第 4 回 城西大学中国語スピーチコンテスト 募集要項

第 4 回 城西大学中国語スピーチコンテスト
募集要項
主 催 城西大学語学教育センター
後 援 城西大学同窓会・城西大学父母後援会
協 力 NPO 法人 埼玉県日本中国友好協会・HSK 日本実施委員会・
城西国際大学中国文化研究センター
<開催趣旨>
本学では、語学教育センターを設置し、外国語教育に力を入れています。グロ
ーバル化が進む現代の社会においては、外国語で自己表現を行う能力が求められ
ています。近年、アジアの経済成長はめざましく、特に中国の存在は世界経済に
おいて無視することができなくなっています。そこで、今後中国語の重要性がま
すます高くなると考え、日頃の学習の成果を確かめる場として、本スピーチコン
テストを開催する運びとなりました。多くの方々がこのコンテストに応募し、参
加してくださることを期待しています。
<実施日>
日時: 2016 年 10 月 22 日(土) 13 時 00 分~
会場: 城西大学清光会館4F 401 教室(東武越生線 川角駅下車)
<応募資格> 大学、大学院に在籍し、中国語を母語としない学生で、中国語を日常語とする地
域に継続して二年以上滞在したことのない者(なお、朗読の部の応募者は、初級
レベルの学習者に限る)
。
<開催方法>
1 朗読の部
指定された中国語の文章を朗読または暗唱して発表します。発表時間は、一人3分です。
2 スピーチの部
オリジナルの中国語のスピーチを発表します。発表時間は、一人5分です。
<応募締切>
2016 年 9 月 30 日(金) 必着
<応募方法> 指定のものを 郵送 または E-mail で、次のページに記載の大会事務局まで提出
してください。部門により提出物が異なりますので、注意してください。
○ 所定の応募用紙
朗読の部
○ 課題文の第一段落(波線の部分)を朗読した音声ファイル
(携帯電話で撮影した動画ファイル可)
○ 所定の応募用紙
スピーチの部
○ スピーチのテーマ(中国語と日本語の両方)
○ 200 字程度の概要(日本語可)
提出上の注意:
※ 募集要項、応募用紙は城西大学語学教育センターのホームページからも入手できます。
ホームページ:http://www.josai.ac.jp/education/lang_education/about/contest.html
※ MP3 などの形式で録音することが望ましいですが、携帯電話などで撮影した動画ファイル
でも構いません。
※ 録音した音声は、CD、USB などのメモリに保存して郵送するか、または、E メールの添付
ファイルとして提出することも可能です。
※ スピーチの原稿は、必ず中国語と日本語の両方の原稿を作成し、10 月 14 日(金)必着で提
出してください。
※ 提出された原稿、CD などのメモリ等は、返却できませんので、ご了承ください。
<応募宛先> 郵送:〒350‐0295 埼玉県坂戸市けやき台1番1号
城西大学語学教育センター内
「第4回 城西大学中国語スピーチコンテスト」大会事務局
E-mail: [email protected]
電話:049‐271‐7884
<その他>
○ コンテスト出場者は、事前に審査の上、決定します。審査結果は、応募者全員に事務局より
通知します。
○ 表彰 最優秀賞 城西大学理事長賞(1名) 表彰状と楯並びに図書カード(5万円分)
後援団体の特別賞
若干名
表彰状と楯並びに記念品
○ 不明な点があれば、上記の大会事務局までお問い合わせください。
<朗読の部 課題文>
莲花池
萧红
他的夜梦永久是荒凉的窄狭的,多少还有点害怕。他常常梦到白云在他头上飞,有一次还掠走
了他的帽子。梦到过一个蝴蝶挂到一个蛛网上,那蛛网是悬在一个小黑洞里。梦到了一群孩子们要
打他。梦到过一群狗在后面追着他。有一次他梦到爷爷进了那黑洞就不再出来了。那一次,他全身
都出了汗,他的眼睛冒着绿色的火花,他张着嘴,几乎是断了气似的可怕的瘫在那里了。
永久是那样,一个梦接着一个梦,虽然他不愿意再做了,可是非做不可,就像他白天蹲在窗口
里,虽然他不再愿意蹲了,可是不能出去,就非蹲在那里不可。
湖边上那小莲花池,周围都长起来了小草,毛烘烘的,厚敦敦的,饱满得像是那小草之中浸了水
似的。可是风来的时候,那草梢也会随着风卷动。风从南边来,它就一齐向北低了头。一会又顺着风
一齐向南把头低下。油亮亮的,绿森森的,在它们来回摆着的时候,迎着太阳的方向,绿色就浅了,
背着太阳的方向,绿色就深了。偶尔也可以看到那绿色的草里有一两棵小花,那小花朵受着草丛的
拥挤是想站也站不住,想倒也倒不下。完全被青草包围了,完全跟着青草一齐倒来倒去。但看上去,
那小花朵就顶在青草的头上似的。
那孩子想:这若伸手去摸摸有多么好呢。
(初出:
『婦女生活』
(8-1)1939 年 9 月)
<朗読の部 課題文>
日本語訳
蓮花池
萧红
子供が夜見る夢は、いつも荒涼として息苦しく、多少にしろ怖い夢だった。子供はよく雲が頭
の上を飛んでいく夢を見る。雲はあるとき彼の帽子を掠め取っていった。一匹の蝶が蜘蛛の巣に
捕えられている夢を見たこともある。蜘蛛の巣は真っ暗な洞穴のなかにかかっていた。子供の一
群に殴られそうになる夢や、犬の群れに追いかけられる夢も見た。じいちゃんが真っ暗な穴藏に
入ったきり出てこなくなった夢を見たときは、全身にびっしょり汗をかいて、目の中で緑色の火
花がちかちかした。恐ろしくて、口を開いたまま息が絶えたかのように、身動きもできなかった。
ずっといつもそうだった。ひとつの夢が終わるとすぐ別の夢がはじまる。もう夢は見たくなか
ったが、見ないわけにはいかなかった。昼間いつも窓辺にうずくまっている彼が、もうそこにじ
っとしていたくはないのに、外に出て行けず、そこにじっとしていなければならないのと同じよ
うに。
湖畔の小さな蓮花池は、周囲がびっしりと草に覆われていた。茂って盛り上がった草はたっぷ
りと水を含んで重たそうだったが、風が吹くと、草の先は風につれて揺れ動いた。風が南から吹
けば、いっせいに北へ頭を垂れ、やがて風向きが変わるとこんどはいっせいに南へ頭を垂れる。
つややかな青々とした草の葉は、太陽の方を向くと鮮やかな明るい緑になり、太陽に背を向ける
と深い緑に変わる。たまに緑の草の中に一、二株の小さい花を見つけることができる。花は草む
らの中であっちへ押され、こっちへ押され、まっすぐに立っていようにもいられず、倒れように
も倒れられない。すっかり青草に囲まれ、草と一緒にあっちへ傾ぎ、こっちへ傾ぎしている。だが
見かけは、青草の頭上に頂かれているように見える。
いまこの手を伸ばしあの花に触れてみたらどんなにいいだろう、と子供は思った。
(日本語訳出典:下出宣子訳「蓮花池」丸山昇監修『中国現代文学珠玉選 小説2』二玄社、2000
年:167-192 頁/翻訳底本:
『曠野的呼喊』上海雑誌公司、1946 年)
※ 課題文のピンイン表記および朗読の音声データが必要な方は、語学教育センターのホームペ
ージから入手できます。
ホームページ: http://www.josai.ac.jp/education/lang_education/about/contest.html
第 4 回 城西大学中国語スピーチコンテスト 応募用紙
参加部類
(
)朗読の部
(
)スピーチの部
フリガナ
※( )に○をつけてください。
国籍
年齢
氏 名
男
女
性別
TEL
〒
住 所
メールアド
レス
大学・大学院
在籍校名
学部
学科
年
TEL
〒
学校住所
中国語
学習歴
約
留学歴
無
年
有
カ月
(国名
( または
約
滞在期間
時間)
)
*スピーチの部の
応募者のみ記入
日本語
スピーチ
テーマ
中国語
※ スピーチの原稿は、必ず中国語と日本語の両方の原稿を作成し、10 月 14 日(金)必着で提出してください。