青り号外平成２８年６月２４日報道機関各位青森県農林水産部りんご果樹課長（公印省略）平成２８年産りんご開花結実状況調査結果について毎年実施している標記調査について、５月中旬から６月中旬にかけて実施した結果、別添のとおりでしたのでお知らせします。報道機関用提供資料担当課りんご果樹課担当者生産振興グループ電話番号報道監今総括主幹直通０１７－７３４－９４９２内線５０９２農林水産部内線津島農商工連携推進監４９６６平成２８年６月２４日りんご果樹課平成２８年産りんご開花結実状況調査結果について１調査結果（１）開花状況開花花そう数(A)は、いずれの品種とも平年を上回り、十分な開花量であった。（２）結実状況結実花そう数(B)は、いずれの品種とも、最終的な着果目安となる標準着果量を上回り、良品生産が可能な結実花そう中心花結実率(E)も平年並みを確保している。【平成２８年産りんご開花結実状況調査結果】品種ふじジョナゴールドつがる王林区分 100 頂芽当たり本年平年平年差本年平年平年差本年平年平年差本年平年平年差開花花そう数 (A) (個) 72.8 64.1 8.7 80.3 68.7 11.6 82.1 71.3 10.8 72.9 66.7 6.2 結実花そう数 (B) (個) 40.4 56.7 ▲ 16.3 46.5 59.2 ▲ 12.7 40.5 62.3 ▲ 21.8 38.0 57.3 ▲ 19.3 中心花結実花そう数 (C) (個) 33.0 49.6 ▲16.6 40.4 52.4 ▲ 12.0 37.9 57.5 ▲ 19.6 35.5 52.1 ▲ 16.6 開花花そう結実率 (B/A×100) (D) (％) 結実花そう中心花結実率 (C/B×100) (E) (％) 55.5 88.1 ▲ 32.6 57.9 86.2 ▲ 28.3 49.3 86.8 ▲ 37.5 52.1 85.6 ▲ 33.5 81.5 85.3 ▲ 3.8 86.9 88.7 ▲ 1.8 93.6 92.5 1.1 93.5 90.8 2.7 注）平年：ふじは過去 36 年分（昭和 46 年～平成 20 年、※昭和 51 年、平成９年を除く）、ジョナゴールドは過去 26 年分（昭和 57 年～平成 20 年、※平成９年を除く）、つがるは過去 29 年分（昭和 54 年～平成 20 年、※平成９年を除く）、王林は過去 27 年分（昭和 56 年～平成 20 年、※平成９年を除く）２今後の生産対策（１）園地によっては、昨年までの成らせ過ぎの影響があり、着果にバラツキが見られているので、早期に適正な着果量に仕上げる。また、一通り摘果を終了した後も、再度園地を見回り着果量の見直しを行う。（２）ただし、中心果が欠落したり、結実量が不足している場合は、側果の中から形質の良いものを見極めて残す。３最終的な仕上げ摘果の目安主力品種のふじでは、４頂芽に１果の割合（着果率25％）で果実を残すことを目標に摘果作業を進める。＜参考＞品種別標準着果程度品種名ふじ、王林つがる、ジョナゴールド標準着果程度４頂芽に１果 3.5 頂芽に１果標準着果率２５％２９％４調査内容等（１）調査目的開花結実状況調査は、花のつき具合、実のつき具合を調査し、今後の摘果作業、夏季管理など栽培管理や生産指導等に活用する。（２）調査年月日ア開花調査平成２８年５月１０日（火）、１３日（金）、１６日（月）～１７日（火）イ結実調査平成２８年６月１３日（月）～１５日（水）（３）調査地点津軽地域４９地点、県南地域１０地点の計５９地点（４）調査対象品種ふじ（５８樹）、つがる（４３樹）、ジョナゴールド（３６樹）、王林（４２樹）（５）調査実施機関ア現地調査公益財団法人青森県りんご協会イ結果とりまとめ農林水産部りんご果樹課（６）調査方法等ア調査方法各品種とも１樹当たり枝齢５年程度の結果母枝を東西南北の４枝選定し、各枝２５頂芽の計１００頂芽について、次の項目を調査した。イ調査項目（ア）開花花そう数開花した花そうの数（花のつき具合）（イ）結実花そう数中心花・側花を問わず、１果でも結実した花そうの数（実のつき具合）（ウ）中心花結実花そう数中心花が結実した花そうの数（中心花の実のつき具合）（エ）開花花そう結実率開花した花そうのうち、結実した花そうの割合（オ）結実花そう中心花結実率結実した花そうのうち、中心花が結実した割合 ■着果状況（仕上げ摘果後の実のつき具合）は、平成２８年７月１２～１３日に調査予定。