会計基準等の適用時期 (平成28年6月17日現在) 新日本有限責任監査法人 会計基準等の適用時期(平成 28 年 6 月 17 日現在) 1.平成 28 年 3 月期 1-1 平成 28 年 3 月期から適用されるもの 区 分 企業結合関係 会計基準等 • • • • • • • • • • • • 1 会計基準等の適用時期 企業結合に関する会計基準(改正企業会計 • 基準第 21 号) 連結財務諸表に関する会計基準(改正企業 • 会計基準第 22 号) 事業分離等に関する会計基準(改正企業会 計基準第 7 号) • 貸借対照表の純資産の部の表示に関する会 計基準(改正企業会計基準第 5 号) 株主資本等変動計算書に関する会計基準 (改正企業会計基準第 6 号) 包括利益の表示に関する会計基準(改正企 業会計基準第 25 号) 1 株当たり当期純利益に関する会計基準(改 正企業会計基準第 2 号) 企業結合会計基準及び事業分離等会計基準 に関する適用指針(改正企業会計基準適用 指針第 10 号) 貸借対照表の純資産の部の表示に関する会 計基準等の適用指針(改正企業会計基準適 用指針第 8 号) 株主資本等変動計算書に関する会計基準の適 用指針(改正企業会計基準適用指針第 9 号) 1 株当たり当期純利益に関する会計基準の適 用指針(改正企業会計基準適用指針第 4 号) 平成 25 年 9 月 13 日公表 適用時期 平成 27 年 4 月 1 日以後に開始する事業 年度の期首から適用 表示方法に係る改正以外の改正は、平成 26 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度 の期首から適用することができる。 暫定的な会計処理の確定の取扱いは、上 記適用時期に合わせて、適用日以後開始 する事業年度の期首以後実施される企業 結合から適用 内 容 • • • • • • 少数株主持分の名称を非支配株 主持分とする。 当 期 純 利 益 の 表 示 等 を変 更 す る。 子会社への支配が継続している 場合の親会社持分変動による差 額を資本剰余金とする。 取得関連費用を発生年度の費用 とする。 暫 定 的 な会 計 処 理 の 確 定 時 に は、取得原価の配分を比較情報 に反映させる。 子会社への支配が継続している 場合の子会社株式の一部売却時 において、のれんの未償却額は 減額しない。 企業結合関係 • • • 在外子会社の連 結関係 • • 四半期財務諸表に関する会計基準(改正企 業会計基準第 12 号) 四半期財務諸表に関する会計基準の適用指 針(改正企業会計基準適用指針第 14 号) 平成 26 年 5 月 16 日公表 • 上記会計基準及び適用指針の適用と合 わせて適用する。 企業結合に関する会計基準の改正に 対応した改正。 • 企業結合に係る暫定的な会計処 理の確定した場合、企業結合日 の属する四半期連結会計期間に 遡って当該確定が行われたかの ように会計処理を行う。 • 暫定的な処理の確定した四半期 会計期間においてその旨を注記 する(平成 26 年 9 月 30 日改正 四半期財規等において、のれん の金額又は負ののれんの発生益 の金額に係る見直しの内容及び 金額の注記が求められている)。 連結財務諸表作成における在外子会社の会 計処理に関する当面の取扱い(改正実務対 応報告第 18 号) 平成 27 年 3 月 26 日公表 • 平成 27 年 4 月 1 日以後開始する連結 会計年度の期首から適用 改正により削除された「少数株主損益の 会計処理」に関する取扱いを除き、実務対 応報告公表後最初に終了する連結会計 年度の期首から適用することができる。 早期適用する場合、連結会計年度中の第 2 四半期連結会計期間以降からも適用す ることができる。この場合であっても、のれ んの経過的な取扱いは期首に遡って適用 する。 • • • • • 2 会計基準等の適用時期 在外子会社においてのれんを償 却していない場合には、連結決算 手続上、20 年以内の効果の及 ぶ期間にわたって規則的に償却 する。 適用初年度の期首に連結財務諸 表において計上されているのれ んのうち、在外子会社が FASBASC Topic350 に基づき償却処 理を選択したのれんについては、 経過的な取扱いを定める。 「少数株主損益の会計処理」につ いて、修正項目から削除する。 税効果関係(税 率) • • 税効果会計に適用する税率に関する適用指 針(企業会計基準適用指針第 27 号) 平成 28 年 3 月 14 日公表 • 平成 28 年 3 月 31 日以後終了する事業 • 年度の年度末に係る財務諸表から適用 • • 3 会計基準等の適用時期 税効果会計に適用する税率につ いて、現行の「公布日基準」を改 め、決算日において国会で成立し ている税法規定による。 地方税法等が改正されている場 合の超過課税による税率につい て、当該改正を受けた地方公共 団体の条例改正が成立していな い場合は、決算日における標準 税率を超える差分を考慮して適用 する税率を算定する。 決算日後に国会で税率改正が成 立した場合の取扱いについて、修 正後発事象とはしない現行の取 扱いを踏襲する。 1-2 平成 28 年 3 月期から適用することが可能なもの 区 分 税効果会計(繰 延税金資産の回 収可能性) 会計基準等 • • • 繰延税金資産の回収可能性に関する適用指 針(企業会計基準適用指針第 26 号) 平成 27 年 12 月 28 日公表 平成 28 年 3 月 28 日改正(早期適用した翌 年度の比較情報の取扱いの明確化) 適用時期 • • 内 容 平成 28 年 4 月 1 日以後開始する事業 • 年度の期首から適用 平成 28 年 3 月 31 日以後終了する事業 年度の年度末に係る財務諸表から適用す ることができる。 • • 4 会計基準等の適用時期 監査基準委員会報告第 66 号に おける企業の分類に応じて繰延 税金資産の回収可能性を判断す るという枠組みを基本的に踏襲す る。 分類 2 の企業におけるスケジュ ーリング不能な将来減算一時差 異のうち、一定の要件を満たす場 合は、当該将来減算一時差異に 係る繰延税金資産の回収可能性 があるものとして取り扱う。 分類 4 又は分類 5 の要件につ いて、「期末における重要な税務 上の繰越欠損金の存在」や「債務 超過の状況」等の期末の残高(ス トック)は考慮せず、過去(3 年) 及び当期の税務上の欠損金の状 況(フロー)等により判定する。 2.平成 29 年 3 月期 2-1 平成 29 年 3 月期から適用されるもの 区 分 税効果会計(繰 延税金資産の回 収可能性) 会計基準等 • • • 繰延税金資産の回収可能性に関する適用指 針(企業会計基準適用指針第 26 号) 平成 27 年 12 月 28 日公表 平成 28 年 3 月 28 日改正(早期適用した翌 年度の比較情報の取扱いの明確化) 適用時期 • • 内 容 平成 28 年 4 月 1 日以後開始する事業 • 年度の期首から適用 平成 28 年 3 月 31 日以後終了する事業 年度の年度末に係る財務諸表から適用す ることができる。 • • 5 会計基準等の適用時期 監査基準委員会報告第 66 号に おける企業の分類に応じて繰延 税金資産の回収可能性を判断す るという枠組みを基本的に踏襲す る。 分類 2 の企業におけるスケジュ ーリング不能な将来減算一時差 異のうち、一定の要件を満たす場 合は、当該将来減算一時差異に 係る繰延税金資産の回収可能性 があるものとして取り扱う。 分類 4 又は分類 5 の要件につ いて、「期末における重要な税務 上の繰越欠損金の存在」や「債務 超過の状況」等の期末の残高(ス トック)は考慮せず、過去(3 年) 及び当期の税務上の欠損金の状 況(フロー)等により判定する。 減価償却(税制 改正) • • 平成 28 年度税制改正に係る減価償却方法 の変更に関する実務上の取扱い(実務対応 報告第 32 号) 平成 28 年 6 月 17 日公表 • • 実務対応報告公表日以後最初に終了す る事業年度のみに適用 平成 28 年 4 月 1 日以後最初に終了す る事業年度が本実務対応報告の公表日 前に終了している場合には、当該事業年 度に適用することができる。 • • • 6 会計基準等の適用時期 従来、法人税法に規定する普通 償却限度相当額を減価償却費と して処理している企業が対象。 建物付属設備、構築物のいずれ か又はその両方に係る減価償却 方法として定率法を採用している 場合で、平成 28 年 4 月 1 日以 後に取得する当該すべての資産 に係る減価償却方法を定額法に 変更するときは、法令等の改正に 準じたものとし、会計基準等の改 正に伴う会計方針の変更として取 り扱う。 上記以外の減価償却方法の変更 は、正当な理由に基づき自発的 に行う会計方針の変更として取り 扱う。 EY | Assurance | Tax | Transactions | Advisory EY について EY は、アシュアランス、税務、トランザクションおよびアドバイザリーなどの分野における世界的なリーダー です。私たちの深い洞察と高品質なサービスは、世界中の資本市場や経済活動に信頼をもたらします。私た ちはさまざまなステークホルダーの期待に応えるチームを率いるリーダーを生み出していきます。そうするこ とで、構成員、クライアント、そして地域社会のために、より良い社会の構築に貢献します。 EY とは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーフ ァームを指し、各メンバーファームは法的に独 立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証 有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。詳しくは、ey.com をご覧ください。 新日本有限責任監査法人について 新日本有限責任監査法人は、EY の日本におけるメンバーファームです。監査および保証業務をはじめ、各 種財務アドバイザリーサービスを提供しています。詳しくは、www.shinnihon.or.jp をご覧ください。 © 2016 Ernst & Young ShinNihon LLC. All Rights Reserved. 本書は一般的な参考情報の提供のみを目的に作成されており、会計、税務およびその他の専門的なアドバイスを行うものではありません。新日 本有限責任監査法人および他の EY メンバーファームは、 皆様が本書を利用したことにより被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。具体的なアドバイスが必要な場合は、個別に専門 家にご相談ください。
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