宮城県看護協会仙台北支部 平成28年 活 動 報 告 6月発行 相手と自分と信頼関係を築く~コーチングコミュニケーション~ 4月16日桜の季節、仙台北支部に阿部医院訪問看護師の今泉洋子先生をお招きし、「相手と自分と信頼 関係を築く~コーチングコミュニケーション~」というテーマで教育講演会を開催致しました。 当日は総会前の会場を埋め尽くす参加があり、先生にコーチングとの出会いや内容に ついてご講演を頂きました。 ご講演は、コーチングの基本理念である 「他人と過去は変えられない」から始まり、 「自分を変えられるのは自分だけである」 「人は変わることができる」「信頼関係」 「コーチングとは」「日常のコミュニケーション との違い」「強みに目を向ける」「承認」 「フィードバック」という内容でした。 これらは他の心理療法と共通する部分もあり、 大変分かりやすく、先生ご自身の職場やご家庭での 実践をまじえたお話に大変興味をそそられました。 そして講演終了頃には、参加者がコーチングを 是非学んでみたいと思うものでした。 ご講演の中で特に印象に残ったのは、「答えや能力は その人自身にすでに備わっている」という、ロージャースの 来談者中心療法とも共通するコーチングの哲学です。これは、私たちが普段の生活や看護、教育の中で 忘れがちな基本姿勢であり、あらためて振り返る機会となりました。参加者からも「相手を認めるということ は言葉でいうより難しいことですが、講演の内容を参考に生かしていきたい」という感想が寄せられました。 他にも「自分を知ることが必要だということが分かりました」「相手に何を伝えたかではなく、何が伝わった かという言葉が印象的でした」などの感想が寄せられ、先生のご講演は、これから看護師になる会員から ベテラン看護師まで幅広い会員の学びや気づきの場となり、新年度の始まりに力を頂くことができました。 今泉先生どうもありがとうございました。 東北大学大学院医学系研究科保健学専攻精神看護学分野 仙台北支部教育委員長 吉井初美 4月の講演会開催の際に、今後の仙台北支部講演会の企画の参考とさせていただくために、 アンケートを実施いたました。(結果の一部を掲載いたします) この結果を踏まえ、交流会を企画し、 広報をしてまいりたいと考えています。 次回の企画は10月ごろを予定しています。宮城県看護協会HP『仙台北支部ページ』に案内をUPいた します。 仙台北支部 副支部長 東北大学病院 土肥千秋
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