東京都板橋区立教育科学館指定管理者募集要項 平成 28 年 6 月 東京都板橋区教育委員会 目 1 次 指定管理の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1)募集の趣旨 (2)指定期間 (3)工事スケジュール (4)施設概要及び設置目的 (5)管理業務 1 (6)施設概要 2 応募・選定方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1)選定スケジュール (2)応募資格 (3)応募者の制限 (4)応募手続き (5)応募の注意事項 (6)選定方法 (7)選定基準等 (8)経費の積算にあたって(利益等の適正化) 4 3 指定管理者の指定及び協定に関する事項 (1)指定管理者の指定 (2)協定の締結 (3)引継ぎ等 (4)事業の継続が困難となった場合 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 問合せ先 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 4 1 指定管理の概要 (1)募集の趣旨 平成 15 年 6 月の地方自治法(昭和 22 年法律第 67 号)の一部改正により、指定管理者制 度が導入されました。これは、多様化する住民ニーズに対して、より効果的、効率的に対 応するため、公の施設の管理について民間のノウハウを活用することで、住民サービスの 向上と経費の削減を図ることを目的とするものです。 東京都板橋区教育委員会(以下「教育委員会」という。)では、東京都板橋区立教育科学 館(以下、「教育科学館」という。)の管理運営を効果的かつ効率的に行うため、平成 19 年 4 月から同制度を導入しています。指定期間は 5 年間で、今年度は二期目の指定期間の最 終年となり、平成 29 年 3 月 31 日をもって指定期間が満了するため、教育科学館の次期指 定管理者を広く公募し、管理及び事業運営についての提案を募集します。 なお、教育科学館は建築後 27 年を経過しており、屋上及び外壁の改修工事及びプラネ タリウムの更新工事を実施する予定です。そのため、指定期間のうち平成 29 年度に屋上 及び外壁の改修工事を、平成 29 年度から平成 30 年度にかけてプラネタリウムの更新を実 施するため、全館閉鎖及びプラネタリウムが休業となることがあります。 (2)指定期間 平成 29 年 4 月 1 日から平成 34 年 3 月 31 日まで(5 年間) この期間は、板橋区議会において指定管理者の指定に関する議案が可決された後、正式 な指定期間となります。 なお、工事による閉鎖期間や休業中の業務や経費については、教育委員会と指定管理者 による協議事項とします。 (3)工事スケジュール(予定) 屋上及び外壁の改修工事 平成 28 年度 調査及び設計 平成 29 年度 工事実施 プラネタリウムの更新工事 平成 28 年度 機種選定 平成 29・30 年度 工事(7 か月程度プラネタリウム休業) ※なお、区が策定した、いたばし№1 実現プラン 2018 に基づき工事を実施しますので、 その内容を踏まえた協定の締結となります。 工事期間中の業務や経費については、別途協議となります。 -1- (4)施設の設置目的 目 的 基本理念 広く科学に関する知識の普及・啓発を推進し、次代を担う創 造性豊かな青少年の健やかな成長を図るとともに、科学情報、 教育情報を積極的に収集し、学校教育、生涯学習の一層の充実 振興に貢献する。 ①生活に根ざした身近で楽しい、文化としての科学を普及する。 ②実体験を通して、驚きと感動を与え、科学好きになるきっか けづくりを目指す。 ③科学を通して、地域住民が主体的に交流する場を醸成する。 ・東京都板橋区立教育科学館条例、東京都板橋区立教育科学館 条例施行規則、その他関係法令マニュアル等を遵守する。 行動規範 ・利用者サービスの質を向上させ、利用者の高い満足度を実現 する。 ・施設の認知度を高め、設備の有効な活用と利用者の増加を目 指す。 (5)管理業務 指定管理者が行う業務は、以下のとおりです。なお、業務内容の詳細については、別添 「東京都板橋区立教育科学館管理運営業務の基準(仕様書)」を参照してください。 このうち、業務範囲に掲げるすべての業務を一括して他の事業者に委託することはでき ませんが、部分的な業務の委託については、教育委員会と協議のうえ、専門の業者に委託 できるものとします。 ① 施設の管理運営に関する業務 ② 施設・設備管理に関する業務 ③ 賃貸物件管理に関する業務 ④ 校外教授に関する業務 ⑤ 企画事業に関する業務 -2- (6)施設概要 ① ② ③ ④ ⑤ 名 称 東京都板橋区立教育科学館 開設年月 昭和 63 年 9 月 所 在 地 東京都板橋区常盤台 4-14-1 敷 地 敷地面積 3,101.99 ㎡ 延床面積 施設内容 階 層 施 設 内 4,990.00 ㎡ 容 屋 上 空調機関連機器等 2 階 実験室(2 室)、創作室、教材製作室、パソコン室、研修室、研究室、 会議室(2 室)、その他 1 階 オリエンテーションホール、プラネタリウム、事務室、常盤台地域 センター、その他 地下1階 科学展示室、ソフト製作室、ミニイベントコーナー、図書コーナー、 休憩コーナー、その他 地下2階 監視室、設備機械室、清掃員控室、その他 屋外施設 新常盤児童遊園、自主管理歩道、駐輪場(区営を除く) -3- 2 応募・選定方法 (1)選定スケジュール 内 容 月 日 募集要項等の公表(ホームページ・広報いたばし) 6 月 25 日(土) 現地説明会の開催 7 月 12 日(火) 募集要項に関する質問の受付 7 月 13 日(水)~7 月 20 日(水) 募集要項に関する質問の回答 7 月下旬 応募書類の受付 8 月 4 日(木)・5 日(金) 第一次審査(書類審査) 9 月上旬(予定) 第二次審査(プレゼンテーション) 10 月上旬(予定) 審査(選定)結果の通知 10 月中旬(予定) 区議会による議決・指定管理者の指定・指定通知 平成 28 年第四定例会(12 月予定) (2)応募資格 ① 法人その他団体又は複数の団体により構成される共同事業体であること。(個人で の応募はできません。) ② 法人その他団体であり、施設管理運営業務、イベント関係事業の経験や知識が豊 富で、科学や天文に関する知識の普及・啓発を推進し、学校教育・生涯学習の一層の 充実に貢献できること。 ③ 共同事業体の応募について (ア) 共同事業体を構成して応募する場合は、幹事となる法人等(以下「共同事業 体幹事」という。)を定めてください。 (イ) 共同事業体の代表者は、原則として、共同事業体幹事に所属する者の中から 指定してください。 (ウ) 共同事業体の所在地は、原則として、共同事業体幹事の所在地とします。 (エ) 上記①②の応募資格を満たさない事業者は、共同事業体を構成することがで きません。 (オ) 共同事業体を構成して本件に応募する事業者は、単体で応募することはでき ません。また、共同事業体幹事及び構成団体の変更は認めません。 (3)応募者の制限 次の事項に該当する団体は応募できません。なお、協定締結までの間に次の事項に該当 した場合は、指定管理者の資格を喪失したものとします。 ① 地方自治法施行令第 167 条の 4 の規定に該当する者 ② 板橋区から指名停止の措置を現に受けている者 ③ 板橋区議会議員、区長、副区長又は板橋区の行政委員会の委員・行政委員が当該団 体の経営又は運営に直接関与している者 -4- ④ 最近 3 年間の地方税、法人税、消費税等を完納していない者 ⑤ 会社更生法、民事再生法に基づき更生、再生手続きをしている者 ⑥ 業務を円滑に遂行するための安定かつ健全な財務能力を有しない者 ⑦ 地方自治法第 244 条の 2 第 11 項の規定による指定の取消しを受けたことがある者 ⑧ 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第2項に規定する暴力団及 びその利益となる活動を行う団体 ⑨ 団体又はその代表者が破産者で復権を得ない者 ⑩ 労働基準法等の労働関係法令の違反により公訴、送検又は命令等の行政処分(是正 勧告等の行政指導を除く。)を現に受けている者 (4)応募手続き ① 募集要項等の配布 (ア)配布期間 平成 28 年 6 月 25 日(土)から平成 28 年 7 月 8 日(金)まで (イ)配布方法 板橋区ホームページよりダウンロードして下さい。 窓口での配布は行いません。 板橋区ホームページ⇒教育委員会⇒施設のご案内 ⇒教育科学館⇒教育科学館指定管理者募集について ② 現地説明会 (ア)開催日時 平成 28 年 7 月 12 日(火) 集合時間 午前 9 時 00 分 施設見学会 午前 9 時 30 分から午前 10 時 30 分まで(予定) 説明会 午前 10 時 30 分から午前 12 時まで(予定) (イ)開催場所 東京都板橋区立教育科学館 東京都板橋区常盤台 4-14-1 (受付場所 教育科学館 2 階 研修室) (ウ)参加人数 応募 1 団体あたり 2 名以内とします。 (エ)参加申込 平成 28 年 7 月 8 日(金)午後 5 時までに、様式 6「現地説明会参加 申込書」により電子メール([email protected])又 はFAX(03-3579-2635)で生涯学習課へお申し込みください。 ※ 施設の管理運営状況や設備等に関する説明会を開催します。応募を予定する団体 は、必ずこの説明会に参加してください。 ※ 説明会当日は、募集要項等を配布しませんので、各自プリントアウトしてお持ち ください。 ※ 駐車場がありませんので、現地説明会には、車でのご来館はご遠慮ください。 ③ 募集に関する質問 (ア)受付期間 平成 28 年 7 月 13 日(水)~平成 28 年 7 月 20 日(水)午後 5 時まで (イ)質問方法 募集に関する質問は、様式 7「募集に関する質問書」により -5- 電子メール([email protected])又は FAX(03-3579-2635)で行ってください。 なお、電話、口頭による質問は受け付けません。 ④ 募集に関する質問書への回答 現地説明会及び質問書で受け付けた質問については、区ホームページで 7 月下旬ま でに回答を掲載します。 ⑤ 応募書類の作成 (ア) 応募に必要となる書類は別紙「応募書類一覧表」のとおりです。 (イ) 事業計画書は 13 部(正本 1 部、副本 12 部、両面印刷。副本は正本の複写可) 提出してください。副本については、団体の名前が特定できる記述部分、ロゴ マーク等はすべて塗りつぶしてください。 (ウ) 応募書類は、日本工業規格のA4サイズの用紙を縦に使用してください。た だし、官公署の発行する証明書等やむを得ないものについては、上記以外でも 認めます。 (エ) 応募は 1 団体につき 1 件とします。複数の応募はできません。 ⑥ 応募書類の受付 (ア)受付日時 平成 28 年 8 月 4 日(木)及び 5 日(金) 午前 9 時から午後 5 時まで (厳守) (イ)受付場所 板橋区役所北館 6 階 15 番窓口(東京都板橋区板橋 2-66-1) 教育委員会事務局生涯学習課生涯学習推進係 (ウ)提出方法 上記窓口への直接持参のみ受付します。(応募書類の内容を確認 のうえ受領します。郵送、メール、FAX等では受け付けません。) (5)応募の注意事項 ① 以下にあてはまる応募書類は、無効となります。 (ア)提出方法、提出先及び提出期間が本要項と適合しないもの。 (イ)本要項に指定する作成様式に示された条件に適合しないもの。 (ウ)記載すべき事項の全部又は一部が記載されていないもの。 (エ)虚偽の内容が記載されたもの。 ② 応募に際して必要となる費用は、全て応募者の負担とします。 ③ 応募者は、応募書類の提出をもって本要項の記載内容を承諾したものと見なします。 ④ 提出された応募書類は、選定を行う作業に必要な範囲で複製を作成することがあり ます。 ⑤ 団体の経営状況は、提出された決算書等に基づき税理士等の専門家に点検・評価を委 託します。 ⑥ 提出後の応募書類の訂正及び差し替えは原則として認めません。また、必要に応じ、 追加資料の提出を求める場合があります。 ⑦ 応募書類に含まれる特許権、実用新案権、意匠権、商標権その他日本国の法令に基 -6- づいて保護される第三者の権利の対象となっている事業手法、維持管理方法等を使用 した結果生じた責任は、応募者が負うものとします。 ⑧ 提出された応募書類は、理由の如何を問わず一切返却しません。 ⑨ 応募受付後に、応募を辞退する場合には辞退届を提出してください。 ⑩ 公平な選定を確保するため、候補者決定後までは、応募書類は非公開としますが、 結果として応募者名及び審査結果の公表をする場合があります。また、提出された応募 書類は、情報公開請求により開示する場合がありますので、ご承知のうえ応募してく ださい。 (6)選定方法 指定管理者候補者の選定にあたっては、平成 28 年度東京都板橋区立教育科学館指定管 理者候補団体の選定に関する要綱に基づき選定委員会を設置し、選定に関する要領に基づ く同委員会の審査により決定します。 ① 第一次審査(書類審査) 9 月上旬(予定) 第一次審査は、応募書類の内容により選考を行います。 第一次審査通過団体は、最大 5 団体を予定しています。 第一次審査の結果は、応募者全員に郵送で通知します。 ② 第二次審査(プレゼンテーション) 10 月上旬(予定) 第一次審査を通過した団体による第二次審査(プレゼンテーション方式)を実施 します。企業又は団体の代表者又は代理の方(3 名まで)が事業計画書の内容を説 明し、選定委員との質疑応答による選考を行います。第二次審査の結果は、第二次 審査対象者全員に郵送で通知します。 また、第二次審査に要する時間は、1団体あたり説明 20 分、質疑応答 20 分を予 定しています。詳細は、第一次審査を通過した団体に対して、郵送で通知いたしま す。 ③ 第一及び第二交渉権者の決定 10 月中旬(予定) 教育委員会は、選定委員会の報告を受け、第一及び第二交渉権者を決定します。 ④ 教育委員会は、第一交渉権者と細目にわたり協議を行います。第一交渉権者と協議 が整わない場合は、第二交渉権者と協議を行うこととします。 (7)選定基準等 指定管理者候補者の選定は、以下の基準に基づいて行います。 ① 基本方針 (ア)管理運営方針 公の施設の指定管理者として、基本理念等に沿った明確な管理・運営方針や 熱意・意欲を持っているか。 (イ)施設設置目的の理解度 施設設置目的に対する理解度はどうか。 -7- ② 事業運営(施設利用概要の設定、一般利用者支援・対応策及び広報・利用促進策) (ア)適切な業務遂行と利用者サービス 仕様書で示されている業務を適正に遂行できるか。また、利用手続き方法や施 設利用時間等において利便性の向上が図れているか。 (イ)ニーズの把握と対応 利用者のニーズ・要望を把握するための取り組みがされ、管理運営に反映され る体制が整っているか。 (ウ)平等な利用と広報 利用者が平等に利用できるシステムとなっているか。また、施設の認知度を高 め、利用者の増加が見込める広報活動が提案されているか。 (エ)施設利用の拡充 施設を活用し、施設の魅力が伝わるような独創性のある自主事業が企画されて いるか。 ③ 管理運営体制 (ア)組織・人員体制 年間を通して円滑な管理運営が行える適正な人員配置や無理のない勤務体制 がとられ、かつ、各業務の管理系統が明確になっているか。 (イ)職場環境・研修体制 職場内において情報を共有し、伝達する体制が整っているか。また、従業員の 能力向上及び人材育成のための研修が充実しているか。 (ウ)個人情報保護 個人情報取扱いの重要性を認識し、保護管理体制が確立されているか。 ④ 教育委員会(移動教室等)・区事業への協力 (ア)学校等団体との連携 事業実施にあたり、学校等の団体と連携がとれる体制になっているか。 (イ)事前準備の徹底 事業実施に向けて、学校等の団体と事前の情報交換や打合せ等が徹底できるか。 (ウ)実施時の対応 事業実施時に、計画どおりの適切な運営・対応ができるか。 ⑤ 施設維持管理 (ア)施設・設備の維持管理 施設設備の維持や保守における点検計画は万全か。また、修繕が必要となった 場合、迅速かつ適切な対応ができるか。 (イ)清掃等環境整備 施設内外を清潔に保つ清掃体制がとられているか。また、利用者が快適に過ご せるような整備(外構・植栽管理等)の取り組みが提案されているか。 (ウ)環境対策 板橋区の環境施策を理解し、省エネ・省資源へ積極的に取り組む姿勢があるか。 -8- ⑥ 安全管理体制等(災害・警備・事故等緊急時の対応策) (ア)警備・防災体制 災害や事故を未然に防ぐための体制が確立されているか。また、それに必要な マニュアル等が整っているか。 (イ)災害・事故発生時の対応 実際に災害・事故が発生した場合を想定した非常時の体制(訓練等)が整えら れているか。また、備品・備蓄等の準備計画はどうか。 (ウ)緊急時対応 利用者にケガ人・急病人が出た場合などの緊急時の体制は万全か。 ⑦ 管理運営にかかる収支計画 ※ 平成 29・30 年度についても工事を実施しないものとして積算してください。 (ア)計画の実現性(収入) 収入計画における積算金額が、具体性、実現性のあるものか。 (イ)算定経費の妥当性(支出) 各支出項目の算定金額は妥当であるか。 (ウ)経費の効率性 施設管理運営を効果的、効率的に実施できる適正な予算額であり、かつ、効率 的な経費配分がされているか。 (エ)適正な利益率 支出額に占める利益等(本社経費+営業利益)の割合は適正であるか。 ※人件費の積算にあたっては、区が下記に示す人件費を参考に算出すること。 基準額(千円) 館長 6,145 副館長 5,037 一般職員 3,984 常用非正規 2,936 臨時A 1,760 臨時B 1,529 ⑧ 区内経済等への貢献 (ア)応募者自身が区内事業者である、又は再委託する場合には区内事業者の活用を 積極的に計画しているか。 (イ)区民の雇用、又は現在の指定管理者に雇用されている方の積極的な雇用につい て具体的な提案があるか。 ⑨ 申請団体の事業実績 施設の管理運営について類似事業での実績があるか。 ⑩ 申請団体の人的・技術的支援 -9- 施設を総合的かつ安定的に管理運営していくことのできるバックアップ体制が整 っているか。 ⑪ 申請団体の経営状況 指定管理業務を指定期間中安定して遂行できる経営基盤を有しているか。(団体の経 営状況、債務、収支状況) ⑫ 平成 30 年度プラネタリウムリニューアルに向けての提案 プラネタリウムリニューアルオープンに向けて、利用者サービス向上、利用率アッ プを図る提案がされているか。 ⑬ 利用率向上に向けての提案 貸出施設の夜間利用や、稼働率の低い部屋等の利用者サービス向上、利用率アップを 図る提案がされているか。 ※⑫、⑬については、利用者のニーズを的確に捉えている提案内容であり、独創性 のある斬新なアイデアが含まれているか。 (8)経費の積算にあたって(利益等の適正化) 教育委員会では、指定管理料の適正化と安定的な指定管理業務の遂行を確保するため、 あらかじめ、本指定管理業務における指定管理者の適正な利益等(営業利益と販売費及び 一般管理費)を定め、適正な運営を図っていきます。 なお、その手続は、概ね以下のとおりです。 ① 応募の際、ご提出いただく収支計画書において、応募者が希望する利益(営業利益) と、想定される本社経費 (販売費及び一般管理費 )を提示いただきます。 ※本社経費の算定にあたり、自らの財務諸表における割合を根拠とせずに算出した場 合は、以下の項目を明らかにした書類を収支計画書に添えて提出してください。 (ア) 本社経費の算出根拠とその科目(内訳) *科目は、税理士が妥当性を判断できるレベルまで具体的に記入してください。 (イ) 応募団体の財務諸表において上記①の科目に対応する額 *財務諸表上、その科目が明らかでない場合は、財務諸表と収支計画書が比較 できるように財務諸表を作り替えて提出してください。 ② 東京税理士会板橋支部(以下、 「税理士会」という。)により妥当な利益率と本社経 費率を算出します。 ③ 基本協定を締結する際に、税理士会が算出した妥当な利益等の率(利益率と本社経 費率の合計)を上限として、過去の実績を勘案しながら、教育委員会と指定管理者で 協議の上、利益等の率を決定します。 ④ 各年度終了後、提出いただく事業報告書の結果を踏まえ、定めた利益等の率を超過 した場合はその金額の1/2を教育委員会に還元していただきます。 ⑤ 上記超過分の還元については、利用者等の安全性及び快適性を確保するという観点 から、修繕・工事、備品の更新等に充てることができるものとします。 ⑥ 利益等の率の見直しは、基本協定の締結前と指定期間の中間年に実施するものとし - 10 - ます。 ⑦ その他詳細につきましては、基本協定を締結する際に協議するものとします。 3 指定管理者の指定及び協定に関する事項 (1)指定管理者の指定 指定管理者候補者は、地方自治法第 244 条の 2 第 6 項の規定に基づき、板橋区議会の議 決を経て、指定管理者として指定し、その旨告示する予定です。 なお、正式に指定管理者に指定されるまでの間、指定管理者候補者に事故があった場合 は、選定されなかった応募者のうちから新たに指定管理者候補者を選定する場合がありま す。 教育委員会は、指定管理者に対して、応募に関する提案書の情報公開に同意の意思を確 認し、同意を得られた場合は、同意書を提出させ、同意を得られなかった場合は、提案書 とは別に公開用の提案書を作成・提出させることとします。 (2)協定の締結 ① 指定管理者の指定後、教育委員会と指定管理者は双方協議のうえで、指定管理業務 に関し、指定期間中の共通する事項を定めた「基本協定」と年度ごとの「年度協定」を締 結します。協定に定める事項については、別添「板橋区立教育科学館管理運営業務の 基準」をご覧下さい。 ② サービス水準の設定 指定管理者は、基本協定の締結に合わせて、指定期間内に達成する「具体的な目標」 や「サービス水準(評価指標及び目標値)」と、それぞれ 5 か年の内訳を明記した 「サービス水準書」を作成してください。「具体的な目標」や「サービス水準」は、 本要項1ページ「1 指定管理の概要(4)施設の設置目的」に示した「行動規範」 を踏まえ、「基本理念」の達成に貢献するものを選定し、その選定理由も明らかにし てください。 (3)引継ぎ等 ① 現在の指定管理者からの引継業務 指定を受けた後、次期指定期間当初から円滑な業務遂行が可能となるよう、現在の 指定管理者から十分な事務引継ぎ及び業務の習得を行っていただきます。引継ぎにか かる経費について、区は負担いたしません。原則次期指定管理者が負担することとし ますが、そのうち、現指定管理者の引継ぎに要する経費に関しては、両事業者間で協 議の上負担してください。 ② 指定期間終了後の次期指定管理者への引継ぎ 指定期間が満了した時(継続して指定管理者に指定された場合を除く。)、又は指 定が取り消された時等は、施設・設備等の原状回復をするとともに、教育委員会及び - 11 - 次期指定管理者に対して十分な事務引継ぎ等を行い、引継内容を教育委員会へ報告し ていただきます。 (4)事業の継続が困難となった場合 ① 指定管理者の責めに帰すべき事由により事業の継続が困難となった場合は、教育委 員会は指定の取り消しができるものとします。この場合、教育委員会に与えた損害は、 指定管理者が賠償するものとします。 なお、指定管理者の指定取消しがあった場合は、次期指定管理者が円滑かつ支障な く教育科学館の管理運営業務を遂行できるよう、教育委員会及び次期指定管理者に引 き継ぎを行うものとします。 ② 災害その他の不可抗力等、教育委員会及び指定管理者双方の責めに帰することが できない事由により事業の継続が困難になった場合は、事業実施の可否について協議 するものとします。 4 問合せ先 東京都板橋区板橋2-66-1 板橋区役所北館 6 階 板橋区教育委員会事務局 生涯学習課生涯学習推進係 電話:03-3579-2633 FAX :03-3579-2635 E-mail:[email protected] - 12 -
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