2.地区社会福祉協議会会長アンケート (1)地区社会福祉協議会の会長として苦労していることについて (問2) 会長をしていて苦労していることについては、「積極的に役員になってくれる人が いない」が71.1%と最も多く、次いで「近所付き合いが希薄になっている」が 57.9%、「地域のことに無関心な人が多い」が44.7%となっており、前回調査とほ ぼ同様の結果であった。 苦労していること 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 71.1 積極的に役員になってくれる人がいない 後継者がいない 26.3 事業実施する上でリーダー的な人がいない 26.3 21.1 行事などを行っても参加する人が少ない 行事などを行っても地元の商店や企業が協力してくれ ない 5.3 44.7 地域の事に無関心な人が多い 住民間のマナーを守らない人がいる 5.3 57.9 近所付き合いが希薄になっている 7.9 その他 不明 0.0 16 (2)地区社会福祉協議会として特に取り組んでいかなければならないと考 えていることについて (問3) 地区社会福祉協議会で重点的に取り組みたいこととして最も多かったものは「見守 りやふれあい会食など日々地域住民を支えるための継続的な事業の実施」で57.9%と なっており、前回調査時の48.9%と比べ増加している。次いで多かったのは「地域福 祉活動の財源確保」が34.2%、「住民ニーズや地域特性にあった事業の企画や実施」 と「地域の活動に協力してもらうための担い手の確保」が共に31.6%と多かった。 重点的に取り組んでいくこと 0% 20% 40% 福祉情報を提供するための広報紙の発行やホーム ページの開設 26.3 地域住民の意識啓発と人材育成のための研修会や 学習会 23.7 地域の福祉課題の共有化と解決のための関係機関 との会議 26.3 15.8 地域の人が交流できるイベントの開催 28.9 地域の人が気軽に集まることができる場所の提供 住民のニーズや地域特性に合った事業の企画や実 施 31.6 地域の活動に協力してもらうための担い手の確保 31.6 見守りやふれあい会食など日々地域住民を支える ための継続的な事業の実施 57.9 34.2 地域福祉活動の財源確保 その他 不明 60% 2.6 0.0 17 80% (3)地域で課題と感じていることについて (問4) 地域で課題と感じていることは、「災害時の備え」が47.4%で最も多く、次いで 「社会からの孤立」と「福祉サービス」が共に31.6%、「隣近所との関係」が 26.3%と多かった。 地域の課題 0% 子育て 福祉サービス 地域の治安 災害時の備え 住環境 交通 社会からの孤立 就労の場と機会 心の健康(精神保健) 隣近所との関係 偏見・差別 医療体制 教育 経済的な問題 その他 不明 10% 20% 30% 40% 50% 60% 7.9 31.6 21.1 47.4 15.8 18.4 31.6 2.6 7.9 26.3 0.0 18.4 2.6 0.0 13.2 0.0 地域における課題の具体的な内容(抜粋) ①災害時の備え ・地震、災害時の避難場所等の確保 ・障害者、高齢者等の避難誘導 ・防災に対する個人情報が知らされていない ②福祉サービス ・地域のふれあいサロン活動の充実、ふれあい会食に参加できない健康状態にある 人への支援が必要 ・行政と地域との狭間にいる方々への気配りの徹底 ③社会からの孤立 ・高齢者世帯が多くなり、社会との接触が薄れる傾向にある ・高齢者世帯(単身も含む)の自治会未加入者の増加 ④隣近所との関係 ・近隣の者との会話や付き合いの度合いが少ない ・無関心な人が多く近所と希薄(関わりたくない) ・老齢化に伴う近隣関係が日常の挨拶があっても内容は遠くなっていく 18 (4)課題解決のために連携したい機関・団体等について (問5) 連携したい機関として多かったのは、「区役所」50.0%、「さいたま市社会福祉協 議会」34.2%、「地域包括支援センター」28.9%であった。 機関・団体等との連携 0% さいたま市社会福祉協議会 地域包括支援センター 在宅介護支援センター 障害者生活支援センター 子育て支援センター 区役所 福祉事務所 児童相談所 保健センター 保健所 高齢者関係施設 障害者関係施設 児童関係施設 学校 企業 その他 不明 10% 20% 30% 40% 50% 60% 34.2 28.9 10.5 2.6 5.3 50.0 7.9 0.0 0.0 0.0 13.2 0.0 0.0 10.5 0.0 23.7 0.0 各機関と連携したい具体的な内容(抜粋) ①区役所(福祉事務所・保健センターを除く)と連携したい ・災害時避難場所の整備、情報提供、支援体制の確立 ・必要な情報の開示 ・区役所としても福祉制度をもっとわかりやすく理解させて欲しい ②さいたま市社協と連携したい ・見守り活動、福祉講座開催など地区社協事業への支援、指導をしてほしい ・地区社協、地区自治連、地区民協等の地域団体の連絡を密にとれるようにしたい ・さいたま市内の社会福祉協議会連絡協議会の立ち上げ ・市社協とは一体感のある福祉活動の充実が必要である ③地域包括支援センターと連携したい ・地域の具体的な事例についてを意見交換し、自治会、民生委員との連携を図る ・地域福祉機関との連携により見守り活動の確立 ④その他 ・自治会と連携したい(見守り、情報共有) ・警察と連携したい(巡回や取締り) 19 (5)さいたま市社会福祉協議会に対する意見、提案など (問6) (抜粋) ①地区社会福祉協議会への支援、連携の強化が必要である ②補助金の増額、また使途については地区社会福祉協議会の裁量に任せるべきである ③地区社協会長会議を開催してほしい ④地域福祉活動計画がさいたま市の保健福祉総合計画と合わない部分がある ⑤人、時間、金が無い状況の中で、行動計画策定の必要性を感じない ⑥地区自治会連合会単位に地区社会福祉協議会の設置を希望する ⑦公共施設が無い地区があり、事業を進めるにも場所が限定されてしまう ⑧ボランティアの高齢化が進む中、これ以上押し付けないでほしい ⑨他団体と連携して地域の課題を検討、解決していくこと等は、地区社会福祉協議 会以外の役割と思われる ⑩個人情報保護により活動が制限されてしまう ⑪各地区社会福祉協議会と情報交換をしたい 20
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