社会福祉法人等代表者・施設長合同会議 Q&A № 質問 回答 資料1ワンポイントメモの委託契約等について 義務ではありませんが、経理規定上入札に該当し、かつ 1000万円を超える高額契約であるにもかかわらず、入札を行 1 ・入札が必要な金額を執行する場合は、契約締結前に指 わない適切な理由もなく随意契約で執行していた法人があり 導監査課へ要相談とあるが、義務なのか。根拠となる通 ました。そのため、事業運営の透明性と公平性を確保する観 知等あればお示しいただきたい。 点から、事前相談をお願いしています。 役員とは理事、監事のことを指し、評議員及び会計監査人 資料3、H29年度の「◆新評議員会」中、「新役員、会 は役員に含まれません。 計監査人の選任→任期開始(現役員の任期満了)」につ また、平成29年4月1日に着任しなければならないのは評 いて 2 議員のみであり、新役員である理事、監事及び会計監査人 (設置する場合)は平成29年4月以降に開催される最初の定 ・「新役員」とは、平成29年4月1日から着任する理 時評議員会で選任し、当該定時評議員会の終結を持って任期 事・評議員・監事の3者を指すのでしょうか。 を開始することになります。 社会福祉法人は、定款の定めによって、会計監査人を置く 資料3、H29年度の「◆新評議員会」中、「新役員、会 ことができるとされています(改正社会福祉法第36条第2 計監査人の選任→任期開始(現役員の任期満了)」につ 項)。 いて ただし、一定の事業規模以上の社会福祉法人(特定社会福 祉法人)については、会計監査人は必置となります(改正社 ・「会計監査人」とは、これまでの監事(主に会計担 会福祉法第37条)。 当)ではなく、新たに「会計監査人」の名称にて「公認 その事業規模は政令で定めるとされていますが、現時点で 会計士または監査法人」を置くのでしょうか。 3 は①10億円以上の収益のある法人、②20億円以上の負債のあ 当法人では、月毎の会計事務の管理と年度毎の監査を る法人のいずれかに該当する社会福祉法人となることが予想 雇用契約している税理士(個人経営)に依頼し、更に決 されます。 算期の監査を得ていますが、税理士では不可能というこ また、会計監査人の資格は「公認会計士又は監査法人」で とでしょうか。 なければならず、それ以外の者はなることはできません(改 また、法人の役員として監事を2名置き、会計監査と 正社会福祉法第45条の2)。 事業監査を受けていますが、公認会計士または監査法人 監事は会計監査人の設置の有無にかかわらず、全社会福祉 を置けば監事は不要でしょうか。 法人が必置となります。(改正社会福祉法第36条第1項) 資料3、H29年度の「◆新評議員会」中、「新役員、会 会計監査人を設置する法人は、平成29年4月以降に開催さ 計監査人の選任→任期開始(現役員の任期満了)」につ れる最初の定時評議員会で会計監査人を選任し、当該定時評 いて 議員会の終結を持って任期を開始することになります。 4 監事も同様に最初の定時評議員会で選任し任期開始となる ・「任期開始(現役員の任期満了)」とは、会計監査人 ため、現任の監事の任期は、各法人で定めた任期にかかわら が平成29年4月1日に着任するが現役員の残任日を適用 ず、最初の定時評議員会の終結までとなります。 させるのでしょうか。 評議員の資格について、「評議員は、役員又は当該社会福 祉法人の職員を兼ねることはできない。」とは、「評議員と 役員(理事、監事)を兼任していること」や「評議員が法人 資料4(9)評議員の資格等について 職員であること」があってはならないということです(改正 社会福祉法第40条第2項)。 ・「役員または当該法人の職員を兼ねることは出来な また、その他の評議員の欠格事項として、「評議員のうち い」とは、「役員は法人が経営する事務所の職員であっ には、各評議員について、その配偶者又は三親等以内の親族 5 てはならない」と読むのでしょうか。 その他各評議員と厚生労働省令で定める特殊の関係がある者 特養施設長は法人理事および評議員を兼務しています が含まれることになってはならない(改正社会福祉法第40条 が、理事・評議員を兼務してはならないとしているので 第4項)」、「評議員のうちには、各役員(理事、監事)に しょうか。 ついて、その配偶者又は三親等以内の親族その他各役員と厚 生労働省令で定める特殊の関係にある者が含まれることに なってはならない(改正社会福祉法第40条第5項)」などが あります。 資料4(20)役員等または評議員の賠償責任について ・「・・・、当該契約を理事会で議決したときは、その 承認の議決に賛同した理事なども損害賠償責任の対象に 含まれます。」 6 このことについて、理事・評議員・監事に対して、損 害賠償の責任を負う立場であることの契約が必要かと思 われます。 また、理事会、評議員会における議決には、賛否の委 員名を確認し、議事録に役員名を記載する必要があると 思われますが、いかがでしょうか。 「役員等(理事、監事若しくは会計監査人)又は評議員が社 会福祉法人又は第三者に生じた損害を賠償する責任を負う場 合において、他の役員等(理事、監事若しくは会計監査人) 又は評議員も当該損害を賠償する責任を負うときは、これら の者は、連帯債務者とする」と規定されています(改正社会 福祉法第45条の22)。 資料4の(20)に記載した例のような場合は、契約の承認の 決議の賛否を確認・記録し責任の所在を明確にしておく必要 が生じますが、確認方法や記録方法については現時点では国 から示されておりません。国から通知等がありましたら情報 提供します。
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