資料提供:2016年6月23日(木) 送信元:六甲高山植物園 News Release 六甲高山植物園 幻のアジサイ シチダンカが見頃を迎えました! 阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市 社長:藤原崇起)のグループ会社である六甲山観光株式会社 (本社:神戸市 社長:宮西幸治)が運営する六甲高山植物園では、かつて幻の花と言われた「シチダンカ」 が見頃を迎えています。 シチダンカは、八重咲きの飾り花と十数枚の萼片が星型になり、重なり合う様子が美しい「ヤマアジサイ」 の1種です。園内には2ヶ所に群落があり、可憐な姿が人気を集めています。 」 ◆シチダンカ(アジサイ科) 高さ1m~1.5mの落葉低木です。江戸時代、シーボルトの「日本植物誌」に紹介されましたが、以後 発見されず存在が疑問視されていました。その後、1959年に六甲山で偶然にも発見され、以後差し木 で増やされた苗が各地に広がりました。アジサイの山と言われる六甲山系のアジサイは、花崗岩からな る酸性土壌の影響で、とても美しいブルーの飾り花が見られることが特徴です。当園に咲くシチダンカ は、7月中旬頃までお楽しみいただける見込みです。 ◆リリースに関するお問合せ先 六甲高山植物園 TEL:078-891-1247/FAX:078-891-0137 住所:〒657-0101 神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150 ◆営業概要 【開園期間】3月19日(土)~11月23日(水・祝) 【休 園 日】9月1日(木)、8日(木) 【開園時間】10:00~17:00 (16:30受付終了) 【入 園 料 】大人(中学生以上)620円/小人(4歳~小学生)310円/シニア(65歳以上)520円 六甲山ポータルサイト http://www.rokkosan.com/ 1/2 News Release アジサイ園 リニューアルオープン! 今シーズンより、アジサイ園をリニューアルし、人気のある「シチダンカ」や「ヒメアジサイ」の他にも、多 <六甲高山植物園 人気のアジサイ> 数のアジサイを楽しむことが出来る空間としてオープンしました。アジサイ園の中央には広場もあり、六 甲山ならではの可憐なアジサイに囲まれながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。 ◆ヒメアジサイ〈アジサイ科〉【花期】6月~7月 Hy drangea serrata f. cuspidata 別名は「ニワアジサイ」とも言われています。ホンアジサイに 並ぶ代表的な手鞠型アジサイで、昭和4年に牧野富太郎博士 によって命名されました。ホンアジサイとともに日本の固有二大 アジサイであり、暑さや乾燥に強いのが特徴です。丸く大きい 葉がつきますが、光沢はなく、酸性度の強い土壌では美しい青 色になります。当園に咲く「ヒメアジサイ」は7中旬頃まで お楽しみいただける見込みです。 ヒメアジサイ ◆アマギアマチャ〈アジサイ科〉【花期】6月~7月 Hydrangea serrata var. angustata 葉の長さは10cm以下で細くなり、甘みが強いのが特徴です。 昔から甘茶は甘味料として用いられる以外に、防腐効果がある ことから醤油の製造に使用され、表面に張るカビ状の膜を防止 するためにも用いられました。また、口中清涼剤や歯磨きの甘 味のため、種々の家庭薬に配合されたり、民間ではダイコンの 漬物に甘味と醗酵を押さえるために利用されています。 アマギアマチャ ◆ヤマアジサイ〈アジサイ科〉 【花期】6月~7月 Hydrangea var. serrata 本山地性のアジサイで沢筋などに生えるため、「サワアジサ イ」とも呼ばれます。落葉低木で高さは1メートルほどです。葉 はやや薄く、表面にはつやがなく、先が長くとがっているのが特 徴です。花の中心部には多数の両性花が集まり、その周囲に 径2~3cmの飾り花を散らします。 ヤマアジサイ ◆タマアジサイ〈アジサイ科〉 【花期】8月 Hydrangea var. involucrata 関東地方~岐阜県あたりに分布し、山地に自生します。湿度 の高い山間部に咲き、葉の表面には固い毛が密生し、ざらつい ています。径3~3.5cmの大きなピンポン玉のようなつぼみか ら、この名前がつきました。戦時中はタバコに代用されたため 「ヤマタバコ」という別名もあり、開花前の姿も人気があります。 タマアジサイ 六甲山ポータルサイト http://www.rokkosan.com/ 2/2
© Copyright 2024 ExpyDoc