応募要領 - 沖縄県

平成 28 年度「スポーツ関連産業振興戦略推進事業(ビジネスモデル事業実施業務)」
応募要領
1. 事業の目的
近年沖縄県では、プロスポーツチームの活躍、スポーツコンベンションの増加及び健康志向の高まりな
ど、スポーツに関する活動が盛んになっています。また、温暖な気候に適したスポーツは人々に精神的な
豊かさをもたらすとともに、新産業の創出に向けて利活用すべき地域資源として有望とされています。
こうした状況を鑑み、本事業では、沖縄県内の各産業分野(観光・環境、健康・リハビリ、ものづく
り、IT 等)とスポーツの連携によるスポーツの産業化を戦略的に推進すべく、平成 26 年度に「スポーツ
関連産業振興戦略」を策定し、スポーツアイランド沖縄の形成に向けてスポーツ関連産業の振興を推進
する事業(スポーツ関連産業振興戦略推進事業)に取り組んでいます。
平成 28 年度においても、モデル事業に取り組む事業者を広く募集し、事業実施費用の補助を行うと
ともに、新規事業の企画・開発等の立ち上げならびに事業化の支援を行うことで、沖縄県のスポーツ関
連産業振興に貢献するモデル事業を育て、定着させることを目的として本事業を実施します。
2. 募集するモデル事業
本事業の対象は、沖縄県内の各産業分野(観光・環境、健康・リハビリ、ものづくり、IT、コンテンツ、
その他サービス等)とスポーツを関連させた事業とします。
【募集するモデル事業(各産業分野との関連)の例】
関連する産業分野
モデル事業の例
・スポーツを目的とした入域観光客の増加を図る上で、必要となる環境整備
観光・環境
や観光メニューの企画・開発
(単発的なスポーツイベントの実施費用は補助対象外とする)
健康・リハビリ
・スポーツを活用した健康づくりプログラムの提供
・競技者向け滞在型リハビリテーションプログラムの提供
・県内トップスポーツクラブと連携し、クラブのブランド等を活かした製品開発及
ものづくり
びサービスの提供
・沖縄特有の農林水産物(地域資源)を活用したスポーツ関連飲食料の
開発及び提供サービス
IT
コンテンツ
その他サービス業
・スポーツツーリスト向け WEB エントリーシステムの開発
・スポーツに特化した映像・ゲーム等の開発
・次代のスポーツ選手育成のためのスポーツ教室などのプログラム提供
※上記は、あくまでも事例です。関連する産業は下記に限定するものではなく、また複数分野にわたっ
ても構いません。
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3. 事業者募集の内容
今年度は、「新規事業枠」「定着化枠」の2つの枠で募集します。
(1) 新規事業支援枠
対
象
本事業の補助をはじめて受ける事業者
・新規にスポーツ関連ビジネスを立ち上げる事業者
・既に新規のスポーツ関連ビジネスを立ち上げており、現在その取り組みを進
められている事業者
補 助
率
3分の2
補助上限額
14,000 千円
募 集
3件程度
枠
(2) 定着化枠
対
象
平成 27 年度に本事業の補助を受けた事業者への支援
補 助
率
2分の1
補助上限額
5,000 千円
募 集
3件程度
枠
4. 応募資格
応募者は、次の要件をすべて満たしていることが必要です。
(1) 沖縄県内に本社又は主たる事業所を有する中小企業及び個人事業主で、事業活動を継続し
て展開しており、県内での登記があること。または、登記を予定していること。(登記予定の場合
は、本事業の採択後平成 28 年 10 月末までに登記を行う必要があります。)なお、個人事業
主については、個人事業の開業届出書を提出していること。
(2) 本事業の対象事業者は、中小企業基本法(昭和三十八年七月二十日法律第百五十四号)
第 2 条に定めのある中小企業者、または個人事業主とする。
【中小企業者の定義】
業種分類
製造業その他
中小企業基本法の定義
資本金の額又は出資の総額が 3 億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が 300 人以下の会社及び個人
卸売業
資本金の額又は出資の総額が 1 億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が 100 人以下の会社及び個人
小売業
資本金の額又は出資の総額が 5 千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が 50 人以下の会社及び個人
サービス業
資本金の額又は出資の総額が 5 千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が 100 人以下の会社及び個人
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(3) 2 社以上で構成する連携体(以下、「連携体」という。)を設置して事業を実施することを前提
に応募することができる。ただし、連携体を組む場合は、事業の中核を担う代表企業を 1 者選定
し、代表企業が取りまとめて申請すること。なお、代表企業は、県内での登記があること、または、
登記を予定していることを条件とする。(登記予定の場合は、本事業の採択後平成 28 年 10
月末までに登記を行う必要があります。)
(4) 本モデル事業の主要な工程及び本事業終了後の事業展開を県内で実施すること。
(5) 同一のモデル事業又は内容で、国、公共団体、又はそれに準ずる公的補助制度による補助
(委託事業を含む)を受けていないこと。
(6) 補助対象モデル事業に係る経理その他の事務について、的確な管理体制及び処理能力を有す
ること。
(7) モデル事業の進捗状況の報告や毎月の成果を報告できること。
(8) 本事業を活用し、成果及び波及性が見込まれること。
(9) 採択された場合に、企業名、モデル事業の内容などを一般(新聞、ホームページ等)に公表する
こと、ならびに本事業終了時の成果報告会等に事業の成果を公表することに同意すること。
(10) 本事業の終了後の動向や波及効果等について、フォローアップ評価(追跡調査)を行う場合
に協力すること。
5. 補助ならびに支援に関する事項
(1) 補助期間
原則、交付決定日(平成 28 年8月下旬ごろ)から平成 29 年 2 月 28 日とします。
(2) 補助対象経費の範囲と必要書類
科目
内容
人件費
提案するモデル事業に直接従事する職員等の人件費。なお、人件費単価に
関する妥当性を社内賃金平均あるいは雇用契約書等により示すこと。基本
補
給や技能給、職能給、職務給、社会保険料は対象となります。福利厚生に
助 対 象 経 費
係る諸手当、賞与、時間外手当、役員報酬は対象経費となりません。
※従事時間及び作業内容がわかる業務日報の作成が必要です。
※社会保険料は、補助対象根拠となる金額が明記された書類の作成が必
要です。
旅費
事業実施に係る職員旅費、専門家招聘に係る旅費、レンタカー利用代金、
モニターツアー実施等にかかる旅費、それらに付随する経費。
※旅費の支出については、航空券等の領収証及び搭乗券、出張経路及び
出張の成果を記載した報告書の提出が必要です。
会議費
会議費および会場借料など、会議等開催にかかる経費。
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謝金
モデル事業に必要と考えられる専門家の指導・助言等に対する謝金、勉強
会開催等のための講師謝金として必要な経費。
使用料
モデル事業に必要と判断される機器使用料(リース等)※リース等の契約
及び
を締結した場合は、補助対象期間分のみ補助対象経費とし、期間外分は
賃借料
消耗品費
印刷
自己負担となります。
各種消耗品購入に係る経費。
モデル事業に必要なチラシやパンフレット等の製作(企画、デザイン、製作
製本費
等)に係る印刷製本費。
補助員
提案するモデル事業の遂行のため、新規雇用あるいは短期的なアルバイト雇
人件費
用員の人件費。
なお、人件費単価に関する妥当性を社内賃金平均あるは雇用契約書等に
より示すこと。基本給や技能給、職能給、職務給、社会保険料は対象とな
ります。福利厚生に係る諸手当、賞与、時間外手当、役員報酬は対象経
費となりません。
※従事時間及び作業内容がわかる業務日報の作成が必要です。
※社会保険料は、補助対象根拠となる金額が明記された書類の作成が必
要です。
広告
県外プロモーション等のための出展料、メディア活用による広告宣伝費(新
宣伝費
聞・雑誌等記事掲載)、ホームページ制作費用、外部委託費用、プロモー
ション用サンプル製作等に要する経費。
その他
上記の他に、本事業で行う活動において、特に必要と考えられる経費。
諸経費
委託費
モデル事業に必要と判断される研究開発費用や公設試等の試験費用、試
作品費用の外部委託費。 モデル事業に対し、必要な知識、情報、意見等
の収集のための調査(マーケティング調査、市場調査)を外部に委託する
際の経費。
【※対象とならない経費の具体例】
補助対象外となる経費として以下のようなものがあります。
・設備投資に係る購入費用(取得価格又は効用の増加額が1件当たり50万円以上の機械、器
具、備品及びその他の財産の購入については、原則認めない)
・光熱水費、地代、家賃
・デジタルカメラ、PC、プリンター等汎用性の高い備品の購入費
・販売目的とした原材料の購入等、直接収益の原価に当たる費用
・消費税及び地方消費税、租税公課、金利手数料及び国内振込手数料
・その他、当該モデル事業の遂行のみに使用したことが証明できない経費
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(注)連携体について・・・代表企業が要した補助対象経費に限らず、同モデル事業の連携企業が支
出した対象経費についても補助対象とすることができます。但し、補助金の交付を受ける者は代
表企業であるため、代表企業は全ての支出及び証憑類を取りまとめるものとし、連携企業の支
出分については、連携企業から提出された証憑類を根拠として支払う事により対象経費とするこ
とが出来ます。
(3) 補助事業の実施体制
提案された事業の実施は、補助金の交付決定を受けた事業者が自ら行うこととします。なお、補
助金の交付決定を受けた事業者以外の者へ、事業の一部を委託することは可能としますが、その
場合は、本事業の運営事務局よりあらかじめ了承を得る必要があります。
(4) 事業実施における運営事務局からの支援等
補助期間中は、運営事務局による各種相談対応、必要な支援を行う他、モデル事業が着実に
実施されるよう定期的な打ち合わせを実施し、進捗確認等を行います。補助事業者は、そのため
の報告・資料作成等が必要となります。
(5) スポーツ関連産業振興戦略推進委員会での報告
本事業で設置するスポーツ関連産業振興戦略推進委員会にて、事業の進捗や結果に関する
報告を行っていただきます。中間報告は 11 月、1 月、最終報告は 3 月を予定しています。
(6) 補助期間終了時の報告書の提出
補助事業者は、補助期間終了時に下記の資料を提出してください。
提出資料
提出資料の内容等
・事業の目的・事業内容
・事業全体計画/今年度の事業計画
事業実施報告書
・今年度の取り組み事項(内容/成果/効果)
・事業化に向けた展望と課題
・次年度以降の取り組み予定(スケジュール)
報告書の概要版
※A3 2 枚程度 (公表資料)
・補助金の使用明細や帳簿
精算報告書
・領収証等の根拠資料 (※詳細は3~4頁参照)
※事業者は、事業終了後より 5 年間保管する必要があります。
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6. 応募の手続きとスケジュール
(1) 応募に関するスケジュール
今年度の本事業の応募手続きに関するスケジュールは下記の通りです。
公募期間
6 月 30 日(木)~7 月 22 日(金)
説明会
7 月 8 日(金)
質問受付期間
7 月 4 日(月)~7 月 15 日(金)
質問回答
7 月 19 日(火)
個別相談期間
7 月 4 日(月)~7 月 22 日(金)
1次審査
7 月下旬
最終審査
8 月上旬
採択通知
8 月上旬
① 公募期間
公募期間:平成 28 年 6 月 30 日(木)~7 月 22 日(金)とします。
※応募に関わる書類は、公募期間に沖縄県文化観光スポーツ部スポーツ振興課のホームページ
上で公表します。
※応募する事業者は、「(2)提出書類」に基づき必要な書類を提出してください。
※期日を過ぎてからの提出、差し替えは受け付けません。期限に余裕を持って提出してください。
※持参または郵送にて提出してください。(FAXまたはメールでの提出は受け付けません。)
※郵送による提出の場合も、公募期間内に到着したものに限ります。
② 説明会
開催日時:平成 28 年 7 月 8 日(金)
場
新規事業枠
13 時~14 時
定着化枠
14 時 30 分~15 時 30 分
所:沖縄県庁 14 階 会議室
※説明会には、事前申し込みが必要です。
7 月 7 日(木)17 時までに、様式7を運営事務局までメールで提出してください。
※説明会は、1団体2名人以下とします。
※説明会への参加は、応募の必須要件ではありません。
③ 質問
質問は、7 月 15 日(金)17 時までに運営事務局までメールにてご提出ください。
質問のうち、質問事業者の特殊な技術、ノウハウ、アイディアに関わるもの、競争上の地位やその
他正当な利益を害する恐れのあるもの以外について、7 月 19 日(火)に沖縄県文化観光スポーツ
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部スポーツ振興会のホームページ上にて回答を公表します。(質問を行った事業者名は公表しま
せん。)
④ 個別相談
公募開始後の 7 月 4 日(月)から、公募期間終了までの期間、適宜個別相談を受け付けます。
個別相談がある場合には、運営事務局までメールまたは電話にてお問い合わせください。
⑤ 1 次審査及び最終審査
事業者からの提出資料に基づき、沖縄県ならびに運営事務局にて書類審査を行い、1次審査
通過者を選定し、事業者に 1 次審査選定通知を送付いたします。
1次審査通過者は、8 月中旬に開催する審査会にてプレゼンテーションを実施し、補助事業者
を決定いたします。
※プレゼンテーションの参加者は、1提案につき3人以下とします。
(2) 提出書類
① 提出する書類
以下の提出書類及び関連資料を提出して下さい。(※手書きは不可とします。)
項目
ア)企画提案書
様式
様式1
備考
・連携体の場合は、代表企業名を記載すること。
・A4版縦書きとし、15ページ程度とすること。(最大20ペ
ージまで)
PowerPoint 等で作成の場合、様式1の記載項目を全て満
たすこと。
イ)年間スケジュール表
様式2
交付決定日を平成28年8月22日と仮定し、事業実施スケジ
ュールだけでなく、広報計画、商品開発等、事業にかかる一連の
スケジュールを記入すること。
ウ)執行体制
様式3
統括責任者、実務担当者、経理担当者の担当者を割り当て、
本事業に係る統制及びその他事務について十分な遂行体制が
とれること。
エ)対象経費積算書
様式4
経費の積算項目については、以下の内容で提出すること。
①人件費
②旅費
③会議費
④謝金
⑤使用料・賃借料
⑥消耗品費
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⑦印刷製本費
⑧補助員人件費
⑨広告宣伝費
⑩その他諸経費
⑪委託費
(注1)各積算費目の単価と内訳を記載すること。
(注2)この事業を実施するにあたっての一切の費用を積算す
ること。
(注3)項目等を満たせば、別途エクセルファイル等で作成可
とする。
オ)会社概要
様式5
(組織図、業務内容、
※連携体を設置し応募する際は、全事業者分を提出すること。
資格等)
カ)実績書
様式6
キ)決算書
-
直近3カ年分の決算書(損益計算書、貸借対照表)
ク)県税納税証明書
直近の法人税(証明書の種類:「その3」)、法人事業税、
(法人事業税又は個
法人県民税、法人市町村民税の納税証明書
人事業税)
―
※個人事業主の場合は所得税、個人事業税、個人住民税の
納税証明書
ケ)国税納税証明書
※未納の税額がない事の確認として提出して頂きます。(※取
(法人税又は申告所
得機関は別紙参照)
得税)
―
※連携体を設置し応募する際は、全事業者分を提出すること。
コ)会社の登記簿謄本
-
個人事業主の場合は住民票
(履歴事項全部証明
書)
サ)その他補足説明資
会社案内、製品等のパンフレット
料
シ)応募説明会出席
様式7
申込書
② 提出部数
ア)~キ)は 15 部 、ク)~ケ)1部提出してください。
また、全ての提出書類を保存した電子媒体(CD-R等)を 1 部提出してください。
※提出された書類やデータは返却いたしませんのでご了承ください。
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7. 審査及び採択
(1) 審査の基準
以下の項目を重点的に評価し、総合的な審査を行います。
<新規事業支援枠>
① 新規性(これまでにないユニークな取り組みであるか)
② 将来性(モデル事業に該当する市場への将来性)
③ 実現可能性(モデル事業の実現可能性)
④ 継続性(本事業終了後も独自にモデル事業を継続できるか)
⑤ 経済波及性(沖縄県内経済への波及効果が認められるか)
⑥ 地域優位性(沖縄の特性を活かした事業になっているか)
⑦ 自主性(申請企業が自主性をもって取り組む内容になっているか)
<定着化支援枠>
・昨年度までの取組を着実にステップアップさせ、次年度以降の事業の自走化が見込めるか
(2) 審査の方法
6.(1)⑤に記載の通り、本事業の審査は、2段階で実施します。
1 次審査:事業者からの提出資料に基づき、沖縄県ならびに運営事務局にて書類審査を行
い、1次審査通過者を選定します。
最終審査:運営事務局が設置する外部有識者等により構成する「スポーツ関連産業振興戦
略推進委員会」において、1次審査通過者のプレゼンテーションを実施し、採択す
る補助事業者を決定します。
なお、審査は非公開で行います。審査の経過に関する問い合わせには応じられませんので、ご了承
ください。
(3) 採択決定の通知
採択の決定は、沖縄県から申請者に通知します。なお、補助金交付決定額を記載した交付決定
通知書の交付は、県での手続きを要するため、採択決定後に別途、交付となります。なお、採択に至
った場合でも、補助金交付額は審査・査定などの結果、申請額と異なる場合があります。
また、当該モデル事業による直接的収益が生じたと認められるときには、当該申請事業者に対し、
交付した補助金の全部又は一部に相当する金額を沖縄県に納付させる場合があります。
(4) 採択の取り消し
申請内容の虚偽、補助金の重複受給が判明した場合は、採択決定後であっても採択を取り消
し、補助金の返還請求、罰金の適用などを行うことがあります。
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8. 提出先及び問い合わせ先
運営事務局:平成28年度「スポーツ関連産業振興戦略推進事業」受託共同事業体
〒901-2122 沖縄県浦添市勢理客4丁目15番15号
株式会社 宣伝
TEL: 098-871-2115
FAX: 098-871-2011
担当: 富塚(とみづか)、梁(やん)
E-mail: [email protected]
提出書類受付時間:9 時~17 時
※月曜~金曜(祝祭日を除く)
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