない
14
不登校理由
(公立・私立高校 情緒混乱と無気力の推移)
不登校理由(公立高校・私立高校)
%
40
30
20
無気力(公立)
情緒混乱(公立)
10
無気力(私立)
情緒混乱(私立)
0
2007
2008
2010
2011 年度
2011年度文部科学省児童生徒「問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」から
15
いじめられた児童生徒の相談の状況の推移
いじめられた児童生徒の相談の状況の推移
%
80
60
40
学級担任に相談
20
保護者や家族に相談
友人に相談
0
小学校
中学校
高校
2011年度文部科学省児童生徒「問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」から
16
「指導の結果、登校または状態の改善ができるようになった児童生徒」
に特に効果がある小・中学校の措置(上位7項目)
家庭への働きかけ
60
学校内の指導・改善工夫
%
50
40
30
20
10
0
登
校
刺
激
家
庭
訪
問
相
談
指
導
家
族
関
係
改
善
別
室
登
校
学
内
研
修
教
師
関
係
改
善
2011年度文部科学省児童生徒「問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」から
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