袋のマメ知識

フレキシブルコンテナバッグについて
フレコンって正式名称はあるの?
特に正式な名称はないようです。
一口にフレコンといっても、その呼び名は様々です。フレコ
ンバッグ、コンテナバッグ、トン袋(1tタイプが多いので)、P
Pバッグ、クロスコンテナーバッグ、ジャンボ土のう、ワン
ウェイコンテナバッグなど材質・形状・使用用途などに応じ
て色々呼ばれ方をします。
欧米では、FIBC(Flexible Intermeditate Bulk
Containers), Bulk Bag, Tone Bag, Jumbo Bag などと呼
ジャンボ
土のう?
Bulk Bag?
トン袋?
PPバッグ?
フレコンの始まりは?
これも諸説あり、はっきりとはしません。
丈夫!
よっ元祖!
清潔!
水も漏れない
日本では戦前に粉粒体の輸送容器として開発され、1950年代
に戦後の復興とともに使用が増え始め高度成長とともに爆発的
使われるようになりました。
欧米でも同じころから使用が本格的となっており、どこが始まりと
は言えないようです。
ちなみに欧米では、PVC(ポリ塩化ビニル)とゴムからできた今で
言うところのランニング型から始まっており、インキや墨の原料と
なったカーボンブラック(すす)の輸送に使われたのが最初と言
われています。
現在、見かけることが多い、ワンウェイタイプのフレコンいわゆるク
ロススタンダート型は1960年代終わりから1970年代にかけて
PP(ポリプロピレン)の平糸で生地を作る技術が開発され、折り畳
めてコンパクトになり、1tの重量物が運べるという利便性から大
量に使用されるようになりました。
フレコンの使用用途は?
フレキシブルコンテナバッグは、大きく分けると2種類あり、使用用途も違います。
クロススタンダード型(1回使い捨て型)
ランニング型(修理して何度も使うタイプ)
特徴
PPのフラットヤーン(平糸)で織った布。
コンパクトに折り畳めて、安価。
樹脂の織布をPVC、EVAシートで挟んだ構造。
気密性、防水性に優れ丈夫。
仕様
用途
土木用途(土、砂入れとして)、窯業・土石用途
(石灰・硅砂の運搬)、工事現場(ゴミ入れ)、食
品(フィッシュミール・飼料・農作物の運搬)
工業用薬品原料運搬、合成樹脂原料運搬、
食品添加物運搬など
福島第一原発事故で汚染された土の表面を取り除く除染作業にも使われており、上記以外にも約300種もの輸送
に使われています。
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