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ピクテ・ファンド・フラッシュ 2016年6月27日
愛称 クアトロ ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド
Pictet Fund Flash
英国の国民投票:欧州連合(EU)離脱を選択
英国の国民投票が欧州連合(EU)からの離脱という衝撃的な結果となったことから、欧州は勿論のこと、広く世界の
経済、政治、金融市場に大きな影響が及ぶことが予想されます。
図表1:設定来基準価額推移
金融市場の当初の反応
日次、期間:設定日(2013年12月12日)~2016年6月27日
英国の欧州連合(EU)残留を織り込んでいた金融市場
は、想定外の投票結果を受け、2008年9-10月のリーマ
ン危機直後の下げに匹敵する暴落の展開となりました。
こうしたなか、クアトロの6月27日の基準価額は2日間で
-0.1%下落の10,314円にとどまりました(図表1参照)。
欧州域内の株式市場が3-12%の下げに見舞われた一
方、ポンドは-12%と急落し、(結果発表前の)対ドルで1
ポンド=1.50ドルに対して一時1ポンド=1.33ドルを付け
1985年以来の最安値を更新しました。これに対し、リス
ク・オフ局面の典型的な展開として、金は7%強上昇、一
方、独・米の10年国債利回りはそれぞれ、一時-0.17%
ならびに1.4%に低下(価格は上昇)し、6月24日には終
値ベースで前日比でそれぞれ-14bp、-19bp低下しまし
た。また、円は3年ぶりに一時1ドル=100円を割り込み
ました。この間、ユーロが予想以上の底堅さを見せ、お
よそ1年ぶりの1ユーロ=1.09ドルと4%程度の下げに留
まったことが注目されます。
政治面への影響
政治面にも甚大な影響が及ぶことが予想されます。キャ
メロン首相は既に辞任を余儀なくされましたが、後任の
新首相は国内の議会で強い支援が期待できないことに
加え、EU離脱の交渉に際しては、一部EU加盟国政府か
らの厳しい抵抗に対応せざるを得ないことが予想されま
す。
英国がEU離脱の手続きを「正式に」始めるには、(欧州
理事会に)「リスボン条約50条」の発動を通知しなければ
なりません。
通知から2年以内に離脱の条件が交渉されることとなり
ますが、英国がどのような条件を確保しようと考えている
かは、現時点では明らかではありません。また、いかな
る条件にもEU加盟27ヵ国の承認が必要となることが先
行きの不透明感を強めています。英国との貿易量が少
ない加盟国の幾つかは交渉に殆ど関心を示さないもの
と思われるためです。
ピクテ投信投資顧問株式会社
ピクテ投信投資顧問株式会社
11,500
16年6月27日
10,314円
円
11,000
10,500
10,000
9,500
9,000
13年12月12日
14年12月12日
15年12月12日
※クアトロの基準価額は、実質的な信託報酬等控除後、また換金時の費
用・税金等は考慮しておりません。
図表2:今後の主な政治イベント
時点:2016年6月24日
2 01 6年
6月26日
スペイン総選挙
6月28-29日 欧州連合(EU)首脳会議
10月(予定) キャメロン首相辞任、保守党党首選挙
10月
憲法改正を問うイタリア国民投票
11月
米国大統領選挙
2 01 7年
5月
フランス大統領選挙
10月(予定) ドイツ総選挙
出所:ピクテグループ
データは過去の実績であり、将来の運用成果等を示唆あるいは保証する
ものではありません。
※将来の市場環境の変動等により、当資料記載の内
容が変更される場合があります。
巻末の「当資料をご利用にあたっての注意事項等」を必ずお読みください。
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ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド
欧州の複数の国は高い政治リスクにさらされています。
経済の低迷を背景に反体制政党が台頭しており、英国
のEU離脱(ブレグジット)が、主流派政党に対する国民
の不満を強めた可能性があります。
欧州ならびにユーロ圏は、分断の脅威にさらされていま
す。スペインでは26日、(やり直しの)総選挙が行われた
ばかりですが、イタリアでは、10月に憲法改正案の是非
を問う国民投票が予定されており、レンツィ首相の去就を
決めることとなりそうです(P1図表2参照)。首相は、上院
の権限を大幅に縮小する改正案が否決された場合には
辞任することを明らかにしているからです。イタリアの状
況も懸念されます。イタリアはユーロ圏3位の経済規模を
有する一方、銀行セクターは2,000億ユーロ強の不良債
権を抱えており、政府債務が膨らんだ現状では財政支出
を大幅に拡大する余地は見込まれないからです。
2017年にはフランスの大統領選挙が予定されています
が、反EUの国民戦線が国民の支持を増やしています。
また、ドイツでは総選挙が行われます。
フランス、ドイツ、オランダ等、複数の国が、EUあるいは
ユーロ圏加盟の是非を問う国民投票を行わざるを得な
い状況に陥る可能性も否めません。
上述のさまざまな状況を勘案すると、「ブレグジット」は、
EUあるいはユーロ圏分断のリスクを高める結果となっ
たように思われます。
EUあるいはユーロ圏分断が避けられないという意味で
はありません。「ブレグジット」が欧州の政治家に対して、
銀行業界、規制、財政等に関する規制改革を促進する
よう、警鐘を鳴らしたということなのです。諸改革を実行
し、機能が改善されたEUが実現することとなれば、英国
はEUとの関係を見直したいと考えるかもしれません。こ
のような展開は現状では望めそうにありませんが、実は
前例があるのです。1992年、デンマークは国民投票で
マーストリヒト条約の批准を否決し、欧州株式市場は
15%の下げに見舞われたのですが、2000年には再度
国民投票を実施し、条件付きで加盟を決めているのです。
経済面への影響
英国経済には、短期間のうちに「ブレグジット」の影響が
現れることとなりそうです。イングランド銀行(中央銀行)
は国内外の投資家心理や経済界への影響を和らげるた
めの手段を講じており、ポンド安が輸出型企業に恩恵を
もたらすことが予想されますが、国内経済は、今後数四
半期を通じ、減速を免れないと考えます。EUが英国の
最大の輸出先(EU向け輸出は輸出全体の半分近く、
GDP(国内総生産)比約1割)であることを勘案すると、
「ブレグジット」は、2016年の英国のGDPを1%以上押し
下げることが予想されます。
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リーマン・ショックが短期間のうちに世界経済に影響
を及ぼしたのとは異なって、「ブレグジット」の海外へ
の影響は長期にわたることが予想されます。とはいえ、
EUの政局を巡る不透明感は強まっており、投資家心
理や貿易に甚大な影響を及ぼしかねません。
EUが欧州債務危機からの回復途上にある状況下、
低成長は、EU周縁国の脆弱な財政状況を急速に悪
化させる脅威となります。イタリアの場合、現在130%
のGDP比政府債務残高を安定させる(悪化させな
い)ためには前年比+1.4%のGDP成長が必要です
が、銀行セクターの抱える問題を考えただけでも相当
ハードルが高いと見ています。
金融当局の対応
世界の主要中央銀行は、金融システム安定に必要な体
制を整えた旨を明らかにしており、協調的政策対応が実
現する公算もあると思われます。一方、政治家はあらゆ
る選択肢を残しておきたいと考えているはずですから、
投資に際しては、極めて短期間のうちに抜本的な対策
が講じられることを期待すべきではないと考えます。現
時点で極めて積極的な姿勢に転じても望ましい結果が
得られない可能性は否めません。
カーニー・イングランド銀行総裁は、金融市場安定のた
め、2,500億ポンドを市場に供給すること、また、今後数
週間のうちにも追加の施策を検討し得ることを明らかに
しています。欧州中央銀行(ECB)も、必要とあらば行動
する用意があることを明言しています。
英国の国民投票の結果は、米国の金融政策にも影響を
及ぼすことが予想されます。投票結果が世界経済の不
透明感を強めていることから、米連邦準備制度理事会
(FRB)の利上げは、早くとも10-12月期にずれ込むこと
となりそうです。
スイス国立銀行(中央銀行)は、スイスフランの上昇を抑
えるため、為替市場に介入したことを明らかにしていま
す。1ユーロ=1.05スイスフランを下回ることとなれば、マ
イナス金利幅の拡大が検討される可能性もあります。
日本銀行もスイス国立銀行と同様の状況に置かれてお
り、一時、1ドル=100円割れとなった状況を勘案すると、
円安誘導の追加金融緩和策が導入される公算が高いと
考えます。日本銀行は、新たに発行した紙幣を直接消
費者に配る「ヘリコプター・マネー」を世界で初めて実行
することになるかもしれません。「ブレグジット」は上述の
施策を現実のものとし得るのです。
※将来の市場環境の変動等により、当資料記載の内
容が変更される場合があります。
巻末の「当資料をご利用にあたっての注意事項等」を必ずお読みください。
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「ブレグジット」を踏まえた注目資産
英国のEU残留を織り込んでいた金融市場は、投票結果
に衝撃を受け、大混乱の展開となりました。
投資家のリスク選好に最も大きな影響を及ぼしたのは、
おそらく、ユーロ圏の資産クラスに要求されるリスク・プ
レミアムが上昇するメカニズムを通じて、「ブレグジット」
の影響が金融市場全般に広がったことだと考えます。
ピクテでは、市場の動向を示す主要な指標として、欧州
金融債ならびにイタリア国債のクレジット・デフォルト・ス
ワップを注視していますが、これまでのところ、目立った
動きは見られません。
ピクテでは、英国の国民投票の結果は僅差が予想され
たことから、投票に先立つ数週間を通じてリスクを減らし
てきたため、(投票結果を受けた市場の混乱を受けて
も、)当面、現在の投資スタンスを変更することは考えて
いません。もっとも、市場の混乱が長引くこととなれば、
リスク資産がどのような水準で投資妙味を増すかの判
断はこれまで以上に難しいものとなりそうです。
市場が下落幅を広げ、政治家の言動から十分な確信が
得られた場合には、下げの最も大きかったセクターの買
いの検討余地があると見られます。
ユーロは1.05ドル近辺で、一方、ポンドは1.30ドル近辺
で投資妙味が増すと考えます。一方、ポンド安の恩恵で
増益が予想される英国株には、既に割安感が見られま
す。したがって、FTSE100種株価指数が5,700を割り込
んだ時点が分岐点と考えます。
ドイツ10年国債利回りは一時-0.1%を割り込み過去最
低水準を更新しており、一段の低下余地は限定的だと
考えます。また、社債スプレッドが広がれば買いの機会
が提供されるかもしれませんが、流動性が低いため、注
意が必要と見ています。
新興国資産については、目先、ドル高の進行が予想さ
れることから、株式、債券ともに注意が必要と見ていま
す。
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世界の主要株価、外為、債券、商品市況
世界の主要株式市場
(米)NYダウ工業株30種
(米)ナスダック総合指数
(日) TOPIX
(日)日経ジャスダック平均
(欧)ユーロ・ストックス50種
(英) FTSE100指数
(中国)上海総合指数
(香港)ハンセン指数
(ブラジル)ボベスパ指数
(インド) SENSEX30指数
(ロシア) RTS指数$
(世界) MSCI世界株価指数
(新興国) MSCI新興国株価指数
2016年6月24日(金) 2016年6月23日(木)
17,401
18,011
4,708
4,910
1,204
1,299
2,339
2,439
2,776
3,038
6,139
6,338
2,854
2,892
20,259
20,868
50,105
51,560
26,398
27,002
912
941
-
騰落率
-3.4%
-4.1%
-7.3%
-4.1%
-8.6%
-3.1%
-1.3%
-2.9%
-2.8%
-2.2%
-3.0%
-4.2%
-2.4%
前年末
17,774
4,775
1,341
2,458
3,028
6,242
2,938
21,067
53,911
25,607
951
-
東京外為(対円、TTM)
米ドル
ユーロ
英ポンド
スイスフラン
豪ドル
加ドル
2016年6月24日(金) 2016年6月23日(木)
100.76
104.79
111.48
118.72
138.95
155.25
103.76
109.19
74.22
78.81
77.63
81.84
15.45
16.07
騰落率
-3.8%
-6.1%
-10.5%
-5.0%
-5.8%
-5.1%
前年末 年初来騰落率
109.75
-8.2%
124.12
-10.2%
159.48
-12.9%
112.90
-8.1%
83.40
-11.0%
87.19
-11.0%
16.50
-6.4%
31.01
-2.2%
1.66
-9.0%
1.68
-8.3%
3.13
-9.3%
7.61
-14.5%
中国元※
※
ブラジルレアル
インドルピー
ロシアルーブル
タイバーツ
南アフリカランド
30.32
1.51
1.54
2.84
6.51
-3.9%
31.45
1.57
1.63
2.98
7.19
-3.6%
-3.8%
-5.5%
-4.7%
-9.5%
2016年6月24日(金) 2016年6月23日(木)
1.58%
1.74%
-0.19%
-0.14%
-0.06%
0.10%
2.11%
2.26%
0.50%
0.50%
-0.10%
-0.10%
0.00%
0.00%
変化幅
-0.16%
-0.05%
-0.16%
-0.15%
+0.00%
+0.00%
+0.00%
年初来騰落率
-2.1%
-1.4%
-10.2%
-4.9%
-8.3%
-1.7%
-2.9%
-3.8%
-7.1%
+3.1%
-4.1%
-3.0%
-2.3%
(※トムソン・ロイター・データストリームの参照レートによる)
主要債券市場及び政策金利
米10年国債利回り
日10年国債利回り
独10年国債利回り
豪10年国債利回り
米政策金利( FFレート)
日政策金利(無担コール翌日)
欧政策金利(リファイナンス金利)
商品市況
原油( WTI期近、1バレル、ドル)
金( 1オンス、ドル)
42545
46.70
1,313.88
42544
49.34
1,263.69
騰落率
-5.4%
+4.0%
前年末
1.82%
-0.07%
0.28%
2.52%
0.50%
-0.10%
0.00%
年初来変化幅
-0.24%
-0.12%
-0.34%
-0.41%
+0.00%
+0.00%
+0.00%
前年末 年初来騰落率
45.98
+1.6%
1,292.34
+1.7%
※2016年6月24日時点、終値ベース
出所:トムソン・ロイター・データストリームのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
※MSCI指数は、MSCIが開発した指数です。同指数に対する著作権、知的所有権その他一切の権利はMSCIに帰属します。またMSCIは、同
指数の内容を変更する権利および公表を停止する権利を有しています。
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基準価額
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投資リスク
[基準価額の変動要因]
●ファンドの基準価額は、実質的に組入れている有価証券等の価格変動により変動し、下落する場合があります。
●したがって、投資者の皆様の投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割
り込むことがあります。ファンドの運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。また、投資信託は預貯金と異なり
ます。
●ファンドは、実質的に株式を投資対象としますので、ファンドの基準価額は、実質的に組入れている株
式の価格変動の影響を受けます。株式の価格は、政治経済情勢、発行企業の業績・信用状況、市場
の需給等を反映して変動し、短期的または長期的に大きく下落することがあります。
価格変動リスク・
信用リスク
●ファンドは、実質的に公社債を投資対象としますので、ファンドの基準価額は、実質的に組入れている
公社債の価格変動の影響を受けます。一般的に金利が低下した場合には、公社債の価格は上昇する
傾向がありますが、金利が上昇した場合には、公社債の価格は下落する傾向があります。
●ファンドは、実質的にデリバティブ取引を行うことがありますので、この場合ファンドの基準価額は当該
デリバティブ取引の価格変動の影響を受けます。
●ファンドは、実質的に REIT、MLP およびコモディティ(商品)を投資対象としますので、ファンドの基準価
額は、実質的に組入れているこれらの価格変動の影響を受けます。
●有価証券の発行体の財務状況等の悪化により利息や償還金をあらかじめ定められた条件で支払うこ
とができなくなる(債務不履行)場合、または債務不履行に陥ると予想される場合には当該有価証券の
価格が下落することがあります。
為替に関する
リスク・留意点
ロング・ショート
戦略によるリスク
●実質組入外貨建資産について、為替ヘッジを行わない場合には、係る外貨建資産は為替変動の影響
を受け、円高局面は基準価額の下落要因となります。
●また、為替ヘッジを行い為替変動リスクの低減を図る場合がありますが、為替変動リスクを完全に排除
できるものではなく、為替変動の影響を受ける場合があります。また、円金利がヘッジ対象通貨の金利
より低い場合、当該通貨と円との金利差相当分のヘッジコストがかかることにご留意ください。
●ファンドは、実質的な組入資産の一部において売建て(ショート)を行うことがありますが、当該売建て
資産の価格が上昇した場合は基準価額が下落する要因となります。また、投資戦略の意図に反して、
買建て(ロング)資産の価格が下落する一方で、売建て資産の価格が上昇した場合は、想定以上の損
失が生じ基準価額が下落することが考えられます。
●ファンドが実質的な投資対象地域の一つとする新興国は、一般に政治・経済・社会情勢の変動が先進
諸国と比較して大きくなる場合があり、政治不安、経済不況、社会不安が証券市場や為替市場に大き
な影響を与えることがあります。その結果、ファンドの基準価額が下落する場合があります。
カントリーリスク
●実質的な投資対象国・地域において、政治・経済情勢の変化により証券市場や為替市場等に混乱が
生じた場合、またはそれらの取引に対して新たな規制が設けられた場合には、基準価額が予想外に下
落したり、運用方針に沿った運用が困難となる場合があります。この他、当該投資対象国・地域におけ
る証券市場を取り巻く制度やインフラストラクチャーに係るリスクおよび企業会計・情報開示等に係るリ
スク等があります。
取引先リスク
●ファンドは、実質的にデリバティブ取引を行うことがありますが、店頭デリバティブ取引を行う場合には、
取引の相手方の倒産等により契約が不履行になるリスクがあります。
流動性リスク
●市場規模の縮小や市場の混乱が生じた場合等には、機動的に有価証券等を売買できない場合があり
ます。このような場合には、当該有価証券等の価格の下落により、ファンドの基準価額が影響を受け損
失を被ることがあります。
※基準価額の変動要因は上記に限定されるものではありません。
[その他の留意点]
●ファンドのお取引に関しては、金融商品取引法第 37 条の 6 の規定(いわゆるクーリング・オフ)の適用はありません。
巻末の「当資料をご利用にあたっての注意事項等」を必ずお読みください。
クアトロ 170616
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ファンドの特色
<詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)でご確認ください>
様々なアセット・クラス(資産)への分散投資と投資戦略を活用し、市場環境に応じて資産配分を機動的に変更することにより、
「負けない運用※」を目指すファンドです。
※「負けない運用」とは、下落リスクを低減しつつ中期的に安定した収益を獲得する運用をいいます。
≪収益分配方針≫
●毎年 2 月、8 月の各 15 日(休業日の場合は翌営業日)に決算を行い、原則として以下の方針に基づき分配を行います。
-分配対象額の範囲は、経費控除後の繰越分を含めた利子・配当等収益と売買益(評価益を含みます。)等の全額とします。
-収益分配金額は、基準価額の水準および市況動向等を勘案して委託会社が決定します。ただし、必ず分配を行うものではありません。
-留保益の運用については、特に制限を設けず、委託会社の判断に基づき、元本部分と同一の運用を行います。
※将来の分配金の支払いおよびその金額について示唆、保証するものではありません。
[収益分配金に関する留意事項]
●分配金は、預貯金の利息とは異なり、投資信託の純資産から支払われますので、分配金が支払われると、その金額相当分、基準価額は下がります。
●分配金は、計算期間中に発生した収益(経費控除後の配当等収益および評価益を含む売買益)を超えて支払われる場合があります。その場合、当期決算日の
基準価額は前期決算日と比べて下落することになります。また、分配金の水準は、必ずしも計算期間におけるファンドの収益率を示すものではありません。
●投資者のファンドの購入価額によっては、分配金の一部または全部が、実質的には元本の一部払戻しに相当する場合があります。ファンド購入後の運用状況
により、分配金額より基準価額の値上がりが小さかった場合も同様です。
※資金動向、市況動向等によっては上記のような運用ができない場合があります。
※ファミリーファンド方式で運用を行います。マザーファンドは、ファンド・オブ・ファンズ方式で運用されます。マザーファンドでは、指定投資信託証券を主要投資対象
とします。
巻末の「当資料をご利用にあたっての注意事項等」を必ずお読みください。
クアトロ 170616
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手続・手数料等
[お申込みメモ]
購入単位
販売会社が定める 1 円または 1 口(当初元本 1 口=1 円)の整数倍の単位とします。
購入価額
購入申込受付日の翌営業日の基準価額とします。(ファンドの基準価額は 1 万口当たりで表示しています。)
換金価額
換金申込受付日の翌営業日の基準価額とします。
換金代金
原則として換金申込受付日から起算して 7 営業日目からお支払いします。
購入・換金の
申込不可日
以下のいずれかに該当する日においては、購入・換金のお申込みはできません。
①次に掲げる日の前営業日または当日:ルクセンブルグの銀行の休業日、ロンドンの銀行の休業日
②一部解約金の支払い等に支障を来すおそれがあるとして委託会社が定める日
換金制限
信託財産の資金管理を円滑に行うため、大口換金には制限を設ける場合があります。
信託期間
平成 25 年 12 月 12 日(当初設定日)から無期限とします。
繰上償還
受益権の口数が 10 億口を下回ることとなった場合等には信託が終了(繰上償還)となる場合があります。
決算日
毎年 2 月、8 月の各 15 日(休業日の場合は翌営業日)とします。
年 2 回の決算時に、収益分配方針に基づき分配を行います。
収益分配
※ファンドには収益分配金を受取る「一般コース」と収益分配金が税引後無手数料で再投資される「自動けいぞく投資コース」があります。ただし、販売会
社によっては、どちらか一方のみのお取扱いとなる場合があります。
[ファンドの費用]
投資者が直接的に負担する費用
購入時手数料
3.78%(税抜3.5%)の手数料率を上限として、販売会社が独自に定める率を購入価額に乗じて得た額とします。
(詳しくは、販売会社にてご確認ください。)
信託財産留保額 ありません。
投資者が信託財産で間接的に負担する費用
運用管理費用
(信託報酬)
毎日、信託財産の純資産総額に年1.107%(税抜1.025%)の率を乗じて得た額とします。
運用管理費用(信託報酬)は、毎計算期末または信託終了のとき信託財産中から支払うものとします。
[運用管理費用(信託報酬)の配分(税抜)]
委託会社
販売会社
受託会社
年率 0.3%
年率 0.7%
年率 0.025%
純資産総額の最大年率2.22%(上場投資信託を除く)
投資対象とする 別途成功報酬がかかるものがあります。
投資信託証券 (平成28年3月末日現在。各指定投資信託証券の報酬率につきましては、前記「指定投資信託証券の概要」をご参照ください。)
※上記の報酬率等は、今後変更となる場合があります。
実質的な負担
概算で最大年率2.0%(税込)程度(注)に指定投資信託証券の成功報酬(適用されない場合もあります。)が加算された額となります。
(注)ファンドは市場環境により積極的に組入比率の見直しを行いますので、実際の投資信託証券の組入状況により変動します。
なお、平成28年3月末日現在の資産配分比率に基づいた試算値は、年率1.61%(税込)程度です。
その他の費用・
手数料
毎日計上される監査費用を含む信託事務に要する諸費用(信託財産の純資産総額の年率0.054%(税抜0.05%)相当を上限とした額)ならびに
組入有価証券等の売買の際に発生する売買委託手数料等および外国における資産の保管等に要する費用等(これらの費用等は運用状況等
により変動するため、事前に料率、上限額等を示すことができません。)は、そのつど信託財産から支払われます。マザーファンドの投資先ファ
ンドにおいて、信託財産に課される税金、弁護士への報酬、監査費用、有価証券等の売買に係る手数料および借入金の利息等の費用が当該
投資先ファンドの信託財産から支払われることがあります。また、購入・換金時に信託財産留保金が購入価格に付加または換金価格から控除
されるものがあります。
※当該費用の合計額については、投資者の皆様がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することができません。
[税金]
●税金は表に記載の時期に適用されます。
●以下の表は、個人投資者の源泉徴収時の税率であり、課税方法等により異なる場合があります。
時期
項目
分配時
所得税
および地方税
配当所得として課税
普通分配金に対して 20.315%
税金
換金(解約)時
および償還時
所得税
および地方税
譲渡所得として課税
換金(解約)時および償還時の差益(譲渡益)に対して 20.315%
※少額投資非課税制度「愛称:NISA(ニーサ)」について
NISA をご利用の場合、毎年、一定額の範囲で新たに購入した公募株式投資信託などから生じる配当所得および譲渡所得が一定期間非課税となります。販売会社で非課税口座を開設
するなど、一定の条件に該当する方が対象となります。詳しくは、販売会社にお問い合わせください。
※上記は、当資料発行日現在のものですので、税法が改正された場合等には、税率等が変更される場合があります。
※法人の場合は上記とは異なります。
※税金の取扱いの詳細については、税務専門家等にご確認されることをお勧めします。
ファンドに関する
お問い合わせ先
ピクテ投信投資顧問株式会社
【電話番号】
【ホームページ】
【携帯サイト(基準価額)】
巻末の「当資料をご利用にあたっての注意事項等」を必ずお読みください。
0120-56-1805 受付時間:営業日の午前 9 時~午後 5 時
http://www.pictet.co.jp
クアトロ 170616
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販売用資料
Pictet Fund Flash
愛称 クアトロ
ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド
委託会社、その他の関係法人の概要
委託会社
受託会社
投資顧問会社
販売会社
ピクテ投信投資顧問株式会社(ファンドの運用の指図を行う者)
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第380号 / 加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会
三菱UFJ信託銀行株式会社(ファンドの財産の保管および管理を行う者)
<再信託受託会社:日本マスタートラスト信託銀行株式会社>
ピクテ・アセット・マネジメント・エス・エイ(ファンドおよびマザーファンドの資産配分に関する助言を行う者)
下記の販売会社一覧をご覧ください。(募集の取扱い、販売、一部解約の実行の請求受付ならびに収益分配金、償還金および一部解約代金の
支払いを行う者)
販売会社一覧
投資信託説明書(交付目論見書)等のご請求・お申込先
商号等
池田泉州TT証券株式会社
岩井コスモ証券株式会社
SMBC日興証券株式会社
株式会社SBI証券
岡三証券株式会社
カブドットコム証券株式会社
東洋証券株式会社
マネックス証券株式会社
三菱UFJモルガン・スタンレーPB証券株式会社
楽天証券株式会社
株式会社秋田銀行
株式会社静岡銀行 (注1)
スルガ銀行株式会社
ソニー銀行株式会社
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
登録金融機関
登録金融機関
登録金融機関
登録金融機関
日本証券業
協会
近畿財務局長(金商)第370号
近畿財務局長(金商)第15号
関東財務局長(金商)第2251号
関東財務局長(金商)第44号
関東財務局長(金商)第53号
関東財務局長(金商)第61号
関東財務局長(金商)第121号
関東財務局長(金商)第165号
関東財務局長(金商)第180号
関東財務局長(金商)第195号
東北財務局長(登金)第2号
東海財務局長(登金)第5号
東海財務局長(登金)第8号
関東財務局長(登金)第578号
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加入協会
一般社団法人
一般社団法人
日本投資
金融先物
顧問業協会
取引業協会
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一般社団法人
第二種金融商品
取引業協会
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(注1) インターネット専用
当資料をご利用にあたっての注意事項等
●当資料はピクテ投信投資顧問株式会社が作成した販売用資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。取得の申込みにあ
たっては、投資信託説明書(交付目論見書)等をお渡ししますので必ず内容をご確認の上、ご自身でご判断ください。●投資信託は、値動きのあ
る有価証券等(外貨建資産に投資する場合は、為替変動リスクもあります)に投資いたしますので、基準価額は変動します。したがって、投資者
の皆さまの投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。●運用による損
益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。●当資料に記載された過去の実績は、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありま
せん。●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものでは
ありません。●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。●投資信託は預金等で
はなく元本および利回りの保証はありません。●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象で
はありません。●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。●当資料に掲載されているいかなる
情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。
クアトロ 170616
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