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会計基準等の適用時期
(平成28年12月20日現在)
新日本有限責任監査法人
会計基準等の適用時期(平成 28 年 12 月 20 日現在)
1.平成 28 年 3 月期
1-1 平成 28 年 3 月期から適用されるもの
区 分
企業結合関係
会計基準等
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•
1
会計基準等の適用時期
企業結合に関する会計基準(改正企業会計 •
基準第 21 号)
連結財務諸表に関する会計基準(改正企業 •
会計基準第 22 号)
事業分離等に関する会計基準(改正企業会
計基準第 7 号)
•
貸借対照表の純資産の部の表示に関する
会計基準(改正企業会計基準第 5 号)
株主資本等変動計算書に関する会計基準
(改正企業会計基準第 6 号)
包括利益の表示に関する会計基準(改正企
業会計基準第 25 号)
1 株当たり当期純利益に関する会計基準(改
正企業会計基準第 2 号)
企業結合会計基準及び事業分離等会計基
準に関する適用指針(改正企業会計基準適
用指針第 10 号)
貸借対照表の純資産の部の表示に関する
会計基準等の適用指針(改正企業会計基準
適用指針第 8 号)
株主資本等変動計算書に関する会計基準の
適用指針(改正企業会計基準適用指針第 9
号)
1 株当たり当期純利益に関する会計基準の適
用指針(改正企業会計基準適用指針第 4 号)
平成 25 年 9 月 13 日公表
適用時期
平成 27 年 4 月 1 日以後に開始する事業
年度の期首から適用
表示方法に係る改正以外の改正は、平
成 26 年 4 月 1 日以後に開始する事業年
度の期首から適用することができる。
暫定的な会計処理の確定の取扱いは、
上記適用時期に合わせて、適用日以後
開始する事業年度の期首以後実施され
る企業結合から適用
内 容
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•
少数株主持分の名称を非支配株
主持分とする。
当期純利益の表示等を変更す
る。
子会社への支配が継続している
場合の親会社持分変動による差
額を資本剰余金とする。
取得関連費用を発生年度の費用
とする。
暫定的な会計処理の確定時に
は、取得原価の配分を比較情報
に反映させる。
子会社への支配が継続している
場合の子会社株式の一部売却
時において、のれんの未償却額
は減額しない。
企業結合関係
•
•
•
在外子会社の連
結関係
•
•
四半期財務諸表に関する会計基準(改正企
業会計基準第 12 号)
四半期財務諸表に関する会計基準の適用
指針(改正企業会計基準適用指針第 14 号)
平成 26 年 5 月 16 日公表
•
上記会計基準及び適用指針の適用と合
わせて適用する。
企業結合に関する会計基準の改正
に対応した改正。
• 企業結合に係る暫定的な会計処
理の確定した場合、企業結合日
の属する四半期連結会計期間に
遡って当該確定が行われたかの
ように会計処理を行う。
• 暫定的な処理の確定した四半期
会計期間においてその旨を注記
する(平成 26 年 9 月 30 日改正
四半期財規等において、のれん
の金額又は負ののれんの発生
益の金額に係る見直しの内容及
び 金 額 の 注 記 が 求 めら れ て い
る)。
連結財務諸表作成における在外子会社の
会計処理に関する当面の取扱い(改正実務
対応報告第 18 号)
平成 27 年 3 月 26 日公表
•
平成 27 年 4 月 1 日以後開始する連結
会計年度の期首から適用
改正により削除された「少数株主損益の
会計処理」に関する取扱いを除き、実務
対応報告公表後最初に終了する連結会
計年度の期首から適用することができ
る。
早期適用する場合、連結会計年度中の
第 2 四半期連結会計期間以降からも適
用することができる。この場合であって
も、のれんの経過的な取扱いは期首に遡
って適用する。
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•
•
•
•
2
会計基準等の適用時期
在外子会社においてのれんを償
却していない場合には、連結決
算手続上、20 年以内の効果の
及ぶ期間にわたって規則的に償
却する。
適用初年度の期首に連結財務
諸表において計上されているの
れんのうち、在外子会社が
FASB-ASC Topic350 に基づき
償却処理を選択したのれんにつ
いては、経過的な取扱いを定め
る。
「少数株主損益の会計処理」につ
いて、修正項目から削除する。
税効果関係(税
率)
•
•
税効果会計に適用する税率に関する適用指
針(企業会計基準適用指針第 27 号)
平成 28 年 3 月 14 日公表
•
平成 28 年 3 月 31 日以後終了する事業
年度の年度末に係る財務諸表から適用
•
•
•
3
会計基準等の適用時期
税効果会計に適用する税率につ
いて、現行の「公布日基準」を改
め、決算日において国会で成立
している税法規定による。
地方税法等が改正されている場
合の超過課税による税率につい
て、当該改正を受けた地方公共
団体の条例改正が成立していな
い場合は、決算日における標準
税率を超える差分を考慮して適
用する税率を算定する。
決算日後に国会で税率改正が成
立した場合の取扱いについて、
修正後発事象とはしない現行の
取扱いを踏襲する。
1-2 平成 28 年 3 月期から適用することが可能なもの
区 分
税効果会計(繰
延税金資産の回
収可能性)
会計基準等
•
•
•
繰延税金資産の回収可能性に関する適用
指針(企業会計基準適用指針第 26 号)
平成 27 年 12 月 28 日公表
平成 28 年 3 月 28 日改正(早期適用した翌
年度の比較情報の取扱いの明確化)
適用時期
•
•
平成 28 年 4 月 1 日以後開始する事業
年度の期首から適用
平成 28 年 3 月 31 日以後終了する事業
年度の年度末に係る財務諸表から適用
することができる。
内 容
•
•
•
4
会計基準等の適用時期
監査基準委員会報告第 66 号に
おける企業の分類に応じて繰延
税金資産の回収可能性を判断す
るという枠組みを基本的に踏襲
する。
分類 2 の企業におけるスケジュ
ーリング不能な将来減算一時差
異のうち、一定の要件を満たす
場合は、当該将来減算一時差異
に係る繰延税金資産の回収可能
性があるものとして取り扱う。
分類 4 又は分類 5 の要件につい
て、「期末における重要な税務上
の繰越欠損金の存在」や「債務
超過の状況」等の期末の残高
(ストック)は考慮せず、過去(3
年)及び当期の税務上の欠損金
の状況(フロー)等により判定す
る。
2.平成 29 年 3 月期
2-1 平成 29 年 3 月期から適用されるもの
区 分
税効果会計(繰
延税金資産の回
収可能性)
会計基準等
•
•
•
繰延税金資産の回収可能性に関する適用
指針(企業会計基準適用指針第 26 号)
平成 27 年 12 月 28 日公表
平成 28 年 3 月 28 日改正(早期適用した翌
年度の比較情報の取扱いの明確化)
適用時期
•
•
平成 28 年 4 月 1 日以後開始する事業
年度の期首から適用
平成 28 年 3 月 31 日以後終了する事業
年度の年度末に係る財務諸表から適用
することができる。
内 容
•
•
•
5
会計基準等の適用時期
監査基準委員会報告第 66 号に
おける企業の分類に応じて繰延
税金資産の回収可能性を判断す
るという枠組みを基本的に踏襲
する。
分類 2 の企業におけるスケジュ
ーリング不能な将来減算一時差
異のうち、一定の要件を満たす
場合は、当該将来減算一時差異
に係る繰延税金資産の回収可能
性があるものとして取り扱う。
分類 4 又は分類 5 の要件につい
て、「期末における重要な税務上
の繰越欠損金の存在」や「債務
超過の状況」等の期末の残高(ス
トック)は考慮せず、過去(3 年)
及び当期の税務上の欠損金の
状況(フロー)等により判定する。
減価償却(税制
改正)
•
•
平成 28 年度税制改正に係る減価償却方法
の変更に関する実務上の取扱い(実務対応
報告第 32 号)
平成 28 年 6 月 17 日公表
•
•
実務対応報告公表日以後最初に終了す
る事業年度のみに適用
平成 28 年 4 月 1 日以後最初に終了す
る事業年度が本実務対応報告の公表日
前に終了している場合には、当該事業年
度に適用することができる。
•
•
•
6
会計基準等の適用時期
従来、法人税法に規定する普通
償却限度相当額を減価償却費と
して処理している企業が対象。
建物付属設備、構築物のいずれ
か又はその両方に係る減価償却
方法として定率法を採用している
場合で、平成 28 年 4 月 1 日以
後に取得する当該すべての資産
に係る減価償却方法を定額法に
変更するときは、法令等の改正
に準じたものとし、会計基準等の
改正に伴う会計方針の変更とし
て取り扱う。
上記以外の減価償却方法の変
更は、正当な理由に基づき自発
的に行う会計方針の変更として
取り扱う。
退職給付関係
(リスク分担型企
業年金)
•
•
•
•
リスク分担型企業年金の会計処理等に関す
る実務上の取扱い(実務対応報告第 33 号)
退職給付に関する会計基準(企業会計基準
第 26 号)
退職給付制度間の移行等に関する会計処
理(企業会計基準適用指針第 1 号)
平成 28 年 12 月 16 日公表
•
平成 29 年 1 月 1 日以後適用
•
•
•
7
会計基準等の適用時期
リスク分担型企業年金のうち、規
約 に 定 めら れ た 標準 掛金 相 当
額、特別掛金相当額及びリスク
対応掛金相当額の他に企業が
拠出義務を実質的に負っていな
いものは確定拠出制度に分類さ
れる。
確定給付制度に分類される退職
給付制度から確定拠出制度に分
類されるリスク分担型企業年金
に移行する場合は、退職給付制
度の終了に該当する。
確定拠出制度に分類されるリス
ク分担型企業年金については、
下記の事項を注記する。
• リスク分担型企業年金の概
要
• リスク分担額企業年金に係
る退職給付費用
• 翌期以降に拠出することが
要求されるリスク対応掛金相
当額及び当該リスク対応掛
金相当額の拠出に関する残
存年数
EY | Assurance | Tax | Transactions | Advisory
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