サービス案内リーフレット

総合型厚生年金基金加入企業向け
サービス
厚生年金基金を10年以内に原則廃止する法律が2014年4月に施行され、大半の基金が近い将
来に解散する可能性があると言われています。基金加入企業には、財務経理面はもちろん
人事労務面でも影響が生じると予想されます。
一方、厚生年金基金の大半は、同一の業種や地域の企業が共同で運営する「総合型」であり、
年金財政の複雑さと相まって、加入企業が基金の解散で自社に生じる影響を適時適切に把
握して対応することは容易ではありません。
あずさ監査法人は、年金受託を行わない中立的な第三者の立場から、年金数理人等の専門
家が豊富な経験と事例に基づいて、現状把握・課題抽出・対応策の実施などを支援します。
企業(経営者)の疑問
課題
 厚生年金基金の原則廃止が法制化されたことを受けて、  自社が加入する厚生年金基金の財政状況や方針を適切
加入する基金から一定の方向性を示されているが、当
に理解し、今後の自社への影響を把握したい。
社はどのように対処すればよいのか。
 財務面や人事面で生じる影響に対して、必要な対策を
取っていきたい。
 厚生年金基金から提供される情報は理解が難しく、自
社の経営への影響がよくわからない。
 理事会社として、基金の運営責任を適切に果たすため
 当社は厚生年金基金の理事をしているが、理事として
どのように対処していけばよいのか。
に、適切な情報把握を行いたい。
KPMGが提供するサービス
基金の方針が明確に示されていない場合や、
基金が解散する方針を決定し明示している場合
加入する基金の財政状況・運営態勢・運営状況や今後の運
するとともに、企業が行うべき対応について以下のとおり
想定される課題を抽出します。
 代替制度の設計支援(新制度の基本設計、詳細設計など)
 厚生年金基金の運営態勢や運営状況に関する分析
 新制度導入支援(従業員説明に関する助言、規定整備
に関する助言など)
継続を志向している場合
基金が想定している解散方法の内容と企業への影響を把握
営の方向性に関して、企業が理解しやすい形で分析を行い、 支援します。
 厚生年金基金の決算書等に基づく財政状況の把握
 基金が打ち出している方針に関する分析
 将来の財政状況に関する簡易シミュレーション
 基金から任意脱退した場合の影響把握
 課題の抽出
提供ツール・ノウハウ等(例)
 各種分析レポート
 複数シナリオによる将来シミュレーション
 論点整理ペーパー
 会計処理に関する助言
提供ツール・ノウハウ等(例)
 代替制度の基本設計案、詳細設計案
 従業員向け説明資料(骨子)の提示
 受託金融機関との協議への同席
企業が厚生年金基金の理事を務めている場合
上記のサービスに加え、企業が基金の理事会社としての責
任を果たすための、以下のような支援も可能です。
 基金事務局や受託金融機関の対応状況に関する第三者
としてのコメント
提供ツール・ノウハウ等(例)
 年金数理および基金運営に関する経験・ノウハウ
©2016 KPMG AZSA LLC, a limited liability audit corporation incorporated under the Japanese Certified Public Accountants Law and a member firm of the KPMG network of
independent member firms affiliated with KPMG International Cooperative (“KPMG International”), a Swiss entity. All rights reserved.
厚生年金基金加入企業へのアドバイス
厚生年金基金の原則廃止
大半の基金が、近いうちに廃止または他制度への移行を図ると思われます。
健全基金
(約1割※)
代行割れ予備軍
(約7割※)
代行割れ基金
(約2割※)
通常解散・制度移行
 基金存続または他制度への移行
通常解散・制度移行
 代行返上または通常解散
• 基準緩和等の移行支援措置あり
• 他制度への移行支援措置あり
解散命令の発動・制度移行
 解散命令による解散または他制度への移行
特例解散
 自主解散(基本)または清算型解散
解散または他制度への移行(施行日から起算して10年以内)
5年後(特例解散申請期限)
施行日
10年後
※ 第2回社会保障審議会企業年金部会(平成25年12月18日)参考資料3による、平成24年度末の推計値
加入企業への影響と対応
基金の対応次第で、加入企業には、財務面、人事面で少なからぬ影響が生じるため、
複雑な状況を適時適切に把握した上で、適切な対応が必要になります。
基金の対応
企業への影響
(財務面)
企業への影響
(人事面)
厚年基金継続
• 将来の掛金増
• 強制解散の可能性
• 将来の給付に対する不安
代行返上
解散
• 従業員給付の減額
• 従業員給付の廃止、代替制度の検討
• OB給付の廃止
• 返上時の追加拠出
• 特損処理、適時開示
• 将来の掛金増
• 解散時の追加拠出
• 特損処理、適時開示
取組みのポイントとKPMGの強み
課題解決のためには、以下の3つの項目が重要なポイントと考えられます。
KPMGは、各要素を同時に満たすアドバイスをワンストップで提供します。また、
監査法人という特性から、中立的な立場からの客観性のあるアドバイスが可能です。
取組みポイント
① 厚生年金基金に関する知識
② 経営管理の視点
③ 中立的な第三者としての立場
KPMGの強み
年金財政、資産運用、年金法令、会計等の専門性を有するチーム編成
会計、内部統制、リスクマネジメントに係る多数のアドバイザリーおよび
評価の経験を持つ人員の関与
制度運営や資産運用を受託していない中立的な立場からのサポート
有限責任 あずさ監査法人
金融アドバイザリー部
枇杷 高志 03-3548-5555(内線2638)
[email protected]
木村 亮治 03-3548-5555(内線3126)
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浅海 路史 03-3548-5555(内線2418)
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東京都千代田区大手町1丁目9番7号
大手町フィナンシャルシティ サウスタワー
www.kpmg.com/jp/azsa
本リーフレットで紹介するサービスは、公認会計士法、独立性規則及び利益相反
等の観点から、提供できる企業や提供できる業務の範囲等に一定の制限がかかる
場合があります。詳しくはあずさ監査法人までお問い合わせください。
ここに記載されている情報はあくまで一般的なものであり、特定の個人や組織が置かれている状
況に対応するものではありません。私たちは、的確な情報をタイムリーに提供するよう努めてお
りますが、情報を受け取られた時点及びそれ以降においての正確さは保証の限りではありません。
何らかの行動を取られる場合は、ここにある情報のみを根拠とせず、プロフェッショナルが特定
の状況を綿密に調査した上で提案する適切なアドバイスをもとにご判断ください。
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