狭山市モノづくりPR・人材確保応援事業委託業務仕様書

狭山市モノづくりPR・人材確保応援事業委託業務仕様書
1. 業 務 名 狭山市モノづくりPR・人材確保応援業務
2. 業務目的
狭山市には、優れた製品と高い付加価値を生み出す技術を有するモノづくり企
業が多く存在しているが、これら企業の市内外の認知度は高い状況とは言えない。
また、市内企業の顕著な課題として、若い世代の人材不足と市内企業同士の関係
が希薄にあることも挙げられる。
このことから、市内にあるモノづくり企業を対象としたPRと人材確保を支援
し、かつ「モノづくりのまち・狭山」というブランドを構築するため、情報冊子・
PRサイト・イベントの事業を通じて、市内企業の人材確保と活性化を目指すも
のである。
3. 業務期間
業務の期間は、契約日から平成29年3月31日までとする。
4. 業務場所
原則として狭山市内で実施するものとする。ただし、必要な場合には狭山市外で
実施することができるものとする。
5. 業務概要
共通事項は次のとおりとする。
・本事業は、市内のモノづくり企業のPRと人材確保の支援を行う観点から実施
する。
・事業の主な対象は、市民、市内在学の高校生等若い人及び市内企業等とする。
・発信情報の基となる企業の情報については、懇切丁寧に取材するとともに、そ
の取扱いについては、後段の著作権や秘密保持を堅守することは当然のこと、そ
れ以外でも関係者の不快とならないよう十分に留意すること。
・事業の実施にあたっては、事業のPRを十分に行い、効果の向上に努めること。
・冊子やサイトへの情報掲載、イベントへの出展や参加等については、可能な限
り市内企業(製造業)の意向確認を行い、選定に関しては、市と委託事業者と双
方協議の上、決定する。
・市が関係者等との会議を開催する場合は、市の求めに応じて資料提供を行い、
会議に出席し、会議録を作成する。
・事業の実施に際しては、市と十分に協議を行うこと
(1)モノづくりPR冊子について
業務については、PR冊子の企画・企業選定・取材・編集・作成・配布とする。
詳細は次のとおり。
(趣旨)市内企業の優れた製品と技術、モノづくりの魅力をPRする。
(対象)
掲載対象:市内モノづくり企業
閲覧対象
① 市民
地元企業の存在に誇りを持ち、地元愛を醸成する。
② 高校生等 モノづくりの魅力を伝える。
③ 企業
企業間の取引を活性化させる。
(規格)AB判 全面カラー 12頁程度 中綴じ
AR(Augmented Reality:現実拡張)機能付き
(部数)3万4千部(最低限)
(業務内容)
① 企業選定
・市内製造業447社(平成25年度狭山市緊急雇用創出基金事業『狭山市
事業所操業環境状況調査報告書』より)の中から、優れた製品とモノづくり
技術を持つ企業を選定する。
・企業の選定に関しては、市と委託事業者と双方協議の上、決定する。
② 取材
・企業の製品や技術、特色など活きた情報を取材すること。
・取材方法について、提案があればすること。
③ 作成
・レイアウトについては、市と委託事業者双方協議の上、決定する。
・掲載事項について、案があれば提案すること。
・掲載企業は、紙面及び予算の範囲で可能な限り多くの企業を掲載すること。
・掲載企業数は、最低でも70社以上とすること。
④ 配布
・配布対象は、市内小中学校・高校・大学、市内外企業、首都圏工業系高校・
専門学校・大学等とすることを想定しており、配布冊数は2万4千部を予
定している。
・市の指示があった部数(1万部を予定)については、予備用として市役所
商工業振興課へ引き渡すこと。
・その他、配布方法について、案があれば提案すること。市及び委託事業者
双方協議の上、決定する。
(その他)
・掲載項目について、案があれば、提案すること。
・冊子作成に際しては、狭山商工会議所、狭山工業団地工業会、川越狭山工業
会などと密接な連携をとり、十分協力すること。
(2)モノづくり企業PRサイト
業務については、PRサイトの企画・企業選定・取材・編集・作成・維持管理
とする。
(趣旨)市内企業の優れた製品と技術、モノづくりの魅力をPRする。
(対象)
掲載対象:市内モノづくり企業
閲覧対象
① 市民
地元企業の存在に誇りを持ち、地元愛を醸成する。
② 高校生等 モノづくりの魅力を伝える。
③ 企業
企業間の取引を活性化させる。
(業務内容)
① 企業選定
・市内製造業447社(平成25年度狭山市緊急雇用創出基金事業『狭山市
事業所操業環境状況調査報告書』より)の中から、優れた製品とモノづく
り技術を持つ企業を選定する。
・企業の選定に関しては、市と委託事業者と双方協議の上、決定する。
② 取材
・企業の製品や技術、特色など活きた情報を取材すること。
・取材方法について、提案があればすること。
③ 作成
・レイアウトについては、市と委託事業者双方協議の上、決定すること。
・アクセシビリティ、ユーザビリティに配慮すること。
・運用 サイト使用上のガイドラインについて、市と委託事業者双方協議の上
作成すること。
・使用するCMS(content management system)ツールは、最新のツールで
あり、かつ稼働実績のあるバージョンを採用し、信頼性を確保すること。
・市の公式ホームページ等の一般的なWebサイトと同様な応答速度が実現で
きるシステム機器構成とすること。
・当初の掲載企業は、70社程度とするが、将来的には市内全てのモノづくり
企業が使用することを想定し、容易に拡張できること。
・掲載企業には、ID及びパスワードを発行し、一部のページについて、随時
更新できるような状態とすること。
(構成)
① トップページ
・最新トピックスが時系列及びカテゴリ別で自動的に表示されること。
・企業の検索機能が表示されること。
② モノづくり企業情報ページ
・市内企業のプロフィールや製品・技術情報、特徴等の情報を掲載すること。
・製品や技術情報については、動画情報も掲載可能とすること。
・各掲載企業のホームページへアクセスできるようにすること。
・当該ページは、各企業及び市が随時更新できるようにすること。
③ モノづくり企業で働く人や若手先輩社員特集ページ
・主に高校生を中心としたこれから就職する人が、市内企業で働くイメージ
を持つことができるようなページを作成すること。
・各企業の従業員の中で、モノづくりに従事する従業員や若手先輩社員を取
材し、掲載する。
・当該ページは市が随時更新できるようにすること。
④ ビジネスマッチングページ
・企業の受発注に関する情報を掲載すること。
・当該ページは各企業及び市が随時更新できるようにすること。
⑤ リンク集
各関係機関(狭山市・狭山市産業労働センター・狭山商工会議所・狭山工業
団地工業会・川越狭山工業会等)のWebサイトへのリンク集を設置するこ
と。
⑥ お問合せ・アクセス
市担当課の連絡先電話番号やメールアドレスを掲載すること。
⑦ 管理者用ページ
市担当者が掲載内容の削除・追加・修正を行うことができるページを作成す
ること。
(維持管理)
① サーバーの定期保守及び障害発生時の対応を維持管理とする。
② ①に加え、アクセス数や利用者の意見及びその分析結果について定期的な
報告を行うこと。
③ 平成29年度以降の維持管理費については、委託料などの公費を最小限に
とどめ、可能な限り自立した運営を行うことを想定している。
ただし、平成29年度以降の維持管理費が発生する場合は、その金額につ
いても提案すること。
(セキュリティー対策)
① 情報(ID及びパスワード、非掲載の情報等)の機密性の維持をすること。
② 不正アクセスに対し、情報漏えい、改ざんを防ぐ措置を講ずること。
③ システムが常に最新の定義ファイルに更新されるなど十分なウィルス対
策を施すこと。
(その他)
① 市公式ホームページや茶レンジJOBさやまなど、市や公的機関による他
のシステムとの連携させること。
② ホームページ作成に際しては、商工会議所、狭山工業団地工業会、川越狭
山工業会などと密接に連携をとり、十分に協力すること。
③ 市と協議の上、予算の範囲内で、Webサイトに必要であると考えられる
ページを提案・作成すること。
④ 委託事業者は、必要に応じて、市担当者向けのCMS操作研修を無償で行
うこと。
⑤ サイトの権利は狭山市に帰属すること。
(3)イベント
企業の情報発信、人材確保、企業間マッチングを目的として、下記の日程で行う
イベントにおける企画・運営を行うこと。
<イベント共通事項>
企業選定
・市内製造業447社(平成25年度狭山市緊急雇用創出基金事業『狭山市
事業所操業環境状況調査報告書』より)の中から、優れた製品とモノづく
り技術を持つ企業を選定する。
・企業の選定に関しては、市と委託事業者と双方協議の上、決定する。
① 商工祭
日 時 平成28年10月23日(日)
場 所 狭山市産業労働センター(狭山市入間川1丁目3番3)
狭山市市民交流センター(狭山市入間川1丁目3番1)
内 容 展示(市内企業【10社程度】出展ブース、大型製品展示)、講演会等
を企画し、製品・技術をPRすること。
業務については、企画(展示・講演会)、企業選定、ブースや看板等
の作成、当日の運営である。
イベント内容及び出展企業にかかる情報について、ポスター・チラシ等
による市内外への事前周知を充分に行うこと。
展 示 市内企業10社程度による紹介展示
市内企業3社程度の大型製品展示
その他 事業実施の際には、商工祭実行員会(事務局:狭山市商工業振興課)と
連携をとる
安全確保(警備、保険対応等)を図ること。
大型製品の展示については、製品運搬費用も考慮すること。
② 市内高校生向けPRイベント
日 時 平成28年12月24日(土)
、25日(日)
場 所 市内高校
同敷地内教室及び施設の一部
内 容 市内企業(50社程度)のブース(大型製品展示を含む)を設置し、製
品・技術等をPRすること。
業務については、企画、企業選定、ブースや看板等の作成、当日の運営
である。
イベント内容及び出展企業にかかる情報について、ポスター・チラシ等
による市内外への事前周知を充分に行うこと。
その他 事業実施の際には、狭山市商工業振興課と連携をとること。
安全確保(警備、保険対応等)を図ること。
大型製品の展示については、製品運搬費用も考慮すること。
6. 成果品
(1)モノづくりPR冊子
規
格 AB判 全面カラー 12頁程度 中綴じ
AR(Augmented Reality:現実拡張)機能付き
部
数 3万4千部
配布場所 市内公立高校等を対象とすること。
その他、委託事業者の提案に基づき、市が決定、指示する。
納品場所 狭山市役所 商工業振興課
納品・配布期限 納付期限は平成28年10月22日までとする。
配布については、委託事業者の提案及び市の指示に基づき、順次配
布すること。
(2)モノづくり企業PRサイト
(成果物)
Webサイト一式 電子媒体1部(CD―RもしくはCD-ROMとすること)
(PRサイトの納品・公開)
PRサイトの納品は平成29年2月28日までに行うこと。また、当サイトの公
開は平成29年3月1日までに開始すること。
(品質要件)
・使用するCMS(content management system)ツールは、最新のものであり、
かつ稼働実績のあるバージョンを採用し、信頼性を確保すること。
(性能要件)
・市の公式ホームページ等の一般的なWebサイトと同様な応答速度が実現でき
るシステム機器構成とすること。
・将来的には全ての市内製造業が使用することを想定し、容易に拡張できること。
(サイトの運営ガイドライン)
ガイドラインについては、受託者と市との協議の上、定めること。
(3)イベント
イベントは、報告書の提出を以て、成果品と代えることとする。
(4)報告書・資料原稿一式(電子データ)
部 数 2冊
様 式 任意
内 容 次の事項については、必ず含むこと。
① 実施した事業の成果(イベントについては、写真も含む)
② 事業の効果及び事業実施過程において、企業及び関係者(冊子配布先・サイ
ト利用者・イベント参加者等)から出た意見について、記載すること。
③ ②に基づく分析結果及び次年度以降の本事業の方向性について
※成果品の所有権については、全て市に帰属するものとし、市の許可なく公表しては
ならない。
7. 素材・著作権について
(1)本業務に関する素材については、原則として受託者が調達するものとする。
(2)本委託業務に係る成果品の著作権等の帰属(著作権法に規定された各権利を含
む。
)については、狭山市に譲渡されるものとし、その対価は、委託金額に含
まれるものとする。
(3)本委託業務に係る成果品等の製作に係る全ての権利(著作権等)の処理は、委
託事業者の責任と負担で行うものとする。
(4)(3)について、関係者その他第三者から異議、苦情の申し立て、実費または
対価の請求、損害賠償等があった場合は、弁護士費用等も含め、委託事業者の
責任と負担において、処理するものとする。
8. 秘密保持について
(1) 本業務における成果物(納品物及び中間成果物を含む。)については、本業務
においてのみ使用することとし、これらを他の目的に使用してはならない。
(2) 本業務履行にあたって、知り得た秘密を漏らしてはならない。
(3) (1)及び(2)の規程については、本契約及び業務が完了し、または契約
が解除された後においても同様とする。
9. 保証年数(瑕疵担保責任期間)
納品後1年間を保証期間(瑕疵担保責任期間)とする。ただし、当市で改造を加え
たものは、この対象から除く。
10.調査等
市は、必要があると認めるときは、委託事業者に対して、本業務の処理状況につい
て調査し、または報告を求めることができる。この場合、委託事業者はこれを拒んで
はならない。
11.業務着手届及び業務完了報告書の提出
(1)委託受託者は、業務に着手する際には業務着手届を市へ提出すること。
(2)業務が完了した際には、業務完了報告書を提出すること。
(3)業務完了報告書には、次年度以降の市の施策の参考とするため、事業実施の過程
や実施後において、企業及び関係者(冊子配布先・サイト利用者・イベント参加
者等)から出た意見や事業効果及びこれら意見・事業効果に基づく分析、今後
の本事業の方向性についても記載すること。
(4)(1)及び(2)の書式は任意とする。
12.その他
本仕様書に定めのない事項及び疑義が生じた場合は、市及び委託事業者双方の協議
により決定する。