に関する情報提供依頼(RFI)について(PDF:28KB)

「土木工事等積算システム更新業務」に関する情報提供招請(RFI)について
四国中央市 建設部
現在、本市では土木工事等積算システム(株式会社リサーチアンドソリューション社製「明積Ⅵ」)を利用して、公共工事及び業務委託における積算業務を行っており、当該システムは積算
業務の作業効率化をはかるため、大変重要な役割を果たしております。
上述のシステムは、平成28年度において現行のサーバ類が耐用年数を迎えること及びシステ
ム保守の契約期間が満了を迎えるため、土木工事等積算システム(以下、「積算システム」とい
う。)の更新が必要となります。
本情報提供招請は、「積算システム(明積)」を再構築するにあたって、トラブル無く、スム
ーズに再構築を行う観点から、広く関連情報や資料の収集を行なうために実施するものです。
ご提供いただきました情報は、今後、本事業に適したシステム構成、具体的な発注仕様の検討
を行うときの参考とする所存でありますので、多数の情報をお寄せくださいますようお願い申し
上げます。
1.情報提供招請にあたっての基本事項
1.1
①
積算システムの基本的要件
積算システムについては、現行の積算システムである株式会社リサーチアンドソリューシ
ョン社「明積-Ⅵ」の機能を引き継ぐことに重点をおいており、後継システムである株式会
社リサーチアンドソリューション社「明積7」最新版の導入を予定しています。なお、「明
積 7」の導入については、現行の「明積-Ⅵ」を導入しているサーバとは別に本市が別途準
備するサーバへ新規導入を予定しています。
②
積算システムの基本方式はクライアントサーバ方式を予定しています。
③
クライアント端末は職員が日常の業務に使用している事務処理パソコンを利用すること。
ただし、Windows7 以降の OS バージョンアップについても、本市のパソコン調達状況
に応じて保守業務の中で対応すること。
(参考:現行の仕様)
・OS:Windows7 professional
・CPU:Intel Core i5-2520 以上
・メモリ:2GB 以上
−1−
④
サーバ機器等は本市が別途準備する。
サーバ機器の性能は下記のとおりとする。
・OS:Microsoft Windows Server 2012R2
Standard
・CPU:Intel Xeon E3-1220v5(3GHz)相当以上
・メモリ:16GB 以上
・HDD:300GB 以上
⑤
すべてのデータはサーバで管理し、原則としてクライアント端末にはデータを保存しない
こと。
⑥
サーバ機器の設置場所は、本市福祉会館 3 階情報政策課を予定しています。
1.2
積算システム更新業務にかかる内容
本業務の内容は以下のとおりとします。
(1)導入業務
・
中心機器設定(システムセットアップ)
・
クライアント端末設定
・
データ登録(各種単価の登録、本市独自登録単価を含む)
(2)試験業務(システム動作確認)
(3)操作研修
(4)保守業務(5 年間)
・ データ改定業務(各単価・歩掛・諸経費等、オプション単価のデータ吸上と改定含む)
・
メールおよび電話によるサポート、操作研修
・
積算システムのトラブル対応(OS、その他ソフトのトラブルは除く)
1.3
規模要件
積算システムの導入作業規模は、以下のとおりとします。
①積算システムへ同時にアクセスできる台数は 24 台を予定しています。
②クライアント端末の設定台数は 40 台程度を予定しています。
1.4
積算システムの機能要件
機能については、パッケージソフトの最新版を適用するものとし、必要に応じてカスタマイ
ズを行うこと。詳細は以下のとおりとします。
①全般
・新土木工事積算大系に対応した設計書の作成ができること。
・設計書を複写・統合・削除することができること。
・システムへログインする際、ユーザ ID およびパスワードを設定して職員認証を行う等
のセキュリティ対策ができること。
・ユーザ情報の登録、変更、削除はシステム管理権限を持つものが実施可能とすること。
・不慮の電源切断等によるトラブルの際、設計書リカバリー機能を有していること。
・前世代からの積算書を現世代に複写し、最新の単価・歩掛に自動変換できること。
−2−
②管理
・設計書の一覧から選択し、継続修正・削除ができること。
・作成した設計書の保存ができること。
・設計書データに権限管理できる機能を有すること。
③設計書作成
・設計書の鑑は本市独自のフォーマットに対応すること。
・設計書作成において、歩掛、単価検索が容易にできること。
・歩掛・単価の検索スピードは概ね 1∼2 秒であること。
・設計書作成画面で工事価格のリアルタイム計算及び表示ができること。
・10 工区以上の按分設計書ができること。
・1 設計書内において、違う年度の歩掛や単価を混在することのできる機能を有すること。
・設計書作成において、歩掛、単価名称等自由に変更できる機能を有すること。
・年度や単価期の違う変更設計書の内容を反映できること。
・自動作成した単価表を修正し、独自単価表に変更できること。
・起工設計書に年度が違う変更設計書の内容を反映できること。
・追加発注の合算設計書を作成できること。
・異なる基準を同一設計書内で複数使用することができること。
・出来高設計書の作成ができること。
④変更設計書
・変更設計書を作成することができること。(当初設計書とは別途に変更設計書のファイ
ルを容易に作成できること。)
・変更設計書は概ね 5 回以上作成できること。
・変更設計書作成において、画面上で当初と変更が比較表示できること。
⑤内訳書
・同一設計書内・他設計書内の明細行・施工単価・基礎単価を容易に複写することができ
ること。
・明細行の挿入・追加・削除・複写・貼付・並び替え等を容易に編集できること。
・摘要欄にコメントを入力することができること。
⑥基礎単価
・四国中央市で使用する地区単価に対応していること。
・すべての単価データに根拠ページを登録し設計書に反映されること。損料についても同
様の扱いとする。また使用を予定している 5 年間すべての単価に適用できること。
・基礎単価を階層順に検索及び選択できること。
・労務単価や材料単価の単価補正(夜間補正・変化率補正)を行うことができる。
・単価の取込みを行った後、名称・規格名称を変更することができ、設計書の出力時に反
映されること。
・任意に作成した基礎単価を登録し、標準の基礎単価と同じように利用できること。
−3−
⑦歩掛
・本市が指定する以下の資料(積算基準)に基づいた歩掛に対応すること。
ア
「土木工事標準積算基準書」(愛媛県)
イ
「土木工事標準積算基準書(運用編)」(愛媛県土木部)
ウ
「建設機械等損料算定表」(愛媛県土木部)
エ
「実施設計単価表」(愛媛県土木部)
オ
「設計業務等標準積算基準書」(愛媛県土木部)
カ
「設計業務等標準積算基準書(参考資料)」(愛媛県土木部)
キ
「設計業務等積算資料(参考資料)」(愛媛県土木部)
ク
「用地調査等業務積算資料」(愛媛県土木部)
ケ
「設計業務等標準積算基準(愛媛県限り)」(愛媛県土木部)
コ
「港湾請負工事積算基準」(愛媛県土木部河川港湾局港湾海岸課)
サ
「水道施設整備費に係る歩掛表」(全国簡易水道協議会)
シ
「下水道用設計標準歩掛表」(日本下水道協会)
ス
「土地改良工事積算基準(土木工事)」(農業農村整備情報総合センター)
セ
「施工単価コード表(愛媛県県営農業土木工事
工事工種体系)」
(愛媛県農地整備課)
ソ
「基礎単価コード表」(愛媛県農地整備課)
タ
「基礎単価コード表(K,M,W,Gコード)」(愛媛県農地整備課)
チ
「災害査定設計標準歩掛表」(愛媛県)
上記の歩掛が登録されていること。
・歩掛すべてについて、根拠ページを登録し設計書に反映されること。また使用を予定し
ている5年間すべての歩掛に適用すること。
・歩掛条件選択を適切にするための機能として、条件選択画面以外に基準書に掲載されて
いるガイド文やガイド図など画面で参照ができること。
⑧データチェック
・歩掛の条件入力時に未入力チェックができること。
・設計書内の単価0円チェック機能を有すること。
・歩掛の条件選択の組み合わせ等矛盾がないかどうかのチェックができること。
・設計書内の数量未入力チェック機能を有すること。
⑨計算
・当初請負金額を入力することにより、変更請負金額の算出ができること。
・積算数量の表示桁数は、土木工事標準積算基準書(愛媛県)で設定してある有効桁数の
規定どおりに入力できること。
・金額の端数処理は、土木工事標準積算基準書(愛媛県)で設定してある端数処理の規定
どおりであること。
・発生材(スクラップ等)を計上(マイナス計上)することができること。
・共通仮設費(率分)の対象額に含めない費用、共通仮設費(率分)及び現場管理費の対
−4−
象額に含めない費用あるいは共通仮設費(率分)・現場管理費及び一般管理費等の対象
額に含めない費用を計上することができること。
・処分費に該当する歩掛・単価が自動集計され、経費の控除等が自動で判別・計算される
こと。
・1つの設計書をコピーして内容を複数に分割し、諸経費を算出することができること。
・作成後の設計書単価世代を変更することができること。
⑩経費調整
・調整後の工事価格を直接入力し、一般管理費等で目標額調整ができること。
・別世代の工事と経費調整ができること。
・諸経費按分表の作成ができること。
・一度経費計算した設計書の工種(経費の種類)を容易に変更できること。
・経費計算において、補正、係数変更等が自由に設定できる機能を有すること。
・基本画面上に工事価格が表示され、数量・金額が変わるたびに経費計算が行われること。
(リアルタイム計算)
・既存発注工事に対して追加工事を発注する場合の経費調整積算は、複数設計書指定がで
きること。
⑪印刷
・表紙から通し番号印刷の選択ができること。
・金入り・金抜き設計書、設計書鑑、工事概要、本工事内訳表、明細書、施工単価一覧表、
諸経費計算書、資源調書等必要とする帳票の印刷ができること。
・設計書一部差し替え印刷機能を有すること。またページの保持やページの指定ができる
ものであること。
・設計書印刷フォーマットは複数種類あること。
・変更設計書の印刷様式は上下2段の赤黒印刷か網掛け印刷、1段の当初形式印刷または
左右比較(左・変更前、右・変更後、当初は右側)印刷のいずれかを選択できること。
・変更設計印刷時に、変更分のみ印刷ができること。
・全帳票のプレビューができること。
・部数指定印刷、範囲指定印刷ができること。
⑫付加機能
・検索機能は複数種類有り、基準書や単価表の目次順検索、曖昧キーワード検索の検索方
法を有すること。
・内訳書などのデータをMicrosoft EXCEL形式によりエクスポートすることができるこ
と。
⑬自動バックアップ
・システムダウン等により異常終了した場合でも、ダウン直前まで復帰できる機能を有す
ること。
・設計書データの自動バックアップ機能を有すること。
−5−
⑭成果品の精度
・単価・歩掛の改訂時に前回データと今回データの比較ができるように一覧表にしてデー
タ納品を行うこと。
⑮データ更新
・基準改定データのシステムへの反映作業は、説明書等を見ないでも簡単な操作により
数秒∼数十秒でできること。
⑯その他
・障害発生に対して原因を特定しやすい構造とし、管理者への連絡を円滑に行える情報を
提供すること。
・修復不可能なトラブル発生後の再インストールが、マニュアル・インストールディスク
等により容易にできること。
・積算基準の改定情報に注意し、システムとの関連・対策について検討の上報告すること。
1.5
保障及び保守の要件について
保障及び保守について、以下の要件を満たすこと。
・新機能が追加された場合等において本市が必要と判断した場合、操作指導及び教育を行う
こと。また、トラブル等の対応は随時行うこと。それに伴う費用は保守費用に含めること。
・全国的な規模の改定(歩掛改定・諸経費改定・消費税率改定等)及びシステムの機能追加
等プログラム修正作業およびパッケージソフトのバージョンアップは、単価・歩掛改定作
業(保守費用)に含めるものとする。
・取扱いの過誤によらない原因で設備の故障、損傷などの不良・不備と認められる箇所が生
じた場合には、受注者において速やかに修理すること。ただし、天災においてはこの限り
ではない。
・電話およびメールによるサポートの窓口の開設または、必要に応じて技術員を派遣させる
ことができること。
・障害が発生したときは、速やかに復旧の措置が執られること。
・データメンテナンスは資料貸与後、概ね歩掛2週間、単価で1週間以内の納品が完了する
こと。
・歩掛及び単価の守秘が履行できること。
・他のクライアントがシステムを使用している状態でもデータメンテナンスが可能であるこ
と。
・システム保守及び障害時の修復技術者は十分な知識と経験を有していること。
2.構築スケジュール
現在、構築スケジュールを以下のように検討しています。
時期
平成 28年6月∼
予定業務
情報収集、機能検討、調達仕様作成
−6−
平成 28年8月
入札・契約
∼平成 28年9月末
システム再構築・運用テスト
平成 28 年10月
本稼動
3.提供依頼内容
情報提供をお願いする内容は、次のとおりです。なお、本市の考え方や想定等について、情
報化社会の進展、公共工事等の積算に関する情勢の変化、その他社会情勢等の変化により新し
い考え方等がある場合は、本市の考え方等を見直したいと考えていますので、その他自由な発
想による提案についてもお願いします。
①
再構築の手法に関すること
現行の積算システムに登録されているデータ(ユーザ情報・歩掛及び単価データ)の移
行を安全・確実に実施するための手順、手法等の情報をご提供ください。
②
保守(サポート内容)に関すること
積算システムについてトラブル無く最適かつ安全な運用を行うためのサポート内容(サ
ポート体制等)の情報をご提供ください。
また、単価・歩掛改定時におけるデータ更新にかかる作業期間等、データメンテナンス
に関するサポート内容の情報もご提供ください。
③
スケジュールに関すること
上記2の構築スケジュールを基とし、システムの本稼動までのスケジュール案の提供を
お願いします。
④
見積り費用に関すること
システム再構築に関して、構築スケジュールと対応する形式で、別途提示する様式を参
考に概算見積書をご提供ください。
※パッケージにかかる費用(ライセンス等)も記載してください。
※ランニングコストとしてシステム保守費用を年度別にご回答ください。
⑤
導入実績に関すること
過去 5 年間(平成 23 年度∼平成 27 年度)において他の自治体の導入実績をお持ちの
場合は、参考に以下の情報をご提供ください。(様式自由)
・稼働年度
・自治体名
・パッケージ名(「○○システム」等)
⑥
データのバックアップに関すること
データのバックアップ方法等(バックアップソフトウェア、NAS・DAT・LTO 等のバ
ックアップメディア等)についての情報をご提供ください。
4.提案募集期間
平成28年7月15日(金)まで
−7−
5.提出方法等について
①
A4サイズ(縦横自由かつ任意の様式)にまとめてください。
②
提案書には、会社名、住所、代表者名、連絡担当者名、連絡担当者の電話番号、FAX 番
号、メールアドレス等を記載してください。
③
提出部数
紙媒体2部
④
郵送、持参又はメールにて提出してください。電子ファイル(メール又は CD-R)でも提
出いただければ幸いです。
6.当該案件にかかる質疑
・ 当該案件にかかる質疑は、次項の資料提出先までお願いします。
・ 質疑は、提案募集期間内でお願いします。
・ 質疑の受付は、できるだけメールでお願いします。
7.お問い合わせ・資料提出先
〒799−0413
愛媛県四国中央市中曽根町 500 番地消防防災センター5 階
四国中央市 建設部 港湾課
眞鍋
電話:0896−28−6036 (ダイヤルイン)
メールアドレス:manabe_y★city.shikokuchuo.ehime.jp
※メールを送信する際は、★を@に変更してください。
※お問い合わせは、メールにてお願いいたします。
8.その他特記事項
①
本提案の実施に要する費用は、各提案者の負担とします。
②
本提案依頼は、現在、各事業者において保有している技術情報や価格等の情報を得るため
の手段であり、御社からどのようなご提案をいただいても、それをもって将来の委託契約を
約束するものではありません。
③
ご提供いただいた情報・資料については返却いたしません。
④
ご提供いただいた情報・資料については、当市以外に複製・頒布を行いません。
⑤
ご提供いただいた情報・資料に関して、後日問い合わせ等を行う場合があります。
−8−