ガイドライン2015対応講習及びテキスト販売を7月1日から開始いたします。

都民等が行 う応急手当の変更点(上級編)
主な変更点
1 心停止の予防
2 用語の定義
3 周囲の安全確認
4 通報
5 呼吸の確認
6 胸骨圧迫の深さ、テンポ7 人
工呼吸
8 体位管理
9 その他の応急手当
(参考) 反応の確認
1 心停止の予防
新(P5)
旧(P5)
「成人の突然死とその徴候」の指導に追加
「成人の突然死とその徴候」
・高齢者の窒息、入浴中の事故、熱中症など
心筋梗塞及び脳卒中について
も突然死の原因であり、予防が重要である。
・運動中の心停止は人前で起きることが多
く、また、電気ショックが効果的で、適切
に対応すれば後遺症を残しにくい。
2 用語の定義
新(P7)
旧(P7)
その他の応急手当 (ファーストエイド)
応急手当(狭義) とは、市民が心肺停止や
とは、 市民が心肺停止や気道異物以外の傷
気道異物以外の傷病者に対して、 悪化防止
病者に対して、 悪化防止を主な目的で行う
を主な目的で行う最小限の手当をいう。
最小限の手当をいう。
3 周囲の安全確認
新(P10)
旧(P9)
倒れている人を発見したら、周囲の安全
倒れている人を発見したら、 傷病者に近
を確認してから傷病者に近づく。
づきながら現場周囲が安全か確認する。
4 通報
新(P11)
旧(P10)
反応がないと判断した場合、 又は反応が
反応がないと判断した場合には、直ちに
あるかどうか迷った場合には、 直ちに大声
大声で助けを求め、 119番通報とAED
で助けを求め、 119番通報とAEDの搬
の搬送を依頼する。
送を依頼する。
5 呼吸の確認
新(P11)
旧(P10)
普段どおりの呼吸が見られない場合、 又
普段どおりの呼吸が見られない場合は心
はその判断に自信が持てない場合は心停
停止と判断する。
止
と判断する。
6 胸骨圧迫
新(P13・14・21~23)
①位置
旧(P13・20~22)
胸骨の下半分
胸骨の下半分
目安は胸の真ん中
目安は胸の真ん中
(胸骨上)
(左右の真ん中、かつ、上下の真ん中)
②深さ
(成人)
約5cm
(成人)
少なくとも5cm
(小児)
胸の厚さの約1/3又は体格に
(小児) 胸の厚さの約1/3
よりおおよそ5cm
(乳児) 胸の厚さの約1/3
(乳児)
胸の厚さの約1/3
③テンポ
100回~120回/分
少なくとも100回/分
7 人工呼吸
新(P15)
旧(P14)
訓練を積み技術があり、 意志がある場合
訓練を積み素早く人工呼吸ができる場合
は人工呼吸を実施する。
は実施し、ためらわれる場合は実施しない。
人工呼吸のために胸骨圧迫中断時間が長
くならないようにする。
8 体位管理 (上級救命講習内容)
新
旧(P74)
ショック体位(足側高位)を指導から除
ショック体位 (足側高位)
く。
・出血性ショックや立ちくらみを起こして
いる傷病者に有効な体位
9 その他の応急手当 (上級救命講習内容)
新(P67・68)
旧(P69・70)
「特殊な傷病とその応急手当」 の指導に
「特殊な傷病とその応急手当」
追加
・歯の損傷 ・けいれん
・気管支喘息
・毒へび
・溺水
・アナフィラキシー
・毒物
・熱中症
・低体温症
について
(参考) 反応の確認
新(P10)
旧(P9)
両肩を軽くたたきながら
肩をたたきながら呼びかけて反応するか
するか確認します。
確認します。