1学期を総括する「創造と改善」

松戸市立河原塚中学校
平成28年7月号
校長 髙木宏己
1学期を総括する「創造と改善」
授業について
世界の国の中には、学校に行きたくて行けない、授業を受けることができない子どもたちがいる。
2014年に17才でノーベル平和賞を受賞したマララさんは次のように言っています。「One
child, one teacher, one pen and one book can change the world. Education is the only
solution. Education First. 1 人の子ども、1 人の教師、1 冊の本、そして 1 本の
ペン、それで世界を変えられます。教育こそがただ一つの解決策です。エデュケー
ション・ファースト(教育を第一に)。」学校に通い、授業を受けることができる
君達は、彼女の言葉をどう考えて、これからの授業に臨みますか?
部活動について
3年生にとっては、最後の大会が間近に迫っています。4年に1度の大会はオリンピックですが、
それに近いのが総体なのでしょう。アスリートは、大切な試合に合わせて自己のパフォーマンスを
ベストの状態に持って行くよう日々の練習に励みます。また、大会を想定して様々な準備をしてい
きます。イギリスには次のような格言があるそうです。「準備を怠ることは、失敗の準備をしてい
ること。」心と体と技の準備が、勝敗を決める。
さて、今年になり、輝かしい成績を残しています。女子駅伝が市内2位に始まり、サッカー部市
内準優勝、陸上の個人種目での優勝、水泳部男子市内3位等々。おそらくこれから始まる総体にお
いてもますますの活躍が楽しみです。
学校行事について
体育祭では、組み体操に変わる集団行動を実施して、見事なパフォーマン
スを披露して観衆を感動させ、
「新たな河中の体育祭」を創造することがき
ました。3年生の修学旅行では奈良・京都を訪れて日本の伝統・文化に触
れ、2年生は南房総方面を訪れて自分たちの住む千葉県を学びました。
様々な学校行事での共通課題は「個と集団」という、相対するものをどう考え、どう折り合いを
つけて行動するかが問われているのだろう。社会には、このように「二律背反」が多く存在する。
ひとつの解は、「ワン・フォア・オールオール・フォア・ワン 一人はみんなのために、みんなは
一人のために」の考え方であろう。
河中ウエイ(河中流・河中方式)
授業・部活動・学校行事を3本の柱に据えて、生徒たちの成長を支援し人格を形成してい
く。河中での3年間の教育活動を“河中ウエイ”と評しています。生徒達自らの努力と頑張
り、教職員の指導力と熱意・考え方が生み出す独自の学校文化が、“河中ウエイ”として今を
創造していると考えています。