宇美町汚水処理構想 ( 概 要 調 書 ) 平 成 28 年 3 月 福岡県宇美町 汚水処理構想の策定 1. はじめに (1)宇美町の概要 宇美町は、福岡市に隣接する粕屋郡の最南端に位置し、東は砥石山、三郡山を境に南は只越峠 を経て太宰府市に、西は大野城市、志免町を経て福岡市に、北は須惠町に隣接する東西に約 9k m、南北に約5kmに広がる、総面積 30.22km2 の都市である。 また、その地形は東から南に連なる砥石山(827m)、三郡山(936m)、頭巾山(905m)、 宝満山(868m)の連峰が屏風状をなしており、南から西にかけては、大城山(410m)、井野山 (236m)が連なり開けた盆地状を形成している。 (2)公共下水道計画の流れ 本町の公共下水道は、6 町(宇美町、篠栗町、志免町、須恵町、久山町、粕屋町)から成る多々 良川流域関連公共下水道として、下水道全体計画区域を 1,023ha として、昭和 62 年度に事業着 手し、平成 8 年度より供用を開始した。 以降、公共下水道事業による下水道整備を鋭意進めており、その結果、平成 25 年度末現在、事 業計画区域(839ha)の認可を取得し、下水道整備面積は約 640ha となり、事業計画区域の約 77% の整備が完了している状況である。 (3)構想策定の目的 1)構想策定の目的 本町は、集合処理区域とする公共下水道(宇美処理分区)区域以外は、町の公共下水道の方針 の上から個別処理区域(合併処理浄化槽)として位置づけられている。 本町の汚水処理構想の目的は、下水道全体計画区域内の既事業計画区域外及び下水道全体計画 区域外の下水道整備手法を検討し、本町全域の下水道整備手法を確定するものである。 2)今回検討対象区域の検討方法 今回検討対象区域は、大型住宅団地等の住宅密集地域、公共施設が位置する事業計画区域外の 区域に設定する。 検討対象区域の集合・個別処理の検討は、 「福岡県汚水処理構想マニュアル 平成 26 年 6 月 福 岡県下水道課」を基に行うものとする。 2. 処理区域の設定 (1)公共下水道事業 本町に係る全県域汚水適正処理構想は、前回の平成 19 年度に見直し策定が行われ、集合処理区 域としては公共下水道区域 1,023ha、それ以外は個別処理区域として設定された。 今回、下水道事業計画区域(839ha)以外の汚水処理方法の検討見直しを行った。検討見直し は、検討対象区域(事業計画区域外)については、経済性の検討を行った。全体計画区域内にお ける既事業計画区域外の検討結果は、公共下水道への接続が有利となる結果となった。また、全 体計画区域外は、個別処理が有利となる結果となった。 よって、集合処理区域は、経済性による判定結果と町の方針に基づき 1,023ha とする。 項目 前回構想 今回構想 公共下水道区域 1,023ha 1,023ha また、完成年度は、上記の公共下水道全体計画区域を考慮し、平成 51 年度に設定する。 (2)その他 公共下水道事業による集合処理区域以外の集落、住居は、整備効果を考慮し、合併処理浄化槽 区域とする。 3. 計画人口 (1)計画行政人口 本町の行政人口は、平成 23 年までは増加傾向にあるものの、その後は減少傾向が続いている状 況である。 今後は、人口減少が予想されることから、計画行政人口は、上位計画である多々良川流域全体 計画のコーホート要因法による将来行政人口を採用した。 なお、将来行政人口の推定は、平成 22 年度の国勢調査人口を基準として行っている。将来行政 人口は、表3-1の通りである。 表3-1 宇美町の将来行政人口 町町名 現況人口 (H25) 平成 37 年度 (中期年度) 平成 47 年度 (長期年度) 平成 51 年度 (完成年度) 備 考 平成 23 年に人口 はピークを迎え、 宇美町 37,820 人 36,500 人 33,800 人 32,500 人 その後減少に転 じる。 ※将来行政人口(平成 37 年度、平成 47 年度):多々良川流域全体計画(H27) ※平成 51 年度:(32,200(H52 社人研)-33,800)/(52-47)×(51-47)+33,800=32,520≒32,500 人 (2)公共下水道全体計画区域内人口 公共下水全体計画区域内人口は、上位計画の多々良川流域下水道の公共下水道全体計画区域内 人口比率を基に設定した。各目標年度の公共下水道処理区域内人口は、各目標年度の行政人口に 区域内人口比率(0.997)を乗じて算出した。 表3-2 公共下水道全体計画区域内人口 町名 現況人口 (H25) 平成 37 年度 (中期年度) 平成 47 年度 (長期年度) 平成 51 年度 (完成年度) 宇美町 37,697 人 36,400 人 33,700 人 32,400 人 備 考 ※平成 25 年度・平成 47 年度:多々良川流域全体計画(H47) ※平成 37 年度:36,500 人(H37 行政人口)×0.997(区域内人口比率) =36,390≒36,400 人 ※平成 47 年度:33,800 人(H47 行政人口)×0.997(区域内人口比率) =33,698≒33,700 人 ※平成 51 年度:32,500 人(H51 行政人口)×0.997(区域内人口比率) =32,402≒32,400 人 (3)その他人口 その他人口は、公共下水道全体計画区域外の人口を設定する。 表3-3 その他人口(公共下水道全体計画区域外人口) 町名 現況人口 (H25) 平成 37 年度 (中期年度) 平成 47 年度 (長期年度) 平成 51 年度 (完成年度) 宇美町 123 人 100 人 100 人 100 人 備 考 4. 整備手法の設定 本町の各目標年度における整備手法設定根拠は、表4-1の通りである。 表4-1 整備手法の選定理由 目標年度 中期 (H37) 処理区名 面積 計画処理 人 口 地域特性 整備手法 宇美処理 分区 824.0ha 32,300 人 用途地域 公共下水道事業 その他 4,200 人 点在集落及 び家屋 浄化槽 (個人設置) 計 36,500 人 宇美処理 分区 長期 (H47) 32,100 人 用途地域 その他 1,700 人 点在集落及 び家屋 計 33,800 人 宇美処理 分区 完成時 (H51) 974ha 1,023.0ha 32,400 人 その他 100 人 計 32,500 人 公共下水道事業 浄化槽 (個人設置) 選定理由 地域特性による 公共水域の水質悪 化解消のため 地域特性による 公共水域の水質悪 化解消のため 用途地域 公共下水道事業 地域特性による 点在集落及 び家屋 浄化槽(個人設 置) 公共水域の水質悪 化解消のため ※計画処理人口(H37):(32,100-32,620)/(47-25)×(37-25)+32,620=32,336≒32,300 ※計画処理人口(H47):33,700×974(整備面積(H47))/1,023(整備面積(H51))=32,085≒32,100 5. 計画汚水量の設定 5-1.汚水量原単位の設定 (1)公共下水道 1)生活汚水量原単位 汚水量原単位は、近年 10 年間の給水実績を見ると、190~199L/人・日で推移しており、横這 いの状況である。この値は、上位計画の多々良川流域全体計画で示される汚水量原単位 200L/人・ 日とほとんど差異がない。よって、生活汚水量原単位は、多々良川流域全体計画の 200L/人・日 を採用する。 生活汚水量原単位 (H37 年度、H47 年度、H51 年度) 200L/人・日 2)営業汚水量原単位 営業汚水量原単位は、営業用水率(=営業系汚水量÷生活汚水量)が近年横這い傾向であるため、 近年 3 か年の推移を考慮して 15%とし、生活汚水量原単位 200L/人・日に 15%を乗じた 30L/人・ 日とする。 営業汚水量原単位=200L/人・日×0.15=30L/人・日 営業汚水量原単位 (H37 年度、H47 年度、 H51 年度) 30L/人・日 3)変動率 変動率は、上水道実績(近年 3 か年平均値:0.88)、処理場流入水量(近年 3 か年平均値:0.89)及 び「下水道施設計画・設計指針と解説」(0.70~0.80)考慮し、日平均/日最大の比率は 0.80 とす る。 また、日最大と時間最大の比率は、近年の実績値の推移(1.75~1.85)、「下水道施設計画・ 設計指針と解説」(1.30~1.80)を考慮し、1.80 とする。 日平均:日最大:時間最大 0.80:1.00:1.80 4)家庭汚水量原単位 家庭汚水量原単位は、上水道実績値が示すように、今後も一定の値で推移することが予想され るため、中期(H37)、長期(H47)、完成時(H51)共に同値とする。 表 5-1 家庭汚水量原単位の集計 (単位:L/人・日) 目標年度 中期 (H37) 長期 (H47) 完成時 (H51) 日平均 日最大 時間最大 生活 200 250 450 営業 30 40 70 計 230 290 520 生活 200 250 450 営業 30 40 70 計 230 290 520 生活 200 250 450 営業 30 40 70 計 230 290 520 5-2.汚水量の設定 (1)家庭汚水量の設定 家庭汚水量は、計画人口に汚水量原単位(地下水量含まず)を乗じた値とする。各目標年度の 家庭汚水量は表 5-2 に示す。 目標年度 中期 (H37) 長期 (H47) 完成時 (H51) 表 5-2 家庭汚水量の集計 計画人口 汚水量原単位 (人) (L/人・日) 32,300 人 32,100 人 32,400 人 ※計画人口:表 4-1 ※汚水量原単位;表 5-2 家庭汚水量 (m3/日) 日平均 230 7,429 日最大 290 9,367 時間最大 520 16,796 日平均 230 7,383 日最大 290 9,309 時間最大 520 16,692 日平均 230 7,452 日最大 290 9,396 時間最大 520 16,848 (2)その他汚水量の設定 その他汚水量は、井戸水由来の排水量であり、上水道使用料に含まれない汚水量である。変動 率は、生活系と同様の「日平均:日最大:時間最大=0.80:1.00:1.80」とする。 表 5-3 その他汚水量の集計 その他汚水量 (m3/日) 目標年度 中期 (H37) 長期 (H47) 完成時 (H51) 日平均 80 日最大 100 時間最大 180 日平均 80 日最大 100 時間最大 180 日平均 80 日最大 100 時間最大 180 (3)地下水量の設定 地下水量は、処理場の過去 10 年間の流入実績値を基に算定した結果、5.3%~8.3%となり、平 均値が 6.5%となるが、若干の増加傾向が見られるため、設計指針の参考値「日最大の 10~20%」 を参考に日最大の 10%に設定する。 なお、地下水量は、日最大の家庭汚水量とその他汚水量を合計した汚水量に地下水量率を乗じ て算出する。 地下水量率 (H37 年度、H47 年度、 H51 年度) 目標年度 中期 (H37) 長期 (H47) 完成時 (H51) 計画人口 (人) 32,300 人 32,100 人 32,400 人 10% 表 5-4 地下水量の集計 家庭汚水量 その他汚水量 (m3/日) (m3/日) 地下水量 (m3/日) 日平均 7,429 80 947 日最大 9,367 100 947 時間最大 16,796 180 947 日平均 7,383 80 941 日最大 9,309 100 941 時間最大 16,692 180 941 日平均 7,452 80 950 日最大 9,396 100 950 時間最大 16,848 180 950 (4)計画汚水量の設定 計画汚水量は、家庭汚水量、その他汚水量を合計した数値とする。各目標年度の計画汚水量は 表 5-7 に示す。 目標年 度 中期 (H37) 長期 (H47) 完成時 (H51) 表 5-5 計画汚水量の集計 その他 家庭汚水量 汚水量 (m3/日) (m3/日) 計画人口 (人) 地下水量 (m3/日) 計画汚水量 (m3/日) 日平均 7,429 80 947 8,456 日最大 9,367 100 947 10,414 時間最大 16,796 180 947 17,923 日平均 7,383 80 941 8,404 日最大 9,309 100 941 10,350 時間最大 16,692 180 941 17,813 日平均 7,452 80 950 8,482 日最大 9,396 100 950 10,446 時間最大 16,848 180 950 17,978 32,300 人 32,100 人 32,400 人 6. 段階的整備方針の設定 本汚水処理構想の段階的整備計画は、以下のことに留意して、段階的整備スケジュールを立案 し、また、財政シミュレーションを作成し、段階的整備方針を立案した。 ・本町の公共下水道区域の概算事業費は、町の実績等を踏まえて作成した。 ・公共下水道事業は、年当たり建設費の町費が 10 百万円/年前後になるように整備スケジュー ルを立案した。管渠の改築工事は、平成 38 年度以降に事業計画としているが、財政に影響を あまり与えない計画とした。 ・浄化槽事業は、年当たり建設費の町費が 2 百万円/年以下程度になるように整備スケジュール を立案した。 ・財政シミュレーションの結果、公共下水道事業は、管渠の新設と改築が重なる時期で最大約 11 百万円となるが、その時期以外は 10 百万円/年で推移している。また、浄化槽事業は、最 大で約 2 百万円となるが、このことから、公共下水道事業も浄化槽事業も、町の財政規模を ほぼ大きく上回らない負担額で推移していることから、今回の整備スケジュールは妥当であ ると判断した。 7.その他 (1)経済性による処理区域判定後の区域の見直しの整理状況について 1)宇美町公共下水道による処理区域について 町全域の検討単位区域について、集合処理・個別処理の経済性による判定を行った結果、全体 計画区域内の検討単位区域は、既集合処理区域(既事業計画区域)に接続した方が安価となり、 全体計画区域外の検討単位区域は個別処理とした方が安価となる結果となった。 よって、今回構想における集合処理区域は、全体計画区域内における事業計画区域外に大型住 宅団地等の住宅密集地域、公共施設が立地していることを考慮し、既公共下水道全体計画区域を 集合処理により下水道整備を行うこととする。 なお、既公共下水道計画区域以外の区域は、個別処理による合併浄化槽整備を行うこととする。 2)各目標年度における処理区域 公共下水道事業は、完成時(平成51年度)における処理区域の設定を行うこととし、中期目標 年度(平成37年度)及び長期目標年度(平成47年度)における処理区域、事業種別等の概成計画 及び施設の改築更新を踏まえた計画とする。また、浄化槽設置事業は、平成37年度までに公共下 水道未整備区域において暫定的に浄化槽を設置すると共に、公共下水道計画区域外の浄化槽整備 を完了することとする。 本町では、平成51年度に現公共下水道全体計画区域 1,023haの下水道整備を完了する予定であ るため、本町の中期目標年度(平成37年度)長期目標年度(平成47年度)、完成時年度(平成51 年度)の処理区域は、次のとおりとする。 目標年度 中期目標年度 (平成37年度) 表7-1 各目標年度における処理区域 種 別 状 況 約824haの整備を行う予 公共下水道 定とする。 改築更新(公共下水道) その他(個人設置) 公共下水道 長期目標年度 (平成47年度) 改築更新(公共下水道) その他(個人設置) 公共下水道 完成時 (平成51年度) 改築更新(公共下水道) その他(個人設置) 備 考 - 公共下水道未整備区域及 び公共下水道計画区域外 の整備を完了する。 約974haの整備を行う予 定とする。 管渠の改築事業整備を行 う。 - 1,023haの整備を完了す る。 管渠の改築事業整備を行 う。 - 平成38年度より事業 開始 (2)事業間(市町村間含む)連携について 本町公共下水道事業は、宇美町流域関連公共下水道事業のみであり、事業間の連携はない。ま た、他町事業との連携の予定もない。 (3)概算事業の算定における改築更新費用の整理について 汚水管渠の老朽化に対する対応として、次に示す方針で改築更新を行う。 1)汚水管渠の老朽化に対する対応方針 H38~:公共下水道は、平成8年度に供用開始し、汚水管渠については、鋭意整備を実施して きた。今後は、汚水管渠の老朽化の状態等を的確に把握し、優先度を考慮しながら維持管理 を実施していく必要がある。平成38年度以降は、管渠の経過年数が30年を超え、劣化・損傷 が激しくなることが予想されるため、優先度の高い箇所から、テレビカメラ調査等を実施すること とする。テレビカメラ調査等の費用は、平成38年度以降、毎年計上する。 2)改築更新費用について 各目標年度における改築更新費用は、表7-2に示すとおりである。完成時年度のH51年度 では、建設事業費(新設)が19,725百万円、建設事業費(改築)が560百万円となっている・ 表7-2 各目標年度における改築更新費用 項 目 単位 平成37年度 (概成年度) 平成47年度 (目標年度) 平成51年度 (完成時年度) 計画処理人口 人 32,300 32,100 32,400 整備面積(集合処理分) ha 824 974 1,023 建設事業費(新設) 百万円 17,085 19,075 19,725 建設事業費(改築) 百万円 0 400 560 建設総事業費 百万円 17,085 19,475 20,285 (4)ベンチマーク(指標)の設定と目標値 本構想における各目標年度のベンチマーク(指標)は、以下に示すとおりである。 中期年度 (H37年度) ベンチマーク (指標) 長期年度 (H47年度) 完成時年度 (H51年度) ①汚水処理人口普及率 ②水洗化率 100.0% 90.0% ③浄化槽整備区域内の浄化槽普及率 100.0% ①汚水処理人口普及率 100.0% ②水洗化率 90.0% ③浄化槽整備区域内の浄化槽普及率 100.0% ①汚水処理人口普及率 100.0% ②水洗化率 100.0% ③浄化槽整備区域内の浄化槽普及率 100.0% (5)今後約10年概成に向けた整備を行うための整備単価等の整理 本町では、汚水処理整備完了を平成37年度とするため、平成37年度までの整備費用に対するha 当り整備単価、整備人口1人当たり整備単価を算出する。その結果、ha当りの整備単価は、289.8 万円/ha、整備人口1人当たり整備単価は、102.1万円/人となる。 表7-4 概成年度における整備単価 事業種別 整備費用 (H26~H37概成) 処理区名 管渠・ポンプ 処理場 合計 (万円) (万円) (万円) 多々良川流 宇美処理 域関連公共 分区 下水道 238,800 0 整備面積 (H26~H37概成) H25末現況 H37概成 差 (ha) (ha) (ha) 238,800 644 824 整備人口 (H26~H37概成) 面積ベース (万円/ha) (人) 180 整備単価 2,340 289.8 人口ベース (万円/人) 102.1 (6)早期整備・低コスト手法の検討及び工法採用によるコスト縮減額 早期整備・低コスト手法は、複数の手法が挙げられるが、本町の状況に合わせた手法は、以下 の手法が挙げられる。この手法によるコスト縮減額は、29万円となる。 表7-5 早期整備・低コスト手法によるコスト縮減額 延長 (m) 低コスト手法 採用区分 不採用理由 地形的に緩やかであ り、採用せず整備が可 能であるため。 露出配管 × 道路線形に合わせ た施工 ○ - 改良型伏せ越しの 採用 × 改良型伏越しを採用 せず、整備が可能であ るため 301 単 価 全体事業費 従来工法 低コスト手法 コスト縮減額 従来工法 低コスト手法 コスト縮減額 (円/m) (円/m) (円/m) (万円) (万円) (万円) 106,324 発生土の管渠基礎 × 軟弱土層のため への利用 流動土処理土の管 プラント用地が確保困 × 渠施工への利用 難なため 極小規模膜処理施 整備区域から遠距離 設(PMBR)及び工場 の区域がなく、整備危 × 製作極小規模処理 機に接続が可能であ 施設 るため。 計 ※コスト縮減額は平成25年度の実績を用いて算定した。 105,361 964 3,204 3,175 29 3,204 3,175 29 (7)住民の意向の把握への対応について 今回、町汚水処理整備構想の公表に先立ち、平成27年度内に町汚水処理整備構想(案)を広報誌 やホームページにより公表・周知することで住民の意向を把握し、これらの結果を考慮した町汚 水処理構想を策定することとする。 (8)見える化(公表)への対応について 町汚水処理整備構想の見える化は、策定した町汚水処理構想の客観性・透明性の確保や、町汚 水処理構想の着実な実行(汚水処理整備完了は平成51年度とする)のため、町汚水処理構想の内 容や目標に対する進捗状況を公表するといった町汚水処理構想の見える化を図っていくこととす る。策定した町汚水処理構想については、ホームページや広報紙での公表、パンフレットを作成 して配布する等、広く周知できる方法による公表を行うと共に、三つベンチマーク(指標)のす べてに対する目標値、進捗状況も定期的に公表する。
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