平成 28 年度(仮称)子ども図書館基本構想策定業務 委託者選定公募型プロポーザル実施説明書 1 目 的 磐田市の未来を担う子ども達とその保護者のための真に役立つ施設として、子育て支援機能と図書館機能 を兼ね備えた複合施設「 (仮称)子ども図書館」の設置を行うにあたり、現有施設(豊田図書館)を活用し、 建物内部の改装及び外部の動線の見直しを行うことを前提に、当該改修の基本構想を策定する。 この構想策定にあたっては、一般的な子ども図書館の概念にとらわれず、子育て世代の親子が楽しさやワ クワク感をもって利用でき、気軽に子育てに関する相談も行えるリラックスできる癒しの空間の提供を最重 点テーマとして対応していきたい。 ついては、設計者に企画提案を求め、提案内容、意欲、能力・適性などを総合的に判断し、本事業の推進 に最も適した設計者を選定するために公募型プロポーザルを実施するものである。 2 業務の概要 (1)委託業務名 平成 28 年度(仮称)子ども図書館基本構想策定業務委託 (2)改修対象施設 磐田市立豊田図書館 ○地名地番 ○規模構造 磐田市上新屋304番地 本体:鉄筋コンクリート造3階建(平成2年度建設 平成3年11月供用開始) 1階 1,927.32㎡ 2階 746.43㎡ 3階 38.47㎡ 合計 2,712.22㎡ ○主な設備 1階:開架室・閉架室・展示室・幼児閲覧室・おはなしの部屋・車庫・倉庫 2階:AVホール・和室(含茶道室)・研修室・学習室・機械室(含ボイラー) 3階:天体観測室 各階トイレ・エレベーター (3)基本コンセプト ○全体像 子育て世代の孤立化や不安の解消を図り、さまざまな悩みや疑問等を相談できる拠点として、図 書館に新たな機能を整備する。乳幼児期の親子が、ワクワク感を持って気軽に気兼ねなく利用でき るだけでなく、子どもの読書活動推進の拠点として整備する。 ○想定する利用者像 ・乳幼児、未就学児、小学生から中高生年代までの児童・生徒 ・妊娠期から子育て中の保護者(祖父母も含む) ○想定する機能 ・子育て相談機能 様々な職種の専門職を配置し、妊娠期から子育て期にわたる多様な相談に対応する窓口、 子育てや入園に関する情報提供や子育て関連サービスの利用申請の窓口でもある。 1 ・ふれあい機能 乳幼児期から就学前の親子を対象に、絵本の読み聞かせをはじめ、親子のふれあい遊びや、子育 て講座等を実施、子育て中の家族の交流の場。 ・図書館機能 一般的な公立図書館の児童書コーナーが拡大されたような子ども用の図書館ではなく、子どもた ちのための絵本や児童書、保護者のための実用書(育児関連書籍、情報書籍等)が主体の蔵書構 成となる。 基本的に子どもの泣き声や笑い声を許容し、保護者にとって子どもを伴い来館しやすい図書館と するが、子ども自身の成長に応じて一般的な図書館利用のルールやマナーが身に付けられる館内 レイアウトが望まれる。 ○想定工事費用 ・概ね1億円以下とする。(本棚等家具工事を含む) ※上記工事費には空調機器改修は含まれない。 (4)業務の内容 ア 基本構想策定 ○1階開架エリア(開架エリア図参照)における次の改修は必須とする。 ・現況開架図書室を、書棚の入れ替えや改修により、子どもが楽しみながら本とふれ合える書架配架 とする。 (絵本と児童書約 3 万冊、実用書約 1 万冊 計約 4 万冊を配架予定) ・CD、DVDの視聴覚エリアを設置する。 (資料数は約 1,000 点を予定) ・絵本の読み聞かせをはじめ、親子ふれあい遊びや子育て講座等を実施できるよう、ある程度のスペ ースを設ける。 ・常駐相談員複数名を配置した子育て相談のスペースを設置する。開架エリアから気軽に訪れること ができるオープンな空間とするとともに、個別相談に対応できる「相談室」と、子どもを遊ばせな がら相談できるように「プレイコーナー」を設ける。 ○外周からの動線の改修 ・隣接アミューズ豊田や駐車場からの動線について、通路が狭隘、段差が多いなどの現状から、ベビ ーカーや車椅子などの出入りが容易でないため、この解決策を含んだ動線の提案。 ○空調設備の全館改修提案 ・既存施設は、館内セントラル制御にて冷房は電気式、暖房はボイラー運転(ガス)による温水循環 の複合式で運転中。現状は経年劣化により設備の出力低下著しく、末端の噴出口の不具合が多い。 空調設備全般の更新が喫緊の課題であり、設置コスト及び運転コストを最大限考慮すると共に、将 来の機器更新が容易な改修提案。 (※平成 26 年度に現空調設備存置のまま、開架室内の天井落下防止工事を施工済) ○イメージ図面の作成 ・1、2 階の平面図 配置図 内観パースなどの作成。 ○子ども図書館としての機能を最大限発揮するため、必要であれば 1 階展示室・2 階各室の改修提案 イ 事業全体の工程策定 ウ 概算工事費及びその根拠資料の作成(平成 28 年 11 月頃 次年度予算要求時及び業務完了時) エ 意見聴取のための会議等への参加及び資料作成 ・平成 28 年度(仮称)子ども図書館基本構想市民懇話会…2 回程度の開催を予定 ・地元説明会…1∼2 回程度の開催を予定 2 (5)履行期限 ○基本構想策定 平成29年2月末 3 選定方法 公募による参加希望業者から、本実施要領に基づいて提出された企画提案書及びヒアリングを、「平成28 年度(仮称)子ども図書館基本構想策定業務企画提案競技選定委員会」(以下「選定委員会」という)にお いて審査し、最優秀者、次点者を選定する。 なお、応募者多数の場合は、書類選考によりヒアリングを行う業者を決定する。 4 委託金額 本業務の契約限度額は、3,000千円(税込)以下とする。 5 契約について (1)選定委員会が選定した最優秀者を当該業務に係る随意契約の見積書の徴収の相手方とする。 ただし、最優秀者に事故等があり、見積書の徴収が不可能となった場合は、次点者を見積書の徴収の 相手方とする。 (2)随意契約の手続きは、磐田市の契約検査課が行うものとする。又、契約条件等については、「磐田市業 務委託契約約款」によるものとする。 (3)基本構想の受注者と、基本・実施設計業務(平成29年度予定)について随意契約を締結する予定である。 なお、基本・実施設計の業務委託費は、国土交通省告示第15号に基づく「建築設計等委託料算定基準」 により算出した金額以下とする。 6 主催者及び事務局 (1)主催者 磐田市 (2)事務局 磐田市教育委員会 教育部 中央図書館 図書グループ 住所 磐田市見付3599番地5 ℡ 0538-32-5254 E-mail Fax 0538-32-5154 [email protected] 7 参加者の資格要件 プロポーザルに参加しようとする者の必要な資格は、次のとおりとする。なお、設計共同企業体の参加は 不可とする。 (1) 地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4の規定に該当しない者。 (2) 平成28・29年度磐田市入札参加資格審査の建設コンサルタント業務の認定を受けている者又は、平成 28年8月1日までに認定を受ける見込みのある者であること。 (3) 磐田市工事請負契約等に係る入札参加停止等措置要綱(平成21年磐田市告示第41号)に基づく入札参 加停止を受けている期間中でないこと。 (4) 磐田市発注工事等に係る暴力団排除措置要綱(平成25年磐田市告示第72号)に基づく入札排除措置を 受けている期間中でないこと。 (5) 会社更生法(平成14年法律第154号)に基づき更生手続開始の申立てが成されている者(再生手続 3 の決定を受けている者を除く。)又は民事再生法(平成11年法律第255号)に基づき再生手続開始の 申立てが成されている者(再生手続開始の決定を受けている者を除く。)でないこと。 (6) 建築士法(昭和25年法律第202号)第23条の規定に基づく一級建築士事務所の登録を受けていること。 (7) 募集説明会(平成28年6月17日実施)に参加できる者であること。 8 実施説明書等の配布 (1)配布資料 ア 公告 イ 平成28年度(仮称)子ども図書館基本構想策定業務委託者選定公募型プロポーザル実施説明書(以下 実施説明書) ウ 平成28年度(仮称)子ども図書館基本構想策定業務委託者選定公募型プロポーザル参加表明書等・企 画提案書作成要領(以下作成要領) エ 提出書類様式(様式1号∼様式6号) (2)配布方法 8(1)の資料は、磐田市のホームページからダウンロードする。 9 募集説明会の実施について 参加表明書の提出に先立ち、本プロポーザルに係る募集説明会を次により実施する。なお、参加者資格 要件にもあるとおり当説明会への参加は必須とし、豊田図書館現況図面の配布方法も説明会の中で指示す る。 (1) 実施日時:平成28年6月17日(金) 10時30分∼ (2) 実施場所:磐田市立豊田図書館 2階 AVホール 磐田市上新屋304番地 ℡ 0538-36-1711 Fax 0538-36-1713 10 参加表明書等の提出について 本プロポーザルに参加を希望する者は、次により参加表明書等を提出すること (1)提出書類(提出部数12部) ア プロポーザル参加表明書(様式1号の1) イ 設計事務所の体制状況(様式2号) ウ 基本構想策定チームの総括責任者・主任技術者(様式3号) (2)提出期間 ・平成28年6月24日(金)から平成28年6月30日(木)の9時30分から17時までの間とする。ただし、月曜日 は除く。 (3)提出方法 ・提出場所:磐田市立中央図書館 ・様式1号の1を表紙とし様式2号∼様式3号をまとめる。クリップ留めし製本しないこと。 (4)参加表明書等の作成及び記載上の留意事項 ・作成要領により作成すること。 (5)参加表明書の無効 4 ・提出書類について、この書面及び作成要領に示された条件に適合しない場合、無効とすることがある。 (6)参加表明書等受領書 ・様式6号 ・必要事項を記入し参加表明書等の提出時に合わせて交付する。受領書の受け渡しは即時に行い、その 際に受付番号を指定する。郵送の場合は受付番号を指定、記載のうえ受領書を送付する。 11 企画提案書の提出について (1)提出書類(提出部数12部) ア 企画提案書(様式1号の2) イ 業務の実施方針(様式4号) ウ 特定テーマ(様式5号) (2)提出期間 ・平成28年7月1日(金)から平成28年7月23日(土)の9時30分から17時までの間とする。 (3)提出方法 ・提出場所:磐田市立中央図書館 ・様式1号の2を表紙とし様式4∼5号をまとめる。クリップ留めし製本しないこと。 (4)提出書類の作成及び記載上の基本事項について ・本実施説明書の 12 及び作成要領に基づき作成すること。 12 企画提案書の作成及び記載上の留意事項 (1)企画提案書作成の基本事項 企画提案書の実施方針及び特定テーマについては、その取り組みについて提案を求めるものであり、 成果の一部の提出を求めるものではない。 (2)業務の実施方針(様式4号) 業務への取組体制、構想策定チームの特徴、特に重視する構想策定上の配慮事項、その他の業務実 施上の配慮事項を簡潔に記載する。ただし、様式5号(特定テーマ)に記載する内容と重複がある場合 は、審査対象から除くこととする。 (3)特定テーマ(様式5号) 基本コンセプトを基に現有施設を最大限活用して、斬新かつ大胆な空間デザイン及び運用イメージの 考え方を示されたい。なお、企画提案書を補完する意味で、「内部イメージ図」「内部改修概略図」「ゾ ーニング図」等を示すことを必須とする。 13 本実施説明書、参加表明書等、企画提案書に関する質問と回答 (1) 本実施説明書・参加表明書及び企画提案書に対する質問がある場合は、質問書(様式7号)を作成し電 子メールで提出すること。それ以外の方法は受け付けない。 ○受付期間は平成28年6月18日(土) の9時30分から平成28年6月22日(水)の 17時までの間とする。 (2) 上記質問に対する回答は、一括してとりまとめ磐田市ホームページに掲載する。 ○回答書の掲載日 平成28年6月23日(木) ただし、質問が無い場合は掲載しない。 14 見積書(業務予定価格)の提出 5 ・様 式:任意 ・提出日:8月5日(金)13時∼15時のヒアリング順番決定くじ引きの際に提出すること。 提出場所:磐田市立豊田図書館 15 実施スケジュール 項 目 日 程 公告・実施要領等発表 6月10日(金) 参加表明書等 関係書類の交付 6月10日(金)∼ ※磐田市ホームページから入手 募集説明会 6月17日(金) 磐田市立豊田図書館 質疑の受付 6月18日(土)∼6月22日(水) ※電子メールで受付 質疑に対する回答 6月23日(木) ※磐田市ホームページに掲載 参加表明書等提出期間 企画提案書の提出期間 6月24日(金)∼6月30日(木) 磐田市立中央図書館へ郵送又は持参 ※月曜日は除く 7月1日(金)∼7月23日(土) 磐田市立中央図書館へ郵送又は持参 ※月曜日は除く 書類選考 *応募者多数の場合 7月29日(金) 見積書提出依頼通知 *応募者多数の場合は同時に書 類選考結果も通知 8月1日(月) 見積書の提出 8月5日(金) 13時∼15時 磐田市立豊田図書館へ持参 ヒアリングの順番決め・プロジェク ター等の動作確認 8月5日(金) 13時∼15時 磐田市立豊田図書館 ※詳細は別途通知 ヒアリング 8月17日(水) 予備日:8月18日(木) 磐田市立豊田図書館 ※時間帯等は別途通知 結果発表 8月26日(金)頃 ※磐田市ホームページにて公表 6 16 ヒアリング 企画提案書の提案内容等について、配置予定の総括責任者に対し、以下のとおりヒアリングを実施する。 (1)実施日時 平成28年8月17日(水) 予備日8月18日(木) 時間割は別途通知する。 (2)実施場所 磐田市立豊田図書館 2階AVルーム(ヒアリング会場)・2階研修室(控室) (3)ヒアリングの内容 ア 配置予定の総括責任者又は、担当主任技術者から企画提案書の内容について説明 説明員は3名以内とする。 イ ヒアリングは1者につき、30分(説明20分、質疑10分)程度とする。 ウ ヒアリング事項 ① 企画提案の内容(実施方針、特定テーマ等) ② 配置予定の総括責任者等の経歴及び業務実績 (4)その他 ア パソコン使用の場合は、各社で準備すること。又、プレゼンテーション用ソフトの使用を可とする。 イ ヒアリング時における、資料の追加は認めない。 17 費用負担 参加表明等及び企画提案書の作成・提出及びヒアリングに係る全ての費用は、提出者の負担とする。 18 プロポーザルの評価について 企画提案書(特定テーマ含む)及びヒアリング内容を評価 ※評価項目等詳細は作成要領を参照 評価対象(評価対象となる主な様式) 19 ・業務の実施方針 様式4号 ・特定テーマに対する考え方 様式5号 失格要件 次に掲げるいずれかの要件に該当した者は失格とする場合がある。 (1)提出書類に虚偽の記載をした者。 (2)提出書類にすでに発表されたものと同一、若しくは類似の提案または盗用した疑いがあると選定委員会 が認めたもの。 (3)参加資格要件を満たさない者。 (4)プロポーザルの公告日から審査が終了する日(審査結果通知日)までにおいて、選定委員会の委員や担 当部局関係者に本プロポーザルに対する援助を直接または間接的に求めた者。 (5)選定委員会が本応募事項に違反すると認めた者。 (6)参加表明書等が次のいずれかに該当する場合。 ア 提出方法、提出先、提出期限に適合しないもの。 イ 作成要領に指定する様式及び記載上の留意事項に示された条件に適合しないもの。 ウ 記載すべき事項以外の内容が記載されているもの。 7 エ 記載すべき事項の全部または一部が記載されていないもの。 (7)その他この実施要領に定める手続、方法等を遵守しない者。 20 その他 (1)提出書類は審査に必要な範囲において複製することができるものとし、返却はしない。また、参加者に おいて提出された書類を雑誌、広報誌、その他一般の閲覧に供する場合は、事務局の承諾を得ること。 (2)参加表明書等は、提出後の差し替え及び再提出は認めない。また、参加表明書等に記載した配置予定の 技術者は原則として変更できないこととする。ただし、病休、死亡、退職等やむを得ない理由により変 更を行う場合には、必ず同等以上の技術者であるという磐田市の了解を得なければならない。 (3)審査結果は、ホームページで公表する。 (4)ヒアリングは非公開とする。 (5)参加表明者等の提出者は、本業務に関して専門分野についての協力者を加えることができる。ただし、 協力者となった者及びその者の所属する事務所は、本プロポーザルに参加できない。 (6)プロポーザルの結果、基本構想業務を受託した設計コンサルタント等(協力を受ける他の設計コンサル タント等を含む)が製造業及び建設業と資本・人事面等において関連があると認められる場合は、当該 関連を有する製造業及び建設業の企業は、本件業務に係る工事の入札に参加し、又は当該工事を負うこ とができない。 8
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