私たちの 意見! トークアバウト あるテーマについて 学生と先生がテーブルを囲む。 世代や立場の違うトークディスカッションに 「新しい発見」がある。 文学部外国語学科英語専攻 選挙に対して 前向きになりました! 法学部法律学科2年 20 荒 木 喜 和子さん 18 津 曲 香 星さん こうせい (西南学院高等学校出身) 挑戦しやすい社会をつくる ために一票を投じたい 文学部英文学科4年 オルソン︶社会に対して、ここを変えてほ しいという要望はありますか? 津曲︶今の学生は、新卒 という人生で一度の機会 で職業を決めねばなら ず、転職も他国に比べし づらい状況にあります。 そのため安定を追い求めて本当にやりたい ことができなくなってしまう若者も少なく ありません。若者が不安を感じることな く、何度でもチャレンジできる社会になっ てほしいです。 オルソン︶それならば、なおのこと選挙に 行って、自分の思いを一票に託さないとい けませんね。 荒木︶例えば待機児童の問題でも、保育園 の建設に賛成反対などさまざまな意見があ ります。そのような中多くの人が納得でき るような政策を実行し、みんなが幸せを感 じられる社会になってほしいです。 オルソン︶そうですね。今はインターネッ トなどからも政党の情報を知ることができ ます。政治は生活に直結するものです。身 近なことから政治に関心を持ち、選挙で自 分の意思を投げかけましょう。社会の一員 であることを自覚し、選挙を通して社会に 責任を果たしてください。 将来社会を作るのは私たち 自覚を持って投票に行こう トの授業が取り入れられるといいですね。 つまがり こ わ き あ ら き ィベートの経験が、 デ 自分の頭で 考え、 意見を持つ力を養う 18 選挙は社会への参加 日本とアメリカで違う意識 身近な問題から関心を持ち、 自分の意思を選挙で伝えよう。 ドゥエン オルソン教授 津曲︶選挙権が 歳に引き下げられます が、私の 歳の頃は選挙への知識がありま せんでした。学校などでオリエンテーショ ンが必要ではないでしょうか。アメリカで は選挙について教育はありますか? オルソン︶選挙の授業は ありませんが、小学校の 頃から教育全体が議論形 式で行われるので、自分 の頭で考えて議論する習 慣はあります。ディベートの授業では、自 分の意思に関係なく相反する立場に分かれ て、自分なりの意見を組み立てて議論する ので、そうした経験の積み重ねが自分の頭 で考える力になり、選挙への関心を生んで いるのでしょうね。 荒木︶授業でディベートを経験しました が、自分の意思と違った立場で考えるので 自分で考える癖が付き、自分なりの意見を 育てることにも役立ちそうです。 津曲︶私も授業でディベートの様子をアメ リカ映画で見て、日本には無い文化だと改 めて思いました。自分の意見を育むために も、日本でも中学・高校のころからディベー 14 No.197 いろいろな情報を 取り入れて選挙に行こう! オルソン︶選挙について、どんな印象を 持っていますか? 荒木︶私も含め若い世代 はあまり選挙に関心がな いですね。今年は 歳に なったので、次の選挙に は行ってみようかなとは 思いますが、自分が投票したところで何も 変わらないような気もして、選挙には消極 的です。 津曲︶私は投票所に行くタイミングが合わ なくて、まだ選挙に行ったことがありませ ん。もっとインターネットなどから気軽に 投票できたらと思います。 オルソン︶日本はアメリカと比べて、選挙 や政治の話をする学生が少ないと感じます ね。アメリカでは、選挙で社会に参加する という意識が強いので、学生も政治につい てよく議論し、選挙にも参加しています。 ちなみに、私はアメリカの選挙権を持って いますが、大統領選挙などの投票用紙が本 国から届くので、毎回日本から郵便で投票 しています。選挙権を持った 歳の頃か ら、私の投票率は100%ですよ ︵笑︶ ! 18 」 ∼日本と海外 その 違いと私たちの責 任∼ 「 選 挙 を 考 える 今回の テーマ (宮崎北高等学校出身)
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