鳥取情報ハイウェイ 10G トラフィック測定装置賃貸借及び保守業務 仕 様

別添
鳥取情報ハイウェイ 10G トラフィック測定装置賃貸借及び保守業務
仕
様
書
平成28年6月
鳥取県
1
名称
鳥取情報ハイウェイ 10G トラフィック測定装置賃貸借及び保守業務(以下「本業務」という。
)
2
概要
鳥取情報ハイウェイの幹線及び支線を流れるトラフィックを正確に計測し、モニタリングしたパケ
ットを漏れなくキャプチャする目的で、10G トラフィック測定装置(以下「測定装置」という。)を、
導入する。
本仕様書は、本業務で借り入れる測定装置等(以下「借入機器」という。)の仕様等について定義
し、必要な機器の借入れを目的としている。
3
ソフトウェアについて
本業務に係るソフトウェアの使用権は発注者に帰属するものとし、ソフトウェアのライセンス登録
先は「鳥取県」とすること。ただし、担当所属名まで登録が必要な場合は、「鳥取県総務部情報政策
課」とすること。
4
調達の範囲
借入機器の内容については、別紙を参照のこと。
5
借入期間及び納入期限
借入期間 平成28年10月1日から平成33年9月30日まで(60か月)
納入期限 平成28年9月16日まで
6
納入場所
鳥取市東町一丁目 220
鳥取情報ハイウェイ NOC(鳥取県庁議会棟別館一階)
7
提出図書
次の図書を、借入機器納入時に発注者に提出すること。
なお、提出部数は、紙媒体で1部、電子化が可能なものについては電磁的記録媒体(CD-R 又は DVD-R)
に格納して1部提出すること。
1部
(2)操作説明書
1部
(3)保守連絡体制図
1部
(4)その他発注者が必要と認める資料
1部
8
(1)保証書又は新品証明書
導入作業等
(1)借入機器の設置及び設定は、発注者が別途調達する鳥取情報ハイウェイ管理運用業務の受注者(以
下「管理運用業者」という。
)が行うので、受注者は、借入機器の設置後に不具合等、正常に機器
が動作しない場合等があった場合には、発注者及び管理運用業者と協力し、原因究明等に協力する
こと。
(2)その他、本仕様書に明記されていない細部の事項については、発注者と受注者が協議すること。
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保守
システムの保守について、以下のとおりとする。
(1)保守期間及び対応時間については、別紙の2に記載するとおりとする。
(2)借入機器の障害に対し常時連絡がとれる保守体制をとるとともに、受注者は発注者の要請があっ
た場合は6の場所に1時間以内に到着し対応を開始すること。
また、保守対応要員については借入開始までに発注者に報告し、保守対応要員を変更する場合は
その都度速やかに発注者へ報告すること。
(3)保守サービス内容は、ハードウェアの故障対応は現地修理とし、現地修理対応が困難な特殊な事
情の場合は、メーカや開発元等に送付した修理も可とする。
(4)借入機器の故障により設定内容の消去を行った場合は、その時点での適正な運用状態に再セット
アップを行うこと。
(5)整備の不備によって事故が生じた場合には、受注者において速やかに無償で修理すること。
(6)受注者は、ハードウェア及びソフトウェアともに提供ベンダーとサポート契約を締結すること。
(7)円滑な運用が出来るよう、管理運用業者と協力すること。
(8)借入機器の納入完了後、システムとして著しくパフォーマンスが低下している状況であれば、発
注者と協議の上、原因探索と改善に協力すること。
10
契約終了時の機器の取扱い
借入機器については、借入期間満了後又は契約が解除された後は、受注者の負担により取り外し、
撤去すること。
なお、機器撤去の際は、ハードディスクのデータ消去を行い、データ消去した旨の証明書を発注者
へ提出すること。消去の方式については機器撤去の時期に両者協議の上、決定する。
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一般事項
(1)権利義務の譲渡等の禁止
受注者は、本業務に係る契約により生ずる権利又は義務を第三者に譲渡し、若しくは承継させ、
又はその権利を担保の目的に供することができない。ただし、あらかじめ発注者の承認を得た場合
は、この限りでない。
(2)資料提供
ア
受注者から発注者に対し、本業務遂行に必要な資料等の提供の要請があった場合、発注者と受
注者が協議の上、発注者は受注者に対し、無償でこれらの提供を行う。
イ
受注者は、発注者から提供された本業務に関する資料等を善良なる管理者の注意をもって管理
し、保管し、かつ、本業務以外の用途に使用し、または第三者に提供してはならない。
ウ
受注者は、本業務に係る契約が満了し、若しくは解除されたとき、又は資料等が本業務遂行上
不要となった場合、遅滞なく資料等を発注者に返還し、又は発注者の指示に従った処置を行うも
のとする。
エ
発注者及び受注者は、前各項における資料等の提供、返還その他処置等について、書面をもっ
てこれを行うものとする。
(3)作業場所の特定
ア
受注者は、本業務の履行に当たり、作業場所(住所、事業所名等)を特定するものとし、作業
場所を特定したことがわかる書類(様式自由)を発注者に提出し、承認を得るものとする。
イ
受注者は、発注者に無断で当該作業場所以外で作業を行ってはならない。
(4)かし担保責任
本業務の検査完了後、かしが発見された場合、受注者は無償で補修・追完を行うものとする。こ
の場合において受注者の責任は、本業務の検査完了日から15ヶ月以内に請求があった場合に限る。
(5)特許権等の使用
受注者は、特許権、実用新案権、意匠権、商標権その他の法令に基づき保護される第三者の権利
(以下「特許権等」という。
)の対象となっている材料、履行方法等を使用するときは、その使用
に関する一切の責任を負わなければならない。ただし、発注者がその材料、履行方法等を指定した
場合において、仕様書に特許権等の対象である旨の明示がなく、かつ、受注者がその存在を知らな
かったときは、発注者は、受注者がその使用に関して要した費用を負担するものとする。
(6)損害賠償
受注者は、その責めに帰する理由により、本業務の実施に関し発注者又は第三者に損害を与えた
ときは、その損害を賠償しなければならない。
(7)守秘事項等
ア
本業務における成果物(中間成果物を含む。)については、当該業務においてのみ使用するこ
ととし、これらを蓄積したり、他の目的に使用したりしてはならない。
イ
本業務の履行に当たって、知り得た秘密を漏らしてはならない。
ウ
前2項の規定は、この契約が終了し、又は解除された後においても、また同様とする。
(8)個人情報の保護
受注者は、本業務を遂行するための個人情報の取扱いについては、別記「個人情報取扱業務委託
契約特記事項」
(以下「特記事項」という。
)を遵守しなければならない。
受注者は、(9)の規定により本業務を発注者の承認を受けて第三者に再委託する場合は、当該
受託者に対して、特記事項を遵守させなければならない。
(9)再委託の禁止
ア
受注者は、発注者の承認を受けないで、再委託をしてはならない。
イ
発注者は、次のいずれかに該当する場合は、アの承認をしないものとする。ただし、特段の理
由がある場合はこの限りでない。
(ア)本業務に係る再委託の契約金額の合計額が本件業務に係る契約金額に 60 を乗じた金額の 50
パーセントを超える場合
(イ)再委託する業務に業務の中核となる部分が含まれている場合
(10)調査等
発注者は、必要があると認めるときは、受注者に対して業務の処理状況について調査し、又は報
告を求めることができる。この場合において、受注者は、これに従わなければならない。
(11)納入報告及び確認
受注者は、借入機器の使用が可能となったときは、その日から10日以内に納入報告書を発注者
に提出し、発注者の確認を受けるものとする。
(12)使用料等の支払
ア
受注者は、(11)の確認において全て適正と認められた後、項目5の定める期間、発注者に貸
し出すものとし、その使用料は、借り受け月の翌月支払うものとする。
イ
発注者は、正当な請求書を受理した日から30日以内に委託料を支払うものとする。
ウ
発注者が、正当な理由なく前項に規定する支払期間内に支払を完了しないときは、受注者は、
未払金額に対し、遅延日数に応じ年2.8パーセントの遅延利息を発注者に請求することができ
る。
(13)借入機器に対する損害保険の付保
受注者は、自己の責任において、借入機器に損害保険を付保するものとする。
(14)仕様書遵守に要する経費
本仕様書を遵守するために要する経費は、全て受注者の負担とする。
(15)専属的合意管轄裁判所
本業務に係る訴訟の提起又は調停(発注者と受注者との協議の上選任される調停人が行うものを
除く。
)の申立てについては、鳥取市を管轄する裁判所をもって専属的合意管轄裁判所とする。た
だし、民事訴訟法(平成8年法律第109号)第6条第1項に規定する場合については、大阪地方
裁判所を合意管轄裁判所とする。
(16)その他
この仕様書に定めのない事項又はこの仕様書について疑義の生じた事項については、発注者と受
注者とが協議して定めるものとする。
別紙 借入機器要件
1
借入機器及び数量
本仕様の調達数量について以下に示す。
No
1
2
品名
数量
測定装置
1台
仕様
仕様について以下に示す。
(1)測定装置
項目
仕様
筺体
大人 1 名で運搬可能な大きさ(1.3 ㎥以下)及び重量(15Kg 以下)であること。
性能
① 最大キャプチャレート
20Gbps 以上であること。
② キャプチャポートとして 10Gbps のポートを同時に 2 個以上利用できること。
③ 64Byte ショートパケット条件において、パケットロスしないこと。
④ キャプチャポートはトランシーバを入れ替えれば 1Gbps の測定もできること。
⑤ 最大キャプチャレート時の連続キャプチャ時間は 10 分間以上であること。
⑥ NTP サーバと時刻同期機能できること。
⑦ タイムスタンプ分解能は 10nsec 以下であること。
⑧ キャプチャフィルタ及びパケットスライスができること。
⑨ キャプチャ可能パケットサイズは、64~9000Byte 以上であること
⑩ イーサネットで接続できる管理用ポートを 2 個以上有すること。
⑪ 解析可能なレイヤは L2 以上であること。
⑫ マイクロバースト解析(分解能)は 1 sec~100μsec の範囲以上であること。
⑬ VLAN- ID を指定して、解析できること。
⑭ マイクロバースト表示は bps または pps であること。
⑮ ユーザインターフェースは、Web GUI と CLI(CUI)の両方が利用できること。
電源
AC100V 対応で、消費電力は 500W 以下であること。
トランシーバ
測定装置本体に装着し正常に機能するトランシーバを以下の仕様で添付すること。
① 10G-BASE-SR トランシーバ
② 1G-BASE-SX トランシーバ
③ 1000- BASE-T トランシーバ
保守
2個
1個
1個
保守期間:5 年間
対応時間:平日 9 時~17 時
対応方法:オンサイト保守
<特記事項>
保守の対応時間に記載する平日とは、日曜日、土曜日、国民の祝日に関する法律(昭和 23 年法律
第 178 号)に規定する休日及び1月1日から同月3日並びに 12 月 29 日から同月 31 日まで以外の日
である。
別記
個人情報取扱業務委託契約特記事項
(個人情報の取扱い)
第1 受注者は、この調達に係る業務を処理するための個人情報の取扱いに当たっては、個人の権利利
益を侵害することのないよう努めなければならない。
(秘密の保持)
第2 受注者は、この調達に係る業務を処理するために知り得た個人情報の内容を、他に漏らしてはな
らない。
2
受注者は、この調達に係る業務を処理するための個人情報の取扱いを伴う業務に従事している者又
は従事していた者が、当該調達に係る業務を処理するために知り得た個人情報の内容を、他に漏らさ
ないようにしなければならない。
3
前2項の規定は、この調達に係る契約が終了し、又は解除された後においても、また同様とする。
(目的外収集・利用の禁止)
第3 受注者は、この調達に係る業務を処理するため、個人情報を収集し、又は利用するときは、受託
業務の目的の範囲内で行うものとする。
(第三者への提供制限)
第4 受注者は、この調達に係る業務を処理するため発注者から提供された個人情報が記録された資料
等を、発注者の承諾なしに第三者に提供してはならない。
(複製、複写の禁止)
第5 受注者は、この調達に係る業務を処理するため発注者から提供された個人情報が記録された資料
等を、発注者の承諾なしに複写し、又は複製してはならない。
(個人情報の適正管理)
第6 受注者は、この調達に係る業務を処理するため発注者から提供された個人情報が記録された資料
等を毀損し、又は滅失することのないよう、当該個人情報の適正な管理に努めなければならない。
(提供資料等の返還等)
第7 受注者は、この調達に係る業務を処理するため発注者から提供された個人情報が記録された資料
等を、業務完了後速やかに発注者に返還するものとする。ただし、発注者が別に指示したときは、当
該方法によるものとする。
(事故報告義務)
第8 受注者は、この調達に係る業務を処理するため発注者から提供された個人情報が記録された資料
等の内容を漏えいし、毀損し、又は滅失した場合は、発注者に速やかに報告し、その指示に従わなけ
ればならない。
(契約解除及び損害賠償)
第9 発注者は、受注者が個人情報取扱業務委託契約特記事項の内容に反していると認めたときは、契
約の解除又は損害賠償の請求をすることができるものとする。