備品調達等業務仕様書 (PDFファイル/372.47キロバイト)

160620V10
別冊1
都城市立図書館整備・管理運営等事業
図書館備品調達等業務仕様書
都城市
教育委員会
商工観光部
図書館
商工政策課
160620V10
目
次
1
本仕様書の位置づけ .............................................................. - 1 -
2
法令・例規 ...................................................................... - 1 -
3
図書館備品レイアウト等作成業務................................................... - 2 ⑴
備品レイアウト等作成にあたっての基本事項 ....................................... - 2 -
⑵
変更提案の要件 ................................................................. - 2 -
⑶
備品レイアウト等作成業務の実施 ................................................. - 6 -
⑷
その他 ......................................................................... - 6 -
4
備品調達業務 .................................................................... - 7 ⑴
備品調達業務の基本事項 ......................................................... - 7 -
⑵
備品調達計画の策定 ............................................................. - 7 -
⑶
備品調達業務の実施 ............................................................. - 7 -
別紙リスト ........................................................................... - 8 -
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1 本仕様書の位置づけ
「都城市立図書館整備・管理運営等事業 図書館備品調達等業務仕様書(案)
(以下「本仕様書」
という。)」は、都城市(以下「当市」という。)が、平成 28 年7月1日付けで公表した「都城
市立図書館整備・管理運営等事業」(以下「本事業」という。)における図書館本館(都城市立図
書館として、都城市中町 16 街区 15 号に移転整備される施設をいう。以下同じ)の備品調達等の
業務について、受託者が行う業務の仕様、基準を示すものである。
受託者は、本仕様書に基づき、業務を実施するものとするが、受託者が本事業におけるプロポー
ザル提案書において本仕様書を上回る内容が提案されている場合、受託者は当該提案内容に基づ
き業務を実施するものとする。また、本仕様書の解釈について疑義が生じた場合は、当市と受託者
にて協議の上、業務を実施するものとする。
2 法令・例規
本業務は、以下の法令・例規等に基づき実施するものとする。
・ 建築基準法
・ 図書館法
・ 図書館の設置及び運営上の望ましい基準
・ 製造物責任法
・ 公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律
・ 地方自治法
・ 個人情報の保護に関する法律
・ 高圧ガス保安法
・ 電気事業法
・ 消防法及び消防法施行規則
・ 建築物における衛生的環境の確保に関する法律
・ 都城市立図書館条例
・ 都城市立図書館管理運営規則
・ 都城市立図書館の視聴覚資料及び視聴覚教具の利用に関する規則
・ 都城市個人情報保護条例及び条例施行規則
・ 都城市情報公開条例及び条例施行規則
・ 宮崎県屋外広告物条例
※その他、上記にない法令、例規等についても適宜参照すること。
また、以下の設計図書に基づくこと
・ 都城市立図書館等複合施設整備実施設計図書(以下、単に「実施設計図書」という。また、
「備品配置図」とは、本実施設計図書の備品配置図をいう。)
- 1 -
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3 図書館備品レイアウト等作成業務
⑴
備品レイアウト等作成にあたっての基本事項
・ 受託者は、実施設計図書及びプロポーザル提案書に基づき、実施設計図書に示される備品レイアウ
ト等について変更の提案を行うこと。
・ レイアウトにあたり図書館本館を以下のエリアに区分する(詳細は別紙1「諸室配置」に示す)。

開架エリア:開架図書を収蔵する書架及び閲覧席を中心に配置するエリア

閉架エリア:閉架図書を収蔵するエリア

指定用途エリア:事務室など、当市が必要とする図書館本館の機能として用途と位置を指定す
るエリア

指定管理者提案業務エリア:指定管理者が提案した提案業務を実施するエリア

その他エリア:便所、共用通路など
・ 受託者は、変更提案を行うにあたり、当市または当市が指定する者と協議を行い、変更提案の内容
を取りまとめること。
・ 当市は、受託者の変更提案について、可能な限り尊重するものとするが、以下の提案については受
け付けることができない。

建築・設備工事費の上昇を伴うもの

備品類の調達金額が当市が想定する上限金額を上回るもの

建築・設備工事の工程に著しく遅延を生じさせるもの(例:建築・設備工事の大幅な設計変更
を要するもの)
・ 変更提案の採否については、当市と受託者にて協議を行い、当市が決定する。
⑵
変更提案の要件
受託者の変更提案の内容に関する要件については、以下のとおりとする。
種別
諸室・機能
配置
要件
提案の可否
要件
・ 指定管理者提案業務エリアついて、受託者及び指定管理者の運営
形態にあわせ、必要な諸室機能を提案すること
・ 開架エリア内の総合案内から視認できる範囲に検索コーナー(図
書検索等を行うコーナー。端末類は当市が設置)を設けること
・ 開架エリア内に国際交流展示コーナー(当市が寄贈を受けた展示
物を展示する空間。展示物の入替や管理は当市が直接行う)を設
けること。国際交流展示コーナーには、展示物を収納する展示ケ
ースを設置すること
・ 開架エリア内にヤングアダルトコーナー(青少年向けの図書を配
架し、青少年がゆっくりと談話することのできるスペース)を設
けること。なお、ヤングアダルトコーナーは談話を行う想定から、
静粛性を求めない機能となるため、開架エリア内の他の諸機能と
の関係性に留意すること
・ 上記を除く諸室・機能の、位置・用途の変更は原則不可とする
- 2 -
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種別
要件
要件
指定管理者提案
・ 原則として、建築工事、設備工事を行うことを前提とする提案は
業務エリアのレ
イアウトに係る
要求仕様
認められない(備品や機器類の固定のための工事程度は可とする)
・ 公共図書館の機能として著しく逸脱するような機能を提案しては
ならない
・ 専ら特定の利用者の利便に供する機能とせず(例:予約制の室な
ど)
、図書館利用者が広く利用できる機能とすること
設備
提案の可否
・ 設備の変更提案は原則不可とする
内装仕上
提案の可否
・ 別紙3「内装仕上一覧」に示す仕上材のうち、仕上材のカラース
キームを提案すること
・ 仕上材の変更を提案することは不可とする
要求仕様
・ 公共図書館として、統一性のある落ち着いた空間を演出すること
その他要件
・ 当市との協議・打ち合わせに際し、必要に応じサンプルの提示や
モックアップ、スケッチ、イメージパースを随時作成すること
サイン(館 提案の可否
内サイン・
・ サインについては、別紙4「館内サイン一覧」に基づき、受託者に
てデザイン、設置位置の提案を行うこと
書架サイ
・ サインは館内サイン(別紙4「館内サイン一覧」のうちA~Pの
ン)
サイン)及び書架サイン(別紙4「館内サイン一覧」のうちQ~R
のサイン)に分類され、館内サインは当市が建築工事にて製作・
施工し、書架サインは受託者の負担にて製作・設置する
要求仕様
・ 国際基準に基づいたピクトグラムを用いることを原則とする
・ 避難ルート等について、明確に分かるようにすること
・ ユニバーサルデザインに配慮したものとすること
・ 館内サインの仕様(素材)
・数量については、原則として変更しな
いものとする
・ 書架サインについては、受託者で仕様・数量を自由に提案できる
その他要件
・ 当市との協議・打ち合わせに際し、必要に応じサンプルの提示や、
スケッチ、イメージパースを随時作成すること
建具及び造
提案の可否
り付けの家
・ 使用目的、位置・レイアウト等の変更を伴わない範囲でデザイン
(形状、素材、仕上)を提案することは可とする
具(建築工
・ 別紙5「天井伏図」を参照の上、各ブラインドボックスにロール
事にて施工
スクリーンを設置すること。また、必要なロールスクリーンの素
する家具
材や色について提案すること
類)
要求仕様
・ カーテンはロールスクリーンとすること。
・ 各諸室の使用目的に合致するロールスクリーン(遮光タイプ等)
を選定すること。
その他要件
・ 変更提案については、当市及び関係者(施工者等)との協議にお
いて採否を定めるものとする
- 3 -
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種別
家具(可動
要件
提案の可否
もしくは家
要件
・ 提案可能なエリアは開架エリア、指定用途エリア内の家具・備品
類とする
具設置工事
・ 指定用途エリアについては、それぞれ指定されている用途を満足
にて固定す
するよう家具・備品を配置すること
るのもの、
・ 別紙2「許容床荷重図」及び構造計算書に示す床荷重の制限を満
書棚、机、
たす範囲において、受託者にて別紙6「備品配置図(案)」、別紙7
椅子等)
「設置備品リスト(案)
」に示す備品の配置、仕様の変更を提案す
ることができる
・ 原則として、別紙7「設置備品リスト(案)」に示す備品の数量以
上を提案すること。ただし、代替品により同等の性能を満たすこ
とができる場合はこの限りでない(例:所定の冊数が配架可能で
あることを条件に書棚のサイズ、段数を変更し、書棚の数量を調
整することは可能)
・ 閉架エリアの集密書架は当市が設置するため、変更不可である
・ 図書については日本十進分類法により管理することを前提とする
が、開架エリアの図書の配架方法は日本十進分類法によらず受託
者で提案が可能である
要求仕様①
(共通)
・ 利用者が使用する机、椅子等については、木製品(地元産材、地元
加工品)を積極的に活用すること
・ 指定用途エリアのうち、バックヤード部(事務スペース、BM書
庫等)の家具類については、作業性、コスト等を勘案した合理性
の高い提案を行うこと
・ 高い耐久性を有すると共に、メンテナンス、修理を容易に行うこ
とが可能な備品を選定すること
・ 児童、乳幼児が主に使用するエリアの家具については、鋭角的な
部分の面取を行うなど、安全性に十分な配慮がなされたものとす
ること
・ 必要以上の死角を作らないよう、管理上支障の無い備品配置とす
ること。特に児童、乳幼児が使用するエリアの配置については配
慮すること
要求仕様②
(書架)
・ 開架エリア及び児童書コーナー(2階東側の指定用途エリア)に
は、あわせて 21 万冊以上の蔵書を収容可能とすること
・ BM書庫(1階東側の指定用途エリア)の書架には、4 万 8 千冊以
上の蔵書を収容可能となるようにすること
・ 書架については、別紙8「書架固定図(例)
」のとおり、スラブに
固定できるようにすること。また、書架の固定にあたり、別紙1
「諸室配置」に示すフィルムダクト等、床下の設備類への干渉が
生じないようにすること
・ 児童書コーナーの書架の段数は H=1,500mm 以下とすること
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種別
要件
要件
・ 書架間の通路間隔は 2.25m 以上とすること。
・ 閲覧書架については、利用形態に応じた可読性、視認性、判読性
を確保できるよう、書架照明を設置すること。照度については、
別紙9「書架照明図」及び別紙 10「照度分布図」を参照の上、受
託者が必要と考える照度が確保できるようにすること。また、L
EDを採用するなど、省エネルギーに配慮した照明器具を採用す
ること
要求仕様③
(机・椅子等)
・ 開架エリアの閲覧席の座席数は1階・2階あわせて 500 席以上、
かつ、各階の座席数を 150 席以上とすること(ヤングアダルトコ
ーナーの座席を含む)
・ 一般閲覧席については、利用形態に応じた可読性、視認性、判読
性を確保できるよう、必要に応じて個別照明を設置すること。照
度については、別紙9「書架照明図」及び別紙 10「照度分布図」
を参考とすること
要求仕様④
(その他)
・ 別紙7「設置備品リスト(案)
」に示されているブックトラック、
台車類は標準数のため、受託者(または指定管理者となる者)の
運用により、適宜台数を提案すること
その他要件
・ 家具が特注品となる場合は、製作図を作成すること
・ 既製品を提案する場合は、該当する製品カタログを提示すること
AV機器類
提案の可否
・ AV機器類については、別紙7「設置備品リスト(案)」に示され
ている機器と同等品以上とし、追加機器の提案については、当市
と協議の上必要性を判断するものとする(ただし、指定管理者提
案業務エリアにおいて付加的に提案される機器類を除く)
指定管理者
提案業務エ
提案の考え方
・ 指定管理者提案業務エリアにおいて付加的に設置される追加機器
類がある場合は、提案すること
リアに設置
・ 指定管理者提案業務エリアにおいて付加的に設置される追加機器
される機器
類は、指定管理者が調達することとし、本業務の範囲に含めるこ
類
とはできない
・ ただし、書棚(または書籍などを収納する目的で設置される書棚
に類するラック類)
、机、椅子に限り、当市が想定する上限金額の
範囲内で追加的に提案することは可とする(ここで設置される書
棚及び机、椅子は開架エリアに設置される書棚及び机・椅子の要
件に示す冊数、座席数に合算することはできない)
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⑶
備品レイアウト等作成業務の実施
・ 受託者は、変更提案について随時当市及び当市の指定する者と協議を行い、変更提案内容を確定す
ること。なお、
「当市の指定する者」とは施工者、原設計者(工事監理者)を想定しており、荷重等
の条件について確認する予定である。
・ 変更提案内容の確定に基づき、以下の成果品を作成し、当市の検査を受けること。
成果品
備品レイアウト図
仕様
全体図:縮尺1/200(A3)
詳細図:縮尺任意
設置備品リスト
別紙6「設置備品リスト(案)
」に基づき、最終的な設置備品リス
トを作成すること
カラースキーム検討
報告書
⑷
サイン設計図
館内サイン及び書架サインの設計図を作成すること
内観パース
内観8枚(当市が指定したアングル)
家具製作図
特注の家具を製作する場合に作製すること
その他
・ 備品レイアウト等作成業務の実施期間中、当市は並行して図書館システム(図書館本館、高城図書
館共通で使用予定)の開発に係る検討及び仕様書作成を行う予定である。当市はこれに関し、必要
に応じ受託者から端末の設置位置等について意見を求めることを想定している。
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4 備品調達業務
⑴
備品調達業務の基本事項
・ 受託者は、3(3)で作成した図書に基づき、備品類を調達(書架サインの製作・設置を含む)の上、
当市に納入すること。
・ 受託者は、適宜当市と図書館本館の施工業者が行う工事の調整会議に出席し、備品納入に関する協
議調整を行うこと。
・ 備品類について、固定を要するものについては、受託者にて固定工事を実施するもの(スラブへの
留め具の施工を含む)とし、配線工事等の電気工事が必要なものについても同様とする。納入に関
しては当市、および図書館本館の施工業者と適時打ち合わせをすること(なお、備品類の納入は、
建築工事の完了検査後を原則とする)
。
⑵
備品調達計画の策定
・ 受託者は、3(3)で作成した設置備品について、調達先、調達金額、スケジュール等について調
整した備品調達計画書を作成し、当市の承諾を得ること。
・ 書架、机、椅子等の特注品の製造等について、地元企業(都城市に本社、本店を置く企業等をいう。
)
に受託額の 30%以上を発注すること(発注金額が確認できるよう、注文書、納品書等の書類を的
確に管理することとし、当市が求めた場合開示すること)
。
⑶
備品調達業務の実施
・ 受託者は、(2)の備品調達計画に基づき、備品の調達、納入を行うこと。
・ 備品の納入にあたっては、員数、仕様等について納入時に当市の検査を受けること。なお、特注品
の製作物については、当市で適時工場検査を行うことを想定し、必要な検査日程及び項目を提案す
ること。
・ 備品の納入後、設置備品リストに取得額を記載するとともに、設置備品リストに基づき、当市が作
成する備品台帳の作成に協力すること。
・ 全ての備品の納品の完了後、完了報告書を作成し、当市に提出すること。
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160620V10
別紙リスト
別紙1 諸室配置
別紙2 許容床荷重図
別紙3 内装仕上一覧
別紙4 館内サイン一覧
別紙5 天井伏図
別紙6 備品配置図(案)
別紙7 設置備品リスト(案)
別紙8 書架固定図(例)
別紙9 書架照明図
別紙 10 照度分布図
≪別紙について≫
別紙については、
「設計図書」として応募者に貸与します。
応募者は、提案にあたり募集要項 12 に規定される手続きに則り、貸与を受けてください。
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