Progresso 先端研究躍進のための情報誌 2016年 夏号 18 Topics ユーザーインタビュー 次世代型バイオセンサーの 基礎研究において、 サンプルを濃縮せずに 粒子径の測定ができたことが大きかった 芝浦工業大学 工学部応用化学科 教授 吉見 靖男 先生 アプリケーション 自動分注機 Biomek NGSライブラリー調製の自動化 製品情報 ProteomeLab XL-A/I 分析用超遠心機の基礎 フローサイトメトリー解析ソフトウエア Kaluza v1.5 無料体験版 配布開始 ハイパフォーマンス コンパクトフローサイトメーター CytoFLEX SにNUV（375 nm）モデル登場 サービス＆サポート お客様の期待に応える 保守契約プラン Userʼs Interview CASE 6 芝浦工業大学 工学部応用化学科 教授 吉見 靖男 先生 次世代型バイオセンサーの 基礎研究において、サンプルを濃縮せずに 粒子径の測定ができたことが大きかった 作用機序の解明には、 低濃度のサンプルを正確に測定する 必要があった 分子認識機能を付与された合成高分子（分子インプリント高分子：MIP） の研究については、昔から世界中で行われていますが、その作用機序が 不明確なため、実用化に至っていないという背景があります。私たちは、 目的物と相互作用しているMIPのナノ粒子の粒径が変化するという知見 を５年前から得ていましたが、得られるMIPの濃度は非常に低く、動的 光散乱装置を使っても信頼できる測定結果を得られませんでした。また このナノ粒子は不安定なコロイド粒子なので、濃縮すると凝集を起こすこ とが多いため困っていました。 Fig. 1. Principle of molecularly imprinted polymer(MIP). 濃縮せずにサンプルを測定できたのはDelsaMax PROだけ 市場には多くの動的光散乱装置が販売されていて、ほぼすべてを試し ましたが、私たちのサンプルを測定できる装置はありませんでした。や はり濃縮させないと駄目なんです。濃縮もいろいろ試しましたが、うま くいかず、これではいくらやっても実験のロスになるなと思いました。 電子顕微鏡による測定も行いましたが、乾燥の過程で凝集してしまい、 信頼がおけるデータが取れませんでした。私たちのサンプルは、粒径が 200 nmから600 nmくらいなので、動的光散乱装置にとって難しいサ イズではないと思うのですが、やはり装置の感度が重要であると改めて 感じていました。そこで、試しにDelsaMax PROでデモをしていただ いたところ、濃縮なしでスパッと測定結果が出てきたので、これは使え るなと思いました。 さらに、粒径が変化していく過程を追跡できたのは、一秒で測定できる DelsaMax PROしかありませんでした。 2 Userʼs Interview スパッと簡単に測定ができる 使い方が簡単なので、ゼータ電位も、練習なしで一発で測れまし た。Excelと連動できることも便利ですね。また、アプリケーション サポートの対応も充実しているので、特に困ることもなく使用して います。 次世代型バイオセンサーによって、 薬物の血中濃度モニタリングを簡便に 今後は、センサーの選択性を高める技術の開発が必要であり、そ の糸口は鋳型の捕獲による粒径の変化だと考えています。なぜ、 特異結合によって大きくなったり、小さくなったりするかという分 子インプリント高分子のマトリックス構造がはっきりわかれば、 様々な応用が可能となります。 この分子インプリント高分子を使って今私達がやりたいのは、 様々な薬に対するセンサーの開発です。例えば、患者さん自身が 簡単に操作できる血糖値センサーのように一瞬で値が出てくる。 抗凝固薬、抗がん剤あるいは抗生物質といった様々な薬は、固有 の分子構造を持っていて、この様な薬の血中濃度を測定する装 置、試薬を開発するには、長い時間が必要になります。新しい薬も どんどん出てくる状況のなかで、分子インプリント高分子の研究 が進めば、簡単に新しい薬物の血中濃度をモニタリングするセン サーチップを開発することが可能になります。この様なセンサー の開発によって、耐性菌の出現を抑えることや、患者さんの代謝 速度の違いへの対応が可能になるなど、様々なメリットが得られ ることを期待しています。 リアルタイム ゼータ電位・ナノ粒子径測定装置 DelsaMax PRO 1秒間隔の測定により、リアルタイムな反応の解析を実現 最速1秒測定に加え、超高感度センサーのアバランシェディテクターやマルチディテクションセンサー などの最新テクノロジーを搭載し、高精度かつ高再現性データを提供します。 仕 様 測定範囲 0.4 ～ 10μm（粒子径） 、～ 5x107 Da（分子量） サンプル容量 粒子径測定：45μL（石英セル） 、ゼータ電位測定：65μL（ディップセル） 詳細は http://goo.gl/7CGEhi から。 または、 QRコードから 簡単アクセス！ ※ URLは大文字と小文字を区別しますのでご注意ください。 3 Laboratory Automation 自動分注機 Biomek を用いたアプリケーション NGS ライブラリー調製の 自動化 次世代シーケンサーはシーケンス技術の改革をもたらし、多様なアプリケーションに応用され、ゲノムシーケンスのみならず、トランスクリ プトーム解析や SNPs 解析など広がり、研究のみならず、診断や品質管理、鑑定などの領域でも使用され始めています。次世代シーケン サーのための不可欠なライブラリー調製などの前処理（NGS prep）は、ステップ数が多い煩雑なアッセイの上、シーケンスパワーの向上 やアプリケーションの開発に伴い、複数のサンプルを同時に測定するマルチプレックス化が進み、作製に必要なライブラリー数が飛躍的に 増加しています。これに伴い、ラボリソースの不足や、サンプルの取り間違い、実験差や人間差の拡大など様々な問題が生じています。 ベックマン・コールターのラボラトリーオートメーションシステムBiomekシリーズは様々なアッセイを自動化することが可能な、高い汎用 性を持った自動分注機であり、広範な NGS prep のアプリケーションの自動化を行うことも可能です。NGS prepを自動化することによ り、スループットの向上、ハンズオン時間の低減、再現性の向上、ヒューマンエラーの低減を実現することができ、次世代シーケンサーの 機能を最大化することが可能です。 様々なキットの自動化に対応、 周辺アッセイも含めたトータルの自動化 Biomekシリーズは、次世代シーケンサー用の様々な アプリケーションに対応したライブラリー構築用の各 社キットを自動化することが可能です。ベックマン・コー ルターでは、一般的 NGS Prepキットの自動化用メソッ ドを構築し、バリデーションを行っています。その他、 核酸サンプルの抽出・精製や、構築後のライブラリー の定量やハンドリングなどの周辺アッセイまでをトータ ルで自動化することが可能です。 Biomek FXP NGS Prep システム Biomekシリーズは Biomek 4000、Biomek NXP、Biomek FXP など様々なライン ナップを揃えており、いずれの機種もNGS のライブラリー調製の自動化を行うことが可 能です。Biomek FX P の NGS Prep 用の構成システムは、様々なアプリケーションの NGS Prepキットを自動化できるように最適化されたシステムです。 96ウェル一括分注用マルチチャンネルヘッドと、フレキシブルな分注を行うSpan 8 ポッドで、高いスループットと、バーコードラベルなどの複雑な組み合わせ分注にも対 します。さらにサーマルサイクラーが内蔵され、各反応工程も自動で実施可能で、ゲノ ムライブラリーなどの作製であれば、ウォークアウェイで実施可能です。 Biomek FXP NGS Prep システムには以下の構成品が含まれています。 ● Biomek FXP ハイブリッド ● サーマルサイクラー Biometra ● オービタルシェーキング ALP（攪拌用デバイス） TRobot ● スタティックペルチェ ALP（冷却用デバイス） 4 NGS ライブラリー調製の自動化 ● チップウォッシュ ALP (Tip 洗浄用デバイス) アプリケーション例 ターゲットシーケンス（Illumina TruSight HLA Sequencing Panel） ターゲットシーケンスは、必要な領域の DNA のみを回収することにより、より効率よくシーケンスすることができるアプリケーションであり、コード領域の みを回収するエキソームシーケンスや、特定の疾患や発現系に関連する遺伝子群を集めたシーケンスは、より低コストで多サンプルのシーケンスを行う 上で重要なアプリケーションです。一方で、一般的にはハイブリダイゼーションにより、特定領域の DNAを回収するため、前処理の実験ステップはより複 雑になります。Biomek FXP を用いれば、様々なキットによるターゲットシーケンスも自動化することが可能です。 Illumina TruSight HLAシーケンスパネルは、ヒト白血球抗原（HLA）系の、3 つのクラスI HLA 座位（HLA-A, -B, -C） および 8 つのクラスII HLA 座位 （HLA-DPA1, -DPB1, -DQA1, -DQB1, -DRB1/3/4/5） を特異的に増幅、シーケンスし、1 回のアッセイで高解像度で明確な HLAタイピングが実施可 能です。 Biomek FXP によるIllumina TruSight HLAシーケンスパネルの自動化フロー ノーマライゼーションからタグメンテーションとその精製、タグメント後の DNA 増幅のセッ Biomek FXP により、HLA 増幅のセットアップ、増幅後の精製、 トアップ、増幅後の精製、プーリングと熱変性の 6 つのサブメソッドにより全行程を通して自動化しており、24 のゲノムサンプルから192 のライブラリー を約 11 時間で作製可能です。23 のゲノムおよびネガティブコントロールの HLAシーケンスを 3 回繰り返し、410アレルをマニュアル操作でのシーケン ス結果と比較した結果、良好なデータが得られています。 オートメーションメソッドとマニュアルでそれぞれ調製した TruSight HLA シーケンスデータの比較 自動化メソッド構築済みのキット一例 ● DNAシーケンス • Illumina TruSeq DNA PCR-Free • Illumina TruSeq Nano DNA • Illumina Nextera XT • NEBNext Ultra DNA for Illumina NGS • Rubicon Genomics ThruPLEX Plasma-seq Kit for Illumina NGS • KAPA Hyper Prep Library Prep Kit for Illumina NGS • KAPA HyperPlus Library Prep Kit for Illumina NGS • Rubicon Genomics ThruPLEX DNA-seq Kit for Illumina NGS • NEBNext Ultra DNA II Kit for Illumina NGS ● RNAシーケンス • Illumina TruSeq RNA v2 • Illumina TruSeq RNA Access • Illumina TruSeq Stranded mRNA • Illumina TruSeq Stranded Total RNA • NEBNext Ultra Directional RNA Library Prep Kit for Illumina NGS • NEBNext ll RNA Library Prep Set for Illumina NGS • NEBNext Small RNA Kit for Illumina NGS ● ターゲット / エキソーム キャプチャー • Illumina Nextera Rapid Capture • Agilent SureSelect XT • Agilent HaloPlex Target Enrichment • Epicentre ScriptSeq Complete Gold Low Input • Nimblegen SeqCap EZ for Illumina NGS ● その他ライブラリー調製関連アッセイ • KAPA Biosystems Library Quantification Kit - Illumina • SPRIselect - DNAサイズセレクション • qPCR/PCR セットアップ • 核酸定量、ノーマライゼーション • マルチプレックス用サンプルプーリング • AMPure XP - DNA 精製 • RNAClean XP - RNA 精製 最新のベックマン・コールターでのバリデーションされたキット一覧や、 各種NGS Prepキットの自動化アプリケーションノートは、弊社Webサイトから入手できます。 詳細およびダウンロードは http://goo.gl/3tCBwL から。 または、 QRコードから 簡単アクセス！ ※ URLは大文字と小文字を区別しますのでご注意ください。 5 Analytical Ultracentrifuge Essential of Analytical Ultracentrifuge 分析用超遠心機の基礎 分析用超遠心機は、遠心力を利用し溶液中の粒子を沈降させ、その全体の挙動を 独自の光学系にてスキャン測定する分析機器です。 溶質粒子の沈降の仕方から、その分子量・サイズ・形状・多分散性を決定し、担体を 必要としない自然な状態での粒子間の相互作用も解析できます。 分析用超遠心機とは 超遠心機は、非常に大きな加速度g-force（千～数十万倍の重力）をサンプルにかけることができる装置です。これをタンパク質などの生体高分子や、 ナノ粒子などの溶質に応用するとどうなるでしょうか。例えば、分子量10万の分子に10万 xgの重力をかけると分子量100億(10万×10万)として挙動 し、沈降現象が起こります。溶質が回転半径の外側に向かって一斉に移動し、溶質がほとんど存在しない領域（濃度ゼロに近い上清）が内側に現れてき ます。 この沈降プロセスを独自の光学系で観察するシステムが分析用超遠心機です。 中が覗ける遠心機 分析用超遠心システムの測定方法について説明します。試料となる溶液を、上下が光を透過するセルに入れ回転させます。回転数と温度を正確に制御 しつつ、タイミングを合わせて光をあて、セル内の濃度勾配を観察します。さらに時間を追ってスキャンを繰り返すことで、経時的な濃度勾配の変化を記 録していきます。データは、ロータ内のセル中の各位置での濃度がグラフとして得られます。検出方法として、サンプルが持つ吸収波長で測定する吸収光 学系と屈折率の違いから生じる干渉縞で測定するレイリー干渉光学系が選択できます。干渉検出系は、吸収を持たないサンプルや高濃度溶液のサンプ ルに対して有効な検出法になります。 ロータとセル 6 分析用超遠心機の基礎 何がわかるのか ～2つの測定方法 沈降速度法と沈降平衡法～ 超遠心分析法には大きく分けて2つの測定方法があります。沈降速度法と沈降平衡法です。沈降速度法では沈降係数(s)や拡散係数(D)が得ら れ、沈降平衡法では分子量(M)が得られます。 沈降速度法 ～沈降していく過程をモニタする～ 沈降速度法では比較的高い回転数で遠心を行い、溶質が沈降していく過程を継時的に観測し ます。遠心をかける前では全体が均質な濃度になっていますが、遠心が始まると試料分子（タン パク質などの高分子）が外側に向かって移動を始め、その結果内側にはほとんど溶質が存在し ない部分が生じます。タンパク質なら自身の吸収帯である280 nmの紫外線によりモニタする と、内側と外側の濃度を示すS字状の沈降界面が得られ、時間とともに外側（ボトム側）に向かっ て移動していきます。遠心分析法で、このように時間を追って濃度変化をモニタしていく分析法 を沈降速度法といいます。 一般に重さの大きい溶質ほど速く沈降します。同一条件下で重さの違うサンプルを分析すれば 界面の進み方に違いが現れます。いわゆる沈降係数は、サンプル固有の沈降の速さを表わし たものです。 沈降係数は温度や溶媒粘度、比重、試料高分子の形、排除体積（偏比容v barという）などによ り影響を受けるため、実際解析を行う際にはこれらの補正を加えて計算します。 このような分析により、溶質が一種なのか複数種含まれるか、または凝集体が存在するのかと いった情報が得られます。例えば、抗体などのタンパク質製剤溶液中で会合状態が均質かどう か、凝集体が見られるかどうかなどを調べるのに用いられます。 沈降速度法では拡散係数も得られ、摩擦係数から分子形状情報を得ることができます。会合体 タンパク質の場合、溶液中で棒状に連なっているのか、または球状に近いコンパクトな形をとっ ているのかなど、大変有用な情報を得ることができます。 沈降平衡法 ～沈降と拡散が釣り合った状況をみる～ 沈降平衡法では比較的低速でロータを回転させ、溶質分子の沈降と拡散が平衡に達した時点 における濃度勾配を観測します。この濃度勾配から分子量が計算することができ、沈降平衡法 で求められる分子量は分子の形によらないのが特長です。 分子量は測定溶媒中での溶質の状態を反映するもので、その溶質自身の会合体の有無や構成 は得られた分子量と単量体（モノマ）の分子量の比から求めることができます。タンパク質であ ればその4次構造を詳細に解析できます。 まとめ 分析用超遠心機はタンパク質などの粒子の構造解析を行う上で必須の分析ツールであり、ライフサイエンス分野だけでなく、 ナノ粒子関連研究においても近年注目を集めている分析装置です。 詳細は http://goo.gl/unL83U から。 または、 QRコードから 簡単アクセス！ ※ URLは大文字と小文字を区別しますのでご注意ください。 7 Flow Cytometry フローサイトメトリー 多次元解析ソフトウエア Windows 10 対応 Kaluza v1.5 無料体験版 配布開始 New version 近年、フローサイトメーターで同時に取得できるパラメーター数は飛躍的に増え、より詳細かつ網羅的に細胞解析 が行えるようになってきました。しかし、解析するパラメーター数が増えると、データ解析は煩雑になってきます。 Kaluzaソフトウエアは、だれでも簡単に直観的に使える多次元フローサイトメトリー解析ソフトウエアとして開発 されました。 今回、Kaluza解析ソフトウエアの機能がさらにパワーアップし、さらにWindows 10に対応するようになりまし た。また、お気軽に30,000円からお使いいただける1年版のラインアップもご用意しています。まずは、30日間 の無料体験版で使用感をお試しください。 Kaluza ソフトウエアとは ― 直観的なソフトウエア ― Kaluzaソフトウエアは、アイコンとマウスの右ボタンで使用可能なメ ニューをすべて表示するラジアルメニューを採用しました。ヒストグラム 上やワークスペースなどでクリックすると、必要なメニューがラジアルメ ニューとして表示されます。最少のマウスボタン操作でデータ解析を行う ことができます。例えば、Add All Plot ボタンにより、必要なヒスログラ ムの設定が 1クリックで行えます。 ― 多次元解析機能 ― Kaluzaソフトウエアには、多くの多次元解析をサポートする機能があり ます。多次元パラメーターの相関を網羅的に 1 つのプロットで表示でき るTreeプロットや Radarプロット、そして、多くの多次元データを逐次 直観的なラジアルメニュー 的に解析できるバッチ処理機能は、多次元データを効率的に解析し、ア トラクティブなデータ解析をサポートします。 Add All Plotでマルチカラーのヒストグラム さらに、動的ゲート解析を組み合わせることで、ゲートを移動させると同 設定も1クリックで設定終了 時に、プロット上のすべてのデータ結果が更新され、瞬時に必要な情報 を確認することができます。 多次元解析例 Treeプロット 8 Radarプロット Windows 10 対応 Kaluza v1.5 無料体験版 配布開始 複数のデータの比較プロット ― 自動とマニュアルの蛍光補正機能 ― Kaluza には、自動蛍光補正機能がついています。単染色のリストモード データとマルチカラーのリストモードデータがあれば、自動で最適な蛍 光補正値のマルチカラーの解析結果を表示します。また、Logicle 表示 と高精細プロットで、マニュアルでの蛍光補正も正確に行うことができま す。 ― 様々なデータ出力形式 ― Kaluzaで解析した結果は、画像データ、統計値データ、リストモードのイ ベントデータ、印字データをファイルとして出力することができます。ま た、画像データは、Power Point などへドラッグ＆ドロップでコピーする ことができます。 高精度表示と Logicle Off 高精度表示と Logicle ON 高精度表示とLogicle ON にすることで、各集団の中央値が視覚的にわかりや すくなり、蛍光補正を正確に行えます。 統計処理値の出力 パワーポイントへ画像を ドラッグ &ドロップ 1 パラメーター、2 パラメーターヒストグラムの重描き Zoom、Pan 機能で測定後のデータで、より詳細に細胞 集団を見ることができます。 動作環境 ・Microsoft® Windows 7 32bit オペレーティングシステム （Service Pack 1） ・Microsoft® Windows 7 64bit オペレーティングシステム （Service Pack 1） ・Microsoft® Windows 8.1 ・Microsoft® Windows 10 製品番号 CPU 3GHz 以上推奨、メモリ 2GB 以上 モニタ 1440 × 900 以上（1280 × 1024 以上推奨） データ FCS2.0 または FCS3.0 対応 その他 GPU：GPU コンピューティングプロセッサ OSが64bitでnVidia Tesla C2075, K20, or K40、 カードがインストー ルされていている環境では、パフォーマンスが向上します。 OS 製品名 価格 （税別） A84174 シングルユーザー （1年版） A82959 シングルユーザー ￥350,000 A85788 3 ユーザー ￥750,000 A82960 5 ユーザー ￥1,200,000 まずは、30日間の無料体験版を お試しください。 お申し込みは https://goo.gl/ipVoeJから。 ￥30,000 QRコードから 簡単アクセス！ ※ URLは大文字と小文字を区別しますのでご注意ください。 9 Flow Cytometry ハイパフォーマンス コンパクトフローサイトメーター に NUV （375 nm） モデル新登場 ハイパフォーマンスでコンパクトなCytoFLEX Sに新しいファミリーが加わりました 従来、コンパクトなアナライザーでは解析の難しかった UV 励起の蛍光色素の測定が、NUV（Near UV：375 nm）搭載 CytoFLEX Sで可能になります。 CytoFLEX S は、43 cm × 43 cm の設置スペースの中に、MESF が FITC<30、PE ＜ 10 の高感度 検出系が搭載され、13カラーまで対応します。さらに、必要最少サンプル量は 10 µLとわずかなサ ンプル量でも測定可能です。測定条件設定も直観的に操作できるGUIツールによりヒストグラム上 で目的の細胞集団を Grab ＆ Dropするだけなので、難しい長時間のトレーニングは不要です。 CytoFLEX S は、488 nm、642 nm、405 nm、561 nm、NUV から4 本レーザーまで搭載でき、 Hoechst、DAPI、eGFP、DsRed、dTomato、mCherry などの DNA 色素や蛍光タンパクと同時 に細胞マーカーや測定ができます。CytoFLEX S は、さらなるマルチカラーフローサイトメーターの CytoFLEX S 可能性を広げます。 488 nm Laser 561nm Laser mCherry Bacteria 測定例（561 nmレーザー使用） ヒト末梢血 13カラー測定例（NUVレーザー使用） 375 nm （NVU） は、DAPI や Hoechst だけではなく、免疫細胞の解析も可能です。 使用抗体 製品番号 製品名 レーザー数 488 nm：CD3-FITC、CD56/16-PE、CD19-ECD、CD38-PC5.5PerCP、CD25-PC7 638 nm：CD45RA-APC、CD14-APCA700、CD4-APCA750 405 nm：HLADR-PB450、CD45-KO、CD5-BV605 375 nm：CD8-BUV395、CD11c BUV-661 検出器数 Blue Red Violet Yellow NUV 希望小売価格 （税別） B75812 CytoFLEX System B2-R0-V0-Y4 2 2 3 4 4 ― ￥8,250,000 B75811 CytoFLEX System B2-R3-V0-Y4 3 2 3 ― 4 ― ￥11,250,000 B75408 CytoFLEX System B2-R3-V4-Y4 4 2 3 4 4 ― ￥18,300,000 B78558 CytoFLEX System B4-R0-V0-NUV2 2 4 ― ― ― 2 ￥8,650,000 B78559 CytoFLEX System B5-R3-V0-NUV2 3 5 3 ― ― 2 ￥12,350,000 B78557 CytoFLEX System B5-R3-V3-NUV2 4 5 3 3 ― 2 ￥18,400,000 B78561 CytoFLEX System B2-Y4-V0-NUV2 3 2 ― ― 4 2 ￥11,300,000 B78560 CytoFLEX System B2-Y4-V4-NUV2 4 2 ― 4 4 2 ￥18,350,000 B63215 CytoFLEX Plate loader ― ― ― ― ― ― ￥1,850,000 レーザー B:488 nm、R:638 nm、V:405 nm、Y:561 nm、NUV:375 nm ロードショー（実機展示会）/デモ 実施中！ お客様先にCytoFLEXをお持ちし、ロードショー（実機展示会）/デモを 行います。お問合せ・お申し込みは http://goo.gl/jhv7NV から ※ URLは大文字と小文字を区別しますのでご注意ください。 10 CytoFLEX SにNUV（375 nm）モデル新登場 QRコードから 簡単アクセス！ Service Division いつでも安心して機器をご使用いただけます 期待に応える まかせて安心のサポート 信頼性 多くの機器が納入されるこの時期、機器の維持についてもご検討され ● サービスエンジニアの迅速対応 てはいかがでしょうか。 ● 技術情報の集中管理 高い技術を継続して提供する ため、サービスエンジニアは 常に新しい技術トレーニング を受けています。 サービスエンジニアがご導入いただいた装置のサポートに努めます。 プロによるトレーニングで安心を 機器の担当になったけど使い方がよくわからない…。そのようなことにお困 安 定性 保守契約 ● 高い性能の維持と安定稼働 ● 故障の未然防止 りではないでしょうか？ 保守契約には機器の取扱説明が含まれたものがあります。これから装置をお 経済性 ● 費用の予算化が可能 ● スペシャリストによるトレーニング の実施 安定したデータを提供し、予期 せぬ故障によるダウンタイム を軽減します。 計画外の費 用発 生を抑えること ができます。 使いになる方もプロから直接トレーニングを受けられて安心です。 忘れがちなメンテナンスもおまかせ 突発的な故障を予防し、機器の性能を維持するためには定期的な点検が欠かせません。点検を行うことで故障する前に劣化部位がわかり、結果として コストとダウンタイムの低減、機器の安定稼働につながります。 保守契約には定期保守点検が含まれていて、その作業は手順書に則って行われるので見落としもなく安心です。 お客様に最適なプランをご提案します 日々機器をお使いになるお客様にはプロテクトプランをお勧めします。機器の取扱説明会と定期保守点検が含まれているだけでなく、修理時に使用し た部品（一部適用外）および弊社サービスエンジニアの技術料金、出張料金も含んだ総合的なプランです。さらに製品別の特約が付いたオールインプラ ンもお勧めです。 以下のプランは現在遠心機と粒子物性製品が対象となりますが、今後自動分注機とフローサイトメーターにも適用していきます。ぜひご期待ください。 延長保証*1 ベーシック1 ベーシック2*2 シンプル プロテクト オールイン 保証期間を延長するプ 維持費を極力抑えたいと ベーシック1にオプション 維 持 費を抑えた い 際、 日々機器をお使いになら すべての内容が盛り込 ランです。 きにお勧めのプランです。 を追加したプランです。 基本となるプランです。 れる場合にお勧めです。 まれたプランです。 機器取扱説明 定期保守点検 2 年1回まで 年1回まで 年1回 年1回* 年1回 年1回 年1回 無償 20%割引 20%割引 無償 無償 無償 無償 20%割引 20%割引 無償 （一部除く） 無償 操作ミスによる 不具合、故障 50%割引*3 50%割引*3 稼働性能 適格性確認 オプション オプション 出張料金 技術料金 修理に使用した パーツ 製品別特約 あり *1 機器納入後2年目および3年目までとなります。 *2 定期保守点検2回、定期保守点検1回に加えて修理1回分の出張料金および技術料金、修理2回分の出張料金および技術料金の3タイプが選べます。 *3 誤った操作に起因する不具合につきましては、修理にかかわる費用を50%割引させていただきます。 ※契約内容の詳細は製品によって異なる場合があります 製品によっては適用されないプランもあります。詳細は弊社サービスエンジニアにお問い合わせください。 ベックマン・コールターのアフターサービスは、お客様より高い評価をいただいています。 トレーニングと経験に裏付けられた技術で、お客様の大切な資産をお守りします。 詳細は http://goo.gl/bsBzK3 から。 QRコードから 簡単アクセス！ ※ URLは大文字と小文字を区別しますのでご注意ください。 お客様の期待に応える保守契約プラン 11 展示会 / セミナー 展示 第26回日本サイトメトリー学会学術集会 7月23日（土）∼ 24日（日） 会場：九州大学医学部 百年講堂（福岡市) JASIS 2016 9月7日（水）∼ 9日（金） 会場：幕張メッセ国際展示場（千葉市) 第75回日本癌学会学術集会 10月6日（木）∼ 8日（土） 会場：パシフィコ横浜（横浜市) ベックマン・コールター 社内セミナー / トレーニング アナライザー One Day スクール http://goo.gl/b3kLZu QRコードから 簡単アクセス！ Cytomic FC 500 基礎コース ＜東京ビジョンセンター＞ 7 月29 日 （金）、8 月17 日 （水）、9 月14 日 （水）、10 月5 日 （水） Gallios 基礎コース ＜東京ビジョンセンター＞ 7 月22 日 （金）、8 月31 日 （水）、9 月23 日 （金）、10 月26 日 （水） Gallios プロトコル作成パーソナルトレーニング ＜東京ビジョンセンター＞ 7 月22 日 （金）、8 月31 日 （水）、9 月23 日 （金）、10 月26 日 （水） アナライザー Half Day スクール http://goo.gl/GnCbxT QRコードから 簡単アクセス！ CutoFLEX 基礎コース ＜東京ビジョンセンター＞ 7月22日（金）29日（金）、8月5日（金）31日（水）、9月13日（火） 、23日（金）、10月7日（金）、26日（水） ＜大阪ビジョンセンター＞ 7月29日（金）、8月5日（金）、9月13日（火）、10月7日（金） セルソーター Two Day スクール http://goo.gl/3epUct QRコードから 簡単アクセス！ MoFlo XDP 基礎コース ＜東京ビジョンセンター＞ 7月7日（木）∼ 8日（金）、8月22日（月）∼ 23日（火）、9月7日（水）∼ 8日（木） MoFlo Astrios 基礎コース ＜東京ビジョンセンター＞ 7月14日（木）∼ 15日（金）、8月29日（月）∼ 30日（火）、9月29日∼ 30日（金） フローサイトアプリケーションセミナー http://goo.gl/C5Uz6u QRコードから 簡単アクセス！ 第78回 リンパ球サブセットとCD34陽性造血幹細胞測定 7月12日（火） 第79回 FCMの基礎 7月13日（水） 第80回 FCMの基礎 9月9日（金） 第81回 白血病解析の基礎 10月12日（火） 第82回 FCMの基礎 10月13日（水） ※ベックマン・コールター 社内セミナー /トレーニングは、Webサイトからお申し込みください。 ※URLは大文字と小文字を区別しますのでご注意ください。 編集後記 いよいよ夏が近づいてきました。今年は夏季オリンピックの開催年だけあって、アツイ夏 の予感がします。Progresso 2016年 夏号は芝浦工業大学 吉見先生のインタビュー をはじめ、各製品情報、アプリケーションノートなど、いつも以上に気になる情報満載です。 ぜひご一読ください。 次号も 役立つ 感じる 内容をたくさんお届けしたいと思います。お楽しみに！ 2016.6-12500 （L）
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