企画提案仕様書(PDF:127KB)

企画提案仕様書
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委託 事業名
平成28年度「琉球泡盛マーケティング支援事業委託業務」
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委託 期間
契約締 結の日から平成29年3月31日まで
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事業 目的
泡盛産業は、沖縄を代表する地場産業として、離島を含む地域の経済と雇用を支える
重要な産業であるとともに、伝統行事や料理など県民の生活に深く結びついた歴史的・
文化的に も重要な産業である。
しかし なが ら、 平成17年 度以 降、「 消費 者嗜好の多様 化」等の影響 等もあり、 泡盛の出
荷数量は 11年連続で減少し、泡盛業界は大変厳しい経営環境に置かれている。
このよ うな 厳し い状況 を好 転させ るた め、 個々の泡盛 製造者にお いては、「消 費者嗜好
の多様化」に対応する商品開発に積極的に取り組んでいるが、泡盛の出荷数量は減少傾
向を続け ている。
本事業は、泡盛製造業を県経済振興に寄与する移出型産業として成長させるため、泡
盛製造者が「消費者嗜好の多様化」に対応するために積極的に行うマーケティング調査
等を支援することで、泡盛業界の市場競争力の強化を図り、泡盛業界の成長戦略の促進
を支援す る。
沖縄県
委託
経費補助
委託事業者
・コーディネーター配置
・支援対象事業者の発掘
・審査委員会の設置・運営
・ハンズ・オン支援 等
酒造所
事業管理
・成果のPR、導入事例の蓄積
・事業化に向けた継続的な支援
・フォローアップ調査 等
・泡盛の一般酒やリキュール
を含めた消費者嗜好に対応した
製品のマーケティング調査等を
個々の酒造所が主体的に実施
することで、市場競争力の強化
を図る。
製品の生産
市場への導入
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委託 内容
受託者 は、以下に掲げる業務を行う。
(1) 体制 構築
沖縄県酒造組合に加入する泡盛製造者が、多様化する消費者嗜好に対応するために
行うマーケティング調査等を実施する過程において、必要とされる幅広い情報・人的
ネットワーク、技術、財務やマーケティングなど企業経営全般に関し、高い知見を有
するコーディネーター等を配置した体制を構築する。
(2) プロ ジェクトの公募
琉 球泡盛マーケ ティング強化 事業の周知 、公募説明 会の開催、申 請書類の受付 、事業
者からの照会対応、事前ブラッシュアップ等のプロジェクト策定支 援を行う。
①琉球泡盛マーケティング強化事業の周知
多くの泡盛製造業者がプロジェクト申請を検討する機会が得られるよう、効率的
かつ効果的な周知方法を企画し実施する。
②申請書類の受付
公募期間中、応募の要件に合致する申請書類をすべて受領し、これを取りまとめ
る。
③事業者からの照会対応
電話、文書、メール、訪問その他の方法により事業者から本事業に関する照会が
あった場合には、これに対応する。
④事前ブラッシュアップ等のプロジェクト策定支援
受託者の有する知見やネットワークを生かし、申請プロジェクトをブラッシュア
ップし、効率的かつ効果的なプロジェクトの策定を支援する。
(3) 審査 委員会の設置・運営
・ プ ロジェクト の審査や助言 等をするにあ たり、専門的 な意見や提 案を得るため、
県内 の泡盛製 造業関係者や 卸業、小売 業、その他 有識者等8名 程度で構成す る審査
委員会を設置し、運営を行う。
・審 査委員については、沖縄県と協議のうえ決定する。
・審査委員会は、プロジェクトの審査や助言等の他、県が実施する泡盛産業の振興
策に係る協議会を広くサポートし、その体制の確立等を図るも のとする。
(4) 提案 の審査・採択案の決定
① 基本的な考え方
事務 局、審査 委員会等によ る段階的な 審査を行う 。また審査委 員会を補完す るため
必要に応じて、外部専門家による審査を行う。
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② 事務局の審査業務
・ 提案受付、指導
様式のチェック、再提出が必要であれば改善アドバイスなど を行う。
申請 プロジ ェクトをブラ ッシュアッ プし、効率 的かつ効果的 なプロジェク トの策
定 を支援する。
・ 提案書の可能性評価
文献、インターネット調査、提案内容に関する関係者ヒアリ ング等を行う。
・ 経営状況の評価
経営状況 等に関する ヒアリング 、財務状況の確 認を行う。ま た必要に応 じて、企
業 情報データーベースの活用や、調査会社への依頼による信用調査を行う。
・ 審査資料の作成
全提案書を取りまとめた審査用資料を作成する。
③ 審査委員会
・ 審 査委員は、 採択審査会、 中間報告会に て、プロジェ クトの評価 を行うとともに
必 要に応じて、プロジェクトに対して助言等を行う。
・ 採 択審査会は 、事務局の審 査用資料、提 案者によるプ レゼンテー ション等の内容
の 評価を行い、最終順位(採択案)を決定する。
・ 中間報告会 は、各プロジ ェクト毎に プレゼンテ ーションを行 い、審査委員 はこれ
に 対して助言等を行う。
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採 択案の決定
審査委員会で決定された採択案に基づき、上位について積算内訳書を査定し、提
案者 に対し査 定した金額で のプロジェ クトの実現 可能性を確認 する。予算の 範囲内
で採 択案を作成し、県に報告した上で、申請事業者に対して審査結果の通知を行う。
(4) 事業 者と県の契約及び予算執行に関する助言
採択された提案について、県が補助金の交付を決定したときは、事業者が補助金を
執行す る上で、事業者に対し経理事務処理について助言を行う。
(5)中間検査及び確定検査
採択事業者からの実績報告書を審査し、沖縄県の行う中間検査及び確定検査におい
ては、 検査関係書類整理等、受験の支援を採択事業者に行う。
(6) マー ケティング調査等の支援
コーディネーター等は有する知見やネットワークを生かし、事業者の抱える課題解
決に必 要なハンズオン支援を実施する。
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また、カクテル等を活用した女性や若者向け製品のプロモーション等を行い、事業
者のマ ーケティング調査等への活用を図る。
(7) 事業 化支援
マーケティング調査期間中及び終了後、開発した製品が着実に事業化に発展してい
けるよう、採択企業等に対し、国・県・関係機関等が実施する各種支援制度の活用促
進を図 るなど、段階に応じて必要な事業化支援を行う。
(8)
成果の周知、フォローアップ調査
① 成果の周知
マー ケティン グ調査期間中 及び終了後 に本事業に かかる成果や 事業化への取 り組み
状 況等について 、ホームペー ジ上での公 開や成果報 告会の開催等 により、広く 調査成
果のPRに努める。
② フォローアップ調査
マー ケティン グ支援終了後 の動向や事 業成果の波 及効果などに ついて、必要 に応じ
てフォローアップ調査(追跡調査)を行う。
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マー ケティング調査等の考え方
事業者 が実施するマーケティング調査等の内容は次のとおりとする。
(1) 対象 事業者
沖縄県 酒造組合に加入する酒類製造者又はその共同体であること。
(2) 対象 プロジェクト
対象事 業者が行う以下の要件を満たすプロジェクトとする。
・琉球泡盛または琉球泡盛と本県の地域資源や特性を活かした新製品(原材料などの
中間 材を含む)のマーケティング調査等であること。
・県外 をターゲットにした新製品であること。
・製品 開発の主要な工程を県内で実施すること。
・事業 終了後、マーケティング調査等の成果を泡盛業界に報告できること。
・事業化により泡盛産業の移出型産業としての発展と本県の経済振興及び雇用の創出
が期 待できること。
(3) 琉球 泡盛マーケティング支援委託事業(委託)
予算額
13,676千円
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(4) 琉球 泡盛マーケティング強化補助事業(補助)
① 沖縄県酒造組合に加入する泡盛製造者(組合員)
② 1製造者当たりの補助交付限度額
4,500千円(補助率9/10以内)
予算上限額が18,000千円(交 付限度額で算出すると4製造者が対象となる)
③ 複数の製造 者が連携し てプロジェ クトを実施する 場合は、その 数に応じた 限度額と
することが できる。(例 えば、2酒 造者で1千万円のプロジェクトを実施する場合、
9百 万円の補助交付限度額となる。)
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再委 託の制限について
(1) 契 約 の 全 部 の 履 行 を 一 括 又 は 分 割 し て 第 三 者 に 委 任 し 、 又 は 請 負 わ せ る こ と が で
き な い 。 ま た 、 以 下 の 業 務 ( 以 下 「 契 約 の 主 た る 部 分 」 と い う 。) に つ い て は 、 そ
の履行を第三者に委任し、又は請負わせることができない。
ア
契約金額の50%を超える業務
イ
プロジェ クトの公募、 要件審査、 ハンズオン 支援、評価・ フォローアッ プ等の
根幹的な業務
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その他
(1) マ ー ケ テ ィ ン グ 調 査 等 を 支 援 す る 他 機 関 ・ 団 体 と の 連 携 を 図 り な が ら 、 支 援 対 象
事業 者の製品開発の事業化を促進すること。
(2) 事 業 完 了 時 に 実 際 に 要 し な か っ た 経 費 が あ る と き は 、 相 当 の 委 託 料 を 減 額 す る 。
(3) 本 事業の実績を まとめた報 告書を成果品として80部及び電 子ファイルを沖縄県に
提出 する。
(4) 本 事 業 は 、 沖 縄 振 興 特 別 推 進 交 付 金 な ど を 活 用 し て 実 施 す る も の で あ り 、 受 託 者
に お い て は 、 補 助 金 等 に 係 る 予 算 の 執 行 適 正 化 に 関 す る 法 律 ( 昭 和 30年 法 律 第 179
号)に基 づき、適正に執行する必要がある。
(5) この仕様 書に定めない 事項及び疑義が生じた場合は、受託 者と委託者の双方が協
議し て定める。
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