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B。
付 録
1
B
発展 編
同値変形 について
数式 の変形 において同値 変形 は重要 である。方程式 を解 く場合 で も同値変形 を行なっ
てい なければ,余 分 な解が紛れ込んで きた り,解 が足 りなか った りす るか らである。
さて,私 たちが普段何気 な く行 なってい る式変形 の 中に もあえて「同値性」 となる
と結構危険なもの も多 い。以下 に,い くつ かその重 要 な例 をあげてお こ う。
一般 に
,
2=b2
α=b→
で あ るが
α
,
α2=b2→
例えば α=bの 両辺に cを かけると αc=bcと なって,こ れは正 しい式であるが
逆に αc=ιcで あるからといって,α =み である とは限らない。つ まり
で は な い .つ ま り
,
,
α=ゎ ←→ α2=ゎ 2
,
α=b→
で あ るが
ac=bι
α=ι
で は な い .し たが って
,
θl.ャ σ =π
,
αc=ろ c
α=ろ ―
(B.1)
ではない。例えば,α =1,b=2,c=0と す ると αc=bcで あるが,α =bで はない
ので ぐ=は 成 り立たない.し たがって,例 えば πν平面上 の 2つ の図形
θl:上
π
と, 両 辺 に
"を
=″
か けた
θ2:ν =χ 2
σ2:ν =χ
さて,(B・ 1)に おいて =⇒ を ←→ にするには,右 辺に cキ 0を 追加して (す な
わち「かつ」で結び)
2
は異なる曲線である1.
(B.2)を 「 ←→ 」 となるように修正するr
は 0」 を加えなけれlゴ ならない。また, どちC
う一つの辺に符号に関す る条件 をつ けてお (
図
は異 な る図形 で あ る。
α=わ ←→ (α c=bCか つ Cキ
と
(1)ν =ν τ―
(2)ν
2="か っ ν≧0
ν
2=ャ 層 _ν 4=π
1
:
0)
とするとよい。例えば
子
で あるか ら
=″ ←→ ν=′ かつ χキ o
,
υ 一π
θl:
と
σtt ν=″
2か っ χ 0
キ
は 同 じ図形 で あ る。
lσ
lは ντ≧0で あるからω≧0で しか定義さJ