都民等が行 う応急手当の変更点(上級編) 主な変更点 1 心停止の予防 2 用語の定義 3 周囲の安全確認 4 通報 5 呼吸の確認 6 胸骨圧迫の深さ、テンポ7 人 工呼吸 8 体位管理 9 その他の応急手当 (参考) 反応の確認 1 心停止の予防 新(P5) 旧(P5) 「成人の突然死とその徴候」の指導に追加 「成人の突然死とその徴候」 ・高齢者の窒息、入浴中の事故、熱中症など 心筋梗塞及び脳卒中について も突然死の原因であり、予防が重要である。 ・運動中の心停止は人前で起きることが多 く、また、電気ショックが効果的で、適切 に対応すれば後遺症を残しにくい。 2 用語の定義 新(P7) 旧(P7) その他の応急手当 (ファーストエイド) 応急手当(狭義) とは、市民が心肺停止や とは、 市民が心肺停止や気道異物以外の傷 気道異物以外の傷病者に対して、 悪化防止 病者に対して、 悪化防止を主な目的で行う を主な目的で行う最小限の手当をいう。 最小限の手当をいう。 3 周囲の安全確認 新(P10) 旧(P9) 倒れている人を発見したら、周囲の安全 倒れている人を発見したら、 傷病者に近 を確認してから傷病者に近づく。 づきながら現場周囲が安全か確認する。 4 通報 新(P11) 旧(P10) 反応がないと判断した場合、 又は反応が 反応がないと判断した場合には、直ちに あるかどうか迷った場合には、 直ちに大声 大声で助けを求め、 119番通報とAED で助けを求め、 119番通報とAEDの搬 の搬送を依頼する。 送を依頼する。 5 呼吸の確認 新(P11) 旧(P10) 普段どおりの呼吸が見られない場合、 又 普段どおりの呼吸が見られない場合は心 はその判断に自信が持てない場合は心停 停止と判断する。 止 と判断する。 6 胸骨圧迫 新(P13・14・21~23) ①位置 旧(P13・20~22) 胸骨の下半分 胸骨の下半分 目安は胸の真ん中 目安は胸の真ん中 (胸骨上) (左右の真ん中、かつ、上下の真ん中) ②深さ (成人) 約5cm (成人) 少なくとも5cm (小児) 胸の厚さの約1/3又は体格に (小児) 胸の厚さの約1/3 よりおおよそ5cm (乳児) 胸の厚さの約1/3 (乳児) 胸の厚さの約1/3 ③テンポ 100回~120回/分 少なくとも100回/分 7 人工呼吸 新(P15) 旧(P14) 訓練を積み技術があり、 意志がある場合 訓練を積み素早く人工呼吸ができる場合 は人工呼吸を実施する。 は実施し、ためらわれる場合は実施しない。 人工呼吸のために胸骨圧迫中断時間が長 くならないようにする。 8 体位管理 (上級救命講習内容) 新 旧(P74) ショック体位(足側高位)を指導から除 ショック体位 (足側高位) く。 ・出血性ショックや立ちくらみを起こして いる傷病者に有効な体位 9 その他の応急手当 (上級救命講習内容) 新(P67・68) 旧(P69・70) 「特殊な傷病とその応急手当」 の指導に 「特殊な傷病とその応急手当」 追加 ・歯の損傷 ・けいれん ・気管支喘息 ・毒へび ・溺水 ・アナフィラキシー ・毒物 ・熱中症 ・低体温症 について (参考) 反応の確認 新(P10) 旧(P9) 両肩を軽くたたきながら 肩をたたきながら呼びかけて反応するか するか確認します。 確認します。
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