(案)説明資料[PDF:223KB]

羽生市空家等の適切な管理に関する条例(案)の概要
1 基本的な考え方
空家等対策の推進に関する特別措置法(以下「法」といいます。)に基づく空家
等に関する対策のほか、羽生市空家等の適切な管理に関する条例(以下「条例」
といいます。)を制定し、空家等に関する対策を強化します。
このため、法及び条例の両側面から、空家等の課題に対応することが可能とな
ります。
2 定義
(1) 空家等
建築物又はこれに附属する工作物などで、居住やその他の使用がされていな
いことが常態であるもの及びその敷地(立木その他の土地に定着する物を含む。)
をいいます。
(2)特定空家等
次のいずれかに該当する空家等のことをいいます。
①倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
②著しく衛生上有害となるおそれのある状態
③適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態
④その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態
3 条例案の骨子
(1) 目的(第 1 条)
空家等が原因で発生する危険を未然に防止するために必要な事項を定めるこ
とにより、市民の良好な生活環境を保全して、安全で安心な暮らしの実現に寄
与することを目的としています。
(2) 市の責務(第 3 条)
空家等の適切な管理促進のため、現況調査を実施し、空家等対策計画を定め
て、必要な体制の整備を行うこととします。
(3) 所有者等の責務(第 4 条)
空家等の所有者等は、空家が危険な状態とならないように自らの責任で適切
な管理に努めるものとします。
(4) 緊急措置(第 5 条)
空家等の老朽化等による倒壊等により危険な状態となり、そのまま放置するこ
とが公益に反する場合は、その状態を回避する為に必要な緊急措置を講じます。
また、その措置に係った費用を所有者等に請求することができることとします。
なお、「必要な緊急措置」とは、空家等の屋根材や外壁等の落下・飛散、立木
等の繁茂、ゴミ等の放置など地域住民の日常生活に支障を及ぼしている場合には、
防護ネット等での措置や、立木等の伐採など軽易な措置を想定しています。
(5) 関係機関との連携(第 6 条)
空家等対策の推進には、高い専門性が要求されることから、警察などの関係
機関との連携の上、対策を講じます。
(6)羽生市空家等対策協議会の設置(第 7 条)
空家等対策計画の策定及び変更等について協議するため、協議会を設置しま
す。
(7) 施行期日
平成 29 年 4 月 1 日から施行予定です。
4 法と条例との関係
法に規定する事項
・空家等対策計画の作成(6 条)
・助言及び指導(14 条)
・協議会の設置(7 条)
・勧告(14 条)
・立入調査等(9 条)
・命令(14 条)
・課税情報等の利用(10 条)
・行政代執行及び公示(14 条)
・空家データベースの整備(11 条)
・命令に従わない場合の罰則(16 条)
・所有者による適切な管理の促進(12 条)
・立入検査の拒否等の場合の罰則(16 条)
・空家等の跡地の活用(13 条)
・市の責務(4 条)(3条)
・所有者等の責務(3 条)(4条)
・緊急措置(5条)
・関係機関との連携(6条)
・羽生市空家等対策協議会の設置(7条)
市条例に規定する事項
※太数字は市条例の条番号を示しています。