平成28年6月19日決議

下記の者については、平成28年6月18日(土)
、19日(日)に開催した第21回定時総会
において、別紙「議案書」のとおり、除名処分いたしました。
〔 公表期間 平成29年6月19日まで〕
記
1 事務所 静岡県沼津市小諏訪418番地
氏 名 加藤 由喜夫(静岡支部所属)
2 除名の理由
別紙「議案書」のとおり。
別 紙
160618-19 第 21 回定時総会
議案第14号
加藤由喜夫会員(会員番号
3801095)除名の件
下記の当法人正会員を、当法人定款第9条第2号の規定により、当法人から除名することの承
認を求める。
会 員
加藤 由喜夫 (所属支部 静岡支部 会員番号 3801095)
第1 処分の原因となる事実
1.当法人の会員は、定款第54条第1項乃至第3項に基づき、当法人の事業に関して受任した
事件について、理事長に報告を行う義務を負うものである。しかしながら上記会員は、静岡支
部及び本部から再三の報告の督促を受けていたにもかかわらず、業務報告義務を履行しなかっ
た。
2.当法人は、業務報告書提出義務の履行確保に関する運用指針(以下「運用指針」という。)
に則り上記会員に対し業務報告を求めることとし、平成27年7月6日、運用指針第1の2に
基づき、静岡支部長は、上記会員に対し、文書を発信し、同年7月24日までに業務報告をす
べきことを指示したが、上記会員は、業務報告を行わず、指定した期限内に定款第54条、会
員執務規則第6条及び静岡支部運営規程に基づく報告義務を履行しなかった。
3.上記会員の業務報告義務が完全に履行されなかったことから、運用指針第1の3に基づき、
静岡支部長は、理事長に対し、上記会員への指導を要請した。
4.同年8月28日、運用指針第2の1に基づき、理事長は、上記会員に対し、文書を発信し、
同年9月12日までに静岡支部に対し業務報告すべきことを指示したが、指定期限内に業務報
告はなされなかった。なお、当該文書において、今後、上記会員が上記報告義務の履行をしな
い場合は、運用指針に基づき理事長指導、業務改善命令発出の手続を順次とり、家庭裁判所に
対し、上記会員が業務報告をしない事実を通知し、その後は定款第9条及び会員に対する処分
等に関する規則の規定に基づき除名の手続をとることになる旨も申し添えた。
5.同年9月14日、運用指針第2の2に基づき、理事長は、上記会員に対し、文書を発信し、
同年9月29日までに静岡支部に対し業務報告すべきことを指導したが、指定期限内に業務報
告義務は履行されなかった。なお、当該文書において、今後、上記会員が上記報告義務の履行
をしない場合は、運用指針に基づき業務改善命令発出の手続をとり、その後は定款第9条及び
会員に対する処分等に関する規則の規定に基づき除名の手続をとることになる旨も申し添え
た。
6.同年10月2日、運用指針第2の3に基づき、理事会は、上記会員に対し、会員に対する処
分等に関する規則第2条第2号に規定する業務改善命令として、業務報告を命じることを全会
一致をもって承認可決した。
7.同年10月7日、前項の理事会の決議に基づき、理事長は、上記会員に対し、業務改善命令
を発したが、上記会員は、上記業務改善命令において命じられた期限である同年10月26日
までに業務報告を行わなかった。なお、当該文書において、上記会員が報告を行わない場合は、
運用指針に基づき総会において、上記会員を除名する議案を上程することになることも申し添
えた。
第2 上記会員が定款第9条第2号に規定する除名処分に相当すると判断した理由
当法人理事会は、上記第1に示した事実により、下記のとおり判断した。
記
当法人は、公益目的事業である専門職後見人指導監督事業を行うにあたって、定款第54条に定
められた会員による当法人への業務報告の履行は必要不可欠としてきた。しかし、上記会員は会員
の義務であるこの業務報告を行わないため、当法人は上記会員に対し公益目的事業である専門職後
見人指導監督事業を遂行することができない。
当法人は、平成25年6月22日開催の定時総会において、業務報告義務を履行しない会員を適
式の手続を経て除名できるように規則を改正した。当法人はその後も上記会員に対し、運用指針に
基づき適式に業務報告を行うよう指示をしたにもかかわらず、上記会員はこれに一切応じようとし
ない。これは定款第54条及び会員執務規則第6条の報告義務を履行していないことに明らかに該
当する。
よって、上記会員の行為は、当法人定款第9条第2号に規定する「第54条第1項乃至第3項の
報告義務を怠ったとき」に該当するものであり、上記会員を除名するのが相当である。