CSR報告書 - 生活協同組合コープぎふ

笑顔あふれる協同のくらし
コープ
CSR
ぎふ
報告書 2016
Corporate Social Responsibility コープぎふの社会的責任報告書
コープぎふの中期方針
理
念
笑 顔 あふ れる協 同 のくらし
み んなでめざしたいコープぎふの 姿
Ⅰ 「幸せにくらしたい」の願いの実現をめざします。
(1)コープぎふは組合員さんがくらしに必要なものを買う組織です。組合員さんの「ほしい」
「買いたい」の想いから商品を品揃
えし、買えるようにします。
(2)コープぎふのオーナーは組合員さんです。願いを実現するために自由に声を出すことができ、声でもっと利用しやすいコー
プぎふにしていきます。
(3)岐阜県内の協同組合や組織、
生産者との連携を強め、
平和で、
安心してくらし続けられる社会や地域の取り組みに参加します。
くらしに必要な産物やサービスが利用でき、
地域やくらしの困りごとを解決するお手伝いをします。
Ⅱ 商品の価値を伝えあい、くらしを豊かにします。
(1)商品は使われるときに初めて価値を発揮します。本当の価値は一人ひとりが判断し、使いこなしの知恵や工夫を伝えあい、
くらしをより豊かにします。
(2)商品の価値は「どう食べられたか、
どう喜ばれたか」で決まります。
くらしの真ん中にはいつも商品があり、日々のくらしの
変化に合わせて見直し価値を高めます。
(3)商品を使った人の声をつくり手まで届けます。願いを一緒に実現するパートナーであるお取引先と、商品をもっと使いやす
くします。
Ⅲ 地域の中で、健康にイキイキと暮らせることをめざします。
(1)誰もが一人の人間としてしあわせを願いくらしています。誰もが認め合い、地域の中でつながり、たすけあってイキイキ
と暮らすことをめざします。一人ひとりのくらしに学び、嬉しかったことやよかったことをひろげ、困っていることは一緒に考
え解決していきます。
(2)一人になっても一人ぼっちにならないよう、人と人とのつながりや関わりを大切にし、声を出し合える場づくりをすすめ
ます。小さなつぶやきや、声に出さない・出せないことを感じとることをみんなで大事にします。
(3)一人では難しいことも、
「おたがいさま」の気持ちで困りごとに寄り添って、たすけあい、力を合わせ実現することを大切に
します。
Ⅳ 組合員さんに喜ばれることを職員のやりがいとします。
(1)職員は目の前の組合員さんに最善を尽くします。組合員さんに感謝し、喜ばれることをやりがいとして、
自分ができることに
全力投球します。いつも笑顔で目標をもって仕事をし、
組合員さんから頼りにされるよう成長します。
(2)仲間の優れた実践に素直に学び、
楽しく仕事をします。組合員さんや職場の仲間との関わりから生まれる喜びや感動を活力
とし、組合員さんの声や事業の結果から、事業や仕事を改善し続けます。
(3)年齢、性別、特性、家庭の事情や出産・育児・介護など、
さまざまな条件の中でも、安心して長く働ける制度や就業環境をつく
ります。身につけた知識や経験を活かし、成長し、安心して働ける職場や仕事をコープぎふの中に増やします。
Ⅴ 未来に続く安定した事業経営基盤をつくります。
(1)組合員さんが安心して利用できるよう、
そして職員も安心して働き続けられるよう、
岐阜県のすみずみまで事業の幅を着実に
ひろげ、
将来にわたり持続可能な経営基盤づくりをすすめます。適切な時期と規模で投資を行い、
事業から生み出された剰余
は、
組合員さんと、
職員と、
将来に備える積み立てのために、
毎年適正に配分します。
(2)組合員さんの要望にコープぎふが全責任をもって応えられるよう力量を高めます。要望を実現するために、東海の事業連
帯のあり方をさらに発展させて新しい関係を築きます。
(附則)
この中期方針については、2016年4月13日理事会で制定し、6月14日第18回総代会で決議し実施する。
2016年4月13日 制定 2016年6月14日 実施
1
コープぎ ふCSR報 告 書 2016
−−−−−−−−− 社 会 的 責 任 報 告 書 −−−−−−−−−
コープぎふは岐阜県全域を事業エリアとする組合員約23万人の生活協同組合です。
この冊子は、
コープぎふの2015年度のCSR
(社会的責任)
活動について、
広く皆様にお知らせするものです。
コープぎふの事業・組織、
くらしの活動、
地域社会への貢献活動、
環境への取り組みなど、
2015年度一年間の
活動全体を紹介するものとして編集しました。
■ 報告対象範囲
2015年度(2015年3月21日∼2016年3月20日)
なお一部範囲を超えた期間の活動、東海コープ事業連合
(コープぎふ・コープあいち・コープみえ)全体で実施している活動も記載しています。
■ 発行時期
2016年6月 次回の発行は2017年6月予定
もくじ
ごあいさつ
3
コープぎふの組織概要
4
Ⅰ. 「幸せにくらしたい」の願いの実現をめざします。
5
Ⅱ.商品の価値を伝えあい、くらしを豊かにします。
10
Ⅲ.地域の中で、健康にイキイキと暮らせることをめざします。
15
Ⅳ.組合員さんに喜ばれることを職員のやりがいとします。
25
Ⅴ.未来に続く安定した事業経営基盤をつくります。
28
2
ごあいさつ 「CSR報告書2016」発行にあたって
平素より、
コープぎふに格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
2016年4月14日に発生した熊本地震により甚大な被害が発生し、復興活動が
進められています。お亡くなりになられた方に哀悼の意を表すとともに、被災された
皆様には心よりお見舞い申し上げます。コープぎふでは発生直後から店舗や共同購入での
募 金 活 動を中 心に取り組 み 、組 合 員 の 皆 様より多くのご協 力をいただきました。
全国の生協と連携して支援物資の搬送活動や共済のお見舞い訪問など、引き続き
支援活動に尽力してまいります。
コープぎふは、1999年に岐阜県内の3つの生協が合併して誕生し17年目を迎え
ました。組合員数は、岐阜県の総世帯数の約3割である22.8万人へとひろがりました。
事業の分野におきましては、
くらしに必要な食品や日用品を県内の全市町村にお届けし、
夕食宅配や、
“赤ちゃんサポート”
の利用者が増えるなど、買い物や食事にお困りの地域や
世代の方にも喜んでいただいています。また、組合員さんの活動分野では、くらし
たすけあいの会やおたがいさまの活動が、年間18,000時間を超えました。コープぎふの
オーナーである組合員さんが、
自らのくらしをよりよくしていくため、
コープぎふに出資し、
利用し、運営に参加し、組合員さん同士がつながりあいくらしの課題を解決していく
活動がひろがってきています。
2016年度より新たに、
コープぎふの中期方針を設定しました。日々の活動に取り組み
ながら、常に5年先を見通して、みんなでめざしたいコープぎふの姿を描き続けて
いきます。コープぎふは組合員さんがくらしに必要なものを買う組織であり、
コープぎふの
オーナーである組合員さんの声で商品や事業のしくみを改善し続けていきます。少子
高齢化や人口の減少、経済や社会保障の先行き、不安定な経済情勢など、わたしたちの
くらしをめぐり多くの不安や要望がありますが、
コープぎふの理念である
「笑顔あふれる
協同のくらし」の実現に向け、これからもお取引先や地域の方々、行政や関係団体の
2016年6月
生活協同組合コープぎふ
専務理事 佐藤 圭三
皆様とたすけあい、連携して協同の取り組みを進めてまいります。
本CSR報告書は、コープぎふの1年間の諸活動をまとめて紹介しています。多くの
方にお読みいただき、
ご助言やご指導をいただければ幸いです。
共同購入支所(配達地域)
❶飛騨支所(高山市、飛騨市、白川村)
❷益田支所(下呂市、中津川市加子母、東白川村、郡上市和良、
1
8 1
9
2 2
7
3
白川町佐見)
5
❸恵那中津支所(恵那市、中津川市(加子母を除く))
❹多治見支所(多治見市、土岐市、瑞浪市、可児市、美濃加茂市、
1
3 4
4
6
坂祝町、川辺町、七宗町、八百津町、白川町(佐見を除く)、御嵩町)
4
❺中濃支所(関市、美濃市、富加町、郡上市(和良を除く))
❻各務原支所(各務原市)
❼岐阜南支所(岐阜市(長良川以南)、羽島市、岐南町、笠原町)
❽岐阜西支所(岐阜市(長良川以北)、山県市、瑞穂市、本巣市、
5
1
北方町、揖斐川町、大野町、池田町、神戸町)
❾西濃支所(大垣市、海津市、養老町、関ヶ原町、垂井町、安八町、
輪之内町)
2
1
8 1
9
2 2
7
3
※上記行政区でも一部お届けできない地域があります。
5
1
3 4
6
6
4
3
4
5
店舗
福祉
❶長良店
❷芥見店
❸尾崎店
❹可児店
❺多治見店
❻恵那店
❶コープぎふ訪問介護ステーション長良
❷コープぎふケアプランセンター大洞虹の家
❸コープぎふ訪問介護ステーション各務原
コープぎふケアプランセンター各務原
コープぎふ福祉サポートセンター(福祉用具)
❹コープデイサービス蘇原
本部
❶本部
3
コープぎふの組織概要
■名 称 生活協同組合コープぎふ
■設 立 1999年(平成11年)3月21日
岐阜県内3生協(飛騨生協・岐阜地区市民生協・
岐阜消費生協)
が合併して発足
■本部所在地 〒509-0197 各務原市鵜沼各務原町1-4-1 ■事業エリア 岐阜県全域
■事業内容・事業所
○共同購入事業 9支所
飛騨支所/益田支所/恵那中津支所/多治見支所/
中濃支所/各務原支所/岐阜南支所/岐阜西支所/西濃支所
○店舗事業 6店舗
多治見店/可児店/尾崎店/芥見店/長良店/恵那店
○福祉事業 6箇所
コープぎふ訪問介護ステーション長良/
コープぎふケアプランセンター大洞虹の家/
コープケアプランセンター各務原/
コープぎふ訪問介護ステ−ション各務原/
コープぎふ福祉サポートセンター(福祉用具)/
デイサービス蘇原
○その他の事業 夕食宅配/共済/葬祭/保険(コープサービス東海ぎふ)/
(住宅)
(コープハウジング東海ぎふ支店)/
(旅行・チケット・提携)
(東海コープ生活サービス事業部)
(2016年3月20日現在)
■2015年度概況
○組 合 員 数 22万8,844人
(世帯)
○組合員加入率 30.38%
○事 業 高 264億2,681万円
○出 資 金 40億3,433万円
○職 員 数 正規職員 365人
定時職員 848人
福祉常勤専任職員 27人
合計 1,240人
■理 事 長 川崎 直巳
■専務理事 佐藤 圭三
■電 話 058-370-6888
(代表)
■U R L http://www.coop-gifu.jp/
自治体別の組合員数と組合員加入率(2016年3月20日現在)
自治体名
組合員数/加入率
自治体名
各務原市
本巣市
笠松町
北方町
垂井町
28.97%
2,551人
26.55%
4,520人
21.37%
2,889人
1,912人
池田町
20.00%
1,400人
揖斐川町
17.00%
1,578人
大野町
22.09%
22.44%
2,709人
23.54%
神戸町
輪之内町
25.32%
13,511人
安八町
関市
美濃市
可児市
25.80%
2,480人
郡上市
26.34%
1,156人
川辺町
24.51%
1,667人
25.35%
642人
20.41%
2,120人
26.93%
2,077人
28.46%
1,980人
26.73%
10,568人
32.23%
2,417人
坂祝町
白川町
富加町
東白川村
七宗町
八百津町
御嵩町
32.36%
38.28%
4,563人
31.33%
1,253人
35.23%
832人
1,191人
高山市
39.81%
31.00%
359人
420人
白川村
30.46%
36.24%
飛騨市
下呂市
44.21%
1,406人
瑞浪市
土岐市
26.56%
570人
中津川市
恵那市
2,090人
県外
不明
41.40%
11,515人
40.38%
4,763人
34.32%
10,316人
57.21%
6,886人
32.73%
11,021人
33.75%
2,578人
30.35%
5,131人
42.55%
254人
45.77%
1,273人
−−
1
−−
32.07%
合計
※岐阜県のホームページ平成27年国勢調査結果の速報値(平成28年2月26日公表)の世帯数から算出
14,315人
その他
海津市
15,517人
中濃圏域
西濃圏域
大垣市
19.01%
674人
組合員数/加入率
17,238人
多治見市
28.96%
飛騨圏域
岐南町
関ヶ原町
自治体名
5,963人
美濃加茂市
25.26%
中濃圏域
瑞穂市
4,580人
西濃圏域
岐阜圏域
山県市
養老町
27.64%
組合員数/加入率
東濃圏域
羽島市
自治体名
2,354人
45,604人
岐阜市
組合員数/加入率
上段:組合員数 下段:世帯当たり組合員加入率
組合員数
加入率
228,844人
30.38%
4
Ⅰ「幸せにくらしたい」
.
の願いの実現をめざします。
共同購入事業
組合員のくらしに合わせて、
岐阜県全域で共同購入登録組合員約13万世帯のうち、
毎週約8万世帯に商品をお届けしています。
∼お 一 人 でもお 二 人 でもグル ープでも∼
∼えらべる注 文 方 法∼
コープ宅配
食品や日用品、衣料、旅行チケットなど様々な
商品・サービスの商品案内(カタログ)を見て注文
いただきます。
お一人で利用ができ、毎週
決まった曜日に、商品を玄関
先までお届けします。お二人
分の商品をまとめて1ヶ所に
お届けする
「ペア宅配」は、宅
配利用料が軽減できます。
グループ購入
OCR注文用紙
3世帯以上のグループに
毎週決まった曜日に商品を
お届けします。
利用料は無料です。
専用の注文用紙に、
注文個数や注文番号
を記 入して提 出 いた
だくと、注文できます。
2016年5月からお買
い得商品やお一人ごとの気になるアレルゲンや
お気に入り商品がカラーになって見つけやすくなり
ました。
コープステーション購入
(施設での受け取り)
組合員限定ネットショッピング「e-フレンズ」
パソコン、
スマートフォン、
タブレットから注文できます。
お近くのコープステーショ
ンで、毎週決まった曜日の
午後お好きな時間に受け取っ
ていただきます。
利用料は無料です。
コープの夕食宅配
月∼金曜の毎日、栄養バランスを考えた
健康的な献立でお届けしています。
利用者とのコミュニケーションを深め、
夕食宅配を通じて見守り活動も
すすめています。
ごはん付き
お届け地域 岐阜市、大垣市、各務原市、
羽島市、
瑞穂市、
本巣市、
北方町、
岐南町、
笠松町、
安八町、
関市、
美濃市、
富加町 ※上記行政区でも一部お届けできない地域があります。
5
利用者の声より
実家へお弁当を宅配していただいています。
バランスの取れたお弁当で大変有難いです。
おかずのみ
くらしのお役立ちカフェ
利用者の声より
美味しかったです。これからお世話になります。
地域で夕食宅配の試食会が
開催されました。
店舗事業
一人ひとりの職員が、商品の品揃え、鮮度管理、
クリンネス、
おもてなしの4つの基本活動を大切にし、
組合員の立場で考え行動し、
安心してお買い物ができるお店づくりをすすめています。また、
家族で楽しめる
イベントやメーカー・生産者との交流、
体験を通じて、家族の思い出づくりのお手伝いも大切にしています。
長良店建て替えオープン!
2015年11月27日に長良店が建て替えをしオープンしました。
お店は1.5倍の広さになり、商品の品揃えをひろげ、
よる9時30分まで
営業時間を拡大しました。組合員のご意見やご要望を実現する
“組合員が
オーナーのお店”
です。
夏祭り
(恵那店)
周年祭(多治見店)
手作りPOPでお出迎え
(可児店)
組合員の声より
「新しい商品が増えて嬉しい」
「休憩コーナーが
できたので、友だちとゆっくりおしゃべりできます」
カートインレジ台(全店)
「重いかごの上げ下ろしは大変」
という声にお応え
して、
カートのまま清算できるレジ台を導入。
オープンカフェ
(尾崎店)
福祉事業
居宅介護支援
(ケアプランセンター)
通所介護
(デイサービス)
ケアマネージャーが
介護のご相談、ケアプ
ランの 作 成 などを行
います。
入浴、食事、体
操、ゲームなどを
行います。ご自宅
まで送迎します。
訪問介護
(訪問介護ステーション)
ホームヘルパーが、
ご自宅で身体介護や
家事援助を行います。
福祉用具
(貸与・販売)
専門の相談
員が、福祉用具
選定のお手伝
いをします。
介護職員
初任者研修
専門分野の講師
による講義や実技
の修了で、介護の資
格取得ができます。
サービス提供地域 居宅介護支援、訪問介護、福祉用具・・・岐阜市、各務原市、岐南町、関市(一部) 通所介護・・・・各務原市
6
Ⅰ「幸せにくらしたい」
.
の願いの実現をめざします。
CO・OP共済/保険事業
CO・OP共済
CO・OP共済はケガや病気、災害などくらしの中で困ったことがおきたときに、
「自分の掛け金が誰かの役に立つ」
という組合員同士の助け合いの心を形にしています。
コープ共済加入者
感謝のつどい
ランドセルカバー贈呈
長年CO・OP共済を契約
いただいている方へ感謝
の気持ちを伝える「コープ
共済感謝のつどい」を開催
しました。
CO・OP共済では社会
貢献の一環として交通安
全を願って、
ご要望のあっ
た小学校(小学1年生)へ
ランドセルカバーを贈呈し
ています。
LPA(ライフプランニング活動)
保険事業
ライフプランを考えるときには、様々な知識が必要にな
ります。組合員の要望に応えるために、生協では「くらしの
見直し講演会」
「ライフプラン講座」など
“学びの場”
を提供
しています。
「コープサービス東海」では生協指定保険代理店として、
組合員が安心できる保障を提案し、共済と連携した取り組
みで、組合員のくらしをサポートしています。
住宅事業
生活サービス事業
(旅行・チケット・提携サービス)
より安全・安心なくらしを応援し、健康・
省エネ・環境などに配慮した住まいづく
りを提案しています。
(新築、
リフォーム、
畳、ふすま、シロアリ対策、住まいの教
室、住まいの相談会など)
日帰り・宿泊・海外などの旅行、
ふとんの打ち直しや、ハウスク
リーニングなどくらしを応援す
る様々な提携サービス、公演・レ
ジャーなどのチケットを取り扱っ
ています。
提携サービス…ふとん打ち直し、ふとん丸ごと水洗い、レンタルモップ、
ハウスクリーニング、自動車学校、お花の頒布会、手作りキット頒布会、家庭教
材ポピー、
ピアノ調律・移動・買取、引越し、
メガネ、挨拶状印刷、補聴器、
DVD・
ブルーレイダビングサービス、
コープ買取サービス、
レンタル浄水器、保管ク
リーニング、ペット葬、オーダーカーテン、
レンタル衣装、呉服、
カリモク家具、
紳士服、洋服の青山
住まいの総合診断
建物の気になる点やお困り事をうかがい、
その後、専門家(建築士、外まわり業者、床下専
門業者)
が診断します。
葬祭事業
通夜・葬儀の施行、引出物の手配、相続
相談や手続き代行、お墓の施工、遺品・生
前整理まで、葬儀に関するサービスを提
供します。
提携社名
主な対応地域
東濃冠婚葬祭㈱ 丸八葬祭
中津川市、恵那市
双葉葬祭
多治見市
㈱美・エピローグ
多治見市
橋本葬祭<㈱橋本>
7
葬儀会館ティア
㈱富士葬祭
主な対応地域
岐阜市
各務原市、岐阜市、
大垣市、海津市、
不破郡、養老郡
瑞穂市、本巣市
のうひ葬祭<㈱濃飛葬祭> 美濃加茂市、可児市、加茂郡
セレモニーホール花穂苑
美濃加茂市、可児市、
㈱ロマンティア メモワール 各務原市、関市、美濃市、
岐阜市、山県市、羽島郡
㈱山英 (引出物)
岐阜県全域
㈱公益社
関市
中部相続支援ネットワーク(相続)
岐阜県全域
岐阜市
須藤石材㈱ (墓)
岐阜県全域
㈱アスピカ アスピカホール
岐阜市、
羽島市、
瑞穂市、
大垣市、
揖斐郡
㈱飛騨建石 (墓)
岐阜県全域
ダイセン
(遺品・生前整理)
岐阜県全域
㈱フローラ
高山市、
下呂市
㈱戸羽新
可児店舗クラブ主催学習会
可児市、加茂郡
提携社名
㈱市川葬典
子安葬儀本店
瑞穂市
大垣市、海津市、揖斐郡
6月から高山市、下呂市での葬儀の施行が
スタートします。
組合員の声 循環のしくみづくり
共同購入や店舗、
コープベル、
くらしのおしゃべり会など様々な場で出された声を生協の事業に活かしています。
2015年度は、約114,000件の声が寄せられました。
疑問や質問に対しては、それを受け止めた担当者が直接答えたり、あるいは後方部局で調査をした上で回答をしています。
意見や要望は、
テーマごとに分類し、東海コープの商品部やお取引先へ発信をしています。いずれの声も、
コープぎふの中を
循環して、声を出された組合員に返していくことを大切にしています。
組合員の声に100%こたえることをめざします
生協の魚は
子どもが
パクパク食べるよ
お申し出
ご要望
少量のものが
増えると
いいですね
利用者の立場で
考えると
どうだろう
モニターの声
改善要望として
出そう
担当職員
総代会議・
エリア委員会等
店舗・
コープベル
組合員
日本生協連
東海コープ
お取引先
使いにくい
表示だね
何とかしたいけど
やってみたらできるかも
何とかしよう!
組合員の声を、
職員が聴き、受け止め、共感し、
実現のために丁寧に対応していきます。
共同購入の担当者日報
共同購入や夕食宅配を利用する組合員からの
声を、担当する職員が担当者日報に書きとめてい
ます。組合員の声の主な内容は、利用した感想や
お申し出、
ご意見ご要望、商品リクエスト
(取り扱
い希望)の他、料理レシピの紹介や、地域やくらし
の様子など多岐に渡っています。2015年度は
9,612件
(前年比181%)
と組合員の声が前年よ
り多く集まりました。
商品のお申し出は、東海コープ商品部を通して
お取引先や生産者にも伝え、その原因を調べて
回答します。商品リクエスト
(取り扱い要望)
は、取
り扱い可能な商品は商品案内に掲載します。その
他、商品案内の紙面の改善や、物流や仕組みの改
善などは職員で共有し、改善できることから実現
に向けてすすめています。
店舗のスマイルメモや組合員の「わたしの声」
組合員からのご意見ご要望、
また職員が感じたことなどを職員がスマイルメモに書きとめています。2015年度は全体
で11,986件ありました。組合員の声は全店で共有化し、お店づくりに活かしています。また、来店した組合員が紙に書い
て店に出された「わたしの声」には職員が返答をして店内に掲示しています。
くらしのおしゃべり会
くらしのおしゃべり会は、42会場で500人の参加がありました。同じ場所でくり返し開催される取り組みや、赤ちゃんサ
ポートや育児をテーマにした会が開催されました。
コープベル(声の実現室)
組合員からコープぎふへ電話で寄せられる声は2015年度25,500件ありました。
声を聴く場面
ツール
件数
共同購入担当者か聴いた声や気付いたこと
担当者日報
9,612件
コープベル
25,500件
コープベルへの電話の件数
ホームページでの質問やご意見など
ホームページメール
店舗職員が聴いた声や気付いたこと
スマイルメモ
来店組合員さんの意見や要望
商品モニターの声
わたしの声
商品お試しモニター
商品学習会や交流会など
参加人数
121件
11,986件
345件
4,389件
声を聴く場面
開発商品の検討会
ツール
商品検討会参加人数
件数
100件
総代の声(交流会・会議・総代会メッセージ) 総代交流会・総代会議報告など 1,430件
機関誌DEKOへの投稿やモニターなど
おしゃべりパーティーの声
Let’
sチャレンジ報告書
機関誌DEKO投稿数
1,531件
おしゃべりパーティー報告件数 5,867件
Let’
sチャレンジ報告書
共同購入・店舗で利用した商品の不具合
商品のお申し出
471件
6,783件
46,191件
店舗スマイルメモからの改善
「コーヒーフィルターはどこにありますか?」など組合員から問い合わせの多い商品を集めた
コーナーを設けました。
(恵那店、可児店、長良店)
8
Ⅰ「幸せにくらしたい」
.
の願いの実現をめざします。
した
ぎふの取り組みを 地域にひろ
ま
プ
し
ー
せ
ら
知
く
お
コ
コープぎふフェスタi
n西濃
コープぎふフェスタi
n西濃を2015年11月8日、
大垣市(ソフトピアジャパン)
で
開催し、
たくさんの方に商品を見て、食べて、
確かめていただきました。
2日間で4,000人のご来場がありました。
ご来場者より
・あんなにすごいなんて思わなかった!
また行きたい!
いろいろなコーナーがあってよかった。
・どのブースもいっぱいで驚きました。
子どもも大喜びでした。みんな楽しそうに
していらっしゃいました。
またの企画を楽しみに しています。
)
2016年10月16日(日
濃(仮称)を
n東
i
タ
ェス
コープぎふフ
(土岐市)で開催!
セラミックパークMINO
オリジナルソング・ダンスコンテスト
エフエム岐阜の協力を得て、組合員からのコープぎふへのメッセージをもとに、
オリジナルソングを作成しました。
また、
このオリジナルソングにのせたダンスを募集し、
ダンスコンテストを開催しました。
♪コープぎふオリジナルソング
ONE FOR ALL ALL FOR ONE
作詞・作曲 G2
wow wow wow wow yeah yeah yeah yeah
いつも笑顔で 元気いっぱい 届けてくれる あったかい 気持ちになる
雨の日だって 運ぶ思いやりを 一人一人の 笑顔が見たくて
豊かな食と暮らしを みなで作ろう 小さな力を 今 大きな力に
人と人のつながり 大切にしている 温かいね 伝わる
ぬくもりと君の鼓動
人と人のつながりからもらう勇気を one for all all for one
安心安全 コープぎふ みんな大好き コープぎふ
やっぱりおいしい コープぎふ 毎週うれしい コープぎふ
便利で楽しい コープぎふ 元気なお野菜 コープぎふ
子供の頃から コープぎふ 笑顔になっちゃう コープぎふ
家族で囲む 食卓に安心 心まで豊かに おいしいパワーを
お腹いっぱい 明日もがんばろう 元気な声が ここにも聞こえてくる
好き嫌いさえも こえて 食べてしまえそう いただいた愛を 心からの 笑顔で
人と人のつながり 大切にしている 温かいね 伝わる
ぬくもりと君の鼓動
人と人のつながりからもらう勇気を one for all all for one
wow wow wow wow yeah yeah yeah yeah
9
Ⅱ.
商品の価値を伝えあい、くらしを豊かにします。
組合員の実感・声を紹介
組合員が商品を使われたときの実感や声を商品の価値として紹介しています。
商品案内(カタログ)
毎週組合員お一人おひとりに
一部ずつお配りしています。
組合員からのいいね!の声や
リクエストの声を掲載しています。
気軽に楽しく参加 商品お試しモニター
組合員が商品を試してみた感想を商品案内(商品カタログ)などで紹介したり、産地やお取引先へ伝えていく取り組
みです。商品モニターを募って参加していただいたり、総代会やつどいなど組合員が集まる場所でモニタリングに取り
組みました。
商品数51品 商品数59品 商品数43品
4,142人
4,000人
4,013人
4000
2000
0
商品数37品
2,039人
2012年度
2013年度
2014年度
2015年度
総代会でのモニターの様子
コープぎふフェスタin西濃でのモニターの様子
組合員の商品づくり活動
組合員の「こんな商品がほしい」
「こうだったらいいのに」
という商品への願いを組合員自らがカタチにする取り組みです。
2015年度は、組合員の思いがこもった商品「サクッと衣♪鮭の南蛮風」がデビューしました。
サクッと衣♪鮭の南蛮風
(恵那中津支所/商品開発委員会)
子どもに人気の南蛮風の天玉衣の
サックサクが特徴です。
2015年11月にデビューし、
6,
304点の利用がありました。
2016年度も
商品づくり進行中
せいきょうのサラダチキン
色々食べ比べて
美味しいサラダ
チキンを作ります。
組合員の声
周りのつぶつぶアラレのような衣はめずらしく
てよかったです。チキン南蛮はずっと我が子が
好きな食材でしたが、やはりこの鮭の南蛮風
もお気に入りになれそうな食感でした。味はバ
ッチリです。キャベツや千切り人参、玉ねぎ等
とも相性がとても良いです。サンドイッチにレ
タスと一緒にはさんでもおいしそうですね。
サラダチキン商品開発検討会/西濃支所
わたしが発信 組合員レポーター企画
組合員が産地メーカーさんを訪問し、見たこと感じたことを
商品を利用する立場にたってレポートしていただく取り組みです。
組合員レポーター企画 産地・メーカー名・商品名
① 北日本ホーム食品
② ふくれん
③ ヨコオフーズ
④ プリマルーケ
「Gg豚味噌ステーキ(成型加工豚肉使用)」
」
(アセロラ)
「Gg鹿児島の黒酢ドリンク
「みつせ鶏直火焼きつくね串(手ごね風)」
「黒酢でつくったうまか酢豚」
10
Ⅱ.
商品の価値を伝えあい、くらしを豊かにします。
組合員の声で改善
組合員からの改善やご要望を声を受けて、商品カタログや商品の改善の実現をすすめています。
2015年度は78件の改善ができました。
日用品や雑貨のカタログ「キャロット」の
商品に製造国表示が入りました
組合員の声
レンジカップとキッチンポリ袋を注文しようと思ったのですが、
製造国の表記がなく、
不安です。今後はちゃんと表記してください。
という声や同様のご要望を多数いただき、
「キャロット」のカタログを
作っている事業部で検討や
準備をしてきた結果、製造
国をご案内することができ
ました。
2斤食パンが美味しくリニューアル
組合員の声
これまで2斤食パンを買っていたけど、美味しくなくなったようなの
で、買わなくなった。以前のものはそのまま食べてもマーガリンの味
がすごくして美味しかった。
という声を受けて、
パサつきを抑えたしっとりと
した食感への改善をめざして、原材料や配合や製法を変
更するリニューアルをしました。小麦粉を上位の等級に変
更し、よりキメが細か
くなりました。風味や
コクが向上しました。
ジャムの瓶のふたが開けやすくなりました
組合員の声
最近手の力がなくなって、瓶のふたを開けるのも一苦労で……。
という声をよくいただき、
ふたの口径を小さくして、開
けやすくなるように容器を変
更しました。また、分別のとき
にラベルがはがしやすくなる
よう、ラベルの糊も変更しま
改善前
改善後
した。
(COOP大きな果肉の
ブルーベリージャム・いちごジャム・白桃ジャム)
大豆ドライパック缶が開けやすくなりました
組合員の声
大豆缶のふたが硬いので開けるときは身構えてしまう。もう少し開け
やすくして欲しい。
といった 声 を い た だ
き、今までの2分 の1の
力で開けられるように改
善しました。
商品の使いこなし紹介
機 関 誌DEKO
週 刊コープぎふ
毎月1回発行しています。組合
員からのおすすめレシピの他、毎
月のテーマでモニターから声を募
集し掲載しています。
コープぎふのいろいろなお知らせや企画の紹介をし
ています。地域担当職員が組合員からお聴きした商品の
うれしい声やたのしい声を紹介しています。
組合員より
調理の関係の仕事をしていますが、
おすすめレシピがとても役立ってい
ます。参考にさせてもらってます。
おしえて!はっぴいごはん
コープぎふ15周年記念フェスタ
(2014年)
で組合員から教えてい
ただいた生協のお気に入り商品やレシピ、家族のはっぴいな様子を掲
載した冊子をつくりました。生協のお店で販売しています。
11
産地・工場見学や学習会
食の安全学習活動
産地見学や学習会に参加して、生産者・メーカーの皆
さんと交流を深めました。産地見学は69企画、611名
が参加しました。料理交流会や商品学習会には322件、
41,316名参加しました。
みかん農家さんからは、
安全
安心に力を入れ、
たいせつに木
を育て美味しいみかんを作っ
ていることをお聞きしました。
お待ちかねのみかんの収穫が
始まりました。採りたてのみか
んに舌鼓を打ち、
みんなの笑顔
がはじけました。今回私たちを 細江みかんバス見学と収穫体験
やさしく受け入れていただいた細江の農家の皆さん、そして
いつも応援していただいている生協さん、
「楽しい、
美味しい、
また来たい」機会を作っていただき、
ありがとうございました。
当日は生協商品でお世話になっている桝塚味噌の職員さん
に来ていただき、
指導をしていただきました。毎年好評なこの
企画で今年も申し込みが多く、
2部構成で行い、合計で65名
もの参加がありました。
食の安心・安全について学び交流しました。
コラム「一緒に考えよう食の安全」
科学的な視点で食の安全について考えるコラム「一緒
に考えよう食の安全」を機関誌DEKOで連載しました。
講演会「溢れる食品情報をどう読み解くか」
東海3生協(コープぎふ、
コープあいち、
コープみえ)
合同で、地域のエリア委員
会にも呼びかけ、
「溢れる食
品情報をどう読み解くか」を
テーマに講演会を開催しま
した。 冊子「おいしくって安全なおはなしダイジェスト版」
商品案内(商品カタログ)で東海コープ商品安全検査
センターが食の安全に関わる身近な話題をお知らせした
コーナーをダイジェ
スト版の冊子にしま
した。
岐南エリア委員会主催のみそ仕込み体験企画
生産者やメーカーへ ありがとう通信
組合員から寄せられた「おいしいよ」
「よかったよ」の声を、
「おいしくってあ
りがとう通信」として、2015年度は生
産者やメーカー276社に届けました。
職員と組合員の会話から
解凍してそのまま食べてもおいしいですが、長芋・たくあんの
千切りを入れて混ぜると、たくあんの歯ごたえと塩味、長芋・めかぶのぬる
ぬる感、あればオクラなど入れ、
ご飯にかけてもいいし、焼きのりを1/4に
切り、その上にのせて食べると、
とてもおいしいです。めかぶはとっても重
宝しています。生協のめかぶは臭みもなくおいしいです。
メーカーのマルダイ長沼さんからのお返事
宮城県産味付めかぶ
この度は、おいしいレシピを教えていただき、本当に有り難う
ございました。当社では、組合員の皆様により一層めかぶのおいしさをお伝
えできるよう、新商品の開発やメニュー提案、
レシピの研究をしています。
今回のお褒めのことばは工場の従業員にとって大変励みになりますし、
お教えいただいた新しいレシピは今後の商品開発にも活かして参ります。
12
Ⅱ.
商品の価値を伝えあい、くらしを豊かにします。
食料自給率の向上をめざして
食料自給率の向上をめざし、身近な地域で顔の見える関係づくり、地産地消活動をすすめました。
お米づくり体験交流会(レンゲ栽培米ハツシモ、恵那ひかり)
毎年、組合員が参加し、生産者との交流をすすめています。
レンゲ観察会
恵那ひかり田植え
※レンゲ栽培米ハツシモは、
レンゲを田ん
ぼにすき込むことで、
レンゲを丸ごと肥料
にしています。このレンゲ栽培米で、化学
ハツシモ稲刈り
肥料を減らすことができています
飼料用米の取り組み
はぐくみ自慢のせいきょうのたまご
(さくら米たまご 赤・白)
や
せいきょう牛乳の一部生産者が自給飼料として取り組んでいる
「飼料用米」の田植えや稲刈りに組合員が参加しています。飼料
用米の飼料を活用した畜産物の利用は、耕作休止地や休耕田の
有効活用につながっています。
飼料用米の田植え見学・交流(養老町)
飼料用米の稲刈り(山県市)
ハツシモの米粉の取り組み
コープぎふでは岐阜県産ハツシモ100%の米粉やハツシモの米粉を使用したホットケーキミックスを取り扱っていま
す。人口減少や高齢化などで米の需要が減少している中、米粉をより多くの人に利用していただくことで、水田を維持し、
食料自給率の向上や地産地消につながる米粉の取り組みをすすめています。
岐阜県産ハツシモ
100%米粉
米粉の初霜
ケーキミックス
環境懇談会で米粉を使って料理
地産地消のつどい
西濃地域地産地消のつどい実行委員会に参加して、西
濃地域での消費者と生産者の交流の場をつくり、つながり
をひろげました。
ハツシモを苗から育てて米を作り、
米粉に加工しているPLUSさんへ見学
コープぎふのお取引先の会「ぎふ虹の会」とともに
お取引先は、組合員の願いを一緒に実現するパート
ナーです。互いに協力しあって組合員のくらしに役立つこ
とをめざします。
岐阜県農業フェスティバル虹の会コーナー
13
県産品、地元の産物 ぎふを食べよう
共同購入「コープぎふの野菜セット」デビュー 岐阜県産を中心に旬の野菜を品揃えしています。
利用状況やセット内容の確認を行い、お届けする野菜の中から使
い方、
レシピを載せています。また、
「ぎふを食べよう」企画では岐
阜県産の素材を使ったり、
生産された商品を特集しました。
野菜セットの大倉園芸さん
店舗「地元の産物の扱い」 地元で生産された商品の扱いを増やしています。全店で「春まちにんじん」
「南濃みかん」など、一部店舗で「県内産のドライフルーツ」
「清流マンゴー」
などの扱いをしました。
可児店の地元野菜コーナー
栽培自慢商品・はぐくみ自慢商品
コープぎふの商品の包材や共同購入の商品案内に下記の「栽培自慢」
「はぐくみ自慢」の認証マークをつけている商品
があります。これは、東海コープ事業連合で、農産物の「栽培自慢商品」、畜産物・水産物の「はぐくみ自慢商品」の認証を行
い、農産物、畜産物、水産物の安全性と品質確保に取り組んでいる商品です。
−独自の基準で運用・管理しています−
有機栽培品や特別栽培農産物をはじめ、
一定の栽培基準を満たした農産物に対し
て認証しています。毎年栽培状況につい
ての計画や記録をもとに現地での点検を
行い、認証委員会で承認。農場や生産者
が特定できる「顔の見える」農産物です。
生協の畜産物・水産物が満たす基準と、品質向
上の方向を示した
「品質指針」
に基づき、
これを
クリアした商品を対象に生協独自に認証した商
品です。飼育動物・水産資源の管理や衛生管理
など生産者・加工業者の皆さんの様々な取り組
みや自慢の取り組みを認証基準にしています。
白川町「海・川・山∼思いやりの森」造成ボランティア活動
白川町に造成されている
「思いやりの森」で森・川・海∼清流が
つなぐ未来の森造成運動実行委員会主催の下草刈りや枝打ち
などの森林整備が行われました。白川町の森から、川を経て、伊
勢湾につながっています。水産物はぐ
くみ自慢商品「冷凍三重産しじみ」の
三重県漁業協同組合連合会の赤須賀
漁協の漁師さんも大勢参加しました。
この「冷凍三重産しじみ」の環境保全
の取り組みは、はぐくみ自慢項目の一
つになっています。
主催者である地元の白川町や白川町森林組合、飛騨川漁協、三重県
漁連、加茂ロータリークラブの皆さんの他、木曽川下流域に位置す
る三重県桑名市の城東小学校の児童の皆さんも参加しました。
14
Ⅲ.
地域の中で、健康にイキイキと暮らせることをめざします。
おしゃべりパーティー
「おしゃべり」から仲間が広がり、元気のもとになっ
ています。 おしゃべりの場が、
コープぎふの内外に広
がっていくことを願い、組合員が仲間と自主的に開く
「おしゃべりパーティー」への参加を呼びかけていま
す。
2015年度は、
5,800を超えるグループから申し
込みがあり、約2万人が参加しました。
Le
ts
’チャレンジ
組合員のわたし発、
やりたいこと、
やれることを気軽に
チャレンジできる取り組みを応援しています。2015年
度は500件を超える申請がありました。イベント参加、
ボ
ランティア活動、商品試食会、工場や産地見学、趣味や健
康づくり等、お一人だけでなく家族や友達と一緒にチャレ
ンジした報告がたくさん寄せられました。
参加者の声より
席決めクジをクリスマスカードにして
みました。サンタをカードに張り合わ
せると1枚のクリスマスカードが完成
します。得意分野だったので、楽しく久
しぶりに集中して作りました。皆に喜
んでもらえてよかったです。
参加者の声より
子どもが産まれてからなかなか3人で集まることが
困難になりましたが、久しぶりに祖父と集まるいい
機会になりました。育児の悩みや現代と昔のしつけ
の違いなど美味しいご飯をいただきながらお話を
し、
楽しい一時を過ごすことができました。
コープクラブ・サークル・講座
くらしのおしゃべり会
地域ごとに「○○カフェ」などの名称でおしゃべり会
が開催され、のべ54会場、約650人の参加となりま
した。今年度は同じ場所でくりかえし開催される取り
組みと、赤ちゃんサポートや育児をテーマにした会が
多く開催されました。
コープクラブ
組合員が仲間と自主的に、関心のあるテーマで継続
的に取り組む場です。現在47団体374人の方が参加
しています。
コープサークル
組合員が組合員でない方も交えて自由に活動でき
る組織です。生協施設の利用ができ、
メンバー募集な
ど、生協から応援をしています。現在20団体230人が
活動しています。
コープ講座
組合員どうしによる教えあい、学びあいを基本にふ
れあいの活動がひろがることを願って開かれます。講
師と受講される組合員による自主的な運営を行ってい
ます。
中濃上之保でのクリスマス会
西濃コープクラブ
わわわ広場クリスマス会
男子会
男性の参加をもっとひろげるきっかけづくりの取り組みです。12月に開催した陶芸では
タタラ作りという製法で、土をこね、板状にして型を使って形にしました。その他、そば打ち
や手作り味噌作りも行ないました。
15
子育て応援
2015年度は買い物支援として、赤ちゃんサポート制度をつくりました。登録された方に案内をして、離乳食づくりやベ
ビーマッサージなどたくさんの企画が開催されました。
●赤ちゃんサポート制度
●岐阜新聞女子netと共同で
2015年4月より、子育て家庭を
応援する赤ちゃんサポートを開始
しました。2016年3月時点の登
録は5,401人となっています。
岐阜新聞女子netの
子宮頸がん予防啓発
キャンペーンに協賛する
とともに、岐阜新聞と共
同で、長良店で「ママ一
年生応援企画」ハロー!!
しあわせな赤ちゃんを開催しました。
●ブルーデイジーの取り組み
恵那中津支所では、職員発案のブルーデイジーの取
り組みが始まりました。
※ブルーデイジー・・・
子育て世代のママたちの悩み・不安・嬉しかったこと・悲し
かったことなどメッセージをいただき生協を利用している
ママどうしで誌面を通して交流をする取り組み
●職場体験・社会見学の受け入れ
コープぎふではかねてから
事業所近隣の学校からの職
業体験、社会見学などの受け
入れを行なっています。
●離乳食交流会やベビーマッサージ講座
各地域で離乳食交流会
やベビーマッサージ講習な
ど、子育てに関する交流の
場がひろがりました。
尾崎店での小中学校の職場体験
●地域で子どもを守る取り組み「子ども110番の家」
「防犯パトロールステッカー」
犯罪を抑止し、被害に遭いそうになった子どもを助
けられるようコープぎふの支所や店舗、
コープステー
ションなどの施設に「子ども110番の家」看板をつけ
たり、共同購入の車
両に「防犯パトロー
ル」のステッカーを
貼っています。
中濃支所、美濃酪連さん
離乳食料理交流会
●ぎふっこカード5%オフ
(店舗)
店 舗にて毎月第4日曜日はぎふっ
こカードと組合員カードの提示で全品
5%の割引を行っています。
子ども110番の家看板と、
防犯パトロールステッカー
エリア委員会を中心に地域での自主的・自発的な活動
益田
アタリア農園さんを講師に
クリスマス寄せ植え教室
中濃
豆腐メーカーのマルツネさんにご協力
いただいて親子で豆腐づくり
飛騨
東日本大震災を経験された方を講師に
防災学習会
岐阜南 親と子のエネルギー講座で環境の学習と
ソーラーカーづくり
各務原 漬物のみつい食品さんと
たまご・豚肉のクレストさんへバス工場見学
岐阜西 揖斐川町の月夜谷ふれあいの里で、
恒例のデイキャンプ
16
Ⅲ.
地域の中で、健康にイキイキと暮らせることをめざします。
くらしの重要なテーマの取り組みを地域でひろげる
安心してくらし続けるための重要なくらしのテーマで、県内各地の組合員の活動交流の場として5つのテーマ別に懇談
しました。
食育
環境
食育サポーター会
コープぎふの中で食育活動がひろがるように、年
間計画をたて、飛騨と西濃ではエリア委員会と協力
して活動をすすめました。
たべる*たいせつキッズ
たべる*たいせつキッズブックの購読申し込みは
夏号の募集で昨年の倍以上になりました。キッズブッ
ク購読者を対象とした「たべるたいせつクラブ」では
メンバーに「おいしんぼ通信」を発行しています。ま
た秋には料理交流会を開催しました。
「環境」を身近なくらしと結んで考えよう・・・と学習や
体験企画をすすめています。
「省エネ」
「木育の話」など
の学習は、
くらしの見直しを考える機会になりました。
楽しみながら環境の考える取り組みとして、紫外線反応
ビーズの「UVストラップ」
「ひょうたんランプシェードづ
くり」が各地域に広まっています。
環境懇談会
消費者問題、くらしの課題
食育サポーターのエプロンシアター。
食べ物が栄養になることがわかります
たべる*たいせつ
キッズブック
福祉
認知症サポーター養成講座が組合員の声を元に開
催されました。学習会の交流の時には、実際に介護をさ
れている方からいろいろな思いが話されました。地域
のイベントに参
加し、地域の福
祉 団 体との 協
同をひろげてい
ます。
みっぱらクックの皆さんと細江みかんの見学に行きました
平和
ニューヨークで開催されたNPT(核不拡散条約)再
検討会議に組合員代表2名が参加し、その報告会が多
くの地域で開催されまし
た。平和懇談会は、取り
組みを交流したり、情報
交換することで地域での
取り組みの参考になって
います。
NPT再検討会議
17
食の安全や環境、税と社会保障、防災や消費者問題
など、私たちを取り巻く環
境 は 大きく変 化して いま
す。あふれる情報の中で、
何が正しく何が正しくない
のか、自分で判断できる消
費 者 になることをめざし
て、岐阜大学に協力いただ
き5 回 連 続 の 消 費 者セミ
ナーを開講しました。
子育て孫育てについて講演いただく
近藤真庸先生
●テーマ
1.「防災・減災を考える、そして行動する」 2.「超高齢化社会の中での生活を考える」 3.「上手な家計のやりくりとは」 4.「子育て・孫育てについて∼」 5.「食の安全を考える」
消費者セミナー参加者より
話の内容がとてもわかりやすく、最初から終わりま
で興味深く聞くことができました。私が今日学んだこと
を家族や友人に話して、
より多くの人に知っていただ
きたいと思いました。
災害時協定
岐阜県下15自治体と災害時の協力に関する協定を締結
しています。日本生活協同組合連合会、東海コープ事業連
合、愛知県・三重県の生協、及び全国の生協とのネットワーク
を生かして貢献できるようにすすめています。
災害時協定締結自治体/15自治体
大垣市、各務原市、可児市、恵那市、高山市、岐南町、岐阜市、
多治見市、飛騨市、瑞穂市、白川村、関市、下呂市、御嵩町、
本巣市 ※岐阜県とは、全岐阜県生協連が締結しています。
※2014年9月「コープぎふ大洞虹の家」は災害時一時避難場所として
利用いただくことを芥見南自治会と覚書を取り交わしました。
地域での防災の取り組み
各地で防災学習会を開催しました。
多治見では、消防士の方を講師に招き、避難時の注
意点などのお話を聴いた後、防災用品と対策につい
て学習しました。また耐熱性ポリ袋やレトルト食品を
使った非常時の食事作りについて学びました。
下呂市では、菅田小学校とPTA主催の親子防災教
室に、エリア委員がかかわり、地元の消防士や児童と
父兄、関係者と防災マップづくりに挑戦しました。
多治見 防災学習会
下呂市菅田小学校にて親子防災教室
献血推進活動の取り組み
社会貢献活動の一環として「ぎふ献血サ
ポーターズクラブ」に加入し、毎月、恵那店に
て地域の皆さんとご一緒に街頭献血推進活
動に取り組んでいます。
2015年度は9回開
催し、
275名の方に献血にご協力いただきま
した。
恵那店にて
ユニセフ
エリア委員会が中心となり、ユニセフの学習会を各
地で開催しました。また岐阜県ユニセフ協会と協力して、
「ユニセフ子どもひろば」
「岐阜県農業フェスティバル」
でお知らせや募金活動に取り組みました。
ユニセフ学習ビデオを見た感想より
自分たちは当たり前に学校に行っているけれど、世
界には行けない子どもたちもいるので、行けることに
しっかり感謝して、
また今度、
町の中で募金しているの
を見かけたら協力していきたいです。
婚活サポート
岐阜県では、結婚を考えながらも出会いの機会が少
ない独身男女に出会いの場を提供する「ぎふ婚活サ
ポートプロジェクト(コンサポ・ぎふ)」を推進していま
す。コープぎふもサポート企業として登録しています。
2015年コープぎふフェスタin西濃会場にて生協主催
で「さわやか朝コン」を
初開催し26名の申し
込みがあり、生協商品
のケーキやコーヒー、
ドリン ク 等 を 召し 上
がっていただきながら
和やかな雰囲気で9組
のカップルが誕生しま
した。
週刊コープぎふで組合員に案内
18
Ⅲ.
地域の中で、健康にイキイキと暮らせることをめざします。
くらしのたすけあい活動
地域の中で安心してくらしていけるように
“困ったときはおたがいさま”
くらしの中の
ちょっとした困りごとのお手伝い、その人らしく生きていくことのお手伝いをしています。
3
つの会「くらしたすけあいの会」
「おたがいさま ひだ」
「おたがいさま東部」があり、合計の
利用時間は18,099.5時間と増え続けています。20年以
2012年度
2013年度
上の活動が評価され、
3つの会を代表し
「くらしたすけあい
合計利用時間
11,300時間
13,765時間
の会」が日本協同組合学会から実践賞の表彰を受けました。
託児
サロン
くらしたすけあいの会
2015年度
18,099.5時間
着付けの応援
おたがいさまひだ
(主に岐阜、中濃、西濃地域)地域包括支援
センターなどとのつながりや利用者さんの
声から広がり利用時間は9,151時間とな
りました。また地区別の新しい組織作りを
目指して取り組みを進め、準備会には至っ
ていませんが
“おしゃべり会”
など広く声を
集める場作りが多数できてきました。
2014年度
15,000時間
おたがいさま東部
(高山市、飛騨市、白川村)地域でなくては
ならないしくみとなってきており、様々なく
らしの応援は5,792時間になりました。毎
月3ヶ所でサロンを開催し、誰もが気軽に寄
り合える場と楽しい時間、おいしい料理の
提供ができました。
(東濃5市、可児市、美濃加茂市、加茂郡、可児郡)
設立して2年がたち利用時間は計画の2,000時
間を大幅に超過する3,156時間となりました。家
事応援をはじめ応援の内容も多様となってきてい
ます。
「カフェ」
「講座」など楽しく気軽に参加しやす
い企画も行ってきました。多治見市、美濃加茂市、
可児市から市主催の会議に声をかけていただくな
ど地域のつながりと期待もひろがっています。
コープぎふ福祉活動助成基金
コープぎふ福祉活動助成基金はコープぎふの組合員さんが参加する地域福祉活動を資金面から応援する制度です。
2015年度は11団体に総額168万6,017円の助成を行いました。制度を開始した2006年度からの累計ではのべ
156団体に2,838万円となります。助成団体からは事業完了後に実施内容と会計の報告を受けています。
2015年度の助成
地域
1
各務原市
団体・グループ名
特定非営利活動法人さわやか伝言ばん
事業名
助成内容
助成額
非常災害時における避難誘導経路の確保と整備
建物修繕
500,000
2
岐阜市
特定非営利活動法人リサイクルロンドぎふ
困難を抱える若者たちが行う
「紙すき工房」の体験・研修の場作り、整備
備品購入
200,000
3
可児市
宅老所おしゃべりサロン
宅老所調理場へのクーラーの設置
建物設備(エアコン)
193,050
4
各務原市
特定非営利活動法人子育てサポート・Mネット
個別発達相談会
検査キット購入など
5
各務原市
特定非営利活動法人つむぎの森
支え合う地域づくりシンポジウム
講師、会場費等
100,000
6
各務原市
特定非営利活動法人 各務原子ども劇場
地域で子育て、幼児虐待を防ぐ
講師、
会場費等
100,000
7
各務原市
8
関市
9
93,000
講師、
交通費など
100,000
ワンハート 保護者会
アニマルセラピー
講師、
会場費等
100,000
岐阜市
特定非営利活動法人オープンハウスCAN
障害のある人たちの書道展
会場費、
設営費等
100,000
10
岐阜市
訪問ボランティアナースの会 キャンナス岐阜
キャンナス岐阜発会記念講演会・定期勉強会
講師、
会場費等
100,000
11
恵那市
特定非営利活動法人岐阜県歯科衛生士会
(東濃支部)
歯育て支援ボランティア事業 歯はっ子くらぶ 東濃
資料材料費など
特定非営利活動法人 ぎふ市民協
「べてるの家」
への訪問研修
99,967
1,686,017
認知症サポーター養成講座
認知症に対して正しく理解し、仕事や職場で生かせるように店舗や支所の職員
や新入協職員を対象に、福祉事業部の職員が講師となり認知症サポーター養成講
座を開催しています。また、総代会議後や虹の家などでも開催し、組
合員や地域の方も一緒に受講しています。店舗入り口には「認知症
サポーターがいます」
というステッカーを掲示しています。
2015年
度は9会場で163名が受講しました。
店舗入り口のステッカー
19
認知症サポーター養成講座のようす
見守り協定(コープ見守りねっと)
コープぎふは、岐阜県下25の自治体・社会福祉協議会と、見守り活動の協定締結や連携をしています。生協職員が業
務中に、高齢者や子どもなどの異変に気付いた際、
自治体・社会福祉協議会など地域の見守り活動の窓口に連絡、支援に
つなげます。また、共同購入や夕食宅配などの配達で、定期的に組合員さんとお顔を合わせたりお話ししたりすることで、
日常のさりげない見守りを行っています。
見守り事例
お一人暮らしの組合員さんのお
宅に配達すると、
「今日、初めて声
を出してしゃべったわ。こうやって
笑うこともなかったわ。」
と組合員
さん。
⇒職員より…
またお話しして組合員さんの様子
を気にかけていこうと思います。
見守り協定締結・連携/25自治体・社会福祉協議会 2016年4月現在
<協定締結>
岐南町、岐阜市、大垣市社会福祉協議会、各務原市、山県市、
富加町、瑞穂市、坂祝町、本巣市、多治見市、川辺町、関市、
美濃加茂市、可児市、中津川市、恵那市、養老町、
郡上市、瑞浪市、八百津町
<窓口連携>
白川町、東白川村、
海津市、御嵩町
八百津町との
協定書調印式
2015年岐阜県安全・安心
まちづくり賞(フレンドリー企業の部)
を受賞しました
買い物支援など
高齢で買い物が困難な方や、育児や仕事などで買い物が大変な方、目の不自由な方も、安心して利用いただけるよう
に、
サービスや制度を設けています。
●ぎふっこカード子育て応援企画(店舗)
毎月第4日曜日は、
ぎふっこカードと組合員カードの提示で割引を行っています。
●尾崎店お買い物サポート
(店舗)
尾崎店でお買い求めいただいた商品を有料でご自宅へお届けします。
(配達地域限定)
●ほほえみサポート
(共同購入)、ほほえみデー(店舗)
子育て、
ご高齢、
障がいをお持ちなどの理由により、
生協の共同購入
(グループ・宅配)
や店舗の継続
したご利用が困難な組合員に、
コープ宅配の利用料の減免制度を設けています。また、店舗では毎月
15日に、
ほほえみシール付組合員カードの提示で60歳以上の組合員に割引デー「ほほえみデー」を
行っています。
●赤ちゃんサポート
(共同購入)
妊娠中(母子健康手帳の交付)
からお子様が満1歳のお誕生日になるまでの方を対象に、
コープ 宅配の利用料や商品の割引など、
サポート制度があります。
●声ログ
(音声カタログ)
目の不自由な方が携帯電話を使って、毎週の商品の注文に必要な情報を音声で取得して注文
できます。
●夕食宅配
管理栄養士が監修した夕食用のお弁当を月曜∼金曜の週5回、配達担当者が手渡しで
お届けします。高齢者やお一人暮らし、
ご家族の入院時や退院後、育児、夜間勤務、お仕事
などで食事の準備が困難な方に利用されています。
20
Ⅲ.
地域の中で、健康にイキイキと暮らせることをめざします。
台所から平和の取り組み
コープぎふ平和憲章
みんなが同じ思いで平和に関わっていけるよう戦後、
被爆70年の節目に当たる2015年に、
コープぎふの平
和憲章づくりをすすめました。
戦争体験聞き書き集
コープぎふ平和憲章
コープぎふは「笑顔あふれる協同のくらし」を理念とし、すべての事
業・活動を行っています。平和の取り組みは、
1980年代初めよりピース
ウォーク、
ヒロシマ・ナガサキ行動への参加をはじめ、戦争体験聞き書き集
の作成、少年少女ヒロシマの旅、沖縄戦跡めぐりなどで進めてきました。
戦後・被ばく70年を迎える今、戦争体験を語れる方々が高齢になられて
います。
あらためて平和の大切さを伝えるため、
「一人ひとりの思いを尊重し平和
の取り組みに関わっていけるよう」、そして「平和の重みを自分の言葉で
語り継いでいけるよう」、平和憲章を定めます。
私たちは「台所から平和を!」を願い、命を守る平和の活動を進めます。
28名の方に寄稿いただき、
「戦争体験聞き書き第10
集」を発行しました。完成した
冊子は県内図書館や公民館
103箇所に寄贈しました。
一.
私たちは、一人ひとりの命を大切にします。
一.
私たちは、子どもたちの笑顔を守ります。
一.
私たちは、笑顔で食事ができるくらしを大切にします。
一.
私たちは、お互いを認めあい助けあう心を大切にします。
一.
私たちは、戦争の歴史を振り返り、真実を学んで伝えていきます。
一.
私たちは、
ヒロシマ・ナガサキを忘れず、核兵器廃絶を願います。
戦争体験聞き書き第10集
ピースウォーク
毎年、6月11日から16日まで岐阜県内を平和への
願いでつなぐ
「ピースウォーク」を行っています。
この平和憲章のもと、一人ひとりが考え行動へつなげていきます。 2015年6月16日
生活協同組合コープぎふ
ヒロシマ・ナガサキへ
「ピースアクションinヒロシマ・ナガサキ」に12名、
ま
た少年少女ヒロシマの旅に6名の子どもたちと2名の
職員が参加しました。
ヒロシマ原爆ドーム前にて
2015年6月11日 愛知から岐阜への引継ぎ集会
募金カンパ
●平和カンパ
2015年度金額
1,290,157円
東日本大震災復興支援の継続的な取り組み
東日本大震災支援でつながりを深めた県内のボランティ
ア団体の皆さんや他生協と連携しながら
「3.11を忘れな
い」
という思いを大切にして、
支援活動を続けています。
「ふれあい喫茶」に県内の銘菓をお届けしています。
仮設住宅で毎月開催される、
みやぎ生協の
「ふれあい喫茶」
へ、
毎月、
岐阜県のお菓子をお贈りしています。
商品を通じた支援(がんばろう日本)
生産者の努力や安全性を商品案内でお伝えしながら、
商品の利用を通した支援をすすめました。
東日本大震災くらし応援募金
引き続き、全国生協と一緒に募金を継続し、多くの方
から温かい気持ちが寄せられました
(246万2,954円)
。
「被災地生協のボランティア活動支援」
「コープぎふが
すすめる被災地支援活動」に活用しています。
21
「ふれあい喫茶」
参加者へお届け
した手作り
メッセージカード
「ふれあい喫茶」参加者からのお返事
世界の子どもたちへの支援
ユニセフ
世界の子どもたちへの支援を、岐阜県ユニセフ協会と共に
すすめています。今年は、
自然災害緊急募金、
インド女子教育
指定基金、
ハンドインハンド募金、
カレンダー募金を含む一般
募金に取り組みました。また、岐阜県ユニセフ協会4周年企
画として、11月21日(土)JR岐阜駅前において、ユニセフこ
どもの広場を開催。ラブウオークin岐阜市、ユニセフ支援物
資の展示、
フラダンス、
ミニSL乗車体験などなど盛り沢山の
企画でユニセフの紹介をしました。それぞれに考えてもらえ
る機会となりました。
参加者の感想から
「地雷の事は勉強になり参加(お手伝い)して良かったです」
「何のための地雷でしょうか?人が人を殺めるのは何時の時
代でも疑問です」
「この募金活動が、貧しい人たちのためになってくれると思
うといいことをしたと思った」
ユニセフ募金(取り組み名称)
インド女子教育指定基金
バヌアツ自然災害緊急募金
ネパール大地震緊急募金
ハンドインハンド募金
一般募金(カレンダー募金含む)
合 計
募金額
216,719円
257,120円
1,245,646円
746,629円
238,491円
2,704,605円
書き損じはがき回収キャンペーン ハンガーフリーワールド・全国の生協と一緒にはがきや切
手などを換金して、発展途上国の飢餓をなくす活動にあてる
活動に取り組んでいます。
※ハンガーフリーワールドとは…
飢餓のない世界をつくるために活動する民間の国際協力
団体
(NGO)
で、
飢餓に苦しむ各国で活動しています。
募金カンパ
2015年度金額
●書き損じはがき回収キャンペーン
他団体、他生協と協同した取り組み
岐阜県内で継続してボランティアバスを送り続けている
「 N P O 法 人 K Iプロジェク
ト」の活動を紹介し、組合員・
職員が参加しています。
2月
のバスでは、現地で避難さ
れている皆さんと一緒に「灯し続ける想い」のキャンドルを作
り、
3月11日に岐阜で灯す取り組みを行いました。
「 お おさかパ ルコ ープ 」主 催 の
「 陸 前 高 田 花 火 大 会 」に岐 阜 県 の
郷土食「五平餅」をもって応援、屋台
を開きました。
4,184,830円
「3.11県外避難者について考える
inぎふ」に参加し、
「3.11ぎふネット会
議」が発足することになりました。地域
でも県外避難者の方から体験を聞く活
動にも取り組んでいます。
募金カンパ
2015年度金額
●東日本大震災くらし応援募金
2,462,954円
●東日本豪雨災害支援募金
3,236,517円
その他の災害支援活動
2015年9月に発生した「東日本豪雨災害支援募金」に
取り組み、323万6,517円が寄せられました。
22
Ⅲ.
地域の中で、健康にイキイキと暮らせることをめざします。
北海道や沖縄、インドネシアで、山・川・海を守る
「コープの森づくり」
対象商品を利用することで、代金のうち1円を、山・川・海を守るための基金としています。その基金で、現地での植樹活
動や珊瑚礁の植え付け活動など、環境保全に取り組んでいます。対象商品には、
コープの森づくりマークをつけて、共同
購入やお店で紹介をしています。また、つながることを大切に、浜の母さん料理交流会や海人との料理交流会など、生産
者やメーカーさんと一緒に、環境にやさしい取り組みを共にすすめています。
活動内容
基金の金額※
2015年の交流
北海道・野付
お魚を増やす植樹活動
322,558円
現地での植樹
浜の母さん料理交流会
沖縄・恩納村
珊瑚の植え付け活動
205,713円
現地での植え付け
海人との料理交流会
インドネシア・タカラン島
マングローブの植樹活動
71,730円
現地での植樹
※2015年コープぎふから送付した基金の合計金額
商品案内で対象商品にこのマークがついています。
北海道野付産
秋鮭切身
恩納村産味付もずく
浜の母さん 料理交流会の様子
ブラックタイガー
下ごしらえ済み
できあがった鮭料理の数々
岐阜県内の森林と親しむ取り組み
コープぎふの森・関
県内各地の森で
コープぎふの森・関は2015年で6年目の活動となり、
のべ1,300人の活動参加となりました。森林組合や地元
の森づくり団体の皆さんと一緒に、春と秋に森林整備や
森林散策などを継続しています。2015年度は薬木の植
樹をすすめました。
森づくりの取り組みは、各地域でNPO団体の皆さんと
一緒にすすめています。恵那市上矢作のアライダシ原生
林トレッキングや、可児市の我田の森での里山散策やピザ
作りなど自然と親しむ企画が開催されました。
除伐体験
アライダシトレッキング
里山体験
えこちゃんくらぶ
環境に興味を持つ子どもたちの活動を応援していま
す。9月にはえこちゃんくらぶ出前講座で、那加西福祉会
館で10名の小学生の皆さんを対象に間伐材と森を守る
活動の学習と、
エコかるた、
マイはし作りをしました。
23
全 員がマイはしを作りまし
た。世界にひとつのオリジナル
です。大切に紙に包んで、持ち
帰りました。かんな屑もたくさん出てきました。とっても良い
においです。
ヒノキですからね。みんな、
かんな屑も大切に袋
に入れて持ち帰りました。
組合員とすすめるリサイクル推進
共同購入配達時での回収や店舗に設置した回収ボックスを通じて、組合員から資源物を回収し、
リサイクルしています。
コープぎふに集まった牛乳パック・紙パック
(アルミ付可)は、地域の福祉施設が回収します。
「地域の福祉施設の仕事づく
り」を応援しています。
回収品目
商品案内
➡
再利用
商品案内
などの紙原料
シッパー内袋
➡
プラスチック
製品の原料や
固形燃料
牛乳・紙パック
卵パック
➡
トイレロールや
ティッシュペーパー
➡
固形燃料や
卵パック原料
食品トレイ
➡
プラスチック
製品の原料や
食品トレイ
回収量
(トン)
`11 年
`12 年 `13 年 `14 年 `15 年
15年度回収率 79 %(東海コープ全体)
`11 年
`12 年 `13 年 `14 年 `15 年
`11 年
`12 年 `13 年 `14 年 `15 年
`11 年
`12 年 `13 年 `14 年 `15 年
`11 年
`12 年 `13 年 `14 年 `15 年
15年度回収率 38 %
各地の環境イベント
岐阜県内の各地域で環境に関するイベントにコープぎふとしてブース出展しました。コープの環境配慮商品や環境の
取り組み紹介展示、体験企画などを紹介しました。
美濃加茂市と加茂郡全町村が日本昭和
村を会場に一緒に取り組まれた、第一回目
のe−kamonまるごと環境フェアに多治見
エリア委員会とえこちゃんくらぶが参加しま
した。
高山市では高山市快適環境づくり市民
会議推進大会にて、飛騨支所から支所長
とエリア委員長が、生協の取り組みを報告
e-kamonまるごと環境フェア
高山市快適環境づくり市民会議推進大会
しました。
店舗レジ袋の削減
コープぎふ全店舗では省資源、
ごみ減量の取り組みとして、買い物袋のご持参を呼びかけています。
レジ袋をご入用の場合は有料でお求めいただきます。
環境について考えた商品の普及
環境について、社会的に認知された外部の基準を積極的に導入した商品の利用を
すすめることで、環境に配慮したくらしを応援しています。一人ひとりが環境について
考えた商品を選ぶことで、社会全体の環境負担軽減につながります。
24
Ⅳ.
組合員さんに喜ばれることを職員のやりがいとします。
コープぎふの基本的な考え方
コープぎふの理念「笑顔あふれる協同のくらし」を実
現するために、
コープぎふの役職員がその時々で
“どう
行動したらよいか”
を示す共通の物事の見方や考え方を
「基本的な考え方」
として16項目に整理しました。
この
「基本的な考え方」に則って日々行動することで、理念
を実現するための意識を高めています。
キラッとさん
日報やスマイルメモから、
日々の活動で組合員さんに
寄り添った対応や、組合員さんに喜ばれた活動を行った
職員毎月2人を選出し、
部内報でキラッとさんと
して紹介しています。
1.コープぎふは組合員さんが
くらしに必要なものを買うための組織です
2.コープぎふのオーナーは組合員さんです
3.商品は、
使われるときに価値を発揮します
4.目の前の組合員さんに最善を尽くします
5.組合員さんのくらしに学び、
くらしの知恵や工夫を商品や事業の改善に
生かします
6.お取引先は、
組合員さんの願いを
一緒に実現するパートナーです
理事会からの感謝状
日々の業務における職員の価値ある行動に対して「理
事会からの感謝状」に仲間の職員が推薦し、感謝状を贈
呈する制度です。仲間の努力や良い点を認めあい、
職員
組織全体で共感し、
その事例をひろげて
いくことをめざして
います。2015年度
は114件209人に
贈呈しました。
7.声を聴くとは、想いや背景を読み取ること、
声なき声を感じとることです
8.商品を“売り込む”対象として、組合員さん
をとらえるのではなく、買う立場で利用しやす
い状況や情報を提供することが私たちの役割
です
9.組合員さんからの意見や要望は、
“改善の指摘”
として受け止めます
10. 楽しく仕事をし、
感動をつくります
11.まずはやってみる
できている人や部門、
事業所に素直に学びます
職員による
「かいぜん」活動の推進
2009年4月より、業務効率の向上や働きやすい職
場づくりなどに関する「よくするカード」を活用した「か
いぜん」活動をすすめています。
2009年からの累計で
の提案件数は1万2,263件となっています。
2015年度は34職場から1,418件の提案がありま
した。提案者数は390名で、内130名の方が初めて改
善提案に参加しました。また、年間での提案件数上位の
職員には表彰なども行い、職員全員参加での改善活動
に取り組んでいます。
12.
“常に考える”
“常に工夫する”
13.一人ひとりが尊重され、
互いの力量を高めあう関係を大切にします
14.数値は自分たちの仕事の内容の反映とみます
15.供給高、
経常剰余は、
組合員さんの満足と
仕事の質の大切な目安とします
16.組合員さん、
職員から安心・信頼される
安定した経営をめざします
25
よくするカード提出件数上位の職員
へ賞状を贈呈
安全運転の推進
ワーク・ライフ・バランス、多様な人材の活用
安全運転を通して「遵法精神を持ち、継続して基本
を徹底できる組織風土」をめざしています。職員の
「生協車両運転認定制度」、安全運転知識と技能の向
上に努める「安全運転トレーナー制度」、車両清掃や
配達同乗指導の実施、毎月の危険予知トレーニング、
年3回の「交通事故防止運動」、
コメンタリー運転の
学習、毎年11月15日は「安全運転を宣言する日」と
し、
安全運転に取り組んでいます。
コメンタリー運転・・・
刻々と移り変わる道路や交通状況をあたかも実況放送し
ているように話しながら、
車を進めていく運転方法です。
交通事故発生件数の推移
150
141件
143件
(※発生件数は業務中、業務外、
通勤時の全ての事故を含む)
140
130
122件
119件
117件
120
90
2011年度
2012年度
コープぎふは、次世代育成支援対策推進法に基づく取
り組みを行い、2006年に厚生労働省が全国の模範とな
る企業を表彰する「ファミリーフレンドリー
企 業 部 門 」で岐 阜 労 働 局 長 賞を受 賞し、
2008年には子育てサポート企業として厚
生労働省の認定を受けて「くるみん」を取得
くるみんマーク
しました。
男女共同参画
100
2010年度
子育てサポート企業
121件
110
0
事業をすすめていく中で重要なのは人材です。職員一
人ひとりが、年齢、性別、特性、家庭の事情や出産・育児・
介護など様々な条件の中でも、成長しながら安心して長
く働き続けられ、組合員の要望を実現できるよう人材育
成、就業制度や就業環境の整備、子育てサポートに取り
組んでいます。
2013年度
2014年度
2015年度
「ポジティブアクション推進委員会」を設置し、採用、登
用、職場風土改善、
ワークライフバランス等の職員分野に
加えて組合員の活動も含めたアクションプログラムを策
定し、到達点や課題を確認しています。その計画に基づき
広報活動や子ども参
観日、女 性 職 員 交 流
会を開催しました。
乗車前の下回り確認
子ども参観日
人材教育研修と自己啓発支援
職員一人ひとりの成長と意欲を高めるために、職員
のキャリアに応じてOJT・OffJT・自己啓発の3つを基
本に教育研修をすすめています。自己啓発の支援制度
としては、
通信教育への奨学金支給、
書籍・雑誌購読援
助、
資格取得支援などを設けています。
◆OJTとは‥
管理監督者
(上司)
の責任として、
「部下の育成」のために、
仕事に必要な知識・技術などをよく分析し、部下の仕事ぶ
りをよく観察する中で行う教育です。
◆OffJTとは‥
入協年数・担当分野・役職などに合致した集合研修を企画・
実施する教育です。
育児の支援制度
コープぎふは子どもが3歳になるまで育児休業を取得
することができます。育児時短制度も対象を小学校4年
生進級前まで拡充しています。2015年度は育児休業で
3人、育児時短で2人が制度を利用しました。
岐阜県子育て支援エクセレント企業認定
コープぎふは仕事と家庭の両立支援や女性の活躍推
進に取り組む企業として「岐阜県子育て支援企業」に登録
しています。2015年度に「岐阜県子育て支援エクセレン
ト企業」に認定されました。
26
Ⅳ.
組合員さんに喜ばれることを職員のやりがいとします。
介護休業制度
2014年度より介護休業及び介護時短勤務の期間
を3カ月から1年間に延長しました。
定年後の継続雇用
職員が希望した場合、定年(60歳)以降も65歳まで
働く再雇用制度を設けています。定時(パート)職員は
更に、長年培った知識・経験・専門能力・技術を活用でき
るよう年度毎に必要とする事業所及び部門、職種を提
示し、65歳以降の再雇用も可能としています。
障がい者雇用
岐阜県が推進する「働きたい!応援団ぎふ」にサポー
ター企業第1号として登録しています。誰もがいきいき
と働ける職場となるように特別支援学校やハローワー
クと連携して障がい者雇用をすすめ、現在31人が働い
ています。悩みや不安を共有し、頑張っている様子を知
る場として、年に1度
職員交流会を開催し
ています。
労働安全衛生
労働安全衛生の推進は、職場労働安全委員会で取り
組まれ、職場毎に労災事例の検証や職場の安全パトロー
ル、職場改善の話し合いがすすめられています。産業医
と協力して職員の健康づくりに努めています。健康診断
の実施や定期的な腸内細菌検査も実施し、長時間残業者
を対象とした産業医面談の実施や、休職後の復職者に対
する「休職者の職場復帰プログラム」を作成して復職へ
の支援を行っています。
心の定期健康診断として、
JMI健康調査を実施してい
ます。心身共に健康で明るい活力ある職場づくりをめざ
しています。第三者機関の客観的なデータとそこから導
き出された結果から、一人ひとりが生きがいを持って働く
マネジメント、風通しのよい職場づくり、働きやすい職場
づくりにつなげています。
毎年9月を「労働安全衛生強化月間」
として、全職場で
の安全衛生パトロールの実施、
リスクアセスメントによる
危険箇所の洗い出し等を行っています。
2014年度から
は他の職場での労災事例の共有化がすすむように専用
データベースを開設し、
労災の発生件数も減少しました。
労働災害発生件数の推移
35
30
24件
25
20
20件
21件
22件
19件
15
ハラスメントの防止 ヘルプラインの設置
職場における各種の相談・苦情窓口を設置しています。
「心の悩み相談」は産業医へ、法順守に関する内部通報
やパワーハラスメント等の「ヘルプライン」
と
「セクシャル
ハラスメント」は専用電話を設置しています。
「ヘルプライン」は専用メールアドレスでメールでの通
報受付を行っています。2015年度はハラスメントや法
律違反での通報はありませんでした。
10
5
0
2011年度
ベスト消費者サポーター章 受章
コープぎふが、食を中心とした消費者力向上の取り組みを継続して行なっ
ていること、高齢者見守り協定や防災協定を自治体と締結したり、商品お届
け時のくらしの見守り活動で高齢者の消費者被害防止に貢献したことから、
2015年消費者支援功労者表彰「ベスト消費者サポーター章」を受章しまし
た。
※消費者庁では、毎年、消費者利益の擁護および増進を図ることを目的に、消費者支援の取り組みに功績の
あった個人または団体・グループを対象とした消費者功労者表彰を実施しています。
27
2012年度
2013年度
2014年度
2015年度
Ⅴ.未来に続く安定した事業経営基盤をつくります。
ガバナンス
葬祭事業
商品部
常務理事会
代表理事
理事会
1.理事および職員の職務の執行が、法令および
定款などに適合することを確保するための体制
2.理事の職務執行に関わる情報の保存および
管理に関する事項
3.損失の危険の管理(以下、
「リスク管理」)
に関する
規程その他の体制
4.理事の職務の執行が効率的に行われることを
確保するための体制
5.コープぎふおよび子会社等における業務の適正を
確保するための体制
6.監事の監査業務の適正性を確保するための体制
福祉事業部
●訪問介護ステーション
●ケアプランセンター
●デイサービス
●福祉用具
監
事
コープぎふ 内 部 統 制 基 本 方 針
総
代
会
内部統制システムに関する基本方針に基づき、内部統
制推進委員会で2015年度内部統制整備実行計画を策
定し、内部統制システムの整備と運用に取り組んでいま
す。コープぎふは、
「笑顔あふれる協同のくらし」を基本理
念に掲げ、そのもとに役職員は、
「コープぎふの基本的な
考え方」を行動指針として、事業活動および組織活動を
すすめています。コープぎふは、健全な経営と適正な事
業運営を通して、組合員のくらしに貢献する事業責任を
果たします。また、その社会的役割を発揮し、地域社会に
貢献します。コープぎふは、
これらを実現するための前提
として、
「業務の有効性及び効率性」
「財務報告の信頼性」
「事業活動に関わる法令等の遵守」
「資産の保全」の4つ
の目的を達成するために必要な
“内部統制システムに関
する基本方針”
を次の通り定め、体制を整備します。
声の実現室
総
代
内部統制
共同購入事業部・支所
組
合
員
コープぎふは、生協法と総代会で決定された方針に
沿って、
自主的、
自発的に運営することを基本としています。
コープぎふの機関は、最高意思決定機関である総代
会、執行機関である理事会と代表理事、監査機関である
監事の3つに大別されます。
総代会は、組織運営の基本的事項、組織の存立に関す
る事項、年度の事業の大枠に関する事項について決定す
るとともに、役員を選任する役割をもっています。理事会
は、財産管理を含む業務執行全般に関する重要事項を決
定するとともに、代表理事による業務執行の状況を監視・
監督する機関です。業務執行に係る監査は、監事、監査法
人、内部監査の三様監査でチェックを実施しています
職員組織ではマネジメントシステムを導入し、業務を
行っています。総代会や理事会で決定した目標を達成す
る仕組み、計画(Plan)
−実行(Do)
−評価(Check)
−改
善(Act)
を継続的に取り組むことで、社会的な責任を果
たすとともに、笑顔あふれる協同のくらしの実現をめざし
ています。
店舗事業部・店舗
共済部
くらしの活動部
経営企画部
人事部
管理部
システム部
全岐阜県生協連事務局
※業務組織は2016年度
体制図
東海コープ事業連合
(株)
コープハウジング東海
(株)
東海コープ安全運転センター
日本生活協同組合連合会
日本コープ共済連
労働組合
リスクマネジメント
内部統制システム整備の最も大きな事項である
「損失
の危険の管理」に関わって、
リスクの定義やリスク管理の
体制を定めた「リスク管理規程」を制定しています。事業
の継続と安定経営を実現するために、
コープぎふにおい
て想定されるリスクを的確に把握し、管理することで、
リ
スクの発生を予防し、組織の価値を守るリスク管理体制
の強化をめざしています。
9つ のリスク
1.法令違反リスク
2.取扱商品の安全・品質リスク
3.個人情報漏洩リスク
4.事件・事故リスク
5.誠実性(役職員不正)
リスク
6.業務・運営のリスク
7.経営環境リスク
8.自然災害リスク
9.その他コープぎふの組織価値毀損リスク
BCP
(事業継続計画)
の策定
大規模な地震や風水害、事故などで被災した時に、事
業の継続や地域社会への物的・人的支援が行なえるよう、
コープぎふのBCP
(事業継続計画)
を策定しました。
※BCP
(事業継続計画)・・・大規模災害や伝染病など、
コープぎふの事業に影響
を及ぼす脅威が発生した際に、事業に与える影響を最小限にして、事業の中断
を防いだり、早目に事業を再開できるようにするための計画
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Ⅴ.未来に続く安定した事業経営基盤をつくります。
品質方針
環境方針
フードバンク
コープぎふは、
「笑顔あふれる協同のくらし」の理念を掲
げ、東海や全国の生協の連帯の力を活かし、責任を持って
組合員の声に100%応えることを目指します。
1.組合員要望を実現することがいかに重要であるかの
認識を全役職員で高めます。
2.法規制要求事項とコープぎふが同意するその他の決
まり事を確実に遵守します。
3.品質マネジメントシステムの有効性の継続的な改善
を行います。
4.品質目標を定め、その達成を図る活動を行います。
フードバンクの取り組み
コープぎふはフードバンク活動を行なうNPO法人セカ
ンドハーベスト名古屋に協力しています。物流センター
で製造日から賞味期限までの日数が生協のお届け基準
に満たないなどの理由で廃棄対象となった食品を、
セカ
ンドハーベストを通じて、食べるものに困っている施設や
人にお届けし、
自立支援に役立てています。 2014年5月19日
生活協同組合コープぎふ
専務理事 佐藤圭三
商品引渡し式
環境方針
コープぎふは、
「笑顔あふれる協同のくらし」の理念に
基づいて、
「事業活動」
「提供する商品・サービス」
「地域社
会における環境活動」のそれぞれの分野で、環境保全型
社会づくりに寄与していきます。
1.コープぎふは、環境負荷の軽減と汚染の予防のため
に、環境マネジメントシステムの運用と見直しを行い、
その仕組みの継続的改善を図ります。
2.環境法規制ならびにコープぎふが同意するその他の
決まりごとを確実に遵守します。
3.リサイクルを考慮した製品設計などを推進することに
より、
廃棄物の削減を図り、
資源の有効活用に努めます。
4.仕入れから製品出荷までの全ての過程で環境負荷物
質の低減と、廃棄物の発生抑制につとめます。
5.全役職員とコープぎふのために働く人々の、環境管理
に対する意識を向上させるために、環境方針を周知す
るとともに環境教育や環境情報に関する広報活動を
実施します。
2014年5月19日
生活協同組合コープぎふ
専務理事 佐藤圭三
食品廃棄物のリサイクル
食品残渣の飼料化
コープぎふ多治見店と可児店の2店舗の野菜くずや果
物くず、魚のあら、精肉やベーカリー、惣菜の日切れ品な
どは、
発生抑制に努めた上で、
養豚用の飼料にリサイクル
しています。
野菜くず
分別用リサイクルカート
使用済食用油の再資源化
コープぎふ全6店舗で揚げ物などに使用した食用油
は、精製してBDF燃料(バイオディーゼル燃料)
に再資源
化しています。岐阜西支所では、
BDF
(バイオディーゼル
燃料)の給油施設を設置し、共同購入の配送トラックの燃
料として使用しています。
BDF燃料の
給油設備
店舗の使用済食用油の回収
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事業活動におけるエネルギー資源の使用
※車輌燃料のCO2 排出換算係数は、
ガソリン2.322CO2-kg/ℓ、軽油2.624CO2-kg/ℓ、LPG1.681CO2-kg/ℓ。
電気
ガス
電気使用量は、
691万kwh
(前年比99.9%)
になり、
ほぼ前年と同程度となりました。
CO2換
算は、
3,417tとなり昨年より106t下回りました。支所、
福祉、
本部は若干上回りましたが、
店舗
は長良店建て替えリニューアルに伴い2か月休業していたため下回っています。使用の大半を店
舗施設が占めています。
ガス使用量は、
23,720㎥( 前年比94.6%、
CO2
換算97t)
になり、
前年を若干下回りました。
※ CO2 排出換算係数は、
都市ガス 2.108CO2-kg/㎥
LPG ガス 6.094CO2-kg/㎥
※ CO2 排出換算係数は 0.00494t-CO2/kwh
水道
水使用量は、全体的に使用量が下回ったことと、長
良店建て替えリニューアルに伴い2か月休業してい
たため23,279㎥(前年比92.7%)
になり、前年を
若干下回りしました。
電気使用量
2011 ∼2012年度は福祉は本部の中に含めています
電気使用量
15年度構成比
車輌燃料
昨年に続き、
委託配送から自前配送への移行など
走行距離が増加しました。LPGはLPG車輌を7台廃
車したことにより前年より使用量が減少しました。軽
油はディーゼル車輌17台増加し前年より使用量が
増加しました。車輌燃料
(ガソリン、
軽油、
LPG)
による
CO2換算は、
前年とほぼ同程度となりました。
再生可能エネルギーの導入(太陽光発電)
多治見支所と岐阜西支所の屋根上、遊休地であった関市倉地に、太陽光発電売電システムを
設置しました。国の再生可能エネルギー買取制度を利用し、
発電量全てを電力会社に売電してい
ます。3施設とも予定を上回る発電量となり2015年度合計で202,464kwhでした。一般的な
家庭の発電量に換算すると、
およそ675軒の一年分になります。CO2排出量削減効果は64tと
なりました。
※一般的な家庭の一年間の電気使用量を300kwhとして算出
0.3145kg/kwh
※CO2 排出換算係数は、
岐阜西支所 太陽光パネル220枚設置
(多治見市所は太陽光パネル240枚設置)
コープぎふの施設での太陽光発電
関市倉知 太陽光パネル190枚設置
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笑顔あふれる協同のくらし
コープ
CSR
ぎふ
報告書 2016
Corporate Social Responsibility コープぎふの社会的責任報告 書
CSRとは「企業の社会的責任」を意味します。
生協は企業ではありませんが
「CSR=社会的責任」という理解が
定着していますので、生協の社会的責任について
「CSR」という言葉を使用しています。
編集・発行
生活協同組合コープぎふ
〒 509-0197 岐阜県各務原市鵜沼各務原町 1-4-1
電話 058-370-6888 FAX 058-370-6860
http://www.coop-gifu.jp/
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生活協同組合コープぎふ 経営企画部機関運営チーム
電話 058-370-6875 FAX 058-370-6860
このCSR報告書に使用した紙は、
岐阜県の間伐材を一部利用して作られています。
間伐材は、森を健全に育てるために、混み合った
植林を間引きする際、
伐採される木材です。
たまねちゃん マット君 ピーサク君
<れんげファミリー>