アドプトフォレスト

 組合長の栗本修滋です。
今年の桜は例年より開花してい
る期間が長く感じられ。桜の花の
もとで入園・入学式を迎えられた
新入生も、たくさんおられたので
はないでしょうか。
○日に無事、所管庁に登録が認め
招へいし、主に治山関連の調査・
このことが組合に与えた衝撃は想
大阪府森林組合は長きにわたる
設計業務を受託し、事業の推進を
られました。
員は「林業を通して大阪の山を守
森林の施業を通じて、様々な知識
図ることとなりました。
建設コンサルタントとは、国土
り、森を育てる」精神を貫くこと
や技術を蓄積してきました。おか
さらに森林環境税に関連し、持
像以上であり、事業を担当してい
によって、組合員の方々にご奉仕
げさまで特殊伐採業務や庭木の剪
続的な森づくりに必要不可欠な事
た職員の落胆ぶりは、声をかける
するとともに、職員60余名が働
定など、培った伐倒技術などを生
業対象地の全体計画や各種の施設
交通省に登録し、開発・防災・環
く場を守る決意を強固にした次第
かした新たな分野での仕事を受注
設計にも、その力を発揮していた
ことすら躊躇させられる状況でし
です。
することにつながり、組合の運営
だくことで、新たな組合の事業開
境保護等に関して、計画・調査・
気持ちを切り替え、産業廃棄物
の支えになってきている事業もあ
拓に期待を寄せています。
た。組合員の皆さまにも大変なご
業に変わる新たな事業開拓にまい
ります。
設計業務を中心する業務です。
進する所存です。
しかし伐倒技術のような経験則
これに先立ち、新たに森林土木
本年4月から大阪府の森林環境
から得られるものではなく、モノ
心配をおかけし、深くお詫び申し
税が施行されましたので、しっか
を作るための計画もしくは設計と
上げます。本件を真摯に受け止
り対応して森林の防災機能を発揮
いう分野は経験則も必要ですが、
分野の技術士資格を持ち、ご自身
させるとともに、林業基盤を強化
国家資格などが必要となることが
め、役職員のコンプライアンスの
させて府民のご負担に応える必要
ほとんどです。
でも技術士事務所を開設されてい
があると考えております。
さて当組合では従前より展開し
向上に、なお一層取り組みます。
組合員の皆さまにおかれまして
ている各種の事業に加え、新たに
た西川静一氏を監理技術者として
は、組合経営の健全化に引き続き
建設コンサルタントの森林土木分
経営は困難な状況ですが、役職
のご支援をどうぞよろしくお願い
西川氏
組合も本年5月31日に第15期
の事業期を終え、現在、決算作業
に注力しています。
さて平成27年度は組合にとっ
て、大きな分岐点を迎えた年でし
た。昨年の10月に組合内部で、
産業廃棄物業が継続できなくなる
事案が発生しましたので、木くず
を処分する廃棄物処分業と廃棄物
運搬業の廃止届を関係行政機関に
野に進出すべく準備を進め、○月
森林保険
申し上げます。
我が国の森林・林業施策の基本的方針を定
める森林・林業基本計画は、森林・林業基本
法の規定により、おおむね5年ごとに変更す
ることとされています。
現行の基本計画は平成23年7月に定めら
れました。
以降の森林・林業をめぐる大きな情勢の変
化とともに、さらに5年後には、戦後造林さ
れてきた人工林の約7割が主伐期を迎えるこ
とから、我が国の森林資源を有効活用すると
同時に、計画的に再造成の検討が求められる
など、過去に経験したことのない新たな段階
に入ってきています。
資源状況、地方創生に向けた林業・木材産
業の役割、木材需要の変化や新たな動きなど
を踏まえて、民間の活力を生かしつつ、効率
的・効果的に施策を展開し成長産業化の実現
化を目指します。
現在、その変更について林政審議会におい
て審議が行われており、本年5月を目途に、
変更することとしています。
提出しました。
林政情報
森林・林業基本計画(案)の
見直しについて
「アドプトフォレスト」
~高槻に続き四條畷でも~
ザ・パック株式会社様の取り組み
お願いしたいと強い要請をいただ
ても、当組合に活動のサポートを
のお付き合いから、四條畷におい
活動に際し、高槻市城山地区で
ていただく運びとなりました。
アドプトフォレスト活動を実施し
ふれあいの森」をフィールドに、
條畷市下田原地区にある「四條畷
パック株式会社」様が、新たに四
づくりを行っていただいた「ザ・
間、高槻市城山地区において、森
その中で平成21年から5年
トを行ってまいりました。
に際して、技術指導や各種サポー
も地元調整や企業の森づくり活動
められており、大阪府森林組合で
今では府内各地で森づくりが進
る「アドプトフォレスト」。
り持ち、地域の森づくりを推進す
府が企業と森林所有者との仲を取
平成18年から始まった、大阪
■企業との連携による森づくり■
ザ・パック様のアドプトフォレスト活動
してまいります。
森づくりにつなげられるよう努力
に、当地での活動が、次の新たな
サポートさせていただくととも
を裏切ることのなく、しっかりと
ふれあいの森」においても、期待
新たなフィールドである「四條畷
ております。
したことに、大いなる喜びを感じ
ような形で新たな森づくりに発展
協働して行ってきた活動が、この
し上げるとともに、様々な方々と
ご指名をいただいたことに感謝申
当組合では、ザ・パック様より
計画としています。
う一度、市民が集う森に再生する
など木製施設を整備するなど、も
で伐採された木材を用いて、階段
林床に光を入れ、森づくりの過程
そこで陽が差し込まなくなった
いていました。
し、整備が行き届かない状況が続
森でしたが、昨今、樹木が繁茂
ゾーン分けされた市民に愛される
の森やきこりの森、紅葉の森など
れあいの森」は約9haで、野鳥
対象フィールドとなる「四條畷ふ
による調印式を執り行いました。
大阪府と四條畷市、当組合の4者
き、4月28日にザ・パック様、
アドプトフォレスト調印式(写真前列左から大阪府 竹内
副知事、ザ・パック㈱木森専務取締役、栗本組合長、四
條畷市 土井市長、大阪府議会 橋本議員)