（案）土地売買仮契約書売主前橋市（以下「甲」という。）と買主株式会社□□□□□□（以下「乙」という。）とは、以下の条項により土地売買契約を締結する。（売買土地）第１条甲は、その所有する末尾記載の土地（以下「売買土地」という。）を乙に売り渡し、乙は、これを買い受けるものとする。２売買土地の地積は、末尾記載の仮換地の表示地積によるものとする。３売買土地の地積は、土地区画整理法（昭和２９年法律第１１９号。以下「法」という。）による換地処分の結果変更が生じたときは、前項の規定にかかわらず、その変更後の地積とする。（売買代金）第２条この契約に基づき、乙が甲に支払う売買代金は、金 XXX, XXX, XXX,円（１平方メートル当たり金 XX, XXX 円）とする。２前条第３項の換地処分により売買土地の地積が増減したときは、その増減した地積に応じ、第１項の規定による１平方メートル当たりの価格により算出した金額をもって清算するものとする。３前項の規定により売買代金を清算するときは、その清算する金額に利息を付さないものとする。この場合において、清算代金に１円未満の端数が生じたときは、これを切り捨てるもとする。（契約保証金）第３条乙は、契約保証金として、売買代金の１０分の１に相当する額、金XXX, XXX, XXX円を、この契約の締結の日までに、甲が発行する納入通知書により納入しなければならない。２前項の契約保証金には、利息を付さない。（売買代金の納入）第４条乙は、売買代金と契約保証金との差額（以下「差金」という。）金XXX, XXX, XXX円を、第29条に規定する前橋市議会の議決を得た日から３０日以内に、甲が発行する納入通知書により納入しなければならない。２甲は、乙が前項に規定する差金を納入したときは、契約保証金を売買代金に充当するものとする。（所有権の移転時期及び移転登記）第５条売買土地の所有権は、売買代金の完納と同時に乙に移転するものとする。ただし、遅延利息が発生したときは、これを含めた完納後に所有権は乙に移転するものとする。２甲は、前項の規定により乙に所有権が移転した後、速やかに所有権の移転登記を行うものとする。この場合において、所有権移転登記は従前地地番で行うものとする。 12 （案）３前項の所有権の移転登記に要する登録免許税その他の費用は、乙の負担とする。（売買土地の引渡し）第６条売買土地の引渡しは、第２条の規定による売買代金の納入後、甲が速やかに日時及び場所を指定し、現状有姿のまま、甲が作成する土地引渡書を乙に交付することにより行うものとする。２前項の規定にかかわらず、乙が甲の指定する日時及び場所に出頭しないときは、甲は、土地引渡通知書の発送をもって、売買土地の引渡しに代えることができる。（土地区画整理事業に関する同意）第７条乙は、売買土地の所有権が乙に移転した後も、甲が五代南部工業団地（拡張）土地区画整理事業（以下「土地区画整理事業」という。）の実施に伴って行う区画整理事業計画変更、工事施工、換地処分等の土地区画整理事業に関する事務を執行することについて同意する。（土地区画整理事業に基づく清算金の帰属等）第８条法第１１０条第１項の規定により、売買土地に徴収される清算金があるときはその清算金は甲が負担し、又は売買土地に交付される清算金があるときはその清算金は甲に帰属するものとする。（瑕疵担保）第９条甲は、この契約の締結後、売買土地に隠れた瑕疵が発見されたときは、当該引渡しの日から２年間に限り、民法（明治 29 年法律第 89 号）第５７０条に規定する瑕疵担保責任を負うものとする。（造成工事等に対する協力）第１０条乙は、甲が施行する土地区画整理事業の推進及び事業の完成に向けて積極的に協力するものとする。２乙は、五代南部工業団地(拡張)の分譲及び団地造成に伴う送電線網等の維持のため売買土地に電柱等を設置する必要が生じたときは、電柱等の設置について協力するものとする。（工場等建設義務）第１１条乙は、この契約に基づく所有権移転の日から２年以内に、売買土地に、予め甲に対して提出した工業団地分譲申込書に記載した工場等（以下「工場等」という。）の建設を完了し、操業を開始しなければならない。２乙は、工場等の建設にあたり、その規模や内容に変更が生じるときは、予め甲に対して文書により協議し、甲の承認を受けなければならない。ただし、甲が軽微な変更と認めた場合は、この限りでない。 13 （案）（売買土地の譲渡の禁止等）第１２条乙は、この契約締結の日から１０年間（以下「指定期間」という。）は、売買土地又は工場等の全部若しくは一部を第三者に譲渡し、又は売買土地を工場等用地以外の用途に使用してはならない。ただし、甲の書面による承認を受けた場合は、この限りでない。（環境の保全）第１３条乙は、工場等の操業に先立ち、地域の環境保全に配慮し、ばい煙、騒音等による公害を発生させないよう、適切かつ十分な防止の措置を講じなければならない。２乙は、地域の環境保全及び公害防止について必要な事項を甲と協議して公害防止協定を締結し、これを遵守しなければならない。３第１項の規定にかかわらず、乙は、売買土地で公害を発生させたときは、直ちに応急措置をはじめとした所要の措置を講ずるとともに、乙の責任において解決しなければならない。（甲の承認を要する行為）第１４条乙は、指定期間満了の日までに、売買土地に係る地上権、質権、使用貸借による権利、賃借権、その他の権利（売買土地又は売買土地に建設する建物に係る抵当権を除く。）を設定しようとするときは、予め甲の文書による承認を受けなければならない。この場合において、甲は、乙の行為が適当でないと認めるときは、一定の条件を付して承認し、又は承認しないことができる。２乙が、工場等の全部又は一部を賃貸、使用貸借等他人の利用に供しようとするときも前項と同様とする。（乙の通知義務）第１５条乙は、指定期間満了の日までに、次の各号のいずれかの事由が生じたときは、直ちにその旨を甲に通知しなければならない。 (1) 商号、代表者又は主たる事務所の所在地を変更したとき。 (2) 売買土地が著しい損傷を受けたとき。 (3) 合併、営業停止、解散若しくは営業譲渡をしようとするとき又は長期の休業状態に入ろうとするとき。 (4) 振出、裏書又は保証に係る手形、小切手等を不渡りにしたとき。 (5) 滞納処分、強制執行、仮差押え、仮処分又は競売の申立てを受けたとき。 (6) 破産手続、特別清算、会社更生手続又は民事再生手続の申立てがあったとき。（甲の解除権及び買戻権）第１６条甲は、指定期間満了の日までに、乙が次の各号のいずれかに該当すると甲が認めるときは、この 14 （案）契約を催告によらないで解除し、又は売買土地を買い戻すことができる。 (1) この契約に関して、乙が甲に提出した書類に虚偽の記載があったとき。 (2) 第１１条、第１２条本文及び第１３条各項の規定に違反したとき。 (3) 甲の文書による承認を受けないで、乙が第１４条に規定する行為をしたとき。 (4) 前条第３号から第６号までのいずれかに該当し、特に必要があるとき。 (5) 乙がその他この契約書に定める条項のいずれかに違反したとき。２この契約は、第２９条に規定する前橋市議会の可決が得られなかったときは、その日をもって解除されるものとする。３前項の定めに基づき甲がこの契約を解除したことにより、乙又は第三者に損害が生じても、甲はその責任を負わない。（契約解除後の返還金）第１７条前条の規定により甲がこの契約を解除し、又は売買土地を買い戻した場合の返還金は、次のとおり処理するものとする。 (1) 甲は、乙に対し、乙が既に納付した売買土地の代金を返還する。 (2) 前号の規定により返還する金額には利息を付さない。 (3) 第１号の規定による売買土地の代金を返還する時期及び方法は、甲が定める。（契約解除後の原状回復）第１８条第１６条の規定により甲がこの契約を解除し、又は売買土地を買い戻したときは、乙は、甲の定めるところに従い、甲の指定する期日までに、自己の負担において土地を原状に復して甲に返還しなければならない。２乙が、前項の債務を履行しないときは、甲は、乙に代わって売買土地を原状に復することができる。この場合において、甲は、この費用を乙に請求するものとし、乙は、この費用を甲に納付しなければならない。（契約解除後の違約金）第１９条第１６条の規定により甲がこの契約を解除し、又は売買土地を買い戻した場合の違約金は、次のとおり処理するものとする。 (1) 乙は、違約金として土地売買代金の１０分の１を限度として、甲の定める金額を売買土地の返還と同時に甲の定めるところに従い、甲に納付しなければならない。 (2) 乙は、第６条に規定する売買土地の引渡しの日の属する月から、甲に売買土地を返還した日の属する月までの土地使用料として、土地売買代金に年利率７．３％を乗じて得た額を１２で除して得た額に、使用月数を乗じて得た額を限度として、甲の定める金額を前号の違約金と同時に甲の定めるところに従 15 （案）い、甲に納付しなければならない。（契約解除後の損害賠償）第２０条乙は、第１６条の規定により甲がこの契約を解除し、又は売買土地を買い戻したことにより、甲に前条に規定する納付金額を超える損害が生じたときは、当該損害を甲に対し賠償しなければならない。（相殺）第２１条甲は、第１６条の規定によりこの契約を解除し、又は売買土地を買い戻すときは、乙が既に納付した土地の売買代金と、第１９条の規定により乙が甲に納付すべき違約金、土地使用料その他の金銭債務を相殺することができる。（遅延利息）第２２条乙は、土地の売買代金、違約金、土地使用料その他の金銭債務を、指定期日までに納付しないときは、年利率２．８％の割合で算定した額を、遅延利息として甲の定めるところに従い、甲に納付しなければならない。２第１６条の規定により甲がこの契約を解除し、又は売買土地を買い戻したときは、乙が既に納付した前項に規定する遅延利息は返還しない。（契約履行の調査等）第２３条乙は、甲が土地の使用に関して調査をし、又は報告を求めたときは、これに協力するものとする。（公租公課）第２４条所有権移転後における売買土地に係る公租公課は、乙の負担とする。（費用の負担）第２５条この契約に要する費用は、乙の負担とする。（特約事項）第２６条乙は、土地区画整理事業の換地処分や合筆、分筆等に伴い、町名又は地番の変更が生じることについて了承するものとする。２乙は、土地区画整理事業の換地処分前に事業所の建物を建築したときは、当該事業所の建物が係る代表底地番を当該事業所の住所として使用することとし、換地処分により住所の変更が生じることについて了承するものとする。 16 （案）３法第１０７条の規定による換地処分に伴う、土地及び建物登記簿の表題部（所在、地番、地積等）に係る変更登記は甲の負担において行うものとする。それ以外の換地処分を原因とする事業所の住所変更等に係る費用は乙が負担するものとし、換地処分に伴う住所変更等に係る各種手続は乙が行うものとする。４乙の都合により、売買土地に設置されている電柱等を撤去し、又は移動するときは、乙の責任において行うものとし、甲は関与しない。（信義則）第２７条甲乙両者は信義を重んじ、誠実にこの契約を履行しなければならない。（疑義等の決定）第２８条この契約に関し疑義が生じたとき又はこの契約に定めのない事項が生じたときは、甲乙協議して定めるものとする。（本契約）第２９条この契約において、地方自治法第９６条第１項第８号及び前橋市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第３条の規定により、この契約締結後における前橋市議会の可決を得たときは、何ら手続きを要することなく本契約となるものとし、本契約日は議決日とする。２前項の場合において、甲は議決された旨を書面で乙に通知するものとする。（専属的管轄裁判所）第３０条この契約に関して、訴訟等が生じたときは、前橋地方裁判所を専属的管轄裁判所とする。この契約の締結を証するため、本書２通を作成し、甲乙記名押印の上、各自その１通を保有する。平成年月日前橋市大手町二丁目１２番１号甲前橋市市長山本龍乙 17 （案）売買土地の表示従前の土地町地番地目仮換地登記地積（㎡）計街区番号地番予定地目：宅地 18 地積（㎡）