川崎市スマートシティ推進支援業務委託 仕様書 1 目的 川崎市では

川崎市スマートシティ推進支援業務委託 仕様書
1
目的
川崎市では、持続可能な社会の実現に向けて、エネルギーの最適利用による低炭素化をはじめ、災
害時における安全・安心、市民生活の利便性や質の向上などに資する、
「川崎市スマートシティ推進
方針」を、平成27年3月に策定した。本方針では、
「エネルギーの最適利用とICT・データの利
活用により、地域課題の解決を図り、誰もが豊かさを享受する社会の実現」を基本理念に掲げてお
り、本スマートシティの取組を進める分野を①エネルギー分野②生活分野③交通分野④まちづくり
分野⑤産業分野の5分野とし、その推進に当たっては、①環境・持続可能性②安全・安心③地域活力
④快適性・利便性といった4つの視点を持って取組を進めることとしている。さらに、平成28年3
月に推進方針を増補改訂し、各分野ごとのリーディングプロジェクトを設定した。
本業務は、本市におけるスマートシティの実現に向け、総合的かつ効果的な取組の推進を図りなが
ら、地球温暖化防止に資するスマートシティの取組をより具体的に検討し、整理するとともに、川崎
駅周辺地区スマートコミュニティ事業を含め、先導的・先駆的プロジェクト等の新規創出・推進に向
けた検討支援等を行うことを目的とする。
2
委託内容
(1)地球温暖化対策の推進に向けたスマートシティ推進の取組の整理
○スマートシティの推進を、現在改定作業を進めている川崎市地球温暖化対策推進計画の中に位置
付けることを想定し、
「川崎市スマートシティ推進方針」の基本理念との整合性に留意しながら、
地球温暖化防止に資するスマートシティの取組を推進するための考え方を整理する。
(2)先導的・先駆的プロジェクト等の新規創出・推進に向けた検討支援
○(1)での整理を踏まえて、
「川崎市スマートシティ推進方針」で定めた4つの視点や取組の方向
性にのっとり、スマートシティ推進に向けた先導的・先駆的な取組として、主にエネルギー分野、
交通分野などを中心に、地球温暖化防止に資する取組を推進するプロジェクトを新たに創出する
ための検討を行う。
(3) 川崎駅周辺地区スマートコミュニティ事業の推進支援
ア
次に掲げる実証事業等を円滑に推進する上で必要な専門的知見の提供及び事業者間のファシリ
テーション・資料作成支援等の実施、実証事業等の効果検証支援
・統合BEMS事業および二重階層アグリゲータ事業(平成25年度実証開始)
・川崎スマートEVバス(平成27年度運行開始)
イ
啓発用ニュースレターの作成
A4・4ページ程度、年2回程度
ウ 川崎駅周辺地区スマートコミュニティ会議の運営支援(年2回程度開催予定)
資料・会議録等作成、委員謝金支払(4名)
、など
(4)スマートシティ関連の取組・規制・法制度等の動向把握
〇上記(1)から(3)までの検討を整理する上で必要となる法規制、先端技術、国内外の動向・取
組事例等についての調査・整理
3
履行期間
契約締結日から平成29年3月24日までとする。
4
成果物
業務委託報告書 紙媒体(A4版くるみ製本)10部、電子媒体 1部
5
留意事項
(1) 本仕様書に明示が無いもの及び疑義を生じた事項については、発注者と協議して定めるものとす
る。
(2) 本仕様書の内容を変更する必要が生じた場合、発注者と受託者が協議し決定するものとする。
(3) 印刷物又は写真等の資料を引用する必要がある場合、受託者の責任において著作権管理者の了解
を得るものとする。
(4) 成果物の著作権・版権等の権利は、すべて発注者に帰属するものとする。また、発注者はこれら全
てについて二次利用する権利を有するものとする。