水道管への泡消火剤の混入について(PDF:123KB)

平成 28 年(2016 年)6 月 23 日
報 道 機 関
各位
札幌市消防局
札幌市水道局
水道管への泡消火剤の混入について
火災現場における消火活動に際し、下記の事案が発生しましたので、お知らせします。
対象地域の皆様にご迷惑とご不便をおかけしましたことをお詫びいたします。
記
1
事案発生日時:平成 28 年 6 月 21 日(火)
午前 9 時 20 分ころ
2
事案発生場所:豊平区月寒東 3 条 17 丁目付近
3
事案の概要
6 月 21 日午前 9 時 04 分覚知の火災現場(豊平区月寒東 3 条 17 丁目)付近の消火栓
に泡消火剤を逆流させてしまい、複数の建物の水道から泡が出たもの。
4
原因
消防隊の消火活動中に、消火栓から水を消防車両に補給しようとした際、誤って泡
消火剤を含んだ水を消火栓に送水したことによる。
5
原因判明までの経過
6 月 21 日午前 9 時 30 分頃に火災現場付近の市民から水道局に「水道から泡が出る」
という苦情があり、21 日午前中から配水管の水を入れ替える作業を行い、水道管の水
から泡が出ないこと及び通常の水質であることを確認。翌 22 日の午前中に水道局から
の問い合わせを受け、消防局が調査を開始したところ、上記4の原因が判明した。
(22
日 17 時 30 分頃)
6
原因判明後の対応状況
(1) 消防局の対応状況
・ 水道局の協力を得て、給水区域を確定し、22 日の夜間から事案発生場所付近の
影響があると考えられるエリアの建物(約 800 世帯)にお詫び及び説明文を投函。
・ 23 日朝から個別訪問し、影響の有無について確認している。
(2) 水道局の対応状況
・ 22 日の夕刻に、消防局より消火剤を混入についての連絡を受けて、製造メーカ
ーによる消火剤の成分分析(下記7のとおり)から水道水の影響は極めて低いこ
とを確認している。
7 泡消火剤について
⑴ 薬剤名:クラスA泡消火剤 フォレックスパンS
⑵ 成分:炭化水素界面活性剤、グリコール溶剤及び泡安定剤
(主成分は液体シャンプー等と同じであり、基本的に自然に分解される。)
⑶ 人体への影響:極めて低い。
8
影響があると考えられる区域
豊平区月寒東3条 16 丁目~17 丁目、月寒東4条 16 丁目
上記区域にお住いの方で、水道水に発泡(泡立ち)が見られたり、通常と異なる味
や臭いがする場合は、飲み水としての利用を避け、トイレなどの利用に限ってくださ
い。
また、飲み水が必要な方は、次の「問い合わせ先②」に、水質に関することは「問
い合わせ先③」にご連絡ください。
9
再発防止策等
(1)消防局
職員の確認不足等により、水道管に泡消火剤を混入してしまったことにつきまし
て、心からお詫び申し上げます。
今後は再発防止を徹底するとともに、市民の皆様の信頼回復に努めてまいります。
(2)水道局
これまで未経験の事態を確認したときは、一時的な給水停止も選択肢に入れながら
より慎重に対応してまいります。
<問い合わせ先>
①消防活動・消火剤に関すること
消防局警防部消防救助課長
佐々木
②給水に関すること
水道局給水部給水課
古井
③水質に関すること
水道局給水部施設管理課
住友
℡:215-2060
℡:211-7032
℡:211-7065