持続可能な森林整備・管理計画 策定委託業務仕様書 知内町 地域創生推進室 持続可能な森林整備・管理計画 策定委託業務仕様書 1.業務名称 本業務の名称は、 「持続可能な森林整備・管理計画策定委託業務」とする。 2.業務の目的 森林は、国土の保全、水源の涵養、木材の生産等の多面的機能の発揮によって、地域住民・地域経済 に大きな恩恵をもたらしているとともに、大気中の二酸化炭素を吸収し、地球温暖化の防止に重要な役 割を果たしている。 本業務は、町有林における持続可能な森林の整備・管理を推進するための林齢の平準化、適切な路網 整備、集約化と併せた施業の低コスト化の促進を図るため、中長期的(20年間)な計画を策定するも のである。 3.業務箇所 知内町内の森林を対象とする。 (国有林は除く) 4.業務期間 契約締結日から平成29年2月28日までとする。 (必要に応じ、中間報告を求める場合がある。) 5.業務内容 (1)計画準備 本業務を円滑に遂行するため、業務内容や全体工程を示した業務実施計画書の作成を行う。 (2)現地踏査 町有林内の現地踏査を行い、町有林の実態に関する概略状況を把握する。 (3)資料収集及び整理 ①町内森林に関わる基礎情報収集 国有林、北海道の地域森林計画及び土地利用や法令規制に係る情報、林道及び既設道路(農道等も 含む)情報等を収集整理も含めて、町内民有林の森林資源の状況、整備方針などの基礎情報を整理す る。 ②森林情報図作成及び解析 既存の民有林 GIS 及び森林調査簿等の情報をもとに、林小班ごとの森林情報(樹齢、樹高、材積、 立木密度等)を知内町森林情報図として整理し、町有林の状況を解析する。 ③その他資料収集 森林整備・管理計画の策定を検討するにあたって、森林組合、大規模民有林所有者に対する管理方 針・意向等のヒアリング(施業方法、年間作業量の実態等)や、今後、町有林を有効活用するための 施策(森林認証取得に関する基礎調査や、町有林の拡大に係る私有林購入等についての考え方を整 理・検討)を調査・検討し、関連する情報を収集する。 (4)森林整備・管理計画立案 ①管理方針立案及びゾーニング 上記情報図をもとに町有林を対象とし、鳥獣害対策・生物多様性保全、山火事対策、観光や登山な どのレクリエーション利用等、多様な観点から森林管理方針を設定する。 ②森林整備・管理計画立案 町有林について、林齢平準化や森林整備の集約化を考慮し、間伐適期箇所や植栽適期箇所などの施 業適期案を図示した管理計画図と施業面積等を抽出した情報により森林整備・管理計画を立案する。 ③林道路網整備基本計画 森林管理計画を基に必要な路網や中間土場等の配置計画を行い、林道規格、整備の優先順、整備延 長等の単年度ごとの林道整備事業実施検討に必要な情報を整理する。 (5)その他の検討整理 事業費の確保等に関する検討、情報収集を行う。 (6)とりまとめ・報告書作成 以上の情報を整理して、森林資源の持続的な整備管理を推進することを目的とした中長期的(20 年間)な森林整備・管理計画としてとりまとめる。また、上記の検討経緯を報告書として整理する。 (7)打合せ協議 業務の打合せは、着手時及び成果品納入時に中間打合せを含めて 3 回開催する。着手時及び成果 品納入時には管理技術者が立会する。 6.成果品 ・計画書(本編) 5部 ・計画書(概要版) 5部 ・上記データ(CD-R 等) 1式 ・その他関連資料 1式
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