徳島県立海部病院移転改築に伴う移転業務募集要領 1 趣旨 現在の施設は、南海トラフ巨大地震による津波被害が懸念されており、抜本的な津波対 策として、新病院を津波被害が及ばない現病院から約500m離れた高台に鉄筋コンクリ ート造6階建ての免震構造で整備し、平成28年度の完成を目指した改築に取り組んでい ますが、これに伴う現病院から新病院への移転業務にあたっては、詳細な移転計画を策定 し、円滑かつ確実に業務を実施する必要がある。 本募集要領は、競争性の確保を図りつつ、高い企画力と運営力を備えた委託先を選定す るため、企画提案を募集し、総合的な審査により事業者を選定するための必要事項を定め るものである。 2 業務の概要 (1)業務の名称 徳島県立海部病院移転改築に伴う移転業務 (2)業務内容 「徳島県立海部病院移転改築に伴う移転業務仕様書」のとおり (3)実施場所 徳島県立海部病院 搬出場所[現病院] 徳島県海部郡牟岐町大字中村字本村75-1 搬入場所[新病院] 徳島県海部郡牟岐町大字中村字杉谷地内(仮) (4)委託期間 契約締結日から平成29年7月31日まで (5)提案上限額 35,000千円(消費税及び地方消費税の額を含む) (6)実施方法 公募型プロポーザル方式 3 参加資格要件 次に掲げる要件を全て満たしていること。 (1)地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しない者であること。 (2)物品の購入等の契約に係る一般競争入札及び指名競争入札参加資格審査要綱(昭和56 年徳島県告示第26号)第4条第1項の規定による審査により資格を有すると認められ た者であること。 (3)徳島県物品購入等に係る指名停止等措置要綱に基づく指名停止の措置を受けていない者。 (4)会社更生法(平成14年法律第154号)に基づく更生手続開始の申立て、民事再生法 (平成11年法律第225号)に基づく再生手続き開始の申立て又は破産法(平成16法 律第75号)に基づく破産の申立てをし、又は、申立てがなされている者及びこれらの 手続中にある者でないこと。 (5)暴力団(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第 2条第2項に規定する暴力団をいう。以下同じ。)若しくは暴力団員(同条第6号に規定 する暴力団員をいう。以下同じ。)に該当すると認められる者又は暴力団及び暴力団員と 密接な関係を有する者と認められる者でないこと。 (6)日本国内において、過去5年以内に病床数100床以上の病院における患者移送を含む 移転業務の実績があること。 (7)本業務を遂行するために必要な許可証及び免許状等を保有していること。 (8)(2)の資格を有していない者は、一般競争入札参加資格申請書(様式第 1 号、この 様式については徳島県ホームページからダウンロードするか、徳島県経営戦略部管財課に おいて配布されるものを使用すること。)に必要書類を添付して徳島県経営戦略部管財課 に持参して、8の(3)の提出期限までに、当該資格を有していなければならない。資格 審査の結果については、申請者に通知が行われる。 4 募集要領等の交付 (1)交付期間 平成28年7月1日(金)から7月15日(金)まで(土曜日、日曜日及び祝日を 除く)の午前9時から午後5時まで ( 正午から午後1時までを除く。 ) (2)交付場所 末尾13記載のとおり ※なお、募集要領等については、徳島県のホームページに掲載しており、ダウンロード が可能である。 (3)交付資料 ① 徳島県立海部病院改築に伴う移転業務募集要領 ② 徳島県立海部病院改築に伴う移転業務仕様書 ③ 様式1~様式8 ④ 現病院の平面図 ⑤ 新病院の平面図 5 参加表明書の提出 (1)提出書類 ア 参加表明書(様式1) イ 類似業務の実績報告書(様式2) ウ 会社概要(様式3) ※直近の決算状況が分かる資料及び会社案内、パンフレット等を添付すること。 (2)提出期限 平成28年7月15日(金)午後5時まで (3)提出場所 末尾13記載のとおり (4)提出部数 1部 (5)提出方法 持参又は郵送(書留郵便に限る。)により提出すること。 ただし、持参する場合は土曜日、日曜日及び祝日を除く午前9時から午後5時まで (正午から午後1時までを除く。)、郵送の場合は提出期限までに必着のこと。 6 現病院施設見学会の実施 (1)日時(予定) 平成28年7月20日(水)午後2時から ※参加者は、厚生棟2階大会議室へ集合すること。 (2)申込書類 現病院見学会参加申込書(様式4) (3)申込期間 平成28年7月19日(火)午後5時まで (4)提出場所 末尾13記載のとおり (5)提出方法 持参又は郵送(書留郵便に限る)により提出すること。 ただし、持参する場合は土曜日、日曜日及び祝日を除く午前9時から午後5時まで (正午から午後1時までを除く。)、郵送の場合は提出期限までに必着のこと。 7 質問の受付及び回答 (1)提出期限 平成28年7月22日(金)午後5時まで (2)提出場所 末尾13記載のとおり (3)提出方法 質問については、質問書(様式5)により持参又は郵送(書留郵便に限る。)で提出 すること。ただし、持参する場合は土曜日、日曜日及び祝日を除く午前9時から午後 5時まで(正午から午後1時までを除く。)、郵送の場合は提出期限までに必着のこと。 なお、質問事項は、本募集要領及び業務仕様書の項目に関することとし、それ以外の事 項についての質問は受け付けない。 (4)回答方法 平成28年7月27日(水)を目途に質問者及び参加表明者全員に通知する。 なお、質問の回答書は本募集要領及び業務仕様書の修正とみなす。 (5)その他 質問受付期間経過後の質問、企画提案参加表明書を提出していない者からの質問及び指 定した方法以外の方法での質問は一切受付しない。 8 企画提案書の提出 (1)提出書類 ア 企画提案書表紙(様式6) イ 業務実施体制(様式7) ウ 企画提案書(任意様式) 企画提案書は、次の項目について作成すること。 なお、作成に当たっては、原則としてA4版としページ数を記入のこと。文章を補完 するためのイラスト・イメージ図等を使用してもよいが、枚数が多くなりすぎないこと。 (ア)実績、基本的な考え方 患者移送業務の実績、本業務を確実に遂行しうる経験・能力、環境対策への配慮 等について記入すること。 (イ)実施体制 業務責任者及び担当者の能力、本業務の実施体制やサポート体制、病院スタッフ との連絡調整、打合せの進め方等について記入すること。 (ウ)移転準備 業務を円滑に進めるための事前調査、スケジュール、物量の確実な把握、シミュ レーションの実施方法、移転準備にかかる院内組織の設置や運営を円滑に進める方 法及び病院への説明手順、分かりやすさ等について記入すること。 (エ)建物養生 養生の範囲、使用資材、設置及び撤去時の配慮、内覧会等イベント時の対応等に ついて記入すること。 (オ)患者移送 患者移送を安全かつスムーズに行うための手法、重篤な患者移送への配慮、患者 私物搬送など紛失への配慮、外泊患者等への配慮について記入すること。 (カ)物品搬送 搬送方法、スケジュール、搬送先を間違わない工夫、病院特有の医療材料や医療 機器への配慮等について記入すること。 (キ)病院スタッフへの負担軽減 梱包、開梱作業の低減、調査及び準備期間の負担軽減等について記入すること。 (ク)リスク予防と発生時の対応 想定されるリスクと予防対策、発生時の対応、保険の内容等について記入すること。 エ 業務スケジュール表(任意様式) 業務・工程区分は、なるべく詳細に記載し、実施時期については区分毎に分かりや すく表示すること。業務スケジュール表はA3版での作成も可とする。 オ 見積書(様式8) 項目毎の経費が分かるように記載した内訳明細書を添付すること。 患者移送想定数は60人として見積もること。 (2)提出部数 8部(正本1部、副本7部(副本はコピーでもよい。) (3)提出期限 平成28年8月9日(火)午後5時まで (4)提出場所 末尾13記載のとおり (5)提出方法 持参又は郵送(書留郵便に限る)により提出すること。 ただし、持参する場合は土曜日、日曜日及び祝日を除く午前9時から午後5時まで (正午から午後1時までを除く。)、郵送の場合は提出期限までに必着のこと。 9 選定方法 (1)プレゼンテーションの実施 上記8による企画提案書の内容に基づくプレゼンテーションを実施する。 ア プレゼンテーションの日時 平成28年8月中旬(予定) 詳細な日時、場所等は別途各企画提案者へ通知する。 イ プレゼンテーションへの出席者 プレゼンテーションへの出席者は3名以内とする。ただし、企画提案書に記載した 管理責任者又は常駐担当者は必ず出席し、説明を行うこと。 ウ プレゼンテーションの方法 (ア)上記8で提出した書類のみを使用して実施すること。 ただし、プロジェクターを使用する場合、プロジェクターで投影する資料は、 企画提案書の内容を編集したものを使用してよいが、企画提案書に記載のない 追加資料の使用は認めない。 (イ)1事業者あたり15分程度のプレゼンテーションの後、質疑応答を行う。 エ 提案説明で機材を使用する場合は、事前に申し出ること。 なお、機材のうちスクリーン及びプロジェクターは当院が用意する。 (2)審査方法及び選定基準 徳島県立海部病院移転改築に伴う移転業務委託業者選定委員会(以下「委員会」とい う。)において、提出された企画提案書及びプレゼンテーションにより、次に記載の 「評価項目」に基づき総合的に評価・審査を行い、受託候補者となる順位を決定する。 なお、委員会は非公開とし、審査の経過等に関する問い合わせには応じない。 また、審査結果に対する異議申し立ては一切認めない。 評価項目 評価区分 評価項目 1 実績、基本的な考え方 ・100床以上の患者移送を伴う病院移転業務の受注実績 ・本業務を確実に遂行しうる経験、能力 ・環境対策への配慮 2 実施体制 ・業務責任者及び担当者の能力 ・本業務の実施体制及びサポート体制 ・病院スタッフとのコミュニケーション 3 移転準備 ・調査方法、スケジュールの内容 ・物量の確実な把握 ・シミュレーションの実施方法 ・移転準備にかかる院内組織の設置や運営を円滑に進める 方法及び病院への説明手順、分かりやすさ 4 建物養生 ・養生の範囲、使用資材、確実性 ・設置及び撤去時の配慮、内覧会等イベント時の対応 5 患者移送 ・患者移送車及び要員の手配能力 ・患者移送の安全性 ・患者移送のスムーズさ ・重症患者の移送への配慮 ・患者私物搬送など紛失への配慮 ・外泊患者等への配慮 6 物品移送 ・搬送方法、搬送経路及び搬送スケジュール ・搬送先を間違わない工夫 ・病院特有の医療材料搬送への配慮 ・医療機器搬送への配慮 7 病院スタッフへの負担 軽減 ・梱包、開梱作業における負担軽減 ・調査及び準備期間における負担軽減 8 リスク予防と発生時の 対応 ・想定されるリスクと予防対策、発生時の対応 ・保険の内容 9 見積額 ・見積額 10 審査結果の通知 (1)通知の時期 審査結果については、プレゼンテーション参加者に対し、平成28年8月中旬(予定) に、参加者全員に文書で通知する。 (2)失格事項 次のいずれかに該当した者は失格とする。 ア 提案書提出期限に遅れた者。 イ プレゼンテーション及びヒアリングの開始時間に遅れた者。 ウ 提出書類に虚偽の内容を記載した者。 11 契約の締結 審査により、受託候補者選定後は、委託業務内容や委託金額について具体的な協議調 整を行い、双方合意に至った場合に、「委託契約書」により契約する。この際、内容、 金額について変更が生じる場合がある。 なお、協議が不調に終わった場合は、順位付けを行った次点の者から順に契約締結の 交渉を行う。 12 その他留意事項 (1)提出された書類は、返却しない。 (2)書類提出後の記載内容変更は認めない。 (3)提案に係る一切の経費は、企画提案参加者の負担とする。 (4)本提案の公告の日から委員会において選考が終了するまでの間は、徳島県立海部病院に 対して本件に関する営業活動を禁止する。 (5)提出書類受理後の差し替え及び再提出は認めない。また、提案書類に記載された総括責 任者及び本業務に従事する担当者は、病気、死亡、退職等極めて特別な理由があると認め られる場合を除き、変更することはできない。 (6)書類提出後、プロポーザルへの参加を辞退する場合は、速やかに書面により申し出るこ と。 13 書類等の交付、提出場所及び問い合わせ先 〒775-0006 徳島県海部郡牟岐町大字中村字本村75-1 徳島県立海部病院 事務局(総務・管財担当) 電話番号 0884-72-1166㈹
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