【別冊】 名寄市防犯灯LED化事業に関する仕様書 平成28年7月 北 海 道 名 寄 市 名寄市防犯灯LED化事業に関する仕様 1 防犯灯LED照明導入調査業務仕様 (1) 業務計画 業務内容・趣旨を把握したうえで、仕様書に記載した業務内容を確認し、業務計画書を作成して提 出すること。 (2) 資料収集整理 業務の実施にあたり、名寄市(以下「市」という。)が貸与、提供する地図などの既存資料(紙地 図、北海道電力契約資料等)を整理し、それぞれの突合作業を行い、あらかじめ不整合な部分の抽出 を行う。また、抽出された防犯灯については、現地調査の前に市とその調査方法と対応について協議 する。 (3) 現地調査及びデータベースの作成 ① 現地調査 【特記事項】 当該業務では市内に設置されている全ての防犯灯を対象とした現地調査を行うものとし、以下の項 目を順守する。 ア 現地調査の実施にあたり、身分証明書を携帯して業務にあたること。また、交通安全に十分配慮 して行い、万が一事故等が発生した場合は、直ちに市に連絡する。 イ 業務の実施にあたり、町内会長及び北海道電力㈱へ聞き取り調査や立会が必要な場合は、必ず事 前に市に連絡する。 ウ その他、業務の実施にあたり疑義が生じた場合は、その都度市と協議する。 【調査項目】 現地調査では、前項で整理した既存資料の内容を踏まえて、以下の項目を調査する。 ア 照明器具の種類別消費電力 イ 設置場所(住所、電柱・ポール柱などの区別や電柱番号) ウ 防犯灯の移設、撤去及び自立式から添架式への変更等の意向確認と調整については、最適な方法 によるLED防犯灯の設置を検討し、市と調整のうえ決定する。 エ その他 ※ 調査にあたっては、市と事前協議のうえ最終決定により実施する。 ② データベースの作成 当該業務では、既存資料及び現地調査によって整理した防犯灯(移設する場合は移設後の位置)に ついて、位置情報と整合させたデータベースを作成する。 (4) LED照明導入補助業務の計画策定及び導入効果の検討 ① 現況分析による条件設定 1 現地調査に基づき計画条件及び計画上の基本事項の整理、検討を行い、当該計画においては、既存 防犯灯の設置されている場所や周辺施設の状況、防犯上の観点等を踏まえて電気料金や照度などを比 較し、最も効果的なLED灯を設定する。 ② 照明器具の採用 前項により設定された条件に基づく照明器具の採用には、募集要領【別添1】1.防犯灯現況設置 灯数と設計LED規格(概数)表の導入基準を参考にする。 当該業務では、LED照明器具技術基準を満たす照明器具を採用するものとし、自動点滅器につい ては、今回の導入以降において最も有効と判断される方式を採用する。また、協力事業者の要件を満 たした器具メーカーは、品質マネジメントシステム ISO9001、及び環境マネジメントシステム ISO14001 を取得していることが望ましい。 ③ 導入計画策定 ア 導入計画の決定 イ 仕様書の作成(工事仕様書、使用機器仕様書) ④ 導入効果の検討 導入によるエネルギー量等の削減効果を提示する。 ⑤ その他 LED照明の導入台数は現地調査による計画台数を基本とする。また、この計画台数から導入に伴 う概算事業費を算出し、LED化による縮減コストとリース方式による導入費用との差額を精査して、 導入効果の検討を行って最も有効となる導入計画を決定する。 (5) 維持管理手法の検討及び仕様書作成 当該事業で導入するLED照明と既設LED及び新規設置の各防犯灯を一括して効率的に維持管 理するための手法を検討し、保守点検及び維持管理仕様書を作成する。ただし、既設LED及び新規 設置の各防犯灯は市が所有権を有し、譲渡することはしない。 (6) 成果品 ① 調査事業において得られた防犯灯の位置を記載した地図については、紙媒体とデジタル電子媒体 を提出する。 ② 調査対象となる全ての防犯灯について、調査結果報告書を作成し納品する。報告書には、現地調 査で取得した設置状況の写真を添付する。 ③ 導入計画書を提出する。 ④ その他、市が必要とする資料を作成して提出する。 2 LED防犯灯導入補助業務仕様 (1) 導入計画書に基づき、LED照明器具技術基準を満たす器具の導入及び管理台帳システムの作成管 2 理をリース方式により実施する。 (2) 導入補助業務のリース事業契約を締結した事業者は、リース期間における故障、破損等の維持管理 (電気料金を除く)に関する補償を行うものとする。また、維持管理に要する費用(電気料金を除く) については、リース契約に含めるものとする。 (3) 防犯灯のLED導入完了後は、管理台帳及び別途定める管理台帳システム仕様を満たす管理台帳シ ステムを市に提出する。 管理台帳の記載事項は次のとおりとする。 ① 防犯灯の位置 ② 防犯灯の数 ③ 防犯灯のLED種類(ワット数を含む) ④ 柱番号(電力柱、NTT柱等)番号のないものは、所有のわかるものを表示 ⑤ 設置年月日 ⑥ 北海道電力㈱との契約内容 ⑦ 町内会の名称 ⑧ その他、市との協議により定めた情報 3 工 事 仕 様 (1) LED照明導入調査業務特記仕様により作成された導入計画に基づき、工事計画書を速やかに作成 し、市と事前調整を図る。 (2) 既設LED照明以外の水銀防犯灯を取外してLED照明器具の設置にあたっては、工事時間と必要 に応じた交通規則等の安全対策について、関係機関との協議により決定すること。 (3) 北海道電力㈱へ申請している電灯料金請求区分(ワット数)の変更に関しては、次の3点を市に提 出する。 ① 設置機種のワット数がわかる書類 ② 施工証明書兼電気設備図面 ③ 低圧電気使用申込書 (4) 工事の施工については、協力事業者の要件を満たした市内の施工・維持管理業者が、これまでに担 当していた地域町内会を継承する。 (5) 取外した照明器具(付属物を含む。 )は、事業者が責任を持って処理する。 (6) 工事に係る瑕疵については、市は関知しない。 4 管理台帳システム仕様 (1) 市と事業者及び市内の施工・維持管理業者において、同じデータを管理できる環境を整え提供する 3 こととし、詳細は事業者の提案を基に市と協議のうえ決定する。 (2) 当該事業で導入したLED照明のデータメンテナンスが容易にできること。また、データメンテ ナンスは市と事業者及び市内の施工・維持管理業者において実施する。 (3) 当該事業の更新対象外である既設LED防犯灯のデータ投入ができること。更に今後における、新 規設置と移設及び撤去による防犯灯の入力修正が随時可能であること。 (4) 地図データは、上記(2)及び(3)の位置情報と整合させること。ただし、詳細については、事業者の 提案を基に市と協議のうえ決定する。 (5) 防犯灯データは、項目(町内会、灯具の種類、設置年度、電柱番号等)ごとに抽出や集計ができる こと。 (6) 防犯灯管理台帳は、防犯灯情報(電柱番号、北海道電力の契約内容、現場写真、位置図等)を表示 し、A4サイズで印刷できる仕様とする。 (7) 位置図はA4又はA3サイズで印刷できるものとする。 (8) 管理台帳システムは、契約期間中の使用及び契約期間終了後も継続使用ができるものとし、契約 期間終了後は直ちに所有権を市に無償で帰属する。 (9) その他詳細仕様については、事業者の提案を基に市と協議のうえ決定する。 5 リース仕様 (1) 点検・補修などについて、契約期間中、適切かつ迅速な対応が可能な、地域町内会における防犯灯 の設置状況に精通した市内の施工・維持管理業者による体制を継承すること。 (2) 機器の不具合を発見又は通報を受けたとき、照明器具交換や補修等の工事が必要な場合は速やかに 実施する。また、契約期間中に灯具のリコール等が発生し、大量に交換が必要となった場合は、速や かに他社製品を含めた同等製品を導入する体制を整えること。 (3) 機器の不具合が、故意又は過失による損害、暴動による損害、原子力による損害、地震・噴火によ る被害など、不可抗力によるもの以外の場合は事業者の責任において補修を行うものとし、費用は賃 貸借契約に含まれるものとする。詳細については、リース会社が加入している動産総合保険適用範囲 に基づき、市と協議のうえ対応する。 (4) リース期間終了後、リース物件は原状で市に無償譲渡する。 4
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