瀬戸内国際芸術祭2016高松大島航路補完運航業務仕様書 1 目的 瀬戸内国際芸術祭2016の夏会期中において、高松-大島間を12名乗りの船 舶3隻が運航することとなっている。土日祝は相当の来場者が見込まれることから、 当該航路を補完する形で、土日祝は室内旅客定員50名以上の船舶を運航すること で、来場者のさらなる円滑な輸送を図る。 2 委託者 瀬戸内国際芸術祭実行委員会及び国立療養所大島青松園 3 委託期間 契約締結日から平成28年9月4日(日)まで ただし、運航日は平成28年7月18日(月・祝)から9月4日(日)までの土日 祝の16日間とする。 4 運航の仕様 (1)海上運送法第20条第2項に基づく「人の運送をする不定期航路事業」の届出 を行っている事業者とする。 (2)四国運輸局に対し、平成28年7月11日までに「旅船活性化モデル地区」の 事業実施計画を提出し、運航可能日数を延長すること(最大16日間まで可能)。 (3)受託者は、使用船舶の運航に当たっては、関係する法令・規則等を遵守し、船 内の整頓、衛生及び旅客の安全確保に細心の注意をはらうこと。また、使用船舶 の設備等については、旅客の安全輸送のため細心の注意を払って使用、維持管理 すること。 5 従事者の確保 (1)受託者は、使用船舶にかかる従事者の住所、氏名、年齢及び資格、その他必要書 類を委託者に提出しなければならない。 (2)従事者は、二級小型船舶操縦士以上の特定操縦免許保有者であり、小型船を安 全に運航する実務経験を有するものでなければならない。 6 使用船舶 受託者は、次の要件を満たす船舶を1隻確保し、運航するものとする。 ただし、受託者のみでの運航が難しい場合は、受託者の責任において、別途傭船 等により手配することを妨げない。なお、手配先は個人事業者及び県外事業者でも 差支えない。 (1)日本小型船舶検査機構の船舶検査証書の交付を受けていること。 (2)室内旅客定員数50名以上の小型船であること。 (3)多少の雨風でも出航できるような安全性と快適性を有していること。 7 業務委託における運航内容等 (1)受託者は、次の時刻表の各便の付け船として運航する。 高松発 大島着 大島発 高松着 1便 9:20 9:40 11:10 11:30 2便 11:40 12:00 13:30 13:50 3便 14:05 14:25 15:55 16:15 (2)受託者は、各港の特性、他の船舶の運航状況等を踏まえて運航する。 (3)受託者は、各港における来場者の乗船及び下船について、円滑かつ安全な誘導 を行うものとする。 (4)荒天時、緊急時における運航について、委託者及び夏会期中の定時運航事業者 と連絡調整できる体制が確保されていること。 (5)運航については委託者の指示に従い、柔軟に対応することとする。 8 試験運航について 受託者は委託者の許可を得て、高松-大島航路間において試験運航及び接岸を行 うことができる。なお、その際の費用については受託者が負担するものとする。 9 経費区分 委託料には、次の経費を含むものとする。 (1)従事員の人件費 (2)船舶の使用料 (3)上記定時運航に必要な燃料費 (4)消耗品費、保険料、その他適切な船舶の運航業務に必要な費用等 10 業務報告書 受託者は、業務実施日における委託業務の成果を、毎月、委託者に報告するもの とする。 なお、委託者は、必要に応じて、履行状況の報告を求めることができる。 11 委託料の支払い 委託料は毎月払いとする。受託者は、「10 業務報告書」の検査に合格した後、委 託者に委託料の支払いを請求するものとする。委託者は、受託者からの正当な請求 書を受け取った後、30日以内に委託料を支払うものとする。 12 各種保険への加入 受託者は、旅客傷害賠償責任保険、船舶保険(年間)、船主責任相互保険(年間) に加入するものとする。 13 その他 (1)受託者は、業務の実施に関し、関係法令を遵守すること。 (2)船舶運航業務等に関する関係官庁への諸手続きは受託者が行うこと。 (3)運航に当たっては、小型船の構造及び機能等に習熟のうえ行うこと。 (4)業務の全部を一括して第三者に委託することは禁止する。 (5)本仕様書の内容に疑義の生じた場合は、委託者の指示に従うこと。 (6)その他詳細については、本事業に係る契約時に別途協議する。
© Copyright 2025 ExpyDoc